JP-2026077856-A - 静電チャックの製造方法
Abstract
【課題】硬質脆性材料製部品の性能における経時的な変化を抑制すること。 【解決手段】製造方法Mは、硬質脆性材料からなる基材を準備する準備工程S1と、基材に凹凸加工を施す凹凸加工工程S2と、を含む。凹凸加工によって、基材には、第1方向に突出する凸部と凸部を囲む底面とが形成される。底面は、第1方向と交差する第2方向と、第1方向及び第2方向と交差する第3方向と、によって規定される平面に広がる。底面と、底面と連なる凸部の側面とは、第1方向及び第2方向によって規定される断面において、第1方向をz、第2方向をxとした場合に、z=Ax 2 -Bxの関係を満たし、Aは、0.005~0.200であり、Bは、0.050~0.955である。 【選択図】図1
Inventors
- 澁谷 紀仁
- 西嶋 仁
- 前田 和良
- 日比野 一路
- 西尾 壮一朗
- 井上 巧一
Assignees
- 新東工業株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260219
Claims (6)
- 硬質脆性材料製部品の製造方法であって、 硬質脆性材料からなる基材を準備する工程と、 前記基材に凹凸加工を施す工程と、 を含み、 前記凹凸加工によって、前記基材には、第1方向に突出する凸部と前記凸部を囲む底面とが形成され、 前記底面は、前記第1方向と交差する第2方向と、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向と、によって規定される平面に広がっており、 前記底面と、前記底面と連なる前記凸部の側面とは、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される断面において、前記第1方向をz、前記第2方向をxとした場合に、z=Ax 2 -Bxの関係を満たし、 Aは、0.005~0.200であり、Bは、0.050~0.955である、硬質脆性材料製部品の製造方法。
- 前記凹凸加工を施す工程は、前記基材にマスクパターンを形成する工程と、前記マスクパターンが形成された前記基材にブラスト加工を施す工程と、を含む、請求項1に記載の硬質脆性材料製部品の製造方法。
- 前記マスクパターンの構成材料は、アクリルウレタン樹脂である、請求項2に記載の硬質脆性材料製部品の製造方法。
- 前記ブラスト加工に用いられる噴射材の噴射速度は、秒速100メートル以上である、請求項2又は請求項3に記載の硬質脆性材料製部品の製造方法。
- 前記ブラスト加工に用いられる噴射材の粒子径は、38μm以下である、請求項2~請求項4のいずれか一項に記載の硬質脆性材料製部品の製造方法。
- 平板上の基部と、 前記基部の一方の面から第1方向に突出する凸部と、 を備え、 前記一方の面は、前記第1方向と交差する第2方向と、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向と、によって規定される平面に広がっており、 前記一方の面と、前記一方の面と連なる前記凸部の側面とは、前記第1方向及び前記第2方向によって規定される断面において、前記第1方向をz、前記第2方向をxとした場合に、z=Ax 2 -Bxの関係を満たし、 Aは、0.005~0.200であり、Bは、0.050~0.955である、硬質脆性材料製部品。
Description
本開示は、硬質脆性材料製部品の製造方法及び硬質脆性材料製部品に関する。 ブラスト加工によって、硬質脆性材料製の基材の表面に凹凸形状を施す加工方法が知られている。例えば、特許文献1では、上述の加工方法によって、半導体の製造に用いられる静電チャックが製造される。 特開2019-162675号公報 図1は、一実施形態に係る硬質脆性材料製部品の製造方法の工程図である。図2は、ラミネート工程を説明するための図である。図3は、露光工程を説明するための図である。図4は、現像工程を説明するための図である。図5は、ブラスト加工装置を概略的に示す図である。図6は、ブラスト加工工程を説明するための図である。図7は、ノズルの移動軌跡の一例を示す図である。図8は、図1に示される硬質脆性材料製部品の製造方法によって作製された硬質脆性材料製の部品の一例を示す斜視図である。図9は、図8のIX-IX線に沿った断面図である。図10の(a)は、実施例1の加工形状を示す図である。図10の(b)は、比較例1の加工形状を示す図である。図10の(c)は、比較例2の加工形状を示す図である。 以下、図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。なお、図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。各図には、XYZ座標系が示される場合がある。Y軸方向(第3方向)は、X軸方向(第2方向)及びZ軸方向(第1方向)と交差(ここでは、直交)する方向である。Z軸方向は、X軸方向及びY軸方向と交差(ここでは、直交)する方向である。 