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JP-2026077763-A - 位相差層付偏光板および画像表示装置

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Abstract

【課題】過酷な高温高湿環境下においても優れた耐久性を有する位相差層付偏光板を提供すること。 【解決手段】本発明の実施形態による位相差層付偏光板は、互いに対向する第一主面および第二主面を有する第一位相差層と、第一位相差層の第一主面側に配置される偏光子と、第一位相差層の第二主面側に配置される第一の層、および/または、第一位相差層の第一主面側に配置される第二の層と、を有し、第一の層および第二の層は第一位相差層に直に接して配置され、第一位相差層は樹脂フィルムの延伸フィルムで構成され、Re(450)<Re(550)の関係を満足し、第一の層および第二の層は樹脂層であり、第一の層および第二の層はせん断破壊強度が60MPa以上であり、第一の層および第二の層の少なくとも一方はせん断破壊強度が85MPa以上であり、第一の層および第二の層の少なくとも一方はハードコート層である。 【選択図】図1

Inventors

  • 有賀 草平
  • 柳沼 寛教
  • 笹川 泰介

Assignees

  • 日東電工株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260213

Claims (2)

  1. 互いに対向する第一主面および第二主面を有する第一位相差層と、 前記第一位相差層の前記第一主面側に配置される偏光子と、 前記第一位相差層の前記第二主面側に配置される第一の層、および/または、前記第一位相差層の前記第一主面側に配置される前記第二の層と、を有し、 前記第一の層および前記第二の層は、前記第一位相差層に直に接して配置され、 前記第一位相差層は、樹脂フィルムの延伸フィルムで構成され、Re(450)<Re(550)の関係を満足し、 前記第一の層および前記第二の層は、せん断破壊強度が60MPa以上であり、 前記第一の層および前記第二の層の少なくとも一方は、せん断破壊強度が85MPa以上であり、 前記第一の層および前記第二の層の少なくとも一方は、ハードコート層である、 位相差層付偏光板: ここで、Re(450)およびRe(550)は、それぞれ、23℃における波長450nmおよび波長550nmの光で測定した面内位相差である。
  2. 互いに対向する第一主面および第二主面を有する第一位相差層と、 前記第一位相差層の前記第一主面側に配置される偏光子と、 前記第一位相差層の前記第二主面側に配置される第一の層と、 前記第一位相差層の前記第一主面側に配置される第二の層を有し、 前記第一の層および前記第二の層は、前記第一位相差層に直に接して配置され、 前記第一位相差層は、樹脂フィルムの延伸フィルムで構成され、Re(450)<Re(550)の関係を満足し、 前記第一の層および第二の層は、せん断破壊強度が60MPa以上であり、 前記第一の層および第二の層は、ハードコート層である、 位相差層付偏光板: ここで、Re(450)およびRe(550)は、それぞれ、23℃における波長450nmおよび波長550nmの光で測定した面内位相差である。

