JP-2026077902-A - 燃焼システム
Abstract
【課題】エネルギ効率を向上することができる燃焼システムを提供すること。 【解決手段】燃焼システム100は、熱媒体によって液体アンモニアを加熱する気化器2と、気化器2に接続され、気化器2からのアンモニアを含む燃料を燃焼するボイラ3と、ボイラ3に接続された煙道L4に配置され、ボイラ3からの排ガスで空気を加熱する空気予熱器4と、煙道L4において空気予熱器4の下流に配置され、排ガスを誘導する誘引通風機8と、煙道L4において空気予熱器4の下流かつ誘引通風機8の上流に配置される第1熱交換器5であって、当該第1熱交換器5は、循環流路L5によって気化器2に循環的に接続され、当該第1熱交換器5は、排ガスによって熱媒体を加熱し、加熱された熱媒体を気化器2に供給する、第1熱交換器5と、を備える。 【選択図】図1
Inventors
- 花岡 亮
- 内藤 俊之
- 正木 慎二
- 長谷 玄一郎
Assignees
- 株式会社IHI
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260304
- Priority Date
- 20220705
Claims (11)
- 熱媒体によって液体アンモニアを加熱する気化器と、 前記気化器に接続され、前記気化器からのアンモニアを含む燃料を燃焼するボイラと、 前記ボイラに接続された煙道に配置され、前記ボイラからの排ガスで空気を加熱する空気予熱器と、 前記煙道において前記空気予熱器の下流に配置され、前記排ガスを誘導する誘引通風機と、 前記煙道において前記空気予熱器の下流かつ前記誘引通風機の上流に配置され、前記排ガスから粒子を除去する電気集じん機と、 前記煙道において前記空気予熱器の下流かつ前記電気集じん機の上流に配置される熱回収器と、前記誘引通風機の下流に配置される再加熱器と、を含むガスガスヒータと、 前記煙道において前記空気予熱器の下流かつ前記熱回収器の上流に配置される第1熱交換器であって、当該第1熱交換器は、循環流路によって前記気化器に循環的に接続され、当該第1熱交換器は、前記排ガスによって前記熱媒体を加熱し、前記加熱された熱媒体を前記気化器に供給する、第1熱交換器と、 を備える、燃焼システム。
- 前記煙道において前記誘引通風機の下流かつ前記再加熱器の上流に配置される第2熱交換器であって、当該第2熱交換器は、前記循環流路において前記気化器の下流かつ前記第1熱交換器の上流に配置され、当該第2熱交換器は、前記排ガスによって前記熱媒体を加熱し、前記加熱された熱媒体を前記第1熱交換器に供給する、第2熱交換器、 を備える、請求項1に記載の燃焼システム。
- 前記煙道において前記第2熱交換器の下流かつ前記再加熱器の上流に配置され、前記排ガスから硫黄酸化物を除去する排煙脱硫装置、 を備える、請求項2に記載の燃焼システム。
- 前記循環流路において、前記第1熱交換器の下流かつ前記気化器の上流の第1位置と、前記気化器の下流かつ前記第2熱交換器の上流の第2位置と、を接続するバイパス流路、 を備える、請求項2または3に記載の燃焼システム。
- 前記バイパス流路に設けられるバルブと、 前記循環流路において前記第2位置の下流かつ前記第2熱交換器の上流に配置され、前記熱媒体の温度を測定する第1温度センサと、 前記バルブおよび前記第1温度センサと通信可能に接続される制御装置であって、当該制御装置は、前記第1温度センサによって測定された温度が、ある第1閾値よりも低い場合には、前記バルブを開いて、前記熱媒体の少なくとも一部を、前記バイパス流路を介して前記気化器を迂回して、前記第1熱交換器から前記第2熱交換器に送るように構成される、制御装置と、 を備える、請求項4に記載の燃焼システム。
- 前記循環流路において、前記第1熱交換器の下流かつ前記気化器の上流に配置される加熱器を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の燃焼システム。
- 前記循環流路において、前記第1熱交換器の下流かつ前記気化器の上流に配置される加熱器を備える、請求項4に記載の燃焼システム。
- 前記循環流路において、前記第1熱交換器の下流かつ前記気化器の上流に配置される加熱器を備える、請求項5に記載の燃焼システム。
- 前記循環流路において前記気化器の下流に配置され、前記熱媒体の温度を測定する第2温度センサと、 前記加熱器および前記第2温度センサと通信可能に接続される制御装置であって、当該制御装置は、前記第2温度センサによって測定された温度が、ある第2閾値よりも低い場合には、前記第1熱交換器において加熱された熱媒体を、前記加熱器によってさらに加熱するように構成される、制御装置と、 を備える、請求項6に記載の燃焼システム。
- 前記循環流路において前記気化器の下流に配置され、前記熱媒体の温度を測定する第2温度センサと、 前記加熱器および前記第2温度センサと通信可能に接続される制御装置であって、当該制御装置は、前記第2温度センサによって測定された温度が、ある第2閾値よりも低い場合には、前記第1熱交換器において加熱された熱媒体を、前記加熱器によってさらに加熱するように構成される、制御装置と、 を備える、請求項7に記載の燃焼システム。
- 前記循環流路において前記気化器の下流に配置され、前記熱媒体の温度を測定する第2温度センサ、 を備え、 前記制御装置は、前記加熱器および前記第2温度センサと通信可能に接続され、前記第2温度センサによって測定された温度が、ある第2閾値よりも低い場合には、前記第1熱交換器において加熱された熱媒体を、前記加熱器によってさらに加熱するように構成される、請求項8に記載の燃焼システム。
Description
本開示は、燃焼システムに関する。本出願は2022年7月5日に提出された日本特許出願第2022-108341号に基づく優先権の利益を主張するものであり、その内容は本出願に援用される。 アンモニアは、CO2を放出しない燃料として知られている。例えば、特許文献1から4は、アンモニアを燃料