JP-2026077603-A - 半導体レーザ素子
Abstract
【課題】出力を高めつつCODへの耐性が高い半導体レーザ素子を提供する。 【解決手段】複数の半導体層が積層された第1領域と第2領域とを含む半導体レーザ素子であって、前記第1領域は、第1端面と、回折格子を含むミラー領域と、の間で共振器をなし、上面視で、前記第1領域は、前記共振器の光軸方向に延びるコア領域と、前記光軸方向に垂直な方向に前記コア領域を挟むクラッド領域と、を含む光導波路を有し、前記第2領域は、前記第1領域と前記光軸方向に隣接し、上面視で、前記第2領域の前記光軸方向に垂直な方向の幅は、前記コア領域の前記光軸方向に垂直な方向の幅よりも大きく、前記第2領域はレーザ光を出射する第2端面を有する、半導体レーザ素子。 【選択図】図1
Inventors
- 枡井 真吾
Assignees
- 日亜化学工業株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20251021
- Priority Date
- 20241025
Claims (20)
- 複数の半導体層が積層された第1領域と第2領域とを含む半導体レーザ素子であって、 前記第1領域は、第1端面と、回折格子を含むミラー領域と、の間で共振器をなし、 上面視で、前記第1領域は、前記共振器の光軸方向に延びるコア領域と、前記光軸方向に垂直な方向に前記コア領域を挟むクラッド領域と、を含む光導波路を有し、 前記第2領域は、前記第1領域と前記光軸方向に隣接し、 上面視で、前記第2領域の前記光軸方向に垂直な方向の幅は、前記コア領域の前記光軸方向に垂直な方向の幅よりも大きく、 前記第2領域はレーザ光を出射する第2端面を有する、半導体レーザ素子。
- 上面視で、前記光軸方向に垂直な方向において、前記光導波路は単一モード導波路である、請求項1に記載の半導体レーザ素子。
- 複数の半導体層が積層された半導体レーザ素子であって、 第1領域であるチャンネル導波路と、前記チャンネル導波路の光軸方向に隣接する第2領域であるスラブ導波路と、を有し、 前記チャンネル導波路は、第1端面と回折格子との間に形成された共振器を有し、 前記スラブ導波路は、前記回折格子を介して前記第1端面と反対側に、レーザ光を出射可能な第2端面を有する、半導体レーザ素子。
- 上面視で、前記光軸方向に垂直な方向において、前記チャンネル導波路は単一モード導波路である、請求項3に記載の半導体レーザ素子。
- 前記光軸方向の断面視で、前記回折格子の全体に対して前記第1領域に配置される前記回折格子の割合は50%より大きい、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子。
- 前記回折格子は前記第1領域にのみ設けられ、 前記光軸方向の断面視で、前記回折格子の中心は、前記第1端面よりも前記第2端面に近い、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子。
- 上面視で、前記光軸方向に垂直な前記第2端面の幅は前記第2端面での前記レーザ光の幅よりも大きく、 上面視で、前記光軸方向に垂直な前記第2領域の幅は前記光軸方向に一定である、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子。
- 前記第1領域はリッジを有し、 前記回折格子は前記第1領域にのみ設けられ、 上面視で、前記リッジが設けられた領域の全てに前記回折格子を有する、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子。
- 前記光軸方向の前記共振器の長さが1000μm以上10000μm以下である、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子。
- 前記光軸方向の前記第2領域の長さは、前記共振器の長さの0.01倍以上0.35倍以下である、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子。
- 前記第2端面は前記レーザ光が通過する位置にレンズ面を有する、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子。
- 前記第1端面に高反射コートが配置され、 前記第2端面に反射防止コートが配置されている、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子。
