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JP-2026077680-A - ディーゼルエンジン潤滑組成物及びその使用方法

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Abstract

【課題】ディーゼルエンジン潤滑組成物及びその使用方法を提供すること。 【解決手段】本開示は、ディーゼルエンジン潤滑組成物、及び本明細書に開示される潤滑組成物をエンジンに供給することによってディーゼルエンジンを潤滑する方法を提供する。本明細書に開示される潤滑組成物は、0.3~1.1重量%の総硫酸灰分と、8.3cSt未満の100℃での動粘度と、0.6重量%~2.1重量%の総アルカリ土類金属石鹸と、ASTM D4683に従って測定される2.7mPa・s未満のHTHSと、を含む。この潤滑組成物は、ディーゼルエンジン、特に、ヘビーデューティディーゼルエンジンにおいて、燃料経済性及び摩耗保護のうちの1つ以上を改善するために使用され得る。 【選択図】なし

Inventors

  • マリー ガリック ラグズ
  • トーマス デレブジャニク
  • アレクサンドラ メイヒュー
  • ジョン ジー. ループ
  • ポール アール. ヴィンセント
  • ビンビン グオ

Assignees

  • ザ ルブリゾル コーポレイション

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260206
Priority Date
20200922

Claims (20)

  1. ディーゼルエンジン潤滑組成物であって 50重量パーセントを超えるグループIII基油、グループIV基油、グループV基油、又はそれらの混合物を有する潤滑粘度の油と、 1800~2500MnのPIBから誘導される第1のPIBスクシンイミド分散剤と、 1600未満のMnを有するPIBから誘導される第2のPIBスクシンイミド分散剤と、を含み、前記第1のPIBスクシンイミド分散剤及び前記第2のPIBスクシンイミド分散剤のうちの少なくとも1つがホウ素を含まず、 前記組成物が更に、アルカリ土類金属サリチレート清浄剤と、 アルカリ土類金属スルホネート清浄剤であって、前記アルカリ土類金属スルホネート清浄剤が前記潤滑組成物に0.1重量%~1.2重量%のアルカリ土類金属石鹸をもたらす量で存在するカルシウムスルホネート洗浄剤とマグネシウムスルホネート洗浄剤の混合物である、アルカリ土類金属スルホネート清浄剤と、 前記潤滑組成物に300~900ppmのリンをもたらす量で存在するリン耐摩耗剤と、を含み、 前記潤滑組成物が、0.3~1.1重量%の総硫酸灰分と、8.3cSt未満の100℃での動粘度と、0.6重量%~2.1重量%の総アルカリ土類金属石鹸と、ASTM D4683に従って測定される2.7mPa・s未満のHTHSと、を有する、組成物。
  2. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤が、15~25のTBN(KOH/g)を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤が、15~20のTBN(KOH/g)を有する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤のPIBが、1750~2200Mnの数平均分子量を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤のPIBが、1800~2100Mnの数平均分子量を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤のPIBが、1850~2150Mnの数平均分子量を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤が、0.5重量%~10重量%の量で前記潤滑組成物中に存在する、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤が、0.8重量%~6重量%の量で前記潤滑組成物中に存在する、請求項1~7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤が、1重量%~5重量%の量で前記潤滑組成物中に存在する、請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤が、1.5重量%~5重量%の量で前記潤滑組成物中に存在する、請求項1~9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤が、熱直接アルキル化プロセスによって調製される、請求項1~10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 前記第1のPIBスクシンイミド分散剤が、2種の分散剤の混合物を含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 前記第2のPIBスクシンイミド分散剤が、750~1600の数平均分子量を有するPIBから誘導される、請求項1~12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 前記第2のPIBスクシンイミド分散剤が、1000~1600の数平均分子量を有するPIBから誘導される、請求項1~13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 前記第2のPIBスクシンイミド分散剤が、1200~1600の数平均分子量を有するPIBから誘導される、請求項1~14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 前記第2のPIBスクシンイミド分散剤が、800~1150の数平均分子量を有するPIBから誘導される、請求項13に記載の組成物。
  17. 前記第2のPIBスクシンイミド分散剤が、900~1100の数平均分子量を有するPIBから誘導される、請求項13又は16に記載の組成物。
  18. 前記第2のPIBスクシンイミド分散剤が、熱直接アルキル化プロセスによって調製される、請求項1~17のいずれか一項に記載の組成物。
  19. 前記第2のPIBスクシンイミド分散剤が、1~5重量%、又は1.5~4.8重量%、又は1.8~4.6重量%、又は1.9~4.6重量%の量で前記潤滑組成物中に存在する、請求項1~18のいずれか一項に記載の組成物。
  20. 前記第2のPIBスクシンイミド分散剤が、900~1100のMnを有するPIBから誘導される1~5重量%のPIBスクシンイミド分散剤と、1200~1600のMnを有するPIBから誘導される1~5重量%のPIBスクシンイミド分散剤とを含む、請求項1~13、18及び19のいずれか一項に記載の組成物。

