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JP-2026077889-A - 除草剤および除草方法

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Abstract

【課題】周辺に生息する動物の生体への悪影響がなく、持続性があって、維持管理費を抑制できる除草剤と除草方法を提供する。 【解決手段】シランカップリング剤、および、多官能イソシアネート化合物を含有する除草剤に関する。 【選択図】 なし

Inventors

  • 三橋 弘宗
  • 山崎 昌男
  • 森井 茂樹

Assignees

  • 小規模保全技術研究所一般社団法人

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260304

Claims (5)

  1. シランカップリング剤、および、多官能イソシアネート化合物を含有する除草剤。
  2. コンクリート、モルタルまたはアスファルトの隙間に茂る雑草を除草する工程、および、 請求項1に記載の除草剤を、コンクリート、モルタルまたはアスファルトの隙間に充填する工程を含む雑草の除草方法。
  3. さらに、雑草を除草する工程の後に、雑草を刈り取った隙間に骨材を散布する工程を含む請求項2に記載の雑草の除草方法。
  4. さらに、雑草を除草する工程の後に、吸水剤を散布する工程を含む請求項2に記載の雑草の除草方法。
  5. 隙間が目地またはクラックである請求項2に記載の雑草の除草方法。

Description

本発明は、除草剤、および、該除草剤を使用した雑草の除草方法に関する。 道路や港湾、建造物のアスファルトやコンクリートに生じる目地、クラック等の隙間には、雑草類の種が飛来し、様々な植生が形成される。発達した植生は、草刈りによって除去することが一般的である。しかしながら、隙間で発達する植生は多年性の草本などで構成される場合が多く、通常の草刈では地下の根茎が残存するために、数ヶ月で植生が回復する。根茎の除去は重労働で困難なため、定期的な除草で対処されるが、維持管理費が大きくなるという問題があった。さらに、地下部からの除草を行わなければ、植生の発達はさらに進行し、道路や構造物の変形や破断を引き起こし、さらに雑草類の繁茂を促すこととなっている。 特許文献1には、生理活性物質を含むアクリルコーティングまたはウレタンコーティングからなる除草剤が開示されている。特許文献2には、除草剤、忌避剤等の化学薬品を有する塗料が開示されている。特許文献1に開示の除草剤や特許文献2に開示の塗料では、生理活性物質などの薬剤を含んでおり、人を含む動物の健康への悪影響が懸念され、環境への負荷が大きいという問題があった。 一方、近年、日本において、目地やクラック等の隙間の植生には、特定外来生物に指定されるヒアリやアルゼンチンアリ、セアカゴケグモ等や衛生害虫、農業害虫が生息することが社会問題となっている。そのため、雑草の除去を通じて、ヒアリなどの特定外来生物や害虫類の繁殖を防止することも求められている。 特開2009-287255号公報特開2007-77376号公報 本発明の第1の除草剤は、シリコーンオリゴマー、架橋性官能基を有するポリオキシアルキレングリコール、および、硬化触媒を含有することを特徴とする。該除草剤は、速乾性や、浸透性に優れており、硬化後にゴム弾性を示す。そのため、シリコーンオリゴマーが、土壌や雑草の種子、除去しきれなかった雑草の根茎部が樹脂含浸されることにより、雑草の生育を阻害する。また、架橋性官能基を有するポリオキシアルキレングリコールは、細かいクラック部に深く浸透し、硬化すると弾性を有するので亀裂が生じ難く、雑草の根系の浸入を防止する。さらに地表面や土壌を固定化することで、太陽光の遮蔽、雑草の出穂や出芽の抑制、水分の遮断により、植物の生育に不適な環境に改変することができる。これらの3つの特徴によって、持続性の高い除草効果を発現する。また、除草剤のような生理活性物質を含まないため、環境への負荷という問題も存在しない。 本発明の除草剤は、雑草が植生するコンクリート、モルタルまたはアスファルトなどに生じた隙間に充填して使用する。隙間としては、目地またはクラックなどが挙げられる。 