- 前記第1領域および前記第2領域は、第1導電側半導体層と、第2導電側半導体層と、前記第1導電側半導体層と前記第2導電側半導体層との間に配置される活性層と、を含み、 前記第1領域の前記第2導電側半導体層は第1電極と接触し、 前記回折格子は前記第1導電側半導体層または前記第2導電側半導体層に配置されている、請求項1から4のいずれか1つに記載の半導体レーザ素子。
- 前記第2領域の前記第2導電側半導体層は前記第1電極と接触していない、請求項13に記載の半導体レーザ素子。
- 前記第1導電側半導体層、前記第2導電側半導体層および前記活性層は窒化物半導体を含む、請求項13に記載の半導体レーザ素子。
- 複数の半導体層が積層された積層体を含む半導体レーザ素子であって、 前記積層体は、 第1端面と、 前記第1端面と対向し、レーザ光を出射する第2端面と、 前記第1端面側に配置された第1領域と、 前記第2端面側に配置された第2領域と、 を含み、 前記第1領域は、 前記第1端面から前記第2端面方向に向かう第1の方向に沿って延びるコア領域と、前記第1の方向および前記積層体の積層方向の両方と直交する第2の方向において、前記コア領域の両側に配置された複数のクラッド領域と、を含む光導波路と、 前記第1領域の少なくとも一部に設けられた回折格子と、 を含み、 前記第2領域の幅は、前記コア領域の幅より大きい、半導体レーザ素子。
- 前記回折格子は、前記第1領域のうち前記第2領域に隣接する部分に設けられている、請求項16に記載の半導体レーザ素子。
- 上面視で、前記第1領域のうち、前記コア領域が設けられた領域全体に前記回折格子が設けられている、請求項16に記載の半導体レーザ素子。
- 前記回折格子は前記第1領域にのみ設けられ、 前記回折格子と前記第2端面との距離は、前記回折格子と前記第1端面との距離より短い、請求項16に記載の半導体レーザ素子。
- 前記第2領域は幅が一定であり、 前記第2端面の幅は、前記第2端面における前記レーザ光の幅よりも大きい、 請求項16に記載の半導体レーザ素子。
Description
本開示は、半導体レーザ素子に関する。 高出力の半導体レーザ素子を実現する場合、レーザ光を出射する端面におけるレーザ光の光密度は大きく、COD(Catastrophic Optical Damage)の原因となり得る。CODへの耐性を高めるために種々の方法がとられている。 例えば、半導体レーザ素子の例として、光導波路を含む光学上活性領域と、光導波路の一つ以上の端に与えられる少なくとも1つの光学上受動領域と、を備え、光学上受動領域の少なくとも1つは光導波路よりも幅広く、光導波路の光出力は、使用中、少なくとも1つの光学上受動領域を横切りながら、回折する半導体レーザ素子が開示されている。(特許文献1) 特表2004-520710号公報 実施形態1の半導体レーザ素子を表す模式上面図である。図1のII-II線に沿った断面を表す模式断面図である。図1のIII-III線に沿った断面を表す模式断面図である。図1のIV-IV線に沿った断面を表す模式断面図である。実施形態1の半導体レーザ素子の変形例1を表す模式上面図である。実施形態1の半導体レーザ素子の変形例2を表す模式上面図である。実施形態1の半導体レーザ素子の変形例3を表す模式上面図である。実施形態2の半導体レーザ素子の断面を表す模式断面図である。実施形態3の半導体レーザ素子を表す模式上面図である。図9のX-X線に沿った断面を表す模式断面図である。実施形態4の半導体レーザ素子を表す模式断面図である。実施形態5の半導体レーザ素子を表す模式上面図である。実施形態6の半導体レーザ素子を表す模式上面図である。 本発明の実施形態にかかる半導体レーザ素子は、複数の半導体層が積層された積層体を含む半導体レーザ素子であって、前記積層体は、第1端面と、前記第1端面と対向し、レーザ光を出射する第2端面と、前記第1端面側に配置された第1領域と、前記第2端面側に配置された第2領域と、 を含み、 前記第1領域は、前記第1端面から前記第2端面方向に向かう第1の方向に沿って延びるコア領域と、前記第1の方向および前記積層体の積層方向の両方と直交する第2の方向において、前記コア領域の両側に配置された複数のクラッド領域と、を含む光導波路と、前記第1領域の少なくとも一部に設けられた回折格子と、 を含み、 前記第2領域の幅は、前記コア領域の幅より大きい、半導体レーザ素子である。 