JP-2026077901-A - 光学顕微鏡及びフィルタ
Abstract
【課題】視野内に高反射率の箇所が存在する場合であっても、撮像画像から精度よく合焦位置を精度よく検出できる光学顕微鏡及びフィルタを提供する。 【解決手段】測定対象物Obに落射照明により照明光が照射された場合に測定対象物Obからの反射光を対物レンズ24を介してカメラ15に導く撮像光学系14を備え、撮像光学系14は、撮像光学系14の光軸から離れるに従って透過率が低下するフィルタ22を対物レンズ24の瞳位置と共役な位置に有する。 【選択図】図1
Inventors
- 林 恭平
Assignees
- 株式会社東京精密
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260304
Claims (2)
- 測定対象物に落射照明により照明光が照射された場合に前記測定対象物からの反射光を対物レンズを介してカメラに導く撮像光学系を備え、 前記撮像光学系は、前記撮像光学系の光軸から離れるに従って透過率が低下するフィルタを前記対物レンズの瞳位置と共役な位置に有する、 光学顕微鏡。
- 測定対象物に落射照明により照明光が照射された場合に前記測定対象物からの反射光を対物レンズを介してカメラに導く撮像光学系を備える光学顕微鏡に搭載されるフィルタであって、 前記撮像光学系の光軸から離れるに従って透過率が低下する特性を有し、 前記対物レンズの瞳位置と共役な位置に配置可能に構成される、 フィルタ。
Description
本発明は、三次元形状測定装置に係り、特に、フォーカスバリエーション法により測定対象物の三次元形状を測定する三次元形状測定装置に関する。 光学顕微鏡を使用した三次元形状の測定法として、フォーカスバリエーション法(焦点移動法)が知られている(たとえば、特許文献1、2等)。フォーカスバリエーション法は、焦点位置を変えながら測定対象物の表面を連続的に撮像し、得られた画像群を解析して、焦点の合った座標を抽出し、測定対象物の三次元形状を測定する。 特開2013-20140号公報国際公開第2009/096422号 図1は、三次元形状測定装置の概略構成を示す図である。図2は、画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図3は、画像処理装置が有する主な機能のブロック図である。図4は、フィルタの構成の一例を示す正面図である。図5は、フィルタの透過分布特性を示すグラフである。図6は、一般的な光学顕微鏡による撮像の概念図である。図7は、フィルタのない撮像光学系で生じるボケの像の概念図である。図8は、フィルタが搭載された撮像光学系で生じるボケの像の概念図である。図9は、撮像対象物と、その撮像方法を示す図である。図10は、フィルタのない撮像光学系で撮像した画像の一部を拡大した図である。図11は、フィルタを搭載した撮像光学系で撮像した画像の一部を拡大した図である。図12は、フィルタの透過分布特性の他の一例を示すグラフである。図13は、フィルタの透過分布特性の他の一例を示すグラフである。図14は、視野内に高反射率の箇所と低反射率の箇所が共存する場合の撮像画像の一例を示した図である。 以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について説明する。 [三次元形状測定装置] 図1は、三次元形状測定装置の概略構成を示す図である。 同図に示すように、本実施の形態の三次元形状測定装置1は、撮像装置10及び画像処理装置100を備える。 [撮像装置] 撮像装置10は、いわゆる光学顕微鏡で構成され、焦点位置を変えながら測定対象物Obの画像を撮像する。撮像装置10は、撮像部の一例である。図1に示すように、本実施の形態の撮像装置10は、ステージ11、照明光源12、照明光学系13、撮像光学系14、カメラ15、フォーカス駆動部16、操作部17及び制御部18等を備える。 ステージ11は、測定対象物Obを載置する載置面11aを有する。載置面11aは、平坦な面で構成され、測定の基準面を構成する。具体的には、載置面11aにX軸及びY軸が設定される。X軸及びY軸は、互いに直交する2軸として設定される。 照明光源12は、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、水銀ランプ、キセノンランプ、発光ダイオード(light emitting diode:LED)などが用いられる。 