Description

本発明は、位相差層付偏光板および画像表示装置に関する。 近年、液晶表示装置およびエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置には、代表的には偏光板および位相差板が用いられている。実用的には、偏光板と位相差板とを一体化した位相差層付偏光板が広く用いられている(例えば、特許文献1)。近年、画像表示装置の用途の広がりに伴い、位相差層付偏光板に対しても各種性能の向上が要望されている。例えば、位相差層付偏光板に対して、従来は要求されなかった過酷な高温高湿環境下における耐久性が求められる場合がある。 特許第3325560号公報 本発明の第一実施形態による位相差層付偏光板の概略の構成を示す模式的な断面図である。本発明の第二実施形態による位相差層付偏光板の概略の構成を示す模式的な断面図である。 以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。また、図面は説明をより明確にするため、実施の形態に比べ、各部の幅、厚み、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。 (用語および記号の定義) 本明細書における用語および記号の定義は下記の通りである。 (1)屈折率(nx、ny、nz) 「nx」は面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」は面内で遅相軸と直交する方向(すなわち、進相軸方向)の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。 (2)面内位相差(Re) 「Re(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定したフィルムの面内位相差である。例えば、「Re(450)」は、23℃における波長450nmの光で測定したフィルムの面内位相差である。Re(λ)は、フィルムの厚みをd(nm)としたとき、式:Re=(nx-ny)×dによって求められる。 (3)厚み方向の位相差(Rth) 「Rth(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定したフィルムの厚み方向の位相差である。例えば、「Rth(450)」は、23℃における波長450nmの光で測定したフィルムの厚み方向の位相差である。Rth(λ)は、フィルムの厚みをd(nm)としたとき、式:Rth=(nx-nz)×dによって求められる。 (4)Nz係数 Nz係数は、Nz=Rth/Reによって求められる。 (5)角度 本明細書において角度に言及するときは、特に明記しない限り、当該角度は時計回りおよび反時計回りの両方の方向の角度を包含する。 A.位相差層付偏光板 図1は、本発明の第一実施形態による位相差層付偏光板の概略の構成を示す模式的な断面図である。位相差層付偏光板100は、互いに対向する第一主面21aおよび第二主面21bを有する第一位相差層21と、第一位相差層21の第一主面21a側に配置された偏光板10と、第一位相差層21の第二主面21b側に配置された第一の層31、第二位相差層22および粘着剤層40を有する。偏光板10は、第一位相差層21側から偏光子11および保護層12をこの順で含んでいる。偏光子11と第一位相差層21との間には保護層は配置されておらず、第一位相差層21は偏光子11に隣接して配置されて偏光子11の保護材として機能し得る。位相差層付偏光板100は、代表的には、画像表示装置において第一位相差層21よりも偏光子11が視認側となるように配置される。位相差層付偏光板100は、例えば、偏光子11と保護層12とを積層して得られる偏光板10と、その他の層を積層することにより得ることができる。 図2は、本発明の第二実施形態による位相差層付偏光板の概略の構成を示す模式的な断面図である。第二実施形態では、第一位相差層21の第一主面21a側に第二の層32が設けられている点が上記第一実施形態と異なる。具体的には、位相差層付偏光板100は、さらに、偏光板10(偏光子11)と第一位相差層21との間に配置される第二の層32を有する。 図示例では、偏光板10は、偏光子11と偏光子11の片側に配置される保護層12とを含んでいるが、さらに、偏光子11のもう片側に配置される第二保護層を含んでいてもよい。また、偏光板10は、偏光子11と保護層12とを含んでいるが、保護層12は省略されてもよい。 第一位相差層21は、樹脂フィルムの延伸フィルムで構成され、Re(450)<Re(550)の関係を満足する。第一位相差層21のRe(550)は、代表的には100nm~200nmである。第一位相差層21の遅相軸と偏光子11の吸収軸とのなす角度は、好ましくは40°~50°であり、より好ましくは42°~48°であり、さらに好ましくは44°~46°であり、特に好ましくは約45°であり;あるいは、好ましくは130°~140°であり、より好ましくは132°~138°であり、さらに好ましくは134°~136°であり、特に好ましくは約135°である。 位相差層付偏光板を構成する各部材は、任意の適切な接着層(図示せず)を介して積層され得る。接着層の具体例としては、接着剤層、粘着剤層が挙げられる。例えば、保護層12は、接着剤層を介して(好ましくは、活性エネルギー線硬化型接着剤を用いて)偏光子11に貼り合わせられる。接着剤層の厚みは、好ましくは0.4μm以上であり、より好ましくは0.4μm~3.0μmであり、さらに好ましくは0.6μm~2.2μmである。例えば、第一位相差層20は、粘着剤層(例えば、アクリル系粘着剤)を介して偏光板10(偏光子11)に貼り合わせられる。粘着剤層の厚みは、好ましくは1μm~10μmである。 第一位相差層21の第二主面21b側に配置される粘着剤層40により、例えば、位相差層付偏光板100は画像表示装置に含まれる画像表示パネルに貼り付け可能とされる。