JP-2026077590-A - 反転パターン形成方法
Abstract
【課題】高エネルギー線を用いるフォトリソグラフィー、特に電子線(EB)リソグラフィー及びEUVリソグラフィーに適用可能な、感度及び限界解像性に優れる非化学増幅レジスト組成物を用いて、レジストパターンを形成し、エッチング耐性の高い反転パターン形成材料でパターンを反転するパターン形成方法を提供する。 【解決手段】支持体上に、超原子価ヨウ素化合物、カルボキシ基含有化合物及び溶剤を含むレジスト組成物から得られるレジスト膜を用いて、レジストパターンを形成する工程(i)と、前記レジストパターンが形成された支持体上に、反転パターン形成材料を塗布してパターン反転用被膜を形成する工程(ii)と前記レジストパターンをエッチングにより除去し、反転パターンを形成する工程(iii)と、を含むパターン形成方法。 【選択図】なし
Inventors
- 菊地 駿
- 草間 理志
- 大山 皓介
- 西川 諒
- 大橋 正樹
Assignees
- 信越化学工業株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20251015
- Priority Date
- 20241025
Claims (7)
- パターンを形成する方法であって、 支持体上に、超原子価ヨウ素化合物、カルボキシ基含有化合物及び溶剤を含むレジスト組成物から得られるレジスト膜を用いて、レジストパターンを形成する工程(i)と、 前記レジストパターンが形成された支持体上に、反転パターン形成材料を塗布してパターン反転用被膜を形成する工程(ii)と、 前記レジストパターンをエッチングにより除去し、反転パターンを形成する工程(iii)と、を含むことを特徴とするパターン形成方法。
- 前記超原子価ヨウ素化合物として、下記一般式(1)~(10)で表される超原子価ヨウ素化合物から選ばれる少なくとも1種以上を用いることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。 (式中、m1は、0、1又は2である。m1が0のとき、n1は1、2又は3であり、n2は0、1、2、3、4又は5であり、1≦n1+n2≦6である。m1が1のとき、n1は1、2又は3であり、n2は0、1、2、3、4、5、6又は7であり、1≦n1+n2≦8である。m1が2のとき、n1は1、2又は3であり、n2は0、1、2、3、4、5、6、7、8又は9であり、1≦n1+n2≦10である。 n3は、1又は2であり、n4は、0、1、2、3又は4であり、1≦n3+n4≦5であり、n5は、1又は2であり、n6は、0、1、2、3又は4であり、1≦n5+n6≦5である。 n7は、0、1、2、3又は4であり、n8は、1、2、3又は4である。 m2は、0、1又は2である。m2が0のとき、n9は0、1、2、3又は4であり、m2が1のとき、n9は0、1、2、3、4、5又は6であり、m2が2のとき、n9は0、1、2、3、4、5、6、7、又は8である。 m3は、0、1又は2である。m3が0のとき、n10は0、1、2、3又は4であり、m3が1のとき、n10は0、1、2、3、4、5又は6であり、m3が2のとき、n10は0、1、2、3、4、5、6、7又は8である。 m4は、0又は1である。m4が0のとき、n11は0、1、2、3又は4であり、m4が1のとき、n11は0、1、2、3、4、5又は6である。 m5は、0又は1である。m5が0のとき、n12は0、1、2、3又は4であり、m5が1のとき、n12は0、1、2、3、4、5又は6である。 n13及びn14は、0、1、2、3、4、5又は6である。 n15及びn16は、0、1、2又は3である。 m6は、0、1又は2である。m6が0のとき、n17は0、1、2、3又は4であり、m6が1のとき、n17は0、1、2、3、4、5又は6であり、m6が2のとき、n17は0、1、2、3、4、5、6、7又は8である。 m7は、0、1又は2である。m7が0のとき、n18は0、1、2又は3であり、m7が1のとき、n18は0、1、2、3、4又は5であり、m7が2のとき、n18は0、1、2、3、4、5、6又は7である。 m8は、0、1又は2である。m8が0のとき、n19は0、1、2又は3であり、n20は0又は1であり、m8が1のとき、n19は0、1、2、3、4又は5であり、n20は0又は1であり、m8が2のとき、n19は0、1、2、3、4、5、6又は7であり、n20は0又は1である。 R 1 ~R 22 は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~10のヒドロカルビル基である。また、R 21 及びR 22 が互いに結合してこれらが結合する炭素原子及び該炭素原子間の原子と共に環を形成してもよい。 R 31 ~R 34 、R 37 、R 39 ~R 46 、R 49 、及びR 50 は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~40のヒドロカルビル基である。