JP-2026077583-A - 測定ユニット及び測定ユニットの製造方法
Abstract
【課題】溶液の品質の維持及び簡便な作業を可能にする測定ユニット及び測定ユニットの製造方法を提供する。 【解決手段】本発明の一実施形態の測定ユニット1は、生体試料の特性の測定に用いられる。測定ユニット1は、生体試料の機能を活性化させる刺激剤、及び刺激剤を溶解させる有機溶剤を含む第2溶液8と、凍結された第2溶液8を収容する第2容器7と、密閉された内部空間Vに第2容器7を収容する密封袋100と、を備える。 【選択図】図1
Inventors
- 數村 公子
- 永井 良直
- 秋田 久美
Assignees
- 浜松ホトニクス株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20251006
- Priority Date
- 20241025
Claims (20)
- 生体試料の特性の測定に用いられる測定ユニットであって、 前記生体試料の機能を活性化させる刺激剤、及び前記刺激剤を溶解させる有機溶剤を含む溶液と、 凍結された前記溶液を収容する容器と、 密閉された内部空間に前記容器を収容する密封袋と、 を備える、測定ユニット。
- 前記容器に形成された第1開口、及び前記容器において前記第1開口とは異なる位置に形成された第2開口のうち少なくとも一方を塞ぐ封止部材をさらに備える、 請求項1に記載の測定ユニット。
- 前記容器に形成された第1開口を塞ぐ第1封止部材と、 前記容器において前記第1開口とは異なる位置に形成された第2開口を塞ぐ第2封止部材と、をさらに備える、 請求項1に記載の測定ユニット。
- 前記容器とともに前記密封袋の前記内部空間に収容され、空気中の水分を吸収する吸湿剤をさらに備える、 請求項1に記載の測定ユニット。
- 前記密封袋の前記内部空間には、1つの前記容器が収容されている、 請求項1に記載の測定ユニット。
- 凍結された前記溶液をそれぞれが収容する複数の前記容器を備え、 前記密封袋の前記内部空間には、複数の前記容器が収容されている、 請求項1に記載の測定ユニット。
- 前記生体試料から発生する成分と反応する指示薬を含む第1溶液と、 前記第1溶液を収容する第1容器と、 をさらに備え、 前記密封袋は、 前記第1溶液を収容する前記第1容器と、 前記溶液である第2溶液を収容する、前記容器である第2容器と、 を前記内部空間に収容する、 請求項1に記載の測定ユニット。
- 生理食塩水及び緩衝液の少なくとも一方を含む第1溶液と、 前記第1溶液を収容する第1容器と、 前記生体試料から発生する成分と反応する指示薬を含む第3溶液と、 前記第3溶液を収容する第3容器と、 をさらに備え、 前記密封袋は、 前記第1溶液を収容する前記第1容器と、 前記溶液である第2溶液を収容する、前記容器である第2容器と、 前記第3溶液を収容する前記第3容器と、 を前記内部空間に収容する、 請求項1に記載の測定ユニット。
- 前記指示薬は、蛍光指示薬である、 請求項7に記載の測定ユニット。
- 前記有機溶剤は、DMSO(Dimethyl sulfoxide)である、 請求項1に記載の測定ユニット。
- 生体試料の特性の測定に用いられる測定ユニットであって、 前記生体試料の機能を活性化させる刺激剤と、 凍結された前記刺激剤を収容する容器と、 密閉された内部空間に前記容器を収容する密封袋と、 を備える、測定ユニット。
- 生体試料の特性の測定に用いられる測定ユニットを製造する方法であって、 前記生体試料の機能を活性化させる刺激剤、及び前記刺激剤を溶解させる有機溶剤を含む溶液、前記溶液を収容可能な容器、及び前記容器を収容可能な密封袋が準備される工程と、 前記溶液が前記容器に収容された状態で凍結される工程と、 前記密封袋の内部空間に前記容器が収容された状態で、前記内部空間が密閉される工程と、 を備える、 測定ユニットの製造方法。
- 前記溶液が凍結される工程では、前記容器に形成された第1開口が第1封止部材によって塞がれるとともに、前記容器において前記第1開口とは異なる位置に形成された第2開口が第2封止部材によって塞がれた状態で、前記溶液が凍結される、 請求項12に記載の測定ユニットの製造方法。
- 前記密封袋の前記内部空間が密閉される工程では、空気中の水分を吸収する吸湿剤が前記容器とともに前記内部空間に収容された状態で、前記内部空間が密閉される、 請求項12に記載の測定ユニットの製造方法。