粘着剤層40の厚みは、好ましくは10μm~20μmである。粘着剤層40は、例えば、アクリル系粘着剤で構成される。図示しないが、粘着剤層40の表面には、実用的には、はく離ライナーが貼り合わせられる。はく離ライナーは、位相差層付偏光板が使用に供されるまで仮着され得る。はく離ライナーを用いることにより、例えば、粘着剤層40を保護するとともに、位相差層付偏光板のロール形成が可能となる。 第一の層31および第二の層32は、樹脂層である。具体的には、第一の層31および第二の層32は、それぞれ、樹脂の硬化層であってもよく、樹脂の固化層であってもよく、これらの組み合わせからなる層であってもよい。第一の層31および第二の層32は、それぞれ、第一位相差層21に直に接して配置される(第一位相差層21に直接形成される)ことが好ましい。1つの実施形態においては、第一の層31は、第一位相差層21と第一位相差層21に隣接して配置される層(例えば、第二位相差層22)とを固着する接着層として機能し得る。なお、隣接とは、直接隣り合っているだけでなく、接着層を介して隣り合っていることも包含する。 第二の層32のせん断破壊強度は、好ましくは60MPa以上200MPa以下であり、より好ましくは80MPa以上120MPa以下である。 図1に示すように、位相差層付偏光板100が第二の層32を有しない形態(偏光板10と第一位相差層21とが隣接して配置される形態)においては、第一の層31のせん断破壊強度は、80MPaを超え、好ましくは85MPa以上であり、より好ましくは90MPa以上である。一方、第一の層31のせん断破壊強度は200MPa以下であることが好ましい。 図2に示すように、位相差層付偏光板100が第二の層32を有する形態においては、第一の層31のせん断破壊強度は、40MPa以上であり、好ましくは50MPa以上であり、より好ましくは60MPa以上である。一方、第一の層31のせん断破壊強度は200MPa以下であることが好ましく、85MPa未満であってもよく、80MPa以下であってもよい。 第一の層、もしくは、第一の層および第二の層を設けることにより、過酷な高温高湿環境下においても優れた耐久性を有する位相差層付偏光板を実現することができる。具体的には、過酷な高温高湿環境下においてもクラックおよび剥がれが抑制された位相差層付偏光板を実現することができる。詳細は以下のとおりである。本発明の実施形態に用いられる第一位相差層は、非常に優れた円偏光特性を発現するので、非常に優れた反射防止機能を有する位相差層付偏光板(円偏光板)を実現することができる。さらに、このような第一位相差層は、後述する屈折率特性がnz>nx=nyの関係を示す第二位相差層と組み合わせて用いることにより、反射防止機能の広視野角化が可能となる。一方で、第一位相差層を構成する樹脂フィルムの延伸フィルムは、熱収縮が大きく、および、吸水率が高いので、高温高湿環境下における信頼性が不十分となる場合があり、さらに、特性に関する近年の新たな基準となりつつある過酷な高温高湿環境下においてはクラックおよび/または剥がれが発生する場合がある。本発明の実施形態によれば、第一の層、もしくは、第一の層および第二の層を設けることにより、第一位相差層の優れた特性を維持しつつ、位相差層付偏光板全体として、過酷な高温高湿環境下における耐久性および信頼性を顕著に改善することができる。その結果、過酷な高温高湿環境下においてもクラックおよび剥がれが抑制された位相差層付偏光板を実現することができる。なお、上記のメカニズムは推定であり、当該メカニズムは本発明の実施形態を限定または拘束するものではない。 位相差層付偏光板に含まれてもよい第二位相差層22の屈折率特性は、代表的には、nz>nx=nyの関係を示す。このような位相差層を設けることにより、斜め方向の反射を良好に防止することができ、反射防止機能の広視野角化が可能となる。 位相差層付偏光板は、さらなる位相差層(図示せず)を有していてもよい。さらなる位相差層の光学的特性(例えば、屈折率特性、面内位相差、Nz係数、光弾性係数)、厚み、配置位置等は、目的に応じて適切に設定され得る。 位相差層付偏光板は、枚葉状であってもよく長尺状であってもよい。本明細書において「長尺状」とは、幅に対して長さが十分に長い細長形状を意味し、例えば、幅に対して長さが10倍以上、好ましくは20倍以上の細長形状を含む。長尺状の位相差層付偏光板は、ロール状に巻回可能である。 B.偏光子 偏光子11としては、任意の適切な偏光子が採用され得る。例えば、偏光子を形成する樹脂フィルムは、単層の樹脂フィルムであってもよく、二層以上の積層体であってもよい。 単層の樹脂フィルムから構成される偏光子の具体例としては、ポリビニルアルコール(PVA)系フィルム、部分ホルマール化PVA系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質による染色処理および延伸処理が施されたもの、PVAの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等ポリエン系配向フィルム等が挙げられる。好ましくは、光学特性に優れることから、PVA系フィルムをヨウ素で染色し一軸延伸して得られた偏光子が用いられる。 上記ヨウ素による染色は、例えば、PVA系フィルムをヨウ素水溶液に浸漬することにより行われる。上記一軸延伸の延伸倍率は、好ましくは3~7倍である。延伸は、染色処理後に行ってもよいし、染色しながら行ってもよい。また、延伸してから染色してもよい。必要に応じて、PVA系フィルムに、膨潤処理、架橋処理、洗浄処理、乾燥処理等が施される。例えば、染色の前にPVA系フィルムを水に浸漬して水洗することで、PVA系フィルム表面の汚れやブロッキング防止剤を洗浄することができるだけでなく、PVA系フィルムを膨潤させて染色ムラなどを防止する