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JP-2026077752-A - 金属フッ化物の製造方法

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Abstract

【課題】メカノケミカル処理によって金属フッ化物を工業的に量産することが可能な製造方法を提供する。 【解決手段】10g以上の含フッ素化合物と、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化物からなる群より選択される少なくとも1種の金属酸化物とをメカノケミカル処理することにより、金属フッ化物を得る工程を含む、金属フッ化物の製造方法。 【選択図】なし

Inventors

  • 石井 健二
  • 迎 弘文
  • 藤代 萌
  • 稲生 佳菜子
  • 加納 純也

Assignees

  • ダイキン工業株式会社
  • 国立大学法人東北大学

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260212
Priority Date
20240806

Claims (17)

  1. 10g以上の含フッ素化合物と、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化物からなる群より選択される少なくとも1種の金属酸化物とをメカノケミカル処理することにより、金属フッ化物を得る工程を含む、金属フッ化物の製造方法。
  2. 1.5J/s/g以上のエネルギーを加えて前記メカノケミカル処理を行う請求項1記載の製造方法。
  3. 1.8~10.0J/s/gのエネルギーを加えて前記メカノケミカル処理を行う請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 前記メカノケミカル処理によって得られたメカノケミカル処理物中に有機フッ素が実質的に含まれない請求項1又は2記載の製造方法。
  5. 遊星ミルを用いずに前記メカノケミカル処理を行う請求項1又は2記載の製造方法。
  6. 振動ミルを用いて前記メカノケミカル処理を行う請求項1又は2記載の製造方法。
  7. 少なくとも1次元の長さが15mm以上の粉砕媒体を用いて前記メカノケミカル処理を行う請求項1又は2記載の製造方法。
  8. 3次元の長さが30~40mmの粉砕媒体を用いて前記メカノケミカル処理を行う請求項1又は2記載の製造方法。
  9. 旧モース硬度が5~8.5の粉砕助剤の存在下に前記メカノケミカル処理を行う請求項1又は2記載の製造方法。
  10. 前記粉砕助剤が酸化チタンである請求項9記載の製造方法。
  11. 前記粉砕助剤が平均粒子径5~10μmの粒子である請求項9記載の製造方法。
  12. 前記粉砕助剤の使用量が、前記含フッ素化合物1当量に対し、0.5~3当量である請求項9記載の製造方法。
  13. 前記金属酸化物が酸化カルシウムである請求項1又は2記載の製造方法。
  14. 前記金属酸化物の使用量が、前記含フッ素化合物1当量に対し、1~10当量である請求項1又は2記載の製造方法。
  15. 前記含フッ素化合物が分子量2000以下の含フッ素低分子化合物である請求項1又は2記載の製造方法。
  16. 前記含フッ素化合物が含フッ素ポリマーである請求項1又は2記載の製造方法。
  17. 前記含フッ素化合物がポリテトラフルオロエチレン、ポリジフルオロエチレン及びフッ素系テロマーからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1又は2記載の製造方法。

