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JP-2026077805-A - 電解質組成物

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Abstract

【課題】 イオン伝導度に優れる電解質組成物を提供すること。 【解決手段】 イオン伝導性無機固体電解質と、金属イオンを優先的に伝導する能力を有するポリマーと、イオン液体と、を含む、電解質組成物。 【選択図】なし

Inventors

  • 諏訪 康貴
  • 中島 秀人
  • 大内 誠

Assignees

  • 住友化学株式会社
  • 国立大学法人京都大学

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260217

Claims (1)

  1. イオン伝導性無機固体電解質と、 金属イオンを優先的に伝導する能力を有するポリマーと、 イオン液体と、を含む、電解質組成物。

Description

本発明は、電解質組成物、電解質、及び電池に関する。 リチウムイオン電池等の正極及び負極間の金属イオンの移動に伴い充放電を行う電池は、高容量であることから盛んに研究が進められている。リチウムイオン電池等の電解質としては、有機溶媒又はイオン液体を含むリチウム塩の溶液などが知られているが、安全性とプロセス性の観点から固体電解質の研究が進められている(特許文献1及び2、並びに非特許文献1)。固体電解質としては、酸化物系固体電解質、硫化物系固体電解質等、様々な種類の化合物が知られている。 中国特許出願明細書第112448100号中国特許出願明細書第110247111号韓国公開特許第2018-0051079号 Journal of The Electrochemical Society, 2020, 167, 070559. 本実施形態の電解質組成物はイオン伝導性無機固体電解質と、金属イオンを優先的に伝導する能力を有するポリマーと、イオン液体と、を含む。 [イオン伝導性無機固体電解質] イオン伝導性無機固体電解質としては、特に制限されず、酸化物(酸化物系固体電解質)、硫化物(硫化物系固体電解質)、水素化物(水素化物系固体電解質)又はハロゲン化物(ハロゲン化物系固体電解質)等であってよい。イオン伝導性無機固体電解質は、アルカリ金属元素及びアルカリ土類金属元素の少なくとも一方を含んでいてよく、アルカリ金属元素を含んでいてよい。 (酸化物系固体電解質) 酸化物系固体電解質としては、例えば、ペロブスカイト型酸化物、NASICON型酸化物、LISICON型酸化物、ガーネット型酸化物等の酸化物、及び当該酸化物に他のカチオンまたはアニオンをドープしたものなどが挙げられる。 ペロブスカイト型酸化物としては、LiaLa1-aTiO3(0<a<1)などのLi-La-Ti系酸化物、LibLa1-bTaO3(0<b<1)などのLi-La-Ta系酸化物、LicLa1-cNbO3(0<c<1)などのLi-La-Nb系酸化物などが挙げられる。 NASICON型酸化物としては、Li1+dAldTi2-d(PO4)3(0≦d≦1)などが挙げられる。NASICON型酸化物は、LimM1 nM2 oPpOq(式中、M1は、B、Al、Ga、In、C、Si、Ge、Sn、SbおよびSeからなる群から選ばれる1種以上の元素。M2は、Ti、Zr、Ge、In、Ga、SnおよびAlからなる群から選ばれる1種以上の元素。m、n、o、pおよびqは、任意の正数。)で表される酸化物であり、Li1+x+yAlx(Ti,Ge)2-xSiyP3-yO12 (0<x<2、0<y<3)(LATP)などが挙げられる。 LISICON型酸化物としては、Li4M3O4-Li3M4O4(M3は、Si、Ge、およびTiからなる群から選ばれる1種以上の元素。M4は、P、AsおよびVからなる群から選ばれる1種以上の元素。)で表される酸化物などが挙げられる。 ガーネット型酸化物としては、Li7La3Zr2O12(LLZ)、Li7-a2La3Zr2-a2Taa2O12(LLZT、0<a2<1であってよく、0.1<a2<0.8であってよく、0.2<a2<0.6)等のLi-La-Zr系酸化物などが挙げられる。 