雑草としては、エノコログサやスズメノカタビラ、カラスムギ、メヒシバ、オヒシバなどのイネ科の草本、カヤツリグサ、ハルジオン、セイヨウタンポポ、ナガエツルノゲイトウなどの目地に繁茂するもの、スギナ、オオアレチノギク、チカラシバセイタカアワダチソウ、ブタクサ、ヒメムカシヨモギ、ススキなど道路わきに群生するものの他、アカメガシワ、ヌルデ、イタチハギ、ニセアカシアなどの木本類も挙げられる。 シリコーンオリゴマーは、アルコキシシランおよび/またはフェニルアルコキシシランの重合物である。アルコキシシランとしては、モノアルコキシトリメチルシラン、ジアルコキシジメチルシラン、トリアルコキシメチルシラン、テトラアルコキシシランなどが挙げられる。フェニルアルコキシシランとしては、モノアルコキシトリフェニルシラン、ジアルコキシジフェニルシラン、トリアルコキシフェニルシランなどが挙げられる。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基が挙げられる。 シリコーンオリゴマーの重量分子量は、200~1000が好ましく、200~500がより好ましい。200未満では、揮発性が高まり、1000を超えると、粘度が高くなり、また、他の樹脂との相溶性が低下する傾向がある。 シリコーンオリゴマーの粘度は、25℃において、1~50mm2/sが好ましく、1~10mm2/sがより好ましい。1mm2/s未満では、揮発性が高まり、50mm2/sを超えると、粘度が高くなりまた他の樹脂との相溶性が低下する傾向がある。 シリコーンオリゴマーのSiO2量は、45~70重量%が好ましく、45~65重量%がより好ましい。 シリコーンオリゴマーは、反応性官能基を有することが好ましい。反応性官能基としては、アルコキシシリル基、エポキシ基、ビニル基、アルキル基、などが挙げられる。反応性の点で、アルコキシシリル基が好ましい。 シリコーンオリゴマーのアルコキシ基の含有量は、30~50重量%が好ましく、40~50重量%がより好ましい。30重量%未満では、反応性が低くなり、50重量%を超えると、硬化膜の弾性が落ちる傾向がある。 また、シリコーンオリゴマーの含有量は、シリコーンオリゴマーとポリアルキレングリコールの合計100重量部中に、20~80重量%が好ましく、50~70重量%がより好ましい。20重量%未満では、硬化までに時間がかかり、80重量%を超えると、硬化膜の弾性を保てなくなる傾向がある。 架橋性官能基を有するポリアルキレングリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールなどが挙げられる。なかでも、相溶性と耐水性の点で、ポリプロピレングリコールが好ましい。 架橋性官能基としては、メトキシシシリル基、エトキシシリル基、プロポキシシリル基などが挙げられる。反応性の点で、メトキシシリル基などの架橋性シリル基が好ましい。 ポリアルキレングリコールの重量分子量は、1000~10000が好ましく、5000~10000がより好ましい。1000未満では、弾性に乏しく、10000を超えると、粘度が高くなりすぎる傾向がある。 ポリアルキレングリコールの粘度は、0.5~15Pa・sが好ましく、5~15Pa・sがより好ましい。0.5Pa・s未満では、堅もろくなってしまう傾向があり、15Pa・sを超えると、粘度が高くなる傾向がある。 硬化触媒としては、チタン系、スズ系の触媒が挙げられる。チタン系の硬化触媒としては、テトラブトキシチタン、テトライソプロポキシチタンなどのアルコキシチタン類、スズ系の触媒としてはジブチルジラウリル酸スズなどのスズ化合物などが挙げられる。なかでも、硬化性と環境への影響の点で、テトラ-n-ブトキシチタンが好ましい。 硬化触媒の含有量は、シリコーンオリゴマー、架橋性官能基を有するポリアルキレングリコールの合計100重量部に対して、0.2~2重量部が好ましく、0.5~1.5重量部がより好ましい。0.2重量部未満では、硬化が遅くなりすぎる傾向があり、2重量部を超えると、効果塗膜の耐水性が落ちる傾向がある。 また、本発明の第2の除草剤は、シランカップリング剤、および、多官能イソシアネート化合物を含有することを特徴とする。該除草剤は、低粘度で、浸透性が非常に優れており、硬化後にゴム弾性を有する。そのため、シランカップリング剤、および、多官能イソシアネート化合物が、土壌や雑草の種子、除去しきれなかった雑草の根茎部に含浸することにより、雑草の生育を阻害する。この樹脂含浸効果は、第1の除草剤よりも高い。