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JP-2026077579-A - 熱交換器

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Abstract

【課題】航空機に用いられる熱交換器における空気流の圧力損失が大きくなるのを抑制することが可能な熱交換器を提供する。 【解決手段】この熱交換器100は、円管10よりも空気流の流れ方向(X方向)における上流側に配置され、空気流の流れ方向(X方向)における下流側(X2側)から上流側(X1側)に向かって先細る形状を有し、空気流の流れ方向を調整する上流側流れ調整部材20を備える。 【選択図】図2

Inventors

  • 植田 達哉
  • 長光 左千男

Assignees

  • 住友精密工業株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20250922
Priority Date
20241025

Claims (20)

  1. 空気流と熱交換を行う航空機用の熱交換器であって、 熱交換の対象となる流体を流通させる円管と、 前記円管よりも前記空気流の流れ方向における上流側に配置され、前記空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細る形状を有し、前記空気流の流れ方向を調整する上流側流れ調整部材とを備える、熱交換器。
  2. 前記上流側流れ調整部材は、前記空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細る三角形形状を有する、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺は、前記円管の接線となる方向、または、前記円管の接線となる方向と前記空気流の流れ方向との間に向かう斜め方向に延びている、請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記上流側流れ調整部材は、前記三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺が、前記円管の接線となる方向、または、前記円管の接線となる方向と前記空気流の流れ方向との間に向かう斜め方向に延びるように、前記空気流の流れ方向における前記円管との間の距離が設定されている、請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺は、前記空気流の流れ方向に対して、10度以上20度以下となるように延びている、請求項2に記載の熱交換器。
  6. 前記上流側流れ調整部材は、前記空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細るとともに前記空気流の流れ方向に対して対称な三角形形状を有する、請求項2に記載の熱交換器。
  7. 前記上流側流れ調整部材は、前記空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細るとともに先端が丸みを帯びた三角形形状を有する、請求項2に記載の熱交換器。
  8. 前記上流側流れ調整部材にも、熱交換の対象となる流体を流通させる、請求項1に記載の熱交換器。
  9. 前記円管よりも前記空気流の流れ方向における下流側に配置され、前記空気流の流れ方向における上流側から下流側に向かって先細る形状を有し、前記空気流の流れ方向を調整する下流側流れ調整部材をさらに備える、請求項1に記載の熱交換器。
  10. 前記円管は、前記空気流の流れ方向に沿って、複数が並ぶように配置されている、請求項1に記載の熱交換器。
  11. 空気流と熱交換を行う航空機用の熱交換器であって、 熱交換の対象となる流体を流通させる管と、 前記管よりも前記空気流の流れ方向における上流側に配置され、前記空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細る形状を有し、前記空気流の流れ方向を調整する上流側流れ調整部材とを備える、熱交換器。
  12. 前記上流側流れ調整部材は、前記空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細る三角形形状を有する、請求項11に記載の熱交換器。
  13. 前記管のうちの前記空気流の流れ方向および管が延びる方向と直交する方向の一方側の端部の近傍、および、他方側の端部の近傍の少なくとも一方は、曲線形状を有し、 前記三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺は、前記管の接線となる方向、または、前記管の接線となる方向と前記空気流の流れ方向との間に向かう斜め方向に延びている、請求項12に記載の熱交換器。
  14. 前記上流側流れ調整部材は、前記三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺が、前記管の接線となる方向、または、前記管の接線となる方向と前記空気流の流れ方向との間に向かう斜め方向に延びるように、前記空気流の流れ方向における前記管との間の距離が設定されている、請求項13に記載の熱交換器。
  15. 前記三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺は、前記空気流の流れ方向に対して、10度以上20度以下となるように延びている、請求項12に記載の熱交換器。
  16. 前記上流側流れ調整部材は、前記空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細るとともに前記空気流の流れ方向に対して対称な三角形形状を有する、請求項12に記載の熱交換器。
  17. 前記上流側流れ調整部材は、前記空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細るとともに先端が丸みを帯びた三角形形状を有する、請求項12に記載の熱交換器。
  18. 前記上流側流れ調整部材にも、熱交換の対象となる流体を流通させる、請求項11に記載の熱交換器。
  19. 前記管よりも前記空気流の流れ方向における下流側に配置され、前記空気流の流れ方向における上流側から下流側に向かって先細る形状を有し、前記空気流の流れ方向を調整する下流側流れ調整部材をさらに備える、請求項11に記載の熱交換器。
  20. 前記管は、前記空気流の流れ方向に沿って、複数が並ぶように配置されている、請求項11に記載の熱交換器。