- 前記生体試料から発生する成分と反応する指示薬を含む第1溶液が、第1容器に収容される工程をさらに備え、 前記密封袋の内部空間が密閉される工程では、前記第1溶液を収容する前記第1容器と、前記溶液である第2溶液を収容する、前記容器である第2容器と、が前記内部空間に収容された状態で、前記内部空間が密閉される、 請求項12に記載の測定ユニットの製造方法。
- 生理食塩水及び緩衝液の少なくとも一方を含む第1溶液が、第1容器に収容される工程と、 前記生体試料から発生する成分と反応する指示薬を含む第3溶液が、第3容器に収容される工程と、 をさらに備え、 前記密封袋の内部空間が密閉される工程では、前記第1溶液を収容する前記第1容器と、前記溶液である第2溶液を収容する、前記容器である第2容器と、前記第3溶液を収容する前記第3容器と、が前記内部空間に収容された状態で、前記内部空間が密閉される、 請求項12に記載の測定ユニットの製造方法。
- 前記溶液の調製及び前記容器への前記溶液の導入が行われる工程以外の工程において、前記容器の周囲の温度が前記有機溶剤の凝固点以下に維持されている、 請求項12に記載の測定ユニットの製造方法。
- 前記溶液が凍結される工程では、空気中の水分を吸収する吸湿剤が前記容器の周囲に配置された状態で、前記溶液が凍結される、 請求項12に記載の測定ユニットの製造方法。
- 前記密封袋の前記内部空間が密閉される工程では、前記内部空間の雰囲気が窒素雰囲気に置換された状態で、前記密封袋の前記内部空間が密閉される、 請求項12に記載の測定ユニットの製造方法。
- 前記密封袋の前記内部空間が密閉される工程では、前記内部空間が真空に維持された状態で、前記密封袋の前記内部空間が密閉される、 請求項12に記載の測定ユニットの製造方法。
Description
本発明は、測定ユニット及び測定ユニットの製造方法に関する。 従来、生体試料の特性を測定する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような技術では、容器への複数の試薬の導入によって調製された調製溶液に対して、被検体(例えば人体)から採取された生体試料が添加された後、容器の収容空間で発生する光が測定されることで、生体試料の特性が測定される場合がある。 特開2019-213464号公報 図1は、一実施形態の測定ユニットを示す正面図である。図2は、図1の第1測定キットを示す正面図である。図3は、図2のIII-III線に沿った第1測定キットを示す断面図である。図4は、図3のIV-IV線に沿った第1測定キットを示す断面図である。図5は、図4のV-V線に沿った第1測定キットを示す断面図である。図6は、図1の第2測定キットを示す断面図である。図7は、図6の第2測定キットの一部を拡大した断面図である。図8は、図1の測定ユニットの製造方法の工程を示すフローチャートである。図9の(a)は、第2溶液を一定の温度以下に維持するための保冷ボックスを示す側面図である。図9の(b)は、保冷ボックスの変形例を示す側面図である。図9の(c)は、保冷ボックスの別の変形例を示す側面図である。図10は、第2溶液が凍結される工程を示す模式図である。図11は、第1測定キット、第2測定キット、及び吸湿剤が密封袋に収容される工程を示す模式図である。図12は、測定装置を示す模式的な断面図である。図13は、測定装置を示す模式的な断面図である。図14は、図1に示される測定ユニットを用いた生体試料測定方法の工程を示すフローチャートである。図15は、測定ユニットの変形例を示す正面図である。図16は、測定ユニットの別の変形例を示す正面図である。図17は、図16の第3容器を示す断面図である。図18は、図16の測定ユニットの製造方法の工程を示すフローチャートである。 以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。 図1に示される測定ユニット1は、生体試料の特性の測定に用いられる。生体試料は、例えば被検体(生体)の血液(例えば全血)である。被検体は、例えば人体である。本実施形態では、被検体は、病院の患者である。生体試料は、例えば白血球を含む。生体試料の特性は、例えば白血球の活性である。本実施形態では、生体試料の特性は、好中球細胞の活性である。 好中球細胞は、白血球の1種である。好中球細胞の主な役割は、生体内に進入した細菌及び真菌類を貪食殺菌することによって感染を防ぐことである。