以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための、半導体レーザ素子およびその製造方法を例示するものであって、本発明は、以下に示す半導体レーザ素子およびその製造方法に限定されない。 (実施形態1) まず、図1と図2を用いて実施形態1の半導体レーザ素子L1の概要を説明する。図1は実施形態1の半導体レーザ素子L1を表す模式上面図である。図2は図1のII-II線に沿った断面を表す模式断面図である。 <半導体レーザ素子L1> 実施形態1の半導体レーザ素子L1は、分布ブラッグ反射器(DBR)を含むレーザ素子であり、以下の構成を有する。複数の半導体層が積層された第1領域10と第2領域20とを含む半導体レーザ素子L1であって、第1領域10は、第1端面E1と、回折格子50を含むミラー領域14と、の間で共振器12をなし、上面視で、第1領域10は、共振器12の光軸方向に延びるコア領域11と、コア領域11を挟むクラッド領域16、18と、を含む光導波路を有し、第2領域20は、第1領域10と光軸方向に隣接し、上面視で、第2領域20の光軸方向に垂直な方向の幅は、コア領域11の光軸方向に垂直な方向の幅よりも大きく、第2領域20はレーザ光LBを出射する第2端面E2を有する。 これにより、出力を高めつつCODへの耐性が高い半導体レーザ素子を提供することができる。 本明細書において、複数の半導体層の積層方向をx方向と称することがあり、共振器の光軸方向(光導波路の光軸方向、およびコア領域の延在方向と同じ)をz方向または第1の方向と称することがあり、x方向およびz方向の両方に垂直な方向を、横方向、y方向、または第2の方向と呼ぶ。z方向に沿って測定した寸法を「長さ」、y方向に沿って測定した寸法を「幅」と称する。 半導体レーザ素子L1は、複数の半導体層がx方向に積層された積層体を含む。半導体レーザ素子L1は、第1導電側半導体層310と、第2導電側半導体層330と、第1導電側半導体層310と第2導電側半導体層330との間に配置された活性層320と、を有する。半導体レーザ素子L1は、第1領域10と第2領域20を有し、さらに、第1領域10側に第1端面E1と、第2領域20側に第2端面E2とを有している。第1端面E1は、積層体で発生した光を反射する面であり、第2端面E2は、レーザ光LBを出射する端面である。第1端面E1と第2端面E2は対向して配置されている。 (第1領域10) 第1領域10は第1端面E1とミラー領域14とを有する。ミラー領域14は、回折格子50を含む領域である。上面視においては、ミラー領域14の範囲は、回折格子50が形成された範囲と一致する。断面視においては、ミラー領域14は、回折格子50が形成された領域とその直下の領域とからなる。図2では、z方向における回折格子50の両端部を示す2本の破線に挟まれた領域が、ミラー領域14である。回折格子50は所定の波長の光を反射するように設計されているので、第1端面E1とミラー領域14との間で共振器12が形成される。回折格子50における実効的な反射端は回折格子50内(つまり、ミラー領域14内)に位置するとみなせる。ただし、本明細書では、図2に示すように、簡単のために回折格子50の両端部のうち、第1端E1側の端部を、回折格子50の反射端として共振器12を図示している。以下の図でも同様である(ただし図10を除く)。上面視で、第1領域10は、共振器12の光軸方向(z方向)に延びるコア領域11と、横方向(y方向)においてコア領域11の両側に位置して、コア領域11を挟むように配置された2つのクラッド領域16、18と、を含む。コア領域11とクラッド領域16、18は、光導波路を構成する。光導波路が屈折率導波路の場合、コア領域11は、クラッド領域16、18よりも相対的に等価屈折率が高い領域であり、リッジが形成された半導体レーザ素子では、リッジ領域の直下にある領域である。光導波路が利得導波路の場合、コア領域11は、半導体レーザ素子にストライプ状に形成された第1電極44の直下にある領域である。 第1領域10において、光は、複数の半導体層により積層方向(x方向)に閉じ込められ、クラッド領域16、18により横方向(y方向)に閉じ込められている。したがって、第1領域10は、チャンネル導波路と見なすことができる。光は、共振器12の光軸方向(z方向)に導波する。 (第2領域20) 第2領域20は、共振器12の光軸方向において、第1領域10と隣接して位置する。図1では、第2領域20は第1領域10と接している。上面視で、第2領域20の横方向(y方向)の幅は、第1領域10のコア領域11の横方向(y方向)の幅よりも大きい。