Description

本開示は、ディーゼルエンジン潤滑組成物、及び本明細書に開示される潤滑組成物をエンジンに供給することによってディーゼルエンジンを潤滑する方法を提供する。本明細書に開示される潤滑組成物は、燃料経済性及び摩耗保護のうちの1つ以上を改善するために、特に、ヘビーデューティディーゼルエンジンを含むディーゼルエンジンにおいて使用され得る。 潤滑油組成物は、内燃機関の円滑な運転のために使用される。内燃機関用のエンジン油は、特に、(i)ピストンリングとシリンダライナとの間の様々な摺動界面、クランクシャフト及びコネクティングロッドの軸受、並びにカム及びバルブリフタを含むバルブ駆動機構を潤滑し、(ii)エンジンを冷却し、(iii)燃焼生成物を清浄にして分散させ、(iv)腐食及び結果として生じる錆形成を防止する働きをする。近年の高性能エンジンに対する厳しい要求は、そのようなエンジンに使用される潤滑剤からのより大きな需要を意味している。 内燃機関の燃料効率を改善することへの関心が高まっている。車両製造業者は、エンジン設計、より良好な酸化安定性、摩耗保護、及び低減された摩擦を提供する潤滑油の進歩を利用する改善を通して燃料経済性を改善してきた。ヘビーデューティディーゼル車の運転者は、燃料経済性を改善するために低粘度グレードのエンジン油を採用することに躊躇していた。耐久性、すなわち、長期間及び走行距離にわたって道路上に車両を維持する能力は、主要な関心事であり、依然として残っている。したがって、オンハイウェイヘビーデューティディーゼル車に最も広く使用されている粘度グレードは、SAE 15W-40、10W-30、及び5W-30であった。近年、ヘビーデューティディーゼル車の燃料経済性を向上させることが強く求められている。したがって、エンジンの耐久性を損なうことなく、あるいは堆積物及び煤の制御並びに耐酸化性及び耐食性を含む潤滑剤性能に悪影響を及ぼすことなく、ディーゼルエンジンの燃料経済性を改善する必要がある。これは、SAE 5W-30の粘度グレードよりも軽い粘度グレード、特に0W-20、0W-16、及び0W12の粘度グレードに特に関連する。 したがって、煤及び煤に関連する摩耗の影響、並びに清浄度、堆積物及びより良好な燃費を低減しながら、厳しい条件及び負荷下で動作し得るディーゼルエンジンにおいて使用され得る潤滑組成物を開発することに関心がある。 本開示は、ディーゼルエンジン潤滑組成物及びそれを使用する方法を提供する。潤滑組成物は、50重量パーセントを超えるグループIII基油、グループIV基油、グループV基油、又はそれらの混合物を有する潤滑粘度の油と、1800~2500MnのPIBから誘導される第1のPIBスクシンイミド分散剤と、1600未満のMnを有するPIBから誘導される第2のPIBスクシンイミド分散剤と、を含み、第1のPIBスクシンイミド分散剤及び第2のPIBスクシンイミド分散剤のうちの少なくとも1つがホウ素を含まず、組成物は更に、アルカリ土類金属サリチレート清浄剤と、潤滑組成物に0.1重量%~1.2重量%のアルカリ土類金属石鹸をもたらす量で存在するアルカリ土類金属スルホネート清浄剤と、潤滑組成物に300~900ppmのリンをもたらす量で存在するリン耐摩耗剤とを含む。本明細書に開示される潤滑組成物は、0.3~0.9重量%又は0.3~1.1重量%の総硫酸灰分と、0.6重量%~2.1重量%の総アルカリ土類金属石鹸含有量と、ASTM D4683に従って測定される2.7mPa・s未満のHTHSとを更に含む。 潤滑粘度の油 本明細書に開示される潤滑組成物は、潤滑粘度の油を含む。このような油は、天然油及び合成油、水素化分解、水素化、及び水素化仕上げから誘導される油、未清製油、清製油、再精製油、又はそれらの混合物を含む。