JP-2026077855-A - 画像形成方法及び画像形成装置
Abstract
【課題】インクジェットヘッドの耐久性を損なうことなく、印刷物のローマイグレーション化及び高品質化を図ることができる画像形成方法及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】活性線硬化型インクをインクジェットヘッドから記録材に向けて吐出する吐出工程と、記録材に着弾した活性線硬化型インクのインク滴に活性線を照射して硬化させる硬化工程と、を含む画像形成方法において、活性線硬化型インクは、活性線重合性成分と、重合開始剤と、分子量が500以上である高分子増感剤と、を含有し、インクジェットヘッドは、ノズルと、圧力室と、振動板と、バイピッチ構造の圧電部材と、を備える。インクジェットヘッドの使用上限温度は60℃より高く、ノズル間のピッチは1/75インチよりも小さく、吐出工程は活性線硬化型インクを60℃より高く90℃以下の温度で加熱する工程を含む。 【選択図】図2
Inventors
- 兼子 忠祐
Assignees
- コニカミノルタ株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260219
- Priority Date
- 20240313
Claims (10)
- 活性線硬化型インクをインクジェットヘッドから記録材に向けて吐出する吐出工程と、 前記記録材に着弾した前記活性線硬化型インクのインク滴に活性線を照射して硬化させる硬化工程と、を含み、 前記活性線硬化型インクは、 活性線重合性成分と、 重合開始剤と、 分子量が500以上である高分子増感剤と、を含有し、 前記インクジェットヘッドは、 複数のノズルと、 複数の前記ノズルのそれぞれに連通する複数の圧力室と、 複数の前記圧力室の壁面の一部を形成する振動板と、 駆動電圧の印加により前記圧力室に圧力変動を生じさせる圧電部材と、を備え、 前記圧電部材は、 前記圧力室に対応する前記振動板の振動領域に接合される駆動圧電素子柱と、 前記圧力室の隔壁に対応する前記振動板の非振動領域に接合される非駆動圧電素子柱と、を有し、 前記インクジェットヘッドの使用上限温度は、60℃より高く、 前記ノズル間のピッチは、1/75インチよりも小さく、 前記吐出工程は、前記活性線硬化型インクを60℃より高く90℃以下の温度で加熱する工程を含む、 画像形成方法。
- 前記高分子増感剤は、チオキサントン系化合物である、 請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記活性線重合性成分は、ラジカル活性線重合性化合物である、 請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 前記記録材は、長尺のロール状記録材である、 請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 前記記録材は、食品包装フィルムである、 請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 前記記録材は、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート又はポリブタジエンテレフタレートで形成されている、 請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 前記インクジェットヘッドは、前記記録材の幅方向に複数の前記ノズルが配列され、搬送される前記記録材に一度に印刷する1パス方式である、 請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 前記インクジェットヘッドは、循環型である、 請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 前記圧電部材の駆動周波数は、30kHz以上である、 請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 活性線硬化型インクを記録材に向けて吐出するインクジェットヘッドと、 前記記録材に着弾した前記活性線硬化型インクのインク滴に活性線を照射して硬化させる活性線照射部と、 前記活性線硬化型インクを加熱する加熱部と、を備え、 前記活性線硬化型インクは、 活性線重合性成分と、 重合開始剤と、 分子量が500以上である高分子増感剤と、を含有し、 前記インクジェットヘッドは、 複数のノズルと、 複数の前記ノズルのそれぞれに連通する複数の圧力室と、 複数の前記圧力室の壁面の一部を形成する振動板と、 駆動電圧の印加により前記圧力室に圧力変動を生じさせる圧電部材と、を備え、 前記圧電部材は、 前記圧力室に対応する前記振動板の振動領域に接合される駆動圧電素子柱と、 前記圧力室の隔壁に対応する前記振動板の非振動領域に接合される非駆動圧電素子柱と、を有し、 前記インクジェットヘッドの使用上限温度は、60℃より高く、 前記ノズル間のピッチは、1/75インチよりも小さく、 前記加熱部は、前記活性線硬化型インクを60℃より高く90℃以下の温度で加熱可能である、 画像形成装置。
Description