図1~図7を参照しながら、一実施形態に係る硬質脆性材料製部品の製造方法を説明する。図1は、一実施形態に係る硬質脆性材料製部品の製造方法の工程図である。図2は、ラミネート工程を説明するための図である。図3は、露光工程を説明するための図である。図4は、現像工程を説明するための図である。図5は、ブラスト加工装置を概略的に示す図である。図6は、ブラスト加工工程を説明するための図である。図7は、ノズルの移動軌跡の一例を示す図である。図1に示される硬質脆性材料製部品の製造方法Mは、基材に凹凸形状を形成する方法である。製造方法Mは、準備工程S1と、凹凸加工工程S2と、を含む。 <準備工程S1> 準備工程S1は、基材10を準備する工程である。基材10としては、例えば、板状の形状を有する基板が準備される。基材10は、硬質脆性材料から構成されている。基材10の構成材料の例としては、窒化アルミニウム、アルミナ、炭化ケイ素等のセラミックス材料、ガラス、シリコン、サファイア、及び酸化ガリウムが挙げられる。基材10は、面10aと面10bとを有する。面10bは、面10aの反対側の面である。 <凹凸加工工程S2> 準備工程S1に続いて、凹凸加工工程S2が行われる。凹凸加工工程S2は、基材10に凹凸加工を施す工程である。本実施形態では、凹凸加工工程S2は、パターン形成工程S11と、ブラスト加工工程S12と、パターン除去工程S13と、洗浄工程S14と、を含む。 <パターン形成工程S11> パターン形成工程S11は、基材10にレジストパターンPを形成する工程である。具体的には、基材10の面10aにレジストパターンPが形成される。レジストパターンPは、後述のブラスト加工において保護する部分を規定するマスクパターンである。本実施形態では、パターン形成工程S11は、ラミネート工程S21と、露光工程S22と、現像工程S23と、を含む。 <ラミネート工程S21> ラミネート工程S21は、基材10の面10aにレジスト膜12を形成する工程である。レジスト膜12は、感光性を有するフォトレジストである。例えば、液状レジスト又はドライフィルムレジストを用いて、レジスト膜12が形成される。レジスト膜12の構成材料(材質)としては、後述のブラスト加工に対して損耗しにくい材料が用いられる。レジスト膜12の構成材料の例としては、アクリルウレタン、ポリウレタン、及びウレタンアクリレートといったウレタン系樹脂が挙げられる。 液状レジストを用いてレジスト膜12が形成される場合には、コータを用いて面10aに液状レジストが均一に塗布される。コータの例は、スピンコータ、ロールコータ、ダイコータ、及びバーコータを含む。或いは、スクリーン印刷によって面10aに液状レジストが均一に塗布されてもよい。その後、塗布された液状レジストを乾燥させることにより面10aにレジスト膜12が形成される。 図2に示されるように、ドライフィルムレジスト25を用いてレジスト膜12が形成される場合には、ラミネート装置20が使用される。ラミネート装置20は、供給ローラ21と、剥離ローラ22と、回収ローラ23と、圧着ローラ24と、を含む。供給ローラ21は、ドライフィルムレジスト25を保持しており、ドライフィルムレジスト25を供給可能に構成されている。ドライフィルムレジスト25としては、例えば、三菱製紙製ドライフィルムレジスト(型式:MS7100)が用いられる。ドライフィルムレジスト25の一方の面には、保護フィルムが設けられており、ドライフィルムレジスト25の他方の面には、キャリアフィルムが設けられている。保護フィルムの構成材料の例としては、ポリエチレンが挙げられる。キャリアフィルムの構成材料の例としては、PET(polyethylene terephthalate)が挙げられる。 剥離ローラ22は、ドライフィルムレジスト25から保護フィルムを剥がすためのローラである。回収ローラ23は、剥離ローラ22によって剥がされた保護フィルムを回収するローラである。圧着ローラ24は、ドライフィルムレジスト25を基材10の面10aに圧着するローラである。本実施形態では、一対の圧着ローラ24が用いられる。 供給ローラ21から供給されたドライフィルムレジスト25の保護フィルムが、剥離ローラ22によって剥がされて、回収ローラ23に回収される。そして、保護フィルムが剥がされたドライフィルムレジスト25の面を基材10の面10aに重ね合わせながら、一対の圧着ローラ24の間を通過させることによって、面10aにドライフィルムレジスト25が貼り付けられる。このとき、基材10又は圧着ローラ24を面10aに沿って一方向に一定の速度で動かすことで、ドライフィルムレジスト25が貼付けられる。なお、保護フィルムは、作業者によって手動で剥がされてもよい。 圧着ローラ24は、加熱素子を含む加熱ローラであってもよい。この場合、圧着ローラ24は、ドライフィルムレジスト25を加熱しながら面10aに圧着する。基材10自体が事前に恒温槽等によって加熱されてもよい。加熱温度は、例えば、30°C~80°Cの範囲内で適宜設定される。