Description

本開示は、金属フッ化物の製造方法に関する。 ポリ弗化エチレンを酸化カルシウムの存在下に遊星ボールミルを用いてメカノケミカル処理することにより、脱フッ素化する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。 特開2000-70401号公報 以下、本開示を具体的に説明する。 本開示は、10g以上の含フッ素化合物と、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化物からなる群より選択される少なくとも1種の金属酸化物とをメカノケミカル処理することにより、金属フッ化物を得る工程を含む、金属フッ化物の製造方法に関する。 本開示の製造方法では、10g以上の含フッ素化合物をメカノケミカル処理するので、メカノケミカル処理によって金属フッ化物を工業的に量産することができる。上記含フッ素化合物の処理量は、12g以上であることが好ましく、13g以上であることがより好ましく、14g以上であることが更に好ましい。 処理量の上限は、生産規模に応じて決定することができるが、例えば、1kg、10kgなどであってよい。 なお、上記処理量は、1つの反応容器での処理量である。また、連続的な処理の場合は0.1時間あたりの処理量であり、バッチ処理の場合は1回あたりの処理量である。 上記範囲内の量の含フッ素化合物を遊星ミルでメカノケミカル処理することは困難である。 本開示の製造方法で用いる含フッ素化合物は、フッ素原子を有する化合物であればよいが、フッ化カルシウムを除く無機フッ素化合物は対象としないものとする。上記含フッ素化合物は、炭素原子に結合したフッ素原子を有する化合物であってよく、炭素原子に結合したフッ素原子を有する有機化合物であることが好ましい。 また、上記含フッ素化合物は、メカノケミカル処理が容易になる点で、25℃で固体であることが好ましい。 上記含フッ素化合物は、含フッ素高分子化合物であることが好ましく、含フッ素ポリマーであることがより好ましい。含フッ素高分子化合物の分子量は、通常、2000超であり、化合物種に応じて公知の方法により測定することができる。 上記含フッ素ポリマーはテトラフルオロエチレン[TFE]、ジフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン[CTFE]、ヘキサフルオロプロピレン[HFP]、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)[PAVE]、トリフルオロエチレン及びモノフルオロエチレンからなる群より選択される少なくとも1種のモノマーに基づく重合単位を含むことが好ましい。 上記ジフルオロエチレンとしては、フッ化ビニリデン[VdF]、1,2-ジフルオロエチレンが挙げられる。 上記含フッ素ポリマーは、TFE、ジフルオロエチレン及びCTFEからなる群より選択される少なくとも1種のモノマーに基づく重合単位を含むことがより好ましく、TFE、VdF及びCTFEからなる群より選択される少なくとも1種のモノマーに基づく重合単位を含むことが更に好ましく、TFE及びVdFからなる群より選択される少なくとも1種のモノマーに基づく重合単位を含むことが更により好ましく、VdFに基づく重合単位を含むことが特に好ましい。上記含フッ素ポリマーは、TFEに基づく重合単位を含むものであってもよい。 上記含フッ素ポリマーは、フッ素樹脂であってもよく、フッ素ゴムであってもよい。 上記フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン[PTFE]、テトラフルオロエチレン[TFE]/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)[PAVE]共重合体[PFA]、TFE/ヘキサフルオロプロピレン[HFP]共重合体[FEP]、エチレン[Et]/TFE共重合体[ETFE]、Et/TFE/HFP共重合体[EFEP]、ポリクロロトリフルオロエチレン[PCTFE]、クロロトリフルオロエチレン[CTFE]/TFE共重合体、CTFE/TFE/PAVE共重合体、Et/CTFE共重合体、ポリフッ化ビニル[PVF]、ポリジフルオロエチレン(ポリフッ化ビニリデン[PVdF]、ポリ(1,2-ジフルオロエチレン)等)、フッ化ビニリデン[VdF]/TFE共重合体、VdF/HFP共重合体、VdF/TFE/HFP共重合体、VdF/HFP/(メタ)アクリル酸共重合体、VdF/CTFE共重合体、VdF/ペンタフルオロプロピレン共重合体、VdF/PAVE/TFE共重合体、TFE/パーフルオロアルキルアリルエーテル共重合体等が挙げられ、これらをそれぞれ単独で、又は組み合わせて用いることができる。上記パーフルオロアルキルアリルエーテルは、CF2=CFCF2-O-Rf1(Rf1は炭素数1~5のパーフルオロアルキル基)で表される単量体である。 上記フッ素樹脂は、C-H結合を有するモノマー単位を有するフッ素樹脂であってもよく、重合体の主鎖を構成する炭素原子の全部にハロゲン原子が結合しているパーハロポリマー、好ましくはパーフルオロポリマーであってもよい。 上記フッ素ゴムとしては、フッ化ビニリデン[VdF]系フッ素ゴム、テトラフルオロエチレン[TFE]/プロピレン[Pr]系フッ素ゴム、TFE/Pr/VdF系フッ素ゴム、エチレン[Et]/ヘキサフルオロプロピレン[HFP]系フッ素ゴム、Et/HFP/VdF系フッ素ゴム、Et/HFP/TFE系フッ素ゴム、フルオロシリコーン系フッ素ゴム、フルオロホスファゼン系フッ素ゴム等が挙げられ、これらをそれぞれ単独で、又は組み合わせて用いることができる。 上記VdF系フッ素ゴムとしては、VdF/HFP共重合体、VdF/TFE/HFP共重合体、VdF/クロロトリフルオロエチレン[CTFE]共重合体、VdF/CTFE/TFE共重合体、VdF/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)[PAVE]共重合体、VdF/TFE/PAVE共重合体、VdF/HFP/PAVE共重合体、VdF/HFP/TFE/PAVE共重合体、VdF/TFE/Pr共重合体、VdF/Et/HFP共重合体、VdF/下記式(1)で表される含フッ素単量体の共重合体等が挙げられる。 