未精製油、精製油及び再精製油のより詳細な説明は、国際公開第2008/147704号、段落[0054]~[0056]に提供されている(同様の開示は、米国特許出願第2010/197536号に提供されており、[0072]~[0073]を参照されたい)。天然及び合成潤滑油のより詳細な説明は、国際公開第2008/147704号パンフレットのそれぞれ段落[0058]~[0059]に記載されている(同様の開示は、米国特許出願第2010/197536号明細書に提供されており、[0075]~[0076]を参照されたい)。合成油はまた、フィッシャー・トロプシュ反応によって製造されてもよく、典型的には、水素異性化フィッシャー・トロプシュ炭化水素又はワックスであってもよい。一実施形態では、油は、フィッシャー・トロプシュガス液化合成手順だけでなく他のガス液化油によって調製されてもよい。 潤滑粘度の油はまた、「Appendix E-API Base Oil Interchangeability Guidelines for Passenger Car Motor Oils and Diesel Engine Oils」の2008年4月版、セクション1.3小見出し1.3「Base Stock Categories」において規定されるように定義され得る。APIガイドラインは、米国特許第7,285,516号(第11欄第64行~第12欄第10行参照)にも要約されている。 グループIV基油(ポリアルファオレフィン、すなわちPAOとしても知られている)は、当技術分野において知られており、直鎖アルファオレフィンのオリゴマー化又は重合によって調製される。PAOは、特徴的には、優れた低温粘度特性(測定される、並びに高い粘度指数を有するウォーターホワイト油である。内燃機関での使用に適した典型的なPAOとしては、3~10m2/秒の動粘度を有するポリアルファオレフィン、例えばPAO-4及びPAO-6、すなわちそれぞれ約4m2/秒及び6m2/秒が挙げられる。 従来のグループIII及びグループIV基油に加えて、低レベルのいくつかのグループV基油、特にグループVエステル基油が存在してもよい。エステルベース流体としては、モノカルボン酸と一価アルコールとのエステル;ジオールとモノカルボン酸とのジ-エステル及びジカルボン酸と一価アルコールとのジ-エステル;モノカルボン酸のポリオールエステル、及び一価アルコールとポリカルボン酸とのポリエステル;並びにそれらの混合物が挙げられる。エステルは、大きく2つのカテゴリー、つまり合成及び天然に分類され得る。 合成エステルは、ジカルボン酸(例えば、フタル酸、コハク酸、アルキルコハク酸及びアルケニルコハク酸、マレイン酸、アゼライン酸、スベリン酸、セバシン酸、フマル酸、アジピン酸、リノール酸二量体、マロン酸、アルキルマロン酸、及びアルケニルマロン酸)と種々の一価アルコール(例えば、ブチルアルコール、ヘキシルアルコール、ドデシルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコールモノエーテル、及びプロピレングリコール)のいずれかとのエステルを含み得る。これらのエステルの具体的な例としては、ジブチルアジパート、ジ(2-エチルヘキシル)セバケート、ジ-n-ヘキシルフマレート、ジオクチルセバケート、ジイソオクチルアゼラート、ジイソデシルアゼラート、ジオクチルフタラート、ジデシルフタラート、ジエコイシルセバケート、リノール酸二量体の2-エチルヘキシルジエステル、並びに1モルのセバシン酸を2モルのテトラエチレングリコール及び2モルの2-エチルヘキサン酸と反応させることによって形成される複合エステルが挙げられる。他の合成エステルとしては、C5~C12モノカルボン酸並びにポリオール及びポリオールエーテル、例えば、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、及びトリペンタエリスリトールから作製されるものが挙げられる。