加熱温度が高すぎると、基材10とドライフィルムレジスト25との密着性が高くなりすぎる。その結果、現像の際にドライフィルムレジスト25が現像しきれず、残膜となるおそれがある。加熱温度が低すぎると、基材10とドライフィルムレジスト25との密着性が低くなりすぎる。その結果、現像後に保護したい部分のドライフィルムレジスト25が失われてしまい、所望のパターンを形成できない可能性がある。したがって、基材10の材質、露光条件、及び現像条件を考慮して、加熱温度は、適宜選定され得る。 以上により、基材10とドライフィルムレジスト25との間に空気が入らないよう、面10aにドライフィルムレジスト25が貼り付けられる。そして、面10aの外形に沿って余分なドライフィルムレジスト25が切除される。これにより、基材10の面10aにレジスト膜12が形成される。なお、一対の圧着ローラ24に代えて、基材10を載置するテーブルと、圧着ローラ24とが用いられてもよい。ラミネート装置20を用いることなく、作業者が手動でドライフィルムレジスト25を基材10に貼り付けてもよい。 ドライフィルムレジスト又はレジスト液に含有されるレジスト材料は、ポジ型レジスト材料であってもよいし、ネガ型レジスト材料であってもよい。ポジ型レジスト材料は、レジスト膜12の露光領域12aが溶け出し、未露光領域12bが残るレジスト材料である。ネガ型レジスト材料は、レジスト膜12の未露光領域12bが溶け出し、露光領域12aが残るレジスト材料である。 <露光工程S22> ラミネート工程S21に続いて、露光工程S22が行われる。露光工程S22は、レジスト膜12を露光する工程である。図3に示されるように、露光工程S22では、レジスト膜12上にパターンマスク14が載置され、パターンマスク14を介して露光装置の光源からレジスト膜12にエネルギー線Lが照射される。パターンマスク14内に設けられたアライメントマーク等の基準位置が画像処理等によって認識され、基準位置を用いてパターンマスク14がレジスト膜12上の所望の位置に載置される。位置精度が要求されない場合には、パターンマスク14は、目視により載置されてもよい。 パターンマスク14としては、エネルギー線Lを透過する領域14aとエネルギー線Lを透過しない領域14bとを有するネガ型のマスクが使用される。パターンマスク14は、例えば透明の板材に所定のパターンが形成された構成を有している。透明の板材の例としては、ガラス及びフィルムが挙げられる。パターンは、例えば、黒色を有している。透明の板材のうち、パターンが形成されていない領域が領域14aに相当し、パターンが形成された領域が領域14bに相当する。 エネルギー線Lとしては、例えば可視光線又は紫外線が用いられる。エネルギー線Lを照射するための光源としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)ランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ、エキシマランプ、及びキセノンランプが利用される。ドライフィルムレジストが紫外線硬化性樹脂である場合、光源としては、例えば、サーマプレシジョン製の紫外線光源(型式:BHG-750)が用いられる。エネルギー線Lの直進性を高めるためにロッド型のレンズが用いられてもよい。この場合、光源から放出されたエネルギー線Lは、ロッド型のレンズを通ることにより整光される。さらに、露光装置の寸法的な制約から、ミラーが設けられてもよい。この場合、ミラーによってエネルギー線Lの向きが変更される。 エネルギー線Lがレジスト膜12に照射されることにより、パターンマスク14のパターンがレジスト膜12に転写される。具体的には、レジスト膜12のうちの領域14aに覆われる部分にはエネルギー線Lが照射されるので、当該部分は硬化して露光領域12aとなる。一方、レジスト膜12のうちの領域14bに覆われる部分には、エネルギー線Lが照射されないので、当該部分は未露光領域12bとなる。エネルギー線Lの照射は、例えば、暗室内で行われる。光量が低すぎると、レジスト膜12の厚さ方向において、レジスト膜12が十分に硬化されない可能性がある。この場合、現像時に設計寸法からの変化が大きくなってしまい、レジスト膜12の表面から基材10に向かうにつれて幅が狭くなるパターンが形成され得る。光量は、エネルギー線Lの照度と照射時間との積として定義される。レジスト膜12の厚さ方向において、均一な幅のパターンが得られるように、露光条件として光量が設定される。 露光工程S12は、手動で行われてもよく、露光装置によって自動化されてもよい。 <現像工程S23> 露光工程S22に続いて、現像工程S23が行われる。現像工程S23は、レジスト膜12に転写されたパターンを現像する工程である。図4に示されるように、現像装置30がレジスト膜12に現像液を吹き付ける。現像液としては、アルカリ性の水溶液が用いられる。現像液は、例えば、アルカリ性の粉末である炭酸ナトリウムを水にて所望の濃度(例えば、0.3~1重量%)となるように希釈することによって得られる。レジスト膜12に