Description

この発明は、熱交換器に関する。 従来、空気流と熱交換を行う航空機用の熱交換器であって、熱交換の対象となる流体を流通させる円管を備える熱交換器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。 国際公開第2020/012524号 本発明の実施形態に係る熱交換器の構成を円管が延びる方向および空気流の流れ方向と直交する方向から見た図である。本発明の実施形態に係る熱交換器の構成を円管が延びる方向から見た図である。本発明の実施形態に係る上流側流れ調整部材の拡大図である。比較例に係る熱交換器の熱交換量に関するシミュレーション結果における、マッハ数の分布図である。本発明の実施形態に係る熱交換器に関するシミュレーション結果における、円管と上流側流れ調整部材との間の距離が0で、かつ、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角が30度の場合の、マッハ数の分布図である。本発明の実施形態に係る熱交換器に関するシミュレーション結果における、円管と上流側流れ調整部材との間の距離が円管の直径の0.5倍で、かつ、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角が10度の場合の、マッハ数の分布図である。本発明の実施形態に係る熱交換器に関するシミュレーション結果における、円管と上流側流れ調整部材との間の距離が円管の直径の1倍で、かつ、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角が10度の場合の、マッハ数の分布図である。本発明の実施形態に係る熱交換器に関するシミュレーション結果における、円管と上流側流れ調整部材との間の距離と、圧力損失との関係を示したグラフである。本発明の実施形態に係る熱交換器に関するシミュレーション結果における、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角と、圧力損失との関係を示したグラフである。本発明の実施形態に係る熱交換器に関するシミュレーション結果における、円管と上流側流れ調整部材との間の距離と、熱交換量との関係を示したグラフである。本発明の実施形態に係る熱交換器に関するシミュレーション結果における、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角と、熱交換量との関係を示したグラフである。本発明の第1変形例に係る熱交換器の構成を円管が延びる方向から見た図である。本発明の第2変形例に係る熱交換器の構成を円管が延びる方向から見た図である。 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 図1~図3を参照して、本発明の実施形態に係る熱交換器100の構成について説明する。熱交換器100は、空気流と熱交換を行う航空機用の熱交換器である。熱交換器100は、航空機において空気流が生じるいずれの場所にも用いることが可能である。 (円管) 図1に示すように、熱交換器100は、熱交換の対象となる流体を流通させる円管10を備える。すなわち、熱交換器100は、円管10の内部を流れる流体と、円管10の周囲の空気との熱交換を行う空気熱交換器である。円管10の内部を流れる流体は、たとえば、水素、フルオロカーボン、ハイドロカーボン、水、作動油である。円管10は、アルミニウム、銅、真鍮、等の高い熱伝導性を有する金属材料を用いて形成されるのが望ましい。 円管10は、空気流の流れ方向(X方向)に沿って、複数(3つ)が並ぶように配置されている。具体的には、円管10は、円管11、円管12および円管13を含む。そして、空気流の流れ方向における上流側(X1側)から下流側(X2側)に向かって、円管11と、円管12と、円管13とが、この順に、空気流の流れ方向(X方向)に沿って並ぶように配置されている。複数の円管10の各々は、空気流の流れ方向(X方向)と直交するZ方向に延びている。複数の円管10の各々は、空気流の流れ方向(X方向)に延びる一対のヘッダに挟まれている。 以下の説明では、空気流の流れ方向をX方向とし、空気流の流れ方向における上流側および下流側を、それぞれ、X1側およびX2側とする。また、円管10が延びる方向をZ方向とする。また、空気流の流れ方向および円管10が延びる方向に直交する方向を、Y方向とし、Y方向の一方側および他方側を、それぞれ、Y1側およびY2側とする。 (上流側流れ調整部材) 図2に示すように、熱交換器100は、円管11(円管10)よりも空気流の流れ方向(X方向)における上流側(X1側)に配置され、空気流の流れ方向(X方向)における下流側(X2側)から上流側(X1側)に向かって先細る三角形形状を有し、空気流の流れ方向を調整する上流側流れ調整部材20を備える。なお、三角形形状を有する上流側流れ調整部材20の(Y方向に延びる)底辺の幅Wは円管10の直径Dよりも小さい。 三角形形状を有する上流側流れ調整部材20の斜辺20aは、円管11(円管10)の接線となる方向と空気流の流れ方向(X方向)との間に向かう斜め方向に延びている。たとえば、三角形形状を有する上流側流れ調整部材20の斜辺20aは、空気流の流れ方向(X方向)に対して、10度以上20度以下となるように延びている。 上流側流れ調整部材20は、三角形形状を有する上流側流れ調整部材20の斜辺20aが、円管11(円管10)の接線となる方向と空気流の流れ方向(X方向)との間に向かう斜め方向に延びるように、空気流の流れ方向(X方向)における円管11(円管10)との間の距離Lが設定されている。なお、図2では、一例として、距離Lが、円管10の直径Dに設定されている例を示している。 上流側流れ調整部材20は、円管10が延びる方向(Z方向)から見て、空気流の流れ方向(X方向)における下流側(X2側)から上流側(X1側)に向かって先細るとともに空気流の流れ方向(X方向)に対して対称な三角形形状(二等辺三角形形状)を有する。 