エステルはまた、モノカルボン酸と一価アルコールとのモノエステルであり得る。 天然(又は生物由来)エステルは、再生可能な生物学的資源、生物、又は実体から誘導される材料を指し、石油又は同等の原料から誘導される材料とは異なる。天然エステルとしては、脂肪酸トリグリセリド、加水分解若しくは部分加水分解トリグリセリド、又はエステル交換トリグリセリドエステル、例えば脂肪酸メチルエステル(すなわちFAME(fatty acid methyl ester))が挙げられる。好適なトリグリセリドとしては、パーム油、大豆油、ヒマワリ油、菜種油、オリーブ油、アマニ油、及び関連材料が挙げられるが、これらに限定されない。他のトリグリセリド源としては、藻類、獣脂、及び動物プランクトンが挙げられるが、これらに限定されない。天然トリグリセリドからバイオ潤滑剤を製造する方法は、例えば、米国特許出願公開第2011/0009300(A1)号に記載されている。 一実施形態では、本開示の潤滑剤組成物は、0.1~10重量パーセントのエステルベース流体、又は0.25~5重量パーセント、又は0.1~2重量パーセントのエステル系流体を含有する。一実施形態では、潤滑組成物は、5重量パーセント以下のエステル系流体、2.5重量パーセント以下又は1重量パーセント以下のエステルベース流体を含む。一実施形態では、潤滑剤組成物は、意図的に添加されたエステルベース流体を含まないか、又は実質的に含まない、すなわち0.2重量パーセント未満のエステルベース流体を含有する。 一実施形態において、潤滑粘度の油は、APIグループI~IV油、エステル若しくは合成油、又はそれらの混合物を含む基油であってもよい。一実施形態では、潤滑粘度の油は、APIグループII、グループIII、グループIV油、エステル若しくは合成油、又はそれらの混合物であってもよい。いくつかの実施形態では、潤滑粘度の油は、少なくとも50重量%、又は少なくとも60重量%、又は少なくとも70重量%、又は少なくとも80重量%、又は少なくとも90重量%、又は少なくとも95重量%、又は少なくとも100重量%のグループIII若しくはグループIV基油、又はグループIII及びグループIV基油の混合物を含む。 存在する潤滑粘度の油の量は、典型的には、100重量%から、開示される組成物の添加剤及び他の性能添加剤の量の合計を減算した後に残る残部である。 潤滑組成物は、濃縮物及び/又は完全に配合された潤滑剤の形態であってもよい。本明細書に記載される潤滑組成物(本明細書に開示される添加剤を含む)が、追加の油と組み合わされて、全体的又は部分的に、完成潤滑剤を形成し得る濃縮物の形態である場合、これらの添加剤対潤滑粘度の油及び/又は希釈油の比は、重量で1:99~99:1、又は重量で80:20~10:90の範囲を含む。典型的には、本明細書に記載される潤滑組成物は、少なくとも50重量%、又は少なくとも60重量%、又は少なくとも70重量%、又は少なくとも80重量%の潤滑粘度の油を含む。 いくつかの実施形態では、潤滑粘度の油は、2.4m2/秒~6.4m2/秒の100℃で測定される動粘度を有する基油を含むことができる。いくつかの実施形態において、動粘度は、3.8m2/秒~5.0m2/秒、又は5.2m2/秒~5.8m2/秒、又は6.0m2/秒~6.5m2/秒である。他の実施形態において、基油の動粘度は、4.5m2/秒又は4.3m2/秒又は4.2m2/秒である。 ポリイソブテニル(PIB)スクシンイミド分散剤 本開示の潤滑組成物は、第1のポリイソブテニルスクシンイミド分散剤及び第2のポリイソブテニルスクシンイミド分散剤を更に含む。本明細書におけるポリイソブチレンスクシンイミド分散剤への言及は、第1のポリイソブテニルスクシンイミド分散剤並びに第2のポリイソブテニルスクシンイミド分散剤の両方を指す。相違点は、第1のポリ