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JP-2026077678-A - 酵素補充療法用酵素を含む融合タンパク質

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Abstract

【課題】酵素補充療法用酵素を含む融合タンパク質の提供。 【解決手段】本発明で提供するのは、酵素補充療法用酵素及びFc領域を含む融合タンパク質、ならびにそのようなタンパク質を用いて、リソソーム蓄積障害を治療する方法である。本発明では、血液脳関門を越えて、薬剤を輸送する方法も提供する。いくつかの態様では、本発明で提供するのは、(a)ERT用酵素、ERT用酵素バリアントまたはその触媒活性断片に連結されている第1のFcポリペプチド、及び(b)第1のFcポリペプチドとFc二量体を形成する第2のFcポリペプチドを含むタンパク質である。 【選択図】なし

Inventors

  • ジュゼッペ アスタリタ
  • ジュンファ ワン
  • ジョイ ユー ズッチェロ
  • マーク エス. デニス
  • ジェニファー エー. ゲッツ
  • アナスタシア ヘンリー
  • ミハリス カリオリス
  • カタル マホーン
  • アダム ピー. シルバーマン
  • アンキタ スリバスタバ
  • ジュリー ウルマン

Assignees

  • デナリ セラピューティクス インコーポレイテッド

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260206
Priority Date
20171002

Claims (1)