好中球細胞は、細菌等を好中球形質膜で包むことによって細菌等を好中球内に取り込む。これにより、食胞が形成される。食胞が顆粒と融合すると、顆粒内容物が食胞内に放出される。細胞膜(食胞の膜)に形成されたNADPH酸化酵素系により活性酸素(スーパーオキシド、過酸化水素)が発生し、この活性酸素が細菌等を殺菌する。顆粒内容物に含まれるミエロペルオキシダーゼ(EC番号1.11.2.2)の酵素反応により、過酸化水素(H2O2)及び塩素イオン(CI-)から次亜塩素酸(HOCl)(又はそのハロゲン等価体)が産生され、この次亜塩素酸が細菌等を殺菌する。したがって、ミエロペルオキシダーゼ活性又はスーパーオキシド産生活性が、好中球細胞の活性の評価のための指標として用いられる。本実施形態の測定ユニット1は、ミエロペルオキシダーゼ活性又はスーパーオキシド産生活性を測定するために用いられる。 図1に示されるように、測定ユニット1は、第1測定キット2と、第2測定キット3と、吸湿剤10と、密封袋100と、を備える。第1測定キット2、第2測定キット3、及び吸湿剤10は、密封袋100の内部空間Vに収容されている。密封袋100の内部空間Vは、第1測定キット2、第2測定キット3、及び吸湿剤10が収容された状態で、密閉されている。内部空間Vが密閉されることは、密封袋100の外部の空気が内部空間Vに入り込まないように、内部空間Vが気密に閉塞されることを意味する。内部空間Vが密閉されることによって、内部空間Vに配置される第1測定キット2及び第2測定キット3が密封袋100の外部の空気に晒されること、すなわち、第1測定キット2及び第2測定キット3が外部の空気中の水分に接触されることが低減される。 密封袋100は、例えば、アルミニウム等の金属によって形成される金属製の袋(例えばアルミ袋)である。密封袋100が、アルミニウムによって形成されるアルミ袋である場合、アルミ袋は遮光性が高いため、アルミ袋自体乃至内部空間Vの温度上昇を抑制でき、第2測定キット3に含まれる第2溶液8の温度上昇による吸湿性の増加を抑制できる。さらに、アルミ袋は防湿性が高いため、保存期間が長い場合でも内部空間Vの湿度の上昇を抑制できる。加えて、アルミ袋は熱伝導率が高いため、輸送を含む冷凍保管時における第2溶液8の温度上昇による吸湿性の増加を抑制でき、結果として第2溶液8の特性の劣化を抑制できる。密封袋100の材料は、他の材料であってもよい。 吸湿剤10は、周囲の空気中の水分を吸収する吸湿性を有する。密閉された内部空間Vにおいて、吸湿剤10は、内部空間Vに存在する空気中の水分を吸収する。そのため、密閉された内部空間Vにおいて、第1測定キット2及び第2測定キット3が空気中の水分に接触されることが低減される。吸湿剤10は、例えば、ゼオライト等によって形成された乾燥剤である。吸湿剤10は、除湿剤又は吸水剤であってもよい。吸湿剤10の形態は、シート状、粒状、塊状、繊維状、及び球状のいずれであってもよい。 密封袋100は、吸湿剤10の効果を兼ねていてもよい。つまり、密封袋100の材料は、吸湿剤10の材料を含んでいてもよい。この場合、密封袋100が吸湿剤10としての機能を有するので、密封袋100の内部空間Vに吸湿剤10が収容される必要がなくなる。 図2及び図3に示されるように、第1測定キット2は、第1容器4と、回転子5と、第1溶液6と、を有する。第1容器4は、例えば矩形板状である。第1容器4は、第1収容空間S1及び開口4aを含む。開口4aは、第1収容空間S1に連通している。 第1容器4の厚さ(すなわち、Y軸方向における第1容器4の長さ)Tは、第1容器4の幅(すなわち、X軸方向における第1容器4の長さ)W1よりも小さい。第1容器4の厚さTは、例えば第1容器4の幅W1の1/3以下である。第1容器4の厚さTは、第1容器4の高さ(すなわち、Z軸方向における第1容器4の長さ)W2よりも小さい。第1容器4の厚さTは、例えば第1容器4の高さW2の1/3以下である。第1容器4の高さW2は、第1容器4の幅W1よりも大きい。第1容器4の高さW2は、例えば第1容器4の幅W1の1.1倍以上である。第1容器4の厚さTは、例えば6mmである。第1容器4の幅W1は、例えば28mmである。第1容器4の高さW2は、例えば41mmである。 第1容器4は、第1部材41及び第2部材42を有する。第1部材41は、例えば矩形板状である。第1部材41は、主面41a,41b及び収容空間41cを含む。主面41aと主面41bとは、Y軸方向(すなわち、第1容器4の厚さ方向)において互いに反対側を向いている。