n2が2以上のとき、各R 31 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 31 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n4が2以上のとき各R 32 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 32 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n6が2以上のとき各R 33 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 33 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n7が2以上のとき各R 34 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 34 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n9が2以上のとき、各R 37 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 37 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n10が2以上のとき、各R 39 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 39 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n11が2以上のとき、各R 40 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 40 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n12が2以上のとき、各R 41 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 41 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n13が2以上のとき、各R 42 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 42 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n14が2以上のとき、各R 43 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 43 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n15が2以上のとき、各R 44 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 44 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n16が2以上のとき、各R 45 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 45 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n17が2以上のとき、各R 46 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 46 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n18が2以上のとき、各R 49 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 49 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。n19が2以上のとき、各R 50 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、複数のR 50 が、互いに結合してこれらが結合する芳香環の炭素原子と共に環を形成してもよい。 R 35 は、炭素数1~40の(n8)価炭化水素基又は炭素数2~40の(n8)価複素環式基であり、n8が2のとき、R 35 は、エーテル結合、カルボニル基、アゾ基、チオエーテル結合、カーボネート結合、カーバメート結合、スルフィニル基、スルホニル基又はチオケトン結合であってもよい。また、前記(n8)価炭化水素基又は(n8)価複素環式基の水素原子の一部又は全部が、ヘテロ原子を含む基で置換されていてもよく、前記(n8)価炭化水素基の-CH 2 -の一部が、ヘテロ原子を含む基で置換されていてもよく、R 34 及びR 35 が、互いに結合してこれらが結合する炭素原子及び該炭素原子間の原子と共に環を形成してもよい。 R 36 は、ハロゲン原子、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~10のヒドロカルビル基である。 R 38 は、カルボニル基、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~10のヒドロカルビレン基である。 *1及び*2は、式中の芳香環の炭素原子との結合手を表す。ただし、*1及び*2は、芳香環の隣接した炭素原子に結合している。 L 1 は、結合なし、単結合、-O-、-S-、-NH-もしくは、-CH 2 -である。 R 47 は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~10のヒドロカルビル基である。 Xは、窒素原子または硫黄原子であり、窒素原子の場合はR 48 を有してもよい。 R 48 は、水素原子、ハロゲン原子、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~20のヒドロカルビル基である。)
- 前記カルボキシ基含有化合物として、下記一般式(11)で表される繰り返し単位を含むカルボキシ基含有ポリマー又は下記一般式(12)で表されるカルボン酸化合物を用いることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。 (式中、R A は、水素原子、ハロゲン原子、メチル基又はトリフルオロメチル基である。 X A は、単結合、フェニレン基、ナフチレン基又は*-C(=O)-O-X A1 -である。X A1 は、炭素数1~10の飽和ヒドロカルビレン基、フェニレン基又はナフチレン基であり、該飽和ヒドロカルビレン基は、ヒドロキシ基、エーテル結合、エステル結合又はラクトン環を含んでいてもよい。*は、主鎖の炭素原子との結合手を表す。 tは、1、2、3又は4である。 R 29 は、炭素数1~40のt価炭化水素基又は炭素数2~40のt価複素環式基であり、tが2のとき、R 29 は、エーテル結合、カルボニル基、アゾ基、チオエーテル結合、カーボネート結合、カーバメート結合、スルフィニル基又はスルホニル基であってもよい。また、前記t価炭化水素基又はt価複素環式基の水素原子の一部又は全部が、ヘテロ原子を含む基で置換されていてもよく、前記t価炭化水素基の-CH 2 -の一部が、ヘテロ原子を含む基で置換されていてもよい。 R 30 は、単結合又は炭素数1~10のヒドロカルビレン基であり、該ヒドロカルビレン基の水素原子の一部又は全部が、ヘテロ原子を含む基で置換されていてもよく、該ヒドロカルビレン基の-CH 2 -の一部が、ヘテロ原子を含む基で置換されていてもよい。tが2~4のとき、各R 30 は、互いに同一であってもよく、異なっていてもよい。)
- 前記支持体と前記レジスト膜との間に、レジスト下層膜を形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- 前記反転パターン形成材料として、ケイ素含有反転パターン形成材料であり、下記一般式(13)~(15)で表される繰り返し単位からいずれか一種以上を含む熱架橋性ポリシロキサンを含有するものを用いることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。 (式中、R 51 、R 52 及びR 53 はそれぞれ同じでも異なってもよい炭素数1~30の1価の有機基である。)
- 前記ケイ素含有反転パターン形成用材料として、前記レジストパターンを溶解しない有機溶剤を含有するものを用いることを特徴とする請求項5に記載のパターン形成方法。
- i線、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、電子線又は極端紫外線で前記レジスト膜を露光する工程と、露光した前記レジスト膜を、現像液を用いて現像する工程とを更に含むことを特徴とする、請求項1に記載のパターン形成方法。
Description
本発明は反転パターン形成方法に関する。 IoT市場の拡大とともにLSIの高集積化、高速度化及び低消費電力化が更に要求され、パターンルールの微細化が急速に進んでいる。特に、ロジックデバイスが微細化を牽引している。最先端の微細化技術として、ArF液浸リソグラフィーのダブルパターニング、トリプルパターニング及びクアドロパターニングによる10nmノードのデバイスの量産が行われており、さらに次世代の波長13.5nmの極端紫外線(EUV)リソグラフィーによる7nmノードデバイスの検討が進められている。 微細化の進行とともに、酸の拡散による像のボケが問題になっている(非特許文献1)。加工寸法45nm以降の微細パターンでの解像性を確保するためには、従来提案されている溶解コントラストの向上だけでなく、酸拡散の制御が重要であることが提案されている(非特許文献2)。しかしながら、化学増幅レジスト組成物は、酸の拡散によって感度とコントラストを上げているため、ポストエクスポージャベーク(PEB)温度を低くしたり、PEB時間を短くしたりして酸拡散を極限まで抑えようとすると、感度やコントラストが著しく低下する。 バルキーな酸が発生する酸発生剤を添加して酸拡散を抑えることは有効である。そこで、ポリマーに重合性オレフィンを有するオニウム塩の酸発生剤を共重合することが提案されている。しかし、加工寸法16nm以降のレジスト膜のパターン形成においては、酸拡散の観点から化学増幅レジスト組成物ではパターン形成ができないと考えられており、非化学増幅レジスト組成物の開発が望まれている。 非化学増幅レジスト組成物用の材料として、ポリメチルメタクリレート(PMMA)が挙げられる。PMMAは、EUV照射によって主鎖が切断し、分子量が低下することによって有機溶剤の現像液への溶解性が向上するポジ型レジスト材料である。 ハイドロゲンシルセスキオキサン(HSQ)は、EUV照射によって生じたシラノールの縮合反応による架橋によってアルカリ現像液に不溶となるネガ型レジスト材料である。また、塩素置換したカリックスアレーンもネガ型レジスト材料として機能する。これらのネガ型レジスト材料は、架橋前の分子サイズが小さく酸拡散によるボケが無いため、エッジラフネスが小さく解像性が非常に高く、露光装置の解像限界を示すためのパターン転写材料として用いられている。しかしながら、これらの材料は感度が不十分であり、更なる改善が必要である。 EUVリソグラフィー向け材料開発を困難にさせる要因として、EUV露光におけるフォトン数の少なさが挙げられる。EUVのエネルギーはArFエキシマレーザー光に比べて遙かに高く、EUV露光のフォトン数は、ArF露光のそれの14分の1である。さらに、EUV露光で形成するパターンの寸法は、ArF露光の半分以下である。このため、EUV露光はフォトン数のバラツキの影響を受けやすい。極短波長の放射光領域におけるフォトン数のバラツキは物理現象のショットノイズであり、この影響を無くすることはできない。そのため、いわゆる確率論(Stochastics)が注目されている。ショットノイズの影響を無くすることはできないが、いかにこの影響を低減するかが議論されている。ショットノイズの影響で寸法均一性(CDU)やラインウィズスラフネス(LWR)が大きくなるだけでなく、数百万分の一の確率でホールが閉塞する現象が観察されている。ホールが閉塞すると電通不良となってトランジスタが動作しないので、デバイス全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼす。実用的な感度を考慮した場合、PMMAやHSQを主成分としたレジスト組成物では、Stochasticsの影響を大きく受け、所望の解像性能を得ることはできていない。 ショットノイズの影響をレジスト側で低減する方法として、EUV光の吸収が大きい元素の導入が注目されている。特許文献1には、EUV光の吸収が大きいヨウ素原子を含む化学増幅レジスト組成物が提案されている。しかし、前述したとおり、化学増幅レジスト組成物では、今後ますます加工寸法が微細化されるEUVリソグラフィーにおいて優れた解像性能を実現できない。特にラインアンドスペースパターンにおいては、パターン寸法が小さくなるにつれて、パターンの倒れや断線が顕著に増えてくるため、これらを少なくすることが限界解像性の改善に繋がる。 特許文献2には、スズ化合物を用いたネガ型レジスト組成物が提案されている。これは、EUV光の吸収が大きいスズ元素を主成分としているため、Stochasticsが改善され、高感度・高解像性を実現できる。しかし、いわゆるこのようなメタルレジストは、レジスト用溶剤に対する溶解性不足、保存安定性、エッチング後残渣による欠陥等多くの課題を抱えている。 特開2018-5224号公報特表2021-503482号公報 SPIE Vol. 5039 p1 (2003)SPIE Vol. 6520 p65203L-1 (2007) 本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、所定の超原子価ヨウ素化合物及びカルボキシ基含有化合物を主成分とするレジスト組成物から得られるレジストパターンをエッチング耐性の高い反転パターン形成材料でパターン反転することは、高いエッチング耐性の微細パターンを形成することに極めて有効であることを知見し、本発明をなすに至った。 即ち、本発明は、 パターンを形成する方法であって、 支持体上に、超原子価ヨウ素化合物、カルボキシ基含有化合物及び溶剤を含むレジスト組成物から得られるレジスト膜を用いて、レジストパターンを形成する工程(i)と、 前記レジストパターンが形成された支持体上に、反転パターン形成材料を塗布してパターン反転用被膜を形成する工程(ii)と、 前記レジストパターンをエッチングにより除去し、反転パターンを形成する工程(iii)と、を含むことを特徴とするパターン形成方法である。 以下、本発明について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 [反転パターン形成材料] 本発明の反転パターン形成材料としては、有機材料のみを含有した反転パターン形成材料、金属材料を含有した反転パターン形成材料、ケイ素含有反転パターン形成材料が挙げられる。 本発明の反転パターン形成材料としては、所定の超原子価ヨウ素化合物及びカルボキシ基含有化合物を主成分とするレジスト組成物から得られるレジストとのエッチング選択比の観点で特にケイ素含有反転パターン形成材料を用いることがより好ましい。 [有機材料のみを含有した反転パターン形成材料] 本発明に使用する有機材料のみを含有した反転パターン形成材料としては、レジスト材料のパターン形成後に、パターン間を埋め込むことができ、レジストパターンを溶かさない組成で構成された反転パターン形成材料組成物であり、レジスト下層膜材料として使用される有機材料なら特に限定されない。例えば、特許第7209588号公報、特許第7540961号公報、特許第7472011号公報記載の有機下層膜形成材料などを用いることが可能であるが、これらに限定されない。 [金属材料を含有した反転パターン形成材料] 本発明に使用する金属材料を含有した反転パターン形成材料としては、レジスト材料のパターン形成後に、パターン間を埋め込むことができ、レジストパターンを溶かさない組成で構成された反転パターン形成材料組成物であり、金属含有レジスト下層膜材料として使用される金属材料含有組成物なら特に限定されない。例えば、特開2024-091495号公報、特開第2024-041705号公報記載の金属含有下層膜形成材料などを用いることが可能であるが、これらに限定されない。 [ケイ素含有反転パターン形成材料] 本発明に使用する反転パターン形成材料として、ケイ素含有反転パターン形成材料であり、下記一般式(13)~(15)で表される繰り返し単位からいずれか一種以上を含む熱架橋性ポリシロキサンを含有するものを用いることが好ましい。これにより、微細なレジストパターンに対する良好な埋め込み性と、レジストパターンに対する高いエッチング選択比とを達成でき、該レジストパターンに対するエッチングを行った後に支持体上に形成されるパターンの形状が、断面の矩形性等に優れた良好なものとなる。 (式中、R51、R52及びR53はそれぞれ同じでも異なってもよい炭素数1~30の1価の有機基である。) 式中、R51、R52及びR53はそれぞれ同じでも異なってもよい炭素数1~30の1価の有機基である。R51、R52は、置換基を有していても良い炭素数1から20の飽和又は不飽和の有機基が好ましい。有機基としては、炭素数1~20の置換又は無置換の鎖状、分岐状、環状のアルキル基、炭素数2~20の置換又は無置換の鎖状、分岐状、環状のアルケニル基、炭素数6~20の置換又は無置換のアリール基が挙げられる。その具体例としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基;ビニル基、アリル基、プロぺニル基;フェニル基、トリル基等が挙げられる。 R51、R52、及びR53で表される有機基の別の例として、炭素-酸素単結合又は炭素-酸素二重結合を1以上有する有機基を挙げることができる。具体的には、エーテル結合、エステル結合、アルコキシ基、ヒドロキシ基などからなる群から選択される1以上の基を有する有機基である。この例として次の一般式(Sm-R)で示されるものを挙げることができる。 (P-Q1-(S1)v1-Q2-)u-(T)v2-Q3-(S2)v3-Q4- (Sm-R) (一般式(Sm-R)中、Pは水素原子、環状エーテル基、ヒドロキシ基、炭素数1~4のアルコキシ基、炭素数2~6のアルキルカルボニルオキシ基、又は炭素数2~6のアルキルカルボニル基であり、Q1、Q2、Q3、及びQ4はそれぞれ独立して-CqH(2q-p)Pp-(式中、Pは上記と同様であり、pは0~3の整数であり、qは0~10の整数(但し、q=0は単結合であることを示す。)である。)、uは0~3の整数であり、S1とS2はそれぞれ独立して-O-、-CO-、-OCO-、-COO-または-OCOO-を表す。v1、v2、及びv3は、各々独立して0又は1を表す。Tは炭素以外の2価の原子、脂環、芳香環または複素環からなる2価の基である。) Tとして、酸素原子等のヘテロ原子を含んでもよい脂環、芳香環、又は複素環の例を以下に示す。TにおいてQ2とQ3と結合する位置は、特に限定されないが、立体的な要因による反応性や反応に用いる市販試薬の入手性等を考慮して適宜選択できる。 一般式(Sm-R)中の炭素-酸素単結合又は炭素-酸素二重結合を1以上有する有機基の好ましい例として、以下のものが挙げられる。なお、下記式中において、(Si)はSiとの結合箇所を示すために記載した。 また、R51、R52、及びR53の有機基の例として、ケイ素-ケイ素結合を含む有機基を用いることもできる。具体的には下記のものを挙げることができる。 更に、R51、R52、及びR53の有機基の例として、フッ素原子を有する有機基を用いることもできる。具体的には特開2012-53253号公報の(0059)段落から(0065)段落に示されているケイ素化合物から得られる有機基を挙げることができる。 本発明に使用するケイ素含有反転パターン形成材料としては、シルセスキオキサンでもよい。 [熱架橋性ポリシロキサンの合成方法(原料)] 一般式(13)~(15)中の熱架橋性ポリシロキサンは、例えば以下の加水分解性