図3に示すように、上流側流れ調整部材20は、空気流の流れ方向(X方向)における下流側(X2側)から上流側(X1側)に向かって先細るとともに先端20bが丸みを帯びた三角形形状を有する。 図1に示すように、上流側流れ調整部材20にも、熱交換の対象となる流体を流通させる。すなわち、上流側流れ調整部材20の内部にも、円管10の内部を流れる流体と同様の流体が流れ、上流側流れ調整部材20の内部を流れる流体と、上流側流れ調整部材20の周囲の空気との熱交換を行う。上流側流れ調整部材20は、円管10と同様に、アルミニウム、銅、真鍮等の高い熱伝導性を有する金属材料を用いて形成されるのが望ましい。 (下流側流れ調整部材) 図2に示すように、熱交換器100は、円管13(円管10)よりも空気流の流れ方向(X方向)における下流側(X2側)に配置され、空気流の流れ方向(X方向)における上流側(X1側)から下流側(X2側)に向かって先細る形状を有し、空気流の流れ方向を調整する下流側流れ調整部材30を備える。 下流側流れ調整部材30の形状、および、下流側流れ調整部材30の円管13に対する配置と、上流側流れ調整部材20の形状、および、上流側流れ調整部材20の円管11に対する配置とは、空気流の流れ方向(X方向)における上流側(X1側)と下流側(X2側)とで反転させた関係となっている。 図1に示すように、下流側流れ調整部材30にも、熱交換の対象となる流体を流通させる。すなわち、下流側流れ調整部材30の内部にも、円管10の内部を流れる流体と同様の流体が流れ、下流側流れ調整部材30の内部を流れる流体と、下流側流れ調整部材30の周囲の空気との熱交換を行う。下流側流れ調整部材30は、円管10と同様に、アルミニウム、銅、真鍮等の高い熱伝導性を有する金属材料を用いて形成されるのが望ましい。 (シミュレーション結果) 図4~図11を参照して、本発明の実施形態に係る熱交換器100に関するシミュレーション結果を説明する。 シミュレーションでは、円管の近傍におけるMach数の分布、熱交換器における空気流の圧力損失と熱交換器による熱交換量を算出した。シミュレーションでは、レイノルズ平均ナビエ・ストークス方程式において、SST-K-ω乱流モデルを用いて圧縮性の3次元定常計算を行った。シミュレーションは、以下の条件で行った。空気は理想気体とした。空気は、上空を飛行する機体での使用を想定して静圧をゲージ圧で-81060.0Pa、気温を20℃として、Mach数に応じて上流での全温と質量流量にて設定した。Mach数とは空気の流れの速さと音速との比である。円管は、アルミニウム製と想定して、密度を2702.0kg/m3、熱伝導率を237.0W/(m・K)に設定した。円管の内部を流れる流体に関しては省略した。すなわち、円管の周囲に温度規定で計算を実施した。円管は、温度を150℃とした。円管は、空気流の流れ方向に沿って1つのみ配置されているとした。上記実施形態の圧力損失と熱交換量が満たすべき所定の関係は、このシミュレーションの計算結果に基づいて導出された。以下、シミュレーション結果を説明する。 図4~図7に示すように、本実施形態に係る熱交換器のように上流側流れ調整部材が配置されている場合(図5~図7)は、比較例に係る熱交換器のように上流側流れ調整部材が配置されていない場合(図4)と比較して、円管の近傍におけるMach数が比較的大きくなっている。これにより、上流側流れ調整部材により、熱交換器による空気流の圧力損失を小さくすることが確認された。なお、図4~図7では、空気流の流れ方向と直交する方向の一方側のみのMach数の分布を示している。 図8および図9に示すように、円管と上流側流れ調整部材との間の空気流の流れ方向における距離Lが0.5D~3.0Dの範囲、かつ、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角が30度以下の範囲において、概ね、円管と上流側流れ調整部材との間の空気流の流れ方向における距離Lに関係なく、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角の大きさが大きくなる程、熱交換器における空気流の圧力損失が大きくなることが確認された。 図10および図11に示すように、円管と上流側流れ調整部材との間の空気流の流れ方向における距離Lが0.5D~3.0Dの範囲において、概ね、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角の大きさが10度および20度の場合に、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角の大きさが0度、30度および40度の場合と比較して、熱交換器による熱交換量が大きくなることが確認された。 上記のシミュレーション結果に基づいて、熱交換器100における熱交換の性能が低下するのを抑制しながら、熱交換器100における空気流の圧力損失が大きくなるのを抑制するという観点で、三角形形状を有する上流側流れ調整部材の斜辺の空気流の流れ方向に対する傾斜角は、10度以上20度未満であることが好ましいことが見い出された。 (変形例) なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。 図12に示す第1変形例に係る熱交換器200のように、上流側流れ調整部材220が、空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細る三角形形状を有する上流側部分221と、空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細らない形状を有する下流側部分222と、を含んでもよい。また、上流側流れ調整部材が、空気流の流れ方向における下流側から上流側に向かって先細る非三角形形状を有していてもよい。 また、図13に示す第2変形例に係る熱交換器300のように、三角形形状を有する上流側流れ調整部材320の斜辺320aが、円管10の接線となる方向に延びていてもよい。 また、三角形形状を有する上流側流れ調