また、シランカップリング剤、および、多官能イソシアネート化合物は細かいクラック部にも深く浸透し、硬化すると弾性を有するので亀裂が生じ難く、根系の浸入を防止する。さらに、地表面や土壌を固定化することで、太陽光の遮蔽、雑草の出穂や出芽の抑制、水分の遮断により、植物の生育に不適な環境に改変することができる。これらの3つの特徴によって、高い除草効果を発現する。また、特許文献1および2に開示の除草剤のような生理活性物質を含まないため、周辺環境へ負荷という問題も存在しない。 シランカップリング剤とは、アルコキシシリル基以外に、エポキシ基、アミノ基、ビニル基、アクリロイル基などの他の官能基を有する化合物である。たとえば、エポキシシラン、アミノシラン、ビニルシラン、アクリロイルシランなどが挙げられる。 多官能イソシアネート化合物としては、たとえば、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの縮合物などが挙げられる。 多官能イソシアネート化合物の含有量は、シランカップリング剤100重量部に対して、50~500重量部が好ましく、70~250重量部がより好ましい。50重量部未満では、硬化不良となり、500重量部を超えると、イソシアネート基が多すぎて、硬化不良となる傾向がある。 硬化触媒としては、前述のものが使用できる。硬化触媒の含有量は、シランカップリング剤と多官能イソシアネート化合物の合計100重量部に対して、0.1~2重量部が好ましく、0.2~1重量部がより好ましい。0.1重量部未満では、硬化が遅くなりすぎる傾向があり、2重量部を超えると、効果塗膜の耐水性が落ちる傾向がある。 本発明の除草剤には、シリコーンオリゴマー、架橋性官能基を有するポリアルキレングリコール、および、硬化触媒以外に、公知の添加剤を配合することができる。このような添加剤としては、有機溶媒、可塑剤、炭酸カルシウム、タルクなどの充填剤、酸化チタンなどの無機化合物、相溶する低分子樹脂などが挙げられる。 本発明の除草剤には、施工効率および耐候性や美観の向上のために、珪砂、火山灰土、炭粉、木粉やウッドチップ、竹チップ、ゴム粉末、生石灰、各種顔料を骨材として配合することができる。木質由来の骨材を利用することで、弾力性が向上するほか、地中への炭素貯留効果やリサイクル効果があるため、環境対策となる。また、生石灰を利用することで、地中で高温発熱できるため、殺虫や除草の効果が期待できる。 また、本発明の雑草の除草方法は、コンクリート、モルタルまたはアスファルトの隙間に茂る雑草を除草する工程、および、前記除草剤を、コンクリート、モルタルまたはアスファルトの隙間に充填する工程を含むことを特徴とする。 コンクリート、モルタルまたはアスファルトの隙間が存在するところとしては、建造物(屋上を含む)だけでなく、港湾のコンテナヤード、橋梁、舗道、堤防、歩道橋、農業用水路、タンクなどの犬走などが挙げられる。また、隙間としては、目地、クラック、亀裂などが挙げられる。学校、食品工場や医療施設など生理活性物質を含む除草剤や防虫剤の利用が制限される場所での利用が好ましい。 コンクリート、モルタルまたはアスファルトの隙間に茂る雑草を除草する工程において、雑草を除去する具体的な方法としては、雑草を引き抜く方法、鎌やグラインダーで刈り取る方法、熱湯を噴霧する方法、バーナー等で焼却する方法などが挙げられる。これらの方法は併用することができ、たとえば熱湯を噴霧する方法や、バーナー等で焼却する方法の後に、雑草を引き抜く方法、鎌やグラインダーで刈り取る方法を行うこともできる。熱湯の噴霧や焼却の後であれば、雑草を容易に除草することができる。雑草を除草する工程は、季節を問わず実施できる。 熱湯を噴霧する方法では、地面から数cm以内が好ましくは60℃、より好ましくは、70℃以上となるように噴霧することが好ましい。熱湯であれば、バーナー等での焼却よりも熱が深くに到達し、熱による植物の枯死の効果を高めることができる。 さらに、雑草を除草する工程の後に、雑草を刈り取った隙間に骨材を散布する工程を含むことが好ましい。骨材としては、珪砂、火山灰土、炭粉、木粉やウッドチップ、竹チップ、ゴム粉末、生石灰、各種顔料などが挙げられる。 さらに、雑草を除草する工程の後に、吸水剤を散布する工程を含むことが好ましい。吸水剤を散布することで、充分に除去できなかった雑草を枯死化することができる。この工程により、植物枯死層が形成される。吸水剤としては、ポリアクリ