  1. 図面に記載の発明。

Description

関連出願の相互参照 本願は、2017年10月2日に提出された米国特許仮出願第62/566,898号、2017年11月8日に提出された米国特許仮出願第62/583,276号、2018年2月5日に提出された米国特許仮出願第62/626,365号、2018年5月30日に提出された米国特許仮出願第62/678,183号及び2018年8月22日に提出された米国特許仮出願第62/721,396号(それらの開示内容は、参照により、あらゆる目的で、その全体が本明細書に援用される)に基づく優先権を主張するものである。 配列表 本願は、ASCII形式で電子的に提出したとともに、参照により、その全体が本明細書に援用される配列表を含む。2018年9月28日に作成した前記ASCIIコピーは、102342-000350PC-1103949_SL.txtという名称であり、580,464バイトのサイズである。 リソソーム蓄積障害(LSD)は、リソソーム機能の異常に起因する比較的希少な遺伝性代謝疾患である。LSDは典型的には、リソソームにおける代謝産物の分解に関与する1つの酵素の欠損を原因とする。酵素活性の欠損により、代謝産物が蓄積すると、様々な器官系に影響が及び、重篤な症状が生じて早期に死亡し得る。LSDの大半では、進行性神経変性及び重度の認知機能障害から、てんかん性障害、行動障害及び精神障害までに及ぶ顕著な神経的要素も見られる。LSDにおいて欠損している酵素の組み換え型を用いて、LSDを治療できるが、血液脳関門(BBB)を越えて組み換え酵素を送達するのは困難であるために、そのような療法には、脳に対する作用があまりない場合がある。 イズロン酸-2-スルファターゼ(IDS)酵素に連結されているFcポリペプチド、及びトランスフェリン受容体(TfR)に結合する改変Fcポリペプチドを含むIDS-Fc融合タンパク質の精製及び解析結果を示している。図1で解析したIDS-Fc融合タンパク質に対する結合親和性アッセイの結果を示しており、その融合タンパク質がTfRに結合することを証明している。図1で解析したIDS-Fc融合タンパク質のインビトロIDS活性を示すデータを示している。LC-MS/MSアッセイを用いて評価したところ、IDSが欠損しているノックアウト細胞において、ヘパラン硫酸由来の二糖のレベルが上昇していたとともに、IDSノックアウト(KO)細胞におけるIDSの発現によって、ノックアウト表現型がレスキューされることを示すデータを提供している。Aは、同じTfR結合Fcポリペプチド(すなわちCH3C.35.21.17)を含むN末端モノザイムまたはC末端モノザイムのいずれかとしてのIDS-Fc融合タンパク質が、IDS KO細胞におけるヘパラン硫酸及びデルマタン硫酸の蓄積を逆転させることを示している。Bは、N末端モノザイム(「ETV:IDS35.21.17」)が、IDSに相当する細胞有効性を有することを示している。Cは、IDS-Fc融合タンパク質(「ETV:IDS」)またはIDSで処置したMPS II患者の線維芽細胞(n=8)において、S35-硫酸標識タンパク質の蓄積が用量依存的に低減されたことが示されている。Dは、5mMのM6Pの存在下または非存在下で、漸増濃度のIDS-Fc融合タンパク質(「ETV:IDS」)またはIDSで処置したMPS II患者の線維芽細胞(n=3)におけるS35標識タンパク質のM6PR依存的クリアランスの評価を示している。図5C~5Dでは、「ETV:IDS」は、ETV:IDS35.23.2であり、グラフには、反復実験にわたる平均値±標準誤差が示されている。Aは、同じTfR結合Fcポリペプチド(すなわちCH3C.35.21.17)を含むN末端モノザイムまたはC末端モノザイムのいずれかとしてのIDS-Fc融合タンパク質が、IDS KO細胞におけるヘパラン硫酸及びデルマタン硫酸の蓄積を逆転させることを示している。Bは、N末端モノザイム(「ETV:IDS35.21.17」)が、IDSに相当する細胞有効性を有することを示している。Cは、IDS-Fc融合タンパク質(「ETV:IDS」)またはIDSで処置したMPS II患者の線維芽細胞(n=8)において、S35-硫酸標識タンパク質の蓄積が用量依存的に低減されたことが示されている。Dは、5mMのM6Pの存在下または非存在下で、漸増濃度のIDS-Fc融合タンパク質(「ETV:IDS」)またはIDSで処置したMPS II患者の線維芽細胞(n=3)におけるS35標識タンパク質のM6PR依存的クリアランスの評価を示している。図5C~5Dでは、「ETV:IDS」は、ETV:IDS35.23.2であり、グラフには、反復実験にわたる平均値±標準誤差が示されている。ビヒクルを投与した野生型(WT)マウス、またはIDSもしくはIDS-Fc融合タンパク質(「ETV:IDS」)を投与したIDS KOマウスに由来する血清中のヘパラン硫酸及びデルマタン硫酸のレベルを経時的に示すデータを示している。「ETV:IDS」は、ETV:IDS35.21である。40mg/kgのIDS-Fc融合タンパク質(「ETV:IDS」)または5.3mg/kgのIDSを1回静脈内注射で投与してから7日後に、IDS KOマウスに由来する末梢組織中の二糖D0SO、DOA0及びD0a4の合計レベル(「総sGAGレベル」という)を評価し、ビヒクルで処置したIDS KOマウス及び野生型マウス(IDS KO群は、n=8、野生型群は、n=3)と比較したものを示すデータを示している。データは、平均±標準誤差として示されており、p値は、ダネットの多重比較検定を伴う一元ANOVAによるものであり、**はp<0.01、****はp<0.0001である。「ETV:IDS」は、ETV:IDS35.21である。