式(1): CH2=CFRf2 (1) (式中、Rf2は炭素数1~12の直鎖状又は分岐状のフルオロアルキル基) 上記含フッ素ポリマーとしては、フッ素樹脂が好ましく、PTFE、ポリジフルオロエチレン及びETFEからなる群より選択される少なくとも1種がより好ましく、PTFE及びポリジフルオロエチレンからなる群より選択される少なくとも1種が更に好ましく、PTFE及びPVdFからなる群より選択される少なくとも1種が更により好ましく、PTFEが特に好ましい。 上記含フッ素ポリマーとしては、また、反応性の観点で、C-H結合を有するモノマー単位を有するフッ素樹脂も好ましく、ポリジフルオロエチレン及びETFEからなる群より選択される少なくとも1種がより好ましく、PVdF及びETFEからなる群より選択される少なくとも1種が更に好ましく、PVdFが更により好ましい。 上記含フッ素化合物は、25℃で固体であればポリマーでなくてもよく、含フッ素低分子化合物であってもよい。 上記含フッ素低分子化合物は、分子量が2000以下であってよい。上記含フッ素低分子化合物の分子量は、化学式からの計算により求めることができる。 上記含フッ素低分子化合物は、フッ素系テロマーであることが好ましい。上記フッ素系テロマーとしては、例えば、下記式: C2F5(CF2CF2)n-X (式中、Xはハロゲン原子、nは5以上の整数を示す。)で表される化合物が挙げられる。 上記式中、Xはフッ素原子以外のハロゲン原子であってよく、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であることが好ましく、臭素原子又はヨウ素原子であることがより好ましく、ヨウ素原子であることが更に好ましい。 上記式中、nは5以上の整数であり、10以下の整数であることが好ましい。 上記含フッ素低分子化合物は、下記一般式(I): Y-(CF2)x1-(CH2)y1-A (I) (式中、YはH又はFを示す。x1は4以上の整数を示し、y1は0~3の整数を示す。Aは-SO3MI又は-COOMIを示し、MIはH、NH4、Li、Na、Mg、Al、K又はCaを示す。)で表される化合物(I)、及び、下記一般式(II): F-(CF2)x2O(CFXCF2O)y2-CFX-A (II) (式中、x2は1以上の整数を示し、y2は0~10の整数を示す。XはF又はCF3を示す。Aは-SO3MII又は-COOMIIを示し、MIIはH、NH4、Li、Na、Mg、Al、K又はCaを示す。)で表される化合物(II)からなる群より選択される少なくとも1種の含フッ素有機酸化合物であることも好ましい。 上記化合物(I)としては、フルオロカルボン酸及びその塩類、例えばパーフルオロカルボン酸及びその塩類が挙げられる。塩類の例にはアンモニウム塩やナトリウム塩が挙げられる。 また、上記化合物(I)としては、フルオロスルホン酸及びその塩類、例えばパーフルオロスルホン酸及びその塩類も挙げられる。塩類の例にはアンモニウム塩やナトリウム塩が挙げられる。 上記化合物(II)としては、パーフルオロエーテルカルボン酸及びその塩類、例えば2,3,3,3-テトラフルオロ-2-[1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(トリフルオロメトキシ)プロポキシ]-プロパン酸が挙げられる。 上記含フッ素低分子化合物は、吸着材に吸着されたものであってもよい。この形態においては、上記含フッ素低分子化合物を吸着材に吸着させた固体をメカノケミカル処理に供してよい。 上記吸着材は、上記含フッ素低分子化合物を吸着させることが可能な固体であれば限定されないが、活性炭、シリカゲル、クレイ、金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF)、及び、ゼオライトからなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。 上記含フッ素化合物は、フッ化カルシウムであってもよい。この場合、上記メカノケミカル処理により、フッ化カルシウムとは異なる金属フッ化物が得られる。 本開示の製造方法においては、上記含フッ素化合物とその他の成分とを含む組成物をメカノケミカル処理に供してもよい。 上記その他の成分は、本開示の製造方法の効果を損なわない範囲で使用することができる。上記その他の成分としては、一般的な充填剤やポリマー、上述した吸着材等が挙げられる。 上記一般的な充填剤としては、ガラス繊維、ガラスビーズ、炭素繊維、球状カーボン、カーボンブラック、グラファイト、シリカ、アルミナ、マイカ、炭化珪素、窒化硼素、窒化アルミニウム、酸化チタン、酸化ビスマス、酸化コバルト、酸化マグネシウム、二硫化モリブデン、ブロンズ、金、銀、銅、ニッケル、フッ化アルミニウム、フッ化カーボン、カーボンブラック等の無機フィラーが挙げられる。 上記一般的なポリマーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂;ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロンMXD6等のポリアミド〔PA〕樹脂;ポリエチレンテレフタレート〔PET〕、ポリブチレンテレフタレート〔PBT〕、ポリアリレート、芳香族系ポリエステル(液晶ポリエステルを含む)、ポリカーボネート〔PC〕等のポリエステル;ポリアセタール〔POM〕樹脂;ポリフェニレンオキシド〔PPO〕、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルエーテルケトン〔PEEK〕等のポリエーテル樹脂;ポリアミノビスマレイミド等のポリアミドイミド〔PAI〕樹脂;ポリスルホン〔PSF〕、ポリエーテルスルホン〔PES〕等のポリスルホン系樹脂;ABS樹脂、ポリ4-メチルペンテン-1(TPX樹脂)等のビニル重合体のほか、ポリフェニレンスルフィド〔PPS〕、ポリケトンスルフィド、ポリエーテルイミド、ポリイミド〔PI〕、エポキシ樹脂等が挙げられる。上記ナイロンM