本発明は、インクジェット方式の画像形成方法及び画像形成装置に関する。 従来、用紙などの記録材に画像を形成する画像形成装置として、活性線硬化型インクを使用したインクジェット方式の画像形成装置が知られている。一般に、活性線硬化型インクは、活性線重合性成分、重合開始剤及び増感剤等を含む。 特に、食品包装の印刷においては、安全性を高めたローマイグレーション対応の活性線硬化型インクの使用が推奨されている。例えば、特許文献1には、高分子増感剤等の特定の成分を含有させることによりローマイグレーション化した活性エネルギー線硬化型インクジェット用インク組成物が開示されている。 特許第6960555号公報 図1A、図1Bは、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置の制御系の主要部を示すブロック図である。図3は、インクジェットヘッドの外観を示す斜視図である。図4は、インクジェットヘッドの内部構造を模式的に示す断面図である。図5は、圧電部材の構造を模式的に示す断面図である。 以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。 <画像形成装置> 図1A、図1Bは、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置1の制御系の主要部を示すブロック図である。 画像形成装置1は、活性線硬化型インクを使用したインクジェット方式の画像形成装置(いわゆるインクジェットプリンター)である。画像形成装置1は、記録材Mに活性線硬化型インクのインク滴を吐出し、活性線(例えば、紫外線)の照射によりインク滴を硬化させて記録材Mに硬化膜を形成する。なお、図1A、図1Bには、画像形成装置1の構成を模式的に示しており、各要素には公知の技術を適用できる。 図1A、図1B及び図2に示すように、画像形成装置1は、インクジェットヘッド10(10A~10E)、活性線照射部20、搬送部30及び制御部40等を備える。画像形成装置1には、例えば、インクジェットヘッド10(10A~10E)を記録材Mの搬送方向に並べて配置し、搬送される記録材Mに一度に印刷する1パス方式が採用されている。 なお、画像形成装置1は、インクジェットヘッド10のクリーニング等のメンテナンスを行うメンテナンス部を備えてもよい。 記録材Mは、インクジェットヘッド10から吐出された活性線硬化型インクを定着可能な記録媒体である。記録材Mは、長尺のロール状記録媒体であり、例えば、食品包装フィルムである。食品包装の分野では、インク成分が食品の安全性、臭気、外観又は味に影響を与えるのを抑制するために、ローマイグレーション対応の活性線硬化型インクが用いられる。本実施の形態では、活性線硬化型インクに含まれる増感剤として、分子量が500以上の高分子増感剤を用いることにより、ローマイグレーション化が図られている。 記録材Mは、非吸収性の記録材であってもよいし、吸収性の記録材であってもよい。記録材Mとしては、例えば、プラスチック、紙、カプセル、ジェル、金属箔、ガラス、木材、布などが挙げられる。また、前記プラスチックとしては、例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート及びポリブタジエンテレフタレートなどが挙げられる。 インクジェットヘッド10は、ノズル101(図3参照)を介して、活性線硬化型インクを吐出可能な構成を有する。画像形成装置1には、インクジェットヘッド10として、白色(W)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の活性線硬化型インクを記録材Mに向けて吐出する5つのインクジェットヘッド10A~10Eが設けられている。なお、インクジェットヘッド10A~10Eは、画像形成装置1に設けられるインクジェットヘッドの一例であり、インクジェットヘッド10の数やインクの色はこれに限定されない。インクジェットヘッド10の詳細な構成については、後述する。 本実施の形態では、インクジェットヘッド10は、活性線硬化型インクを60℃超の所定温度に加熱可能な加熱部122を有する。加熱部122は、例えば、インク循環部121内のインクタンク及び/又はインク流路の近傍に配置される。加熱部122の加熱方式としては、例えば、抵抗加熱、誘導加熱、マイクロ波加熱又は赤外線加熱等を適用できる。 また、インクジェットヘッド10は、使用上限温度が60℃より高い。インクジェットヘッド10の使用上限温度は、例えば、90℃である。「使用上限温度が60℃より高い」とは、吐出時に活性線硬化型インクを60℃より高い温度で加熱しても、インクジェットヘッド10の構成部材や構成部材間の接着層の劣化がなく、加熱温度が60℃以下の場合と同等の吐出特性を確保できることを意味する。 従来の一般的なインクジェットヘッドは、耐久性の面で使用上限温度が60℃以下であり、インクを60℃より高い温度で加熱するとインクジェットヘッドが劣化する虞がある。これに対して、本実施の形態では、吐出時にインクを60℃より高い温度で加熱しても、インクジェットヘッド10の吐出特性は損なわれない。したがって、高粘度の活性線硬化型インクを60℃より高い温度で加熱して、適正な粘度に調整したうえで、吐出工程を行うことができる。 また、インクジェットヘッド10は、例えば、インク循環部121(図2参照)を有するインク循環型のインクジェットヘッドである。インクを循環させることで、インクが滞留してノズル詰まり等の不具合が生じるのを防止することができる。 活性線照射部20は、記録材Mに着弾したインク滴に活性線(例えば、紫外線)を照射する。図1Aに示す例では、活性線照射部20は、搬送方向の最下流に配置されたインクジェットヘッド10Eの下流に配置されている。なお、図1Bに示すように、活性線照射部20は、第1活性線照射部21と第2活性線照射部22とを含んでもよい。