IDS-Fc融合タンパク質ETV:IDS35.21、またはTfRへの結合をもたらす変異を有さないコントロールIDS-Fc融合タンパク質(「IDS:Fc」)を末梢投与した後のヒトTfRノックイン(TfRms/hu KI)マウスの脳内のIDS-Fc融合タンパク質の濃度を示すデータを示している。Aは、IDS-Fc融合タンパク質ETV:IDS35.21.17.2もしくはETV:IDS35.23.2、またはTfRへの結合をもたらす変異を有さないコントロールIDS-Fc融合タンパク質(「IDS:Fc」)を末梢投与した後のTfRms/hu KIマウスの脳内のIDS-Fc融合タンパク質の濃度を示すデータを示している。Bは、50mg/kgの用量で1回静脈内注射した後のTfRms/hu KIマウスにおけるIDS-Fc融合タンパク質ETV:IDS35.21またはIDS:Fcの肝臓中濃度を示すデータを示している(n=4~5)。グラフには、平均±標準誤差が示されている。A~Cは、ETV:IDSが、IDS KO×TfRms/hu KIマウスの脳及び末梢組織内のGAGを低減することを示している。実施例2に記載されているように、IDS KO×TfRms/hu KIマウスに、40mg/kgのETV:IDSまたは14.2mg/kgのIDSを単回静脈内注射によって投与したか、または週に1回の投与を4回行った。単回投与後のIDS KO×TfRms/hu KIマウスにおいて、血清(A)及び組織(B)中のIDSの濃度を測定した。投与から2時間後の組織中PKが示されている(n=4)。グラフには、平均±標準誤差が示されており、p値は、独立t検定解析によるものである。Cは、IDS KO×TfRms/hu KIマウスの脳、CSF及び末梢組織内の二糖D0SO、DOA0及びD0a4のレベル(「総sGAGレベル」)であって、ETV:IDSまたはIDSを単回投与または複数回投与した後に測定し、ビヒクルで処置した場合及び野生型マウスと比較したレベルを示している(IDS KO×TfRms/hu KI群は、n=8であり、野生型群は、n=5である)。グラフには、平均±標準誤差が示されており、p値は、ダネットの多重比較検定を伴う一元ANOVAによるものであり、**はp<0.01であり、***はp≦0.001であり、****はp≦0.0001である。A~Cは、ETV:IDSが、IDS KO×TfRms/hu KIマウスの脳及び末梢組織内のGAGを低減することを示している。実施例2に記載されているように、IDS KO×TfRms/hu KIマウスに、40mg/kgのETV:IDSまたは14.2mg/kgのIDSを単回静脈内注射によって投与したか、または週に1回の投与を4回行った。単回投与後のIDS KO×TfRms/hu KIマウスにおいて、血清(A)及び組織(B)中のIDSの濃度を測定した。投与から2時間後の組織中PKが示されている(n=4)。グラフには、平均±標準誤差が示されており、p値は、独立t検定解析によるものである。Cは、IDS KO×TfRms/hu KIマウスの脳、CSF及び末梢組織内の二糖D0SO、DOA0及びD0a4のレベル(「総sGAGレベル」)であって、ETV:IDSまたはIDSを単回投与または複数回投与した後に測定し、ビヒクルで処置した場合及び野生型マウスと比較したレベルを示している(IDS KO×TfRms/hu KI群は、n=8であり、野生型群は、n=5である)。グラフには、平均±標準誤差が示されており、p値は、ダネットの多重比較検定を伴う一元ANOVAによるものであり、**はp<0.01であり、***はp≦0.001であり、****はp≦0.0001である。2つの酸性スフィンゴミエリナーゼ(ASM)酵素に連結されているFc領域を含むASM-Fc融合タンパク質の精製及び解析結果を示している。図11で解析したASM-Fc融合タンパク質のインビトロでのASM活性を示すデータを示している。イメージングベースのアッセイを用いて、図11で解析したようなASM-Fc融合タンパク質が、ASM KO細胞におけるスフィンゴミエリンの蓄積を低減することを示すデータを示している。LC-MS/MSベースのアッセイを用いて、図11で解析したようなASM-Fc融合タンパク質が、ASM KO細胞におけるスフィンゴミエリンの蓄積を低減することを示すデータを示している。実施例6に記載されているSGSH-Fc融合タンパク質のインビトロでのN-スルホグルコサミンスルホヒドロラーゼ(SGSH)活性を示すデータを示している。LC-MS/MSアッセイを用いて評価したところ、SGSHが欠損しているノックアウト(KO)細胞において、ヘパラン硫酸由来の二糖のレベルが上昇していたことを示すデータを示している。n=3~4個の独立した細胞株であり、データは、平均±標準誤差として示されている。図15で解析したSGSH-Fc融合タンパク質が、SGSH KO細胞におけるヘパラン硫酸の蓄積を逆転させることを示すデータを示している。TfRms/hu KIマウスにおける、操作されたTfR結合ポリペプチドのhTfR親和性と脳暴露の経時的な関係を示している。点は、TfRms/hu KIマウスにおいて50mg/kgを1回投与した後の、様々な操作されたTfR結合ポリペプチドの親和性バリアントの経時的な累積脳暴露(AUC)を表している。投与からの様々な経過日数(1~10日の範囲)に、ポリペプチドの脳内濃度(huIgG1によって測定した)を算出した。データは、3回の独立した試験をまとめたものであり、各試験の各群のマウス数は、4~5頭である。TfRms/hu KIマウスにおける、操作されたTfR結合ポリペプチドのhTfR親和性と、最高脳内濃度の関係を示している。点は、50mg/kgの用量を1回投与してから1日目に