酸化物系固体電解質は、結晶性材料であってもよく、非晶質材料であってもよい。 酸化物系固体電解質としては、Li6.6La3Zr1.6Ta0.4O12、Li0.33La0.55TiO3等が挙げられる。 (硫化物系固体電解質) 硫化物系固体電解質としては、Li2S-P2S5系化合物、Li2S-SiS2系化合物、Li2S-GeS2系化合物、Li2S-B2S3系化合物、Li2S-P2S3系化合物、LiI-Si2S-P2S5、LiI-Li2S-P2O5、LiI-Li3PO4-P2S5、Li10GeP2S12などを挙げることができる。 なお、本明細書において、硫化物系固体電解質を指す「系化合物」という表現は、「系化合物」の前に記載した「Li2S」「P2S5」などの原料を主として含む固体電解質の総称として用いる。例えば、Li2S-P2S5系化合物には、Li2SとP2S5とを含み、さらに他の原料を含む固体電解質が含まれる。また、Li2S-P2S5系化合物には、Li2SとP2S5との混合比を異ならせた固体電解質も含まれる。 Li2S-P2S5系化合物としては、Li2S-P2S5、Li2S-P2S5-LiI、Li2S-P2S5-LiCl、Li2S-P2S5-LiBr、Li2S-P2S5-Li2O、Li2S-P2S5-Li2O-LiI、Li2S-P2S5-ZmSn(m、nは正の数。Zは、Ge、ZnまたはGa)などを挙げることができる。 Li2S-SiS2系化合物としては、Li2S-SiS2、Li2S-SiS2-LiI、Li2S-SiS2-LiBr、Li2S-SiS2-LiCl、Li2S-SiS2-B2S3-LiI、Li2S-SiS2-P2S5-LiI、Li2S-SiS2-Li3PO4、Li2S-SiS2-Li2SO4、Li2S-SiS2-LixMOy(x、yは正の数。Mは、P、Si、Ge、B、Al、GaまたはIn)などを挙げることができる。 Li2S-GeS2系化合物としては、Li2S-GeS2、Li2S-GeS2-P2S5などを挙げることができる。 硫化物系固体電解質は、結晶性材料であってもよく、非晶質材料であってもよい。 (水素化物系固体電解質) 水素化物系固体電解質材料としては、LiBH4、LiBH4-3KI、LiBH4-PI2、LiBH4-P2S5、LiBH4-LiNH2、3LiBH4-LiI、LiNH2、Li2AlH6、Li(NH2)2I、Li2NH、LiGd(BH4)3Cl、Li2(BH4)(NH2)、Li3(NH2)I、Li4(BH4)(NH2)3などを挙げることができる。 (ハロゲン化物系固体電解質) ハロゲン化物固体電解質としては、Liと金属元素とハロゲン元素を含む化合物などを挙げることができる。 ハロゲン化物固体電解質は、結晶性材料であってもよく、非晶質材料であってもよい。 イオン伝導性無機固体電解質としては、酸化物系固体電解質、硫化物系固体電解質、水素化物系固体電解質又はハロゲン化物系固体電解質の具体例として挙げた化合物のLiの一部又は全部をNa、K、Rb又はCsで置き換えた化合物も挙げられる。 イオン伝導性無機固体電解質の含有量は、電解質組成物の総量に対して、50質量%以上であってよく、55質量%以上であってよく、60質量%以上であってよく、65質量%以上であってよく、70質量%以上であってよい。また、イオン伝導性無機固体電解質の含有量は、電解質組成物の総量に対して、95質量%以下であってよく、90質量%以下であってよい。また、イオン伝導性無機固体電解質の含有量は、電解質組成物の総量に対して、50~99質量%であってよく、55~95質量%であってよく、65~90質量%であってよい。 イオン伝導性無機固体電解質の含有量は、電解質組成物の総量に対して、15体積%以上であってよく、25体積%以上であってよく、35体積%以上であってよく、40体積%以上であってよく、45体積%以上であってよい。また、イオン伝導性無機固体電解質の含有量は、電解質組成物の総量に対して、90体積%以下であってよく、80体積%以下であってよく、70体積%以下であってよく、60体積%以下であってよい。また、イオン伝導性無機固体電解質の含有量は、電解質組成物の総量に対して、15~90体積%であってよく、20~80体積%であってよく、30~70体積%であってよい。