収容空間41cは、Z軸方向(すなわち、第1容器4の高さ方向)における第1部材41の第1端E11に開口している。収容空間41cは、Z軸方向における第1部材41の第1端E11に至っており、Z軸方向における第1部材41の第2端E12には至っていない。収容空間41cは、Y軸方向から見た場合に、例えば矩形状である。 第1部材41は、凹部41dを含む。凹部41dは、Z軸方向における第1部材41の第1端E11に形成されている。凹部41dは、Z軸方向における第1部材41の第1端E11に開口4aを形成している。凹部41dは、開口4aからZ軸方向に延びている。X軸方向における凹部41dの幅は、X軸方向における収容空間41cの最大幅よりも小さい。X軸方向における凹部41dの両端は、X軸方向における収容空間41cの両端よりも内側に位置している。 第2部材42は、第1部材41の収容空間41cに配置されている。図4及び図5に示されるように、第2部材42は、例えば矩形板状である。第2部材42の外形は、収容空間41cの形状と一致している。具体的には、X軸方向における第2部材42の幅は、X軸方向における収容空間41cの幅と同一である。Y軸方向における第2部材42の幅は、Y軸方向における収容空間41cの幅と同一である。Z軸方向における第2部材42の幅は、Z軸方向における収容空間41cの幅と同一である。 図5に示されるように、第2部材42は、主面42a,42b、凹部421、仕切壁422及び支持部423を含む。主面42aと主面42bとは、Y軸方向において互いに反対側を向いている。主面42aは、第1部材41の主面41aと同一方向を向いている。主面42aは、収容空間41cの内面に接触している。主面42bは、第1部材41の主面41bと同一方向を向いている。主面42bは、収容空間41cの内面に接触している。凹部421は、主面42aに形成されている。図4に示されるように、凹部421は、Z軸方向における第2部材42の第1端E21に至っており、Z軸方向における第2部材42の第2端E22には至っていない。 図5に示されるように、仕切壁422は、凹部421の底面421aから突出している。仕切壁422の高さ(すなわち、Y軸方向における幅)は、凹部421の深さよりも低い。仕切壁422の頂面422aは、主面42aと主面42bとの間に位置している。図4に示されるように、仕切壁422は、Y軸方向から見た場合に、Z軸方向に沿って延在している。Z軸方向における仕切壁422の両端は、Z軸方向における凹部421の両端よりも内側に位置している。仕切壁422は、第2部材42のうちの一部の領域である。 図4に示されるように、凹部421は、第1領域42c、第2領域42d及び中間領域42eを含む。第1領域42cは、Z軸方向において仕切壁422と第2部材42の第1端E21との間に位置している。第1領域42cは、Y軸方向から見た場合に、例えば矩形状である。第1領域42cは、Z軸方向における第2部材42の第1端E21に開口している。第2領域42dは、Z軸方向において仕切壁422と第2部材42の第2端E22との間に位置している。Y軸方向から見た場合に、X軸方向における第2領域42dの幅は、Z軸方向における第2部材42の第1端E21から第2端E22に向かうに従って漸減する。つまり、凹部421は、曲面状を呈する内面42fを含む。内面42fは、Y軸方向から見た場合に、仕切壁422とは反対側に向かって湾曲している。 中間領域42eは、第1領域42cと第2領域42dとの間に位置している。中間領域42eは、第1領域42c及び第2領域42dのそれぞれに繋がっている。中間領域42eは、Y軸方向から見た場合に、例えば矩形状である。Y軸方向から見た場合に、Z軸方向における中間領域42eの第1端の位置は、Z軸方向における仕切壁422の第1端の位置と一致する。Z軸方向における中間領域42eの第2端の位置は、Z軸方向における仕切壁422の第2端の位置と一致する。 支持部423は、第2領域42dに位置する。図5に示されるように、支持部423は、凹部421の底面421aから突出している。支持部423の表面は、例えば曲面状である。支持部423は、第2部材42の一部の領域である。 図3及び図4に示されるように、第2部材42は、傾斜領域42gを含む。傾斜領域42gは、X軸方向に平行であり且つXZ面に対して傾斜している。傾斜領域42gは、凹部421の底面421aのうち仕切壁422に