照明光学系13は、照明レンズ20、ビームスプリッタ21、フィルタ22、開口絞り23、対物レンズ24を備える。照明光源12から放射された光(照明光)は、照明レンズ20、ビームスプリッタ21、開口絞り23、対物レンズ24を介して、ステージ11に載置された測定対象物Obに照射される(いわゆる落射照明)。この照明光の光量を調整することにより、カメラ15への入射光量が調整される。照明光の光量は、たとえば、照明光源12の発光量により調整される。なお、照明光は、照明光源12からライドガイドを用いて照明光学系13に導く構成とすることもできる。 撮像光学系14は、対物レンズ24、フィルタ22、開口絞り23、ビームスプリッタ21及び結像レンズ25を備える。ビームスプリッタ21、フィルタ22、開口絞り23及び対物レンズ24は、照明光学系13と共用される。測定対象物Obで反射された光は、対物レンズ24、フィルタ22、開口絞り23、ビームスプリッタ21、結像レンズ25を介して、カメラ15に入射する。 フィルタ22は、開口絞り23の位置(絞り位置)に配置され、次の構成を有する。すなわち、光軸から離れるに従って透過率が低下する構成を有する。このようなフィルタ22を絞り位置に配置することにより、視野内に高反射率の箇所を含んでいても、フォーカスバリエーション法で高精度な測定が可能になる。この点については、後に詳述する。 カメラ15は、撮像素子15Aを有し、測定対象物Obの像を電子的に撮像する。撮像素子15Aには、たとえば、CMOSイメージセンサ(complementary metal oxide semiconductor image sensor)、CCDイメージセンサ(charge-coupled device image sensor)等が用いられる。カメラ15で撮像された画像は、画像処理装置100に出力される。 フォーカス駆動部16は、照明光源12、照明光学系13、撮像光学系14及びカメラ15を撮像光軸Lzに沿って一体的に移動させて、焦点位置を可変させる。撮像光軸Lzは、ステージ11の載置面11aに直交して設定される。したがって、照明光源12、照明光学系13、撮像光学系14及びカメラ15は、ステージ11の載置面11aに対し、垂直に移動する。撮像光軸Lzと平行な軸をZ軸とする。フォーカス駆動部16は、ガイド機構及び駆動機構を備える。ガイド機構は、照明光源12、照明光学系13、撮像光学系14及びカメラ15を含むユニット(光学ヘッド)をZ軸に沿ってガイドする。駆動機構は、たとえば、送りねじ機構と、その送りねじ機構を駆動するモータと、で構成される。 操作部17は、撮像装置10を操作するための各種操作ボタン類を有し、ユーザからの操作入力を受け付ける。各種操作ボタン類には、タッチパネルが含まれる。 制御部18は、撮像装置10の全体の動作を統括制御する。具体的には、照明光源12に対する発光制御(光量の制御を含む)、カメラ15に対する撮像制御、フォーカス駆動部16に対する駆動制御(送り制御)等を行う。制御部18は、コンピュータで構成される。すなわち、コンピュータが、所定のプログラムを実行することにより、制御部18として機能する。 以上のように構成される撮像装置10は、一定ピッチで焦点位置を変えながら、ステージ11に載置された測定対象物Obを撮像する。具体的には、フォーカス駆動部16により光学ヘッドをZ軸に沿って一定ピッチで移動させ、各位置で測定対象物Obを撮像する。撮像された画像は、逐次、画像処理装置100に出力される。 [画像処理装置] 図2は、画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像処理装置100は、いわゆるコンピュータで構成され、プロセッサ101、主記憶装置(メインメモリ)102、補助記憶装置(ストレージ)103、入力装置104、出力装置105及び入出力インターフェース106等を備える。 プロセッサ101は、たとえば、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)等で構成される。 主記憶装置102は、たとえば、DRAM(dynamic random access memory)、SRAM(static random access memory)等で構成される。 補助記憶装置103は、たとえば、SSD(solid state drive)、HDD(hard disk drive)等で構成される。