第1活性線照射部21は、インクジェットヘッド10A~10Dのそれぞれの搬送方向の下流に配置されるピニング用の照射部である。第2活性線照射部22は、インクジェットヘッド10Eの搬送方向の下流に配置される本硬化用の照射部である。また、活性線照射部20の搬送方向の上流及び下流には、紫外線の漏れ防止のためのシールド(図示略)が配置されてもよい。 搬送部30は、給紙部31、巻取部32及び搬送ローラー33等を有し、記録材Mを搬送する。制御部40からの指示に従い、給紙部31から記録材Mが繰り出され、搬送ローラー33等で搬送されるとともに、印刷後の記録材Mが巻取部32に巻き取られる。 なお、搬送部30は、記録材Mを巻き掛けて搬送する搬送ドラム等の搬送部材を含んでもよい。この場合、搬送ドラムの外周面に対向するように、インクジェットヘッド10A~10Bが配置されてもよい。 制御部40は、演算/制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)41、主記憶装置としてのROM(Read Only Memory)42及びRAM(Random Access Memory)43等を有する。ROM42には、基本プログラムや基本的な設定データが記憶される。CPU41は、例えば、ROM42から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM43に展開し、展開したプログラムを実行することにより、インクジェットヘッド10A~10B、活性線照射部20及び搬送部30の動作を集中制御する。 制御部40は、例えば、通信インターフェース44で受信した外部装置43(例えば、パーソナルコンピューター)からの画像データに基づいて駆動信号を生成し、インクジェットヘッド10A~10Eのヘッド駆動部112を制御する。また例えば、制御部40は、インクジェットヘッド10A~10Eに設けられた各種センサー(図示略)からの出力結果に基づいて、インクジェットヘッド10A~10Eのインク循環部121及び加熱部122の動作を制御する。 なお、制御部40が実行する処理の一部又は全部は、処理に応じて設けられたDSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路によって実行されてもよい。また、画像形成装置1は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はSD(Secure Digital)カード等の補助記憶装置を備えてもよい。 画像形成装置1においては、制御部40からの指示に従い、搬送部30によって記録材Mが搬送されつつ、インクジェットヘッド10A~10E及び活性線照射部20によって記録材Mに画像が形成される。 <インクジェットヘッド> 図3~図5を参照して、インクジェットヘッド10A~10Eの具体的な構造について説明する。図3は、インクジェットヘッド10A~10Eの外観を示す斜視図である。図4は、インクジェットヘッド10A~10Eの内部構造を模式的に示す断面図である。図5は、圧電部材111の構造を模式的に示す断面図である。 本開示では、直交座標系(X,Y,Z)を使用して説明する。Z軸の負方向がインクジェットヘッド10A~10Eにおけるインクの吐出方向、Y軸に沿う方向がノズル101の配列方向、X軸に沿う方向が圧力室102に対するインクの流動方向である。以下において、X軸、Y軸及びZ軸に沿う方向を、それぞれ「X軸方向」、「Y軸方向」及び「Z軸方向」と称する。 図3~図5に示すように、インクジェットヘッド10A~10Eは、ノズル101、圧力室102、インク流路103及び圧力発生部110等を備える。インク流路103は、インク供給路104、インク流下路105、個別循環流路106、共通循環流路107、インク流下路105及びインク排出路(図示略)を含む。 インクジェットヘッド10A~10Eは、圧力室102に貯留されたインクが圧力発生部110によって加圧されることにより、ノズル101からインク滴を吐出させる。ノズル101は、Y軸に沿って1列で配置されてもよいし、複数列で配置されてもよい。本実施の形態では、ノズル101は、Y軸方向に沿って4列で配置されている。 ノズル101は、ノズル基板11をZ軸方向に貫通する穴である。ノズル101の直径は、例えば、15~50μmである。ノズル101のピッチ(Y軸方向に隣接するノズル101の離間距離)は、例えば、1/75インチ未満である。ノズルピッチが1/75インチ未満である場合、高精細の画像を形成することができるが、隣接クロストークが発生しやすくなる。 圧力室102は、複数のノズル101のそれぞれに対して一対一で設けられる。圧力室102は、ノズル101から吐出されるインクを貯留するインク貯留空間である。Y軸方向に隣接する圧力室102は、隔壁102aによって離隔される(図5参照)。圧力室102は、インク供給路104と連通するとともに、インク流下路105を介してノズル101と連通する。 個別循環流路106は、ノズル101及び共通循環流路107と連通する。共通循環流路107には、複数の個別循環流路106が連通し、複数の個別循環流路106から流れてきたインクが合流する。 ノズル101が複数列で配置される場合(本実施の形態では4列)、圧力室102及び個別循環流路106は、ノズル101に対応して、複数列で形成される。共通循環流路107は、ノズル101の列ごとに設けられてもよいし、複数列のノズル101に対して共用されてもよい。 圧力発生部110は、圧力室102に貯留されているインクに加圧して圧力変動を発生させる。圧力発生部110は、圧電部材111(図5参