第2領域20は、レーザ光LBを出射する第2端面E2を有している。 第2領域20において、光は複数の半導体層により積層方向(x方向)に閉じ込められている。第2領域20は、第1領域10のコア領域11およびクラッド領域16、18に相当する構成を有していないか、横方向(y方向)の幅が十分に広いコア領域を有している。また、第2領域20の幅は、レーザ光LBの幅と比べて大きい。そのため、第2領域20において、レーザ光LBは横方向(y方向)に閉じ込められていない。または、第1領域10の横方向の光閉じ込めよりも第2領域20の横方向の光閉じ込めは弱い。したがって、第1領域10から第2領域20に入ったレーザ光LBは、横方向(y方向)に広がりながら導波する。つまり、第2領域20において、レーザ光の幅は横方向(y方向)に広がる。なお、本明細書において、レーザ光LBの幅とはD4σで定義されるものである。D4σは、積層方向(x方向)または横方向(y方向)の強度分布の標準偏差σの4倍の幅である。D4σはISOの国際標準規格に定義されている。 第2領域20はスラブ導波路であることが好ましい。第2領域20がスラブ導波路であると、光は、横方向に実質的に閉じ込められず、横方向に広がりやすい。第2端面E2でのレーザ光LBの光密度がさらに下がり、CODへの耐性を高めることができる。光は共振器12の光軸方向に導波する。 次に、図1を用いて実施形態1の半導体レーザ素子L1の動作について説明する。図1において、破線はレーザ光LBの広がり方を表している。半導体レーザ素子L1は、半導体層を積層した半導体積層体30を有し、第1領域10と第2領域20を有している。第1領域10では、光導波路により、光を積層方向(x方向)と横方向(y方向)とに閉じ込めることができる。また、第1領域10では、光導波路により閉じ込められた光を、第1端面E1と、ミラー領域14(より厳密には、ミラー領域14に含まれる回折格子50)と、により形成された共振器12で共振させて、効率よく光を増幅させることができる。第2領域20は、第1領域10で増幅されたレーザ光LBを導波させる。第2領域20の横方向の幅は、第1領域10のコア領域11の幅よりも大きいので、第2領域20において、レーザ光LBの幅を広げることができる。これにより、第2端面E2でのレーザ光LBの光密度が下がるので、CODへの耐性を高めることができる。したがって、実施形態1の半導体レーザ素子L1は、光出力を高めつつ、CODへの耐性を高めることができる。 上面視で、光軸方向(z方向)に垂直な方向(y方向、すなわち横方向)における第2端面E2の幅は、第2端面E2でのレーザ光LBの幅よりも大きく、上面視で、光軸方向(z方向)に垂直な方向(y方向、すなわち横方向)における第2領域20の幅は、光軸方向において一定であることが好ましい。これにより、第2領域20の幅は、第2領域20内を導波するレーザ光LBの幅よりも常に大きくなる。したがって、レーザ光LBは横方向(y方向)に自由に広がることができるので、第2端面E2でのレーザ光LBの光密度を下げて、CODへの耐性を高めることができる。 光軸方向(z方向)における第1領域10の長さは、例えば、1000μm以上10000μm以下、好ましくは、2000μm以上6000μm以下であってよい。回折格子50の長さが一定の場合、第1領域10の長さを相対的に長くすることにより、共振器長が比較的長くなり、効率よく光を増幅させることができる。 光軸方向(z方向)における第2領域20の長さは、例えば、光軸方向(z方向)における第1領域の長さの0.01倍以上0.35倍以下、好ましくは0.01倍以上0.1倍以下であってよい。これにより、発振に寄与しない第2領域20の長さが第1領域10と比べて短くなり、発光効率が低下しにくくなる。また、横方向(y方向)における第2領域20の幅は、第1領域10のコア領域の幅の1.5倍以上100倍以下、好ましくは2倍以上100倍以下であってよい。これにより、レーザ光LBは第2領域20内で横方向に十分に広がるので、第2端面E2でのレーザ光LBの光密度が下がる。したがって、CODへの耐性が高められる。 ここまで、実施形態1の半導体レーザ素子L1について、その概要を説明してきた。以下では、図2、図3および図4を用いて半導体レーザ素子L1を構成する各部材について説明する。図2は図1のII-II線に沿った断面を表す模式断面図である。図3は図1のIII-III線に沿った断面を表す模式断面図である。図4は図1のIV-IV線に沿った断面を表す模式断面図である。 (基板300) 基板300は半導