補助記憶装置103には、プロセッサ101が実行するプログラム及び各種データが格納される。 プロセッサ101は、補助記憶装置103に格納されたプログラムを読出し、主記憶装置102に展開して実行することで、後述するような各種機能を実現する。 入力装置104は、ユーザが画像処理装置100に対し、指示を入力するためのデバイスであり、たとえば、マウス、キーボード、タッチパネルなどで構成される。 出力装置105は、測定結果等を出力(表示を含む)するデバイスであり、たとえば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display:LCD)、有機ELディスプレイ(organic electroluminescent display:OELD)等で構成される。 入出力インターフェース106は、入出力機器を接続するためのインターフェースであり、たとえば、USB(universal serial bus)等で構成される。撮像装置10のカメラ15は、入出力インターフェース106を介して画像処理装置100と接続される。 図3は、画像処理装置が有する主な機能のブロック図である。 同図に示すように、画像処理装置100は、画像取得部100A及び画像処理部100Bの機能を有する。各部の機能は、プロセッサ101が、所定のプログラムを実行することで実現される。 画像取得部100Aは、撮像装置10で撮像された測定対象物Obの画像データを取得する。この画像データは、焦点位置を変えながら測定対象物Obを撮像した画像の画像データ(いわゆる多焦点画像データ)である。取得した一連の画像データは、補助記憶装置103に記録される。 画像処理部100Bは、画像取得部100Aで取得した画像データに対し、フォーカスバリエーション法のアルゴリズムを適用し、測定対象物Obの三次元形状を測定する。すなわち、焦点位置を変えて撮像した測定対象物Obの複数の画像から焦点の合った座標位置を抽出して、測定対象物の三次元形状を測定する。測定結果は、測定対象物Obの三次元形状データとして取得される。三次元形状データとは、測定対象物の画像を構成しているすべての画素に、当該画素で表現されている測定対象物の高さの情報が割り当てられたデータ群のことである。三次元形状データを取得することにより、コンピュータグラフィックスで測定対象物Obの三次元表示が可能となる。 フォーカスバリエーション法自体は、公知の技術である。よって、その詳細について、説明は省略するが、おおよそ次の手順で多焦点画像から三次元形状データを生成する。 まず、得られた画像について、画素ごとに微分演算を行い、合焦度の評価値を算出する。合焦度とは、焦点が合っている度合いを示す数値である。 次いで、測定対象物の画像を構成している各画素について、合焦度の評価値が最大になる焦点位置(合焦位置)を特定する。特定した合焦位置の情報から各画素に対応する位置での測定対象物Obの高さの情報を取得する。たとえば、座標(xn,yn)に位置する画素において、合焦位置がPnであったとする。この場合、その位置Pnに対応付けられた高さznが、座標(xn,yn)に位置する画素についての高さの情報(焦点の合った座標位置の情報)として取得される。すべての画素について、高さの情報を取得することで、測定対象物Obの三次元形状データが取得できる。 なお、通常、撮像は、基準点(原点)から一定ピッチで焦点位置を変えながら実施される。したがって、撮像の順番を高さの情報に割り当てることもできる。 測定結果(三次元形状データ)は、撮像により得られた画像データに関連付けられて、補助記憶装置103に記録される。 [撮像光学系] 上記のように、本実施の形態の撮像光学系14は、開口絞り23の位置(絞り位置)に所定の透過分布特性を有するフィルタ22が配置される。 図4は、フィルタの構成の一例を示す正面図である。また、図5は、フィルタの透過分布特性を示すグラフである。 本実施の形態のフィルタ22は、光軸に対し対称、かつ、光軸から離れるに従って透過率が低下する特性を有する。図4に示す例は、光軸から離れるに従って透過率が曲線的に低下する場合の例である。特に、光軸を中心とする透過率の分布がガウス分布を有する場合の例である。この場合、図5に示すように、中心部の透過率が高く、周辺部にいくに従って透過率がなだらかに低下する。 このような構成のフィルタ22を絞り位置に備えることにより、ボケの境界(輪郭)の明るさの分布を制御でき、ボケの境界の