なお、本明細書では、特に断らない限り、体積%は、電解質組成物に含まれる各成分の混合前の体積に基づいて計算され、電解質組成物に含まれる各成分の質量割合が分かっている場合は、各成分の質量割合を密度で除した値であってよい。 イオン伝導性無機固体電解質は、粒子表面に処理を施したものであってよい。具体的には、酸により表面不導体層を除く処理や、原子と共有結合を形成する処理などが挙げられる。酸としては特に限定されるものではないが、塩酸、硝酸、リン酸などが挙げられる。 [金属イオンを優先的に伝導する能力を有するポリマー] 金属イオンを優先的に伝導する能力を有するポリマー(以下、単にポリマーとも呼ぶ。)としては、例えば、室温(25℃)において、当該ポリマーを33質量%と、非イオン性の可塑剤67質量%を含む組成物、又は当該ポリマーを31.9質量%と、金属塩と、非イオン性の可塑剤を残りの全量含み、金属イオン濃度が0.3mol/Lである組成物について金属イオンの輸率を測定した場合に、金属イオンの輸率が0.4以上、0.5以上、0.6以上、又は0.7以上となるものであってよい。組成物に含まれる金属イオンは、ポリマーがアニオン性官能基を有する場合、当該アニオン性官能基の対カチオンであってよく、金属塩として添加したものであってもよい。金属イオンを優先的に伝導する能力を有するポリマーは、アルカリ金属イオンを優先的に伝導する能力を有するポリマーであってよい。非イオン性の可塑剤としては、有機溶媒及びフッ素系樹脂等のその他の樹脂の少なくとも一方が挙げられる。有機溶媒は、非プロトン性溶媒であってよい。非プロトン性溶媒は、カーボネート系溶媒、フッ素系溶媒、及びエーテル系溶媒からなる群から選択される少なくとも一種であってよい。カーボネート系溶媒としては、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等の鎖状カーボネート;エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネート等の環状カーボネートなどが挙げられる。フッ素系溶媒としては、パーフルオロオクタン等のハイドロフルオロカーボン類;メチルノナフルオロブチルエーテル、エチルノナフルオロブチルエーテル等のハイドロフルオロエーテル類、1,3,3,3-テトラフルオロプロペン等のハイドロフルオロオレフィン類などが挙げられる。エーテル系溶媒としては、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,3-ジオキソラン等の環状エーテル;1,2-ジエトキシエタン、及びエトキシメトキシエタン等の鎖状エーテルなどが挙げられる。 フッ素系樹脂としては、炭素鎖を主鎖として有する樹脂が好ましい。炭素鎖はエチレン性不飽和基のラジカル重合により形成されたものであってよい。 金属イオンの濃度は金属塩を添加することにより調製してよい。例えば、金属塩がアルカリ金属塩である場合、アルカリ金属塩としては特に限定されないが、アルカリ金属をMとして、MF、MCl、MBr、MI、MClO4、MPF6、MBF4、M2SO4、M[(ChF2h+1)SO3](hは、0~3)、M[(ChF2h+1)SO2]2N(hは、0~3)等が挙げられる。Mはポリマーが構造単位(A)を有する場合、構造単位(A)が有するアルカリ金属元素と同じアルカリ金属元素であってよい。 金属イオンを優先的に伝導する能力を有するポリマーは、金属イオンを対カチオンとして有するアニオン性官能基(官能基(A)とも呼ぶ。)、及びアニオン補足能を有する官能基(官能基(B)とも呼ぶ。)の少なくとも一方を含むものが挙げられる。ポリマーの構造としては、特に制限はないが、主鎖として炭素鎖を有するものが挙げられ、当該炭素鎖はエチレン性不飽和基を有する単量体のラジカル付加重合により形成されたものであってよい。 官能基(A)の対カチオンである金属イオンは、アルカリ金属イオン及びアルカリ土類金属イオンの少なくとも一方であってよく、アルカリ金属イオンであってよい。アルカリ金属イオンとしては、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイ