JP-2026077771-A - 法面均し用部材の取付方法
Abstract
【課題】法面均しの施工効率を向上できる法面均し用部材の取付方法を提供する。 【解決手段】基礎捨石マウンドの法面の傾斜角に応じた階段面を有するガイド部材を、前記階段面が上方を向くように地面に載置する載置ステップと、前記載置ステップにて載置された前記ガイド部材に対して前記法面均し用部材の前記複数の下端面を前記ガイド部材の前記階段面とそれぞれ接触させることによって、前記法面均し用部材を位置決めする位置決めステップと、前記位置決めステップにて位置決めされた後の前記法面均し用部材に対して前記均し用重錘を上方から下降させて、前記均し用重錘の下端に前記法面均し用部材を連結する連結ステップと、を含む。 【選択図】図7
Inventors
- 下村 泰史
- 金子 貴一
Assignees
- 若築建設株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260213
Claims (2)
- 水中の基礎捨石マウンドの平面を均すための均し用重錘の下端に法面均し用部材を取り付ける取付工法であって、 前記法面均し用部材の下端には、前記基礎捨石マウンドの法面の傾斜角に応じた階段状に形成される複数の下端面が設けられ、 前記複数の下端面の法線方向は、前記均し用重錘の落下方向と同一であり、 前記傾斜角に応じた階段面を有するガイド部材を、前記階段面が上方を向くように地面に載置する載置ステップと、 前記載置ステップにて載置された前記ガイド部材に対して前記法面均し用部材の前記複数の下端面を前記ガイド部材の前記階段面とそれぞれ接触させることによって、前記法面均し用部材を位置決めする位置決めステップと、 前記位置決めステップにて位置決めされた後の前記法面均し用部材に対して前記均し用重錘を上方から下降させて、前記均し用重錘の下端に前記法面均し用部材を連結する連結ステップと、 を含む法面均し用部材の取付方法。
- 前記法面均し用部材は、前記均し用重錘の下端に連結される基部と、前記基部に対して前記均し用重錘の延在方向に沿って摺動可能な複数のブロックと、前記複数のブロックの相対位置を保持する保持部と、を備え、前記複数のブロックの下端面が前記法面均し用部材の階段状の前記複数の下端面を形成し、 前記位置決めステップは、前記載置ステップにて載置された前記ガイド部材に対して前記法面均し用部材を上方から下降させて、前記複数のブロックの前記下端面を前記ガイド部材の前記階段面とそれぞれ接触させることによって、前記法面均し用部材の階段状の前記複数の下端面の位置を一括で位置決めし、 前記位置決めステップにて位置決めされた前記複数のブロックの相対位置を前記保持部により保持させる保持ステップを含み、 前記連結ステップは、前記保持ステップにて保持された後の前記法面均し用部材に対して前記均し用重錘を上方から下降させて、前記均し用重錘の下端に前記法面均し用部材を連結する、 請求項1に記載の法面均し用部材の取付方法。
Description
本開示は、法面均し用部材の取付方法に関する。 水中の基礎捨石マウンドの法面を均すために使用されている既存の技術として、均し用重錘がある。この技術では、基礎捨石マウンドの天端面(平面)を均すための重錘本体下端に法面均し用部材を取り付けて使用する。法面均し用部材は、部材の底面を、形成する法面の傾斜角に応じた傾斜面とし、部材の上面のボルトで重錘本体に固定されている。このように重錘本体に法面均し用部材を取り付けた重錘を、起重機船により捨石マウンド上に落下させることによって法面均しを行う(例えば特許文献1)。 特開2021-161674号公報 実施形態に係る捨石マウンド均し装置の全体構成の一例を示す図第1実施形態に係る法面均し用部材の概略構成の一例を示す図比較例としての従来の法面均し用部材を用いる場合の挙動の一例を示す図第1実施形態に係る法面均し用部材を用いる場合の挙動の一例を示す図第1実施形態の法面均し用部材の取付方法の第1段階を示す図第1実施形態の法面均し用部材の取付方法の第2段階を示す図第1実施形態の法面均し用部材の取付方法の第3段階を示す図法面均し用部材の他の傾斜角度の例を示す図第2実施形態に係る法面均し用部材の概略構成の一例を示す図第2実施形態の法面均し用部材の取付方法の第2段階を示す図第2実施形態の法面均し用部材の取付方法の第3段階を示す図第2実施形態の法面均し用部材の取付方法の第4段階を示す図法面均し用部材の他の傾斜角度の例を示す図 以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。 [第1実施形態] 図1~図8を参照して第1実施形態を説明する。 図1は、実施形態に係る捨石マウンド均し装置1の全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、予め水中5には、多数の捨石が投入されて海底などの水底8に堆積されている基礎捨石マウンド6が形成されている。捨石マウンド均し装置1は、基本的にはこの基礎捨石マウンド6のうち上方の天端面6Aを均すための装置である。 捨石マウンド均し装置1は、起重機船2のクレーン3のワイヤ7に昇降自在に吊下げされた均し用重錘4を備える。均し用重錘4は、長尺状に形成され、長手方向の一方の端部4Aがワイヤ7に連結され、これにより他方の端部4Bが鉛直下方を向いて設置される。以下では均し用重錘4の端部4Bを「下端4B」とも表記する場合がある。下端4Bには均し用重錘4の長手方向を法線方向とする平面が形成されている。捨石マウンド均し装置1は、矢印Aで示すように、クレーン3を作動させて均し用重錘4を水中5の基礎捨石マウンド6に向けて上方から下方に落下させる。これにより均し用重錘4の下端4Bが基礎捨石マウンド6の天端面6Aを押圧して、天端面6Aを平面状に均すことができる。 本実施形態の捨石マウンド均し装置1は、さらに法面均し用部材10を備える。法面均し用部材10は、均し用重錘4の下端4Bに取り付けて用いられる。図1に示すように、基礎捨石マウンド6の縁部(図1では天端面6Aより左側の部分)には、天端面6Aと水底8との間を傾斜状に連続的に繋ぐ法面6Bが形成される。法面均し用部材10は、均し用重錘4の下端4Bに取り付けられた状態で図1に矢印Aで示すように上方から下方の基礎捨石マウンド6の法面6Bに落下させることにより、基礎捨石マウンド6の法面6Bを押圧して法面6Bを傾斜面状に均すことができる。 図1に加えて図2を参照して、本実施形態に係る法面均し用部材10の構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る法面均し用部材10の概略構成の一例を示す図である。図2は、図1中の法面均し用部材10を含む部分を拡大視した図でもある。 図2に示すように、法面均し用部材10の下端には、基礎捨石マウンド6の法面6Bの傾斜角に応じた階段状に形成される複数の下端面11B、12B、13B、14B、15Bが設けられる。複数の下端面11B~15Bの法線方向は、図1に矢印Aで示す均し用重錘4の落下方向と同一である。 なお、ここで用いる「同一」とは、厳密に同じ方向に限られず、実施形態の効果を損なわない程度のずれが許容される。つまり、「同一」には略同一が含まれてもよい。例えば、均し用重錘4の落下方向と、法面均し用部材10の複数の下端面11B~15Bの法線方向とが互いに完全に同一方向でなくても、製造上許容される範囲内で互いに同一方向として扱うことができることを意味する。 また、第1実施形態に係る法面均し用部材10の階段状の複数の下端面11B~15Bは、複数のブロックの組み合わせによって形成される。図1、図2の例では、5個のブロック11、12、13、14、15が組み合わされている。5個のブロック11~15のそれぞれは、例えば板状の部材であり、図1、図2の紙面左右方向が厚み部分であり、紙面奥行方向に沿って主面が配置されている。各ブロック11~15は、主面同士が面接触されて紙面左右方向の厚さ方向に積層される。各ブロック11~15の上下方向の寸法は異なる長さで形成されている。 図2の例では、ブロック11、12、13、14、15の順番で紙面右側から左側に配列されている。各ブロック11~15の上端11A~15Aの高さ位置は揃えられ、各ブロック11~15は上端部分で均し用重錘4の下端4Bとそれぞれ連結されている。各ブロック11~15の上下方向の寸法は、この順番で段階的に長くなるように形成されている。この結果、各ブロック11~15が均し用重錘4の下端4Bに連結された状態では、各ブロック11~15の下端面11B~15Bが、この順番で段階的により突出するように階段形状を形成する。 ここで、均し用重錘4の下端4Bの平面は例えば矩形状に形成され、図1、図2では矩形状の一辺のみが図示されている。例えば下端4Bの平面が正方形の場合には、各ブロック11~15の主面の紙面奥行方向の幅寸法はこの正方形の一辺の長さに収まる長さで形成される。また、各ブロック11~15の紙面左右方向の厚さ寸法は、幅寸法の五分の一程度であり、各ブロック11~15を厚さ方向に積層された合計の寸法が下端4Bの平面の正方形の一辺の長さに収まる長さとなるよう形成される。 図2の例では、各ブロック11~15の上下方向の各寸法は、下端面11B~15Bを結ぶ線分を直角三角形の斜辺としてみるときに、高さと底辺の比率が1:2となるように形成されている。この比率は、均し対象の法面6Bの傾斜角度に応じて適宜設定できる。 ここで、図3、図4を参照して、第1実施形態に係る法面均し用部材10の効果を説明する。図3は、比較例としての従来の法面均し用部材50を用いる場合の挙動の一例を示す図である。図4は、第1実施形態に係る法面均し用部材10を用いる場合の挙動の一例を示す図である。 図3に示すように、従来の法面均し用部材50では、下端に傾斜面50Aが設けられる。この傾斜面50Aの傾斜角度は、均し対象の法面6Bの傾斜角度に対応している。図3に矢印Aで示すように、先に説明したように均し用重錘4を上方から下方に落下させて、法面均し用部材50が法面6Bに突き当たり、法面6B上の捨石に着底する。このとき、法面均し用部材50の下端の傾斜面50Aが法面6Bの傾斜角度に対応する平面であるため、傾斜面50Aが法面6Bから受ける反力によって図3に矢印Bで示すように、法面均し用部材50が法面6Bの傾斜方向に沿った外力を受ける。この結果、図3に点線で示すように、法面均し用部材50と均し用重錘4とが法面6Bの傾斜方向に沿って法面6Bの下方に比較的大きく滑り落ちる。 一方、図4に示すように本実施形態の法面均し用部材10では、底面が階段状であるため、図2に示したように法面均し用部材10の下端面11B~15Bは傾斜しておらず法線方向が落下方向Aと同一である。このため、法面均し用部材10が法面6Bに突き当たり、法面6B上の捨石に着底するとき、図4に矢印Cで示すように、法面均し用部材10が法面6Bから受ける反力のうち法面6Bの傾斜方向の成分の大きさは、図3の比較例の外力Bより相対的に小さくなる。この結果、図4に点線で示すように、法面均し用部材10と均し用重錘4とが法面6Bの傾斜方向に沿って法面6Bの下方に滑り落ちる量が図3の場合より比較的小さくなり、法面6Bの下方に滑りにくくなる。 このように、第1実施形態に係る法面均し用部材10では、部材10の下端に基礎捨石マウンド6の法面6Bの傾斜角に応じた階段状に形成される複数の下端面11B~15Bが設けられる。また、複数の下端面11B~15Bは、その法線方向が均し用重錘4の落下方向Aと同一となる平面である。これらの構成によって、法面均し用部材10の底面が法面6Bの捨石上に着底時、底面の平面状の複数の下端面11B~15Bが捨石に支持されることで、法面均し用部材10の法面6Bの下方への滑り落ちが抑制する。この結果、均し用重錘4の直下の法面6Bの所望の範囲に法面均し用部材10を確実に着底させ、かつ、着底後にこの法面6Bの所望の範囲を確実に押圧して均すことが可能となるので、法面均しの施工効率を向上できる。 次に図5~図7を参照して、第1実施形態に係る法面均し用部材10の均し用重錘4への取付方法の一例を説明する。図5は、第1実施形態の法面均し用部材10の取付方法の第1段階を示す図である。図6は、第1実施形態の法面均し用部材10の取付方法の第2段階を示す図である。図7は、第1実施形態の法面均し用部材10の取付方法の第3段階を示す図である。 図5に示す第1段階では、法面均し用部材10の下端面の所望の傾斜角に応じた階段面31、32、33、34、35を有するガイド部材30を、階段面31~35が上方を向くように地面40に載置する(載置ステップ)。地面40は、例えば起重機船2の甲板などである。 図6に示す第2段階では、載置ステップにて載置されたガイド部材30に対して法面均し用部材10の複数の下端面11B~15Bをガイド部材30の階段面31~35とそれぞれ接触させることによって、法面均し用部材10を位置決めする(位置決めステップ)。ここでは、各ブロック11~15をそれぞれガイド部材30の階段面31~35の上に載置する。これにより、各ブロック11~15の上端11A~15Aの高さ位置が揃った状態となる。この状態の法面均し用部材10に対して、図6に矢印Dで示すように、上方から下方に均し用重錘4を法面均し用部材10に接近させる。 図7に示す第3段階では、位置決めステップにて位置決めされた後の法面均し用部材10に対して均し用重錘4を上方から下降させて、均し用重錘4の下端4Bに法面均し用部材10を連結する(連結ステップ)。なお、各ブロック11~15の均し用重錘4との連結手法としては、脱着可能な手法であればよく任意の手法を適用できる。例えば、ボルト締結や、ピンと孔との組み合わせやフック同士による係止や、ブロック側の上端に設けられたピンを均し用重錘4の下端4Bに溶接固定する手法などが挙げられる。 図5~図7を参照して説明したように、第1実施形態に係る法面均し用部材10の均し用重錘4への取付方法によれば、均し用重錘4をクレーン3により吊下げた状態のままで上下方向の移動のみによって法面均し用部材10を均し用重錘4に取り付けることができる。従来法面均し用部材を均し用重錘に取り付ける際には、均し用重錘4を一旦地面40に寝かせて、水平方向から法面均し用部材を取り付ける必要がある。このため、長尺状の均し用重錘4の長手方向の寸法分だけ取付のために必要な地面40の面積を広くとる必要がある。これに対して本実施形態では、ガイド部材30を用いることによって均し用重錘4を上下方向に吊り下げた状態で法面均し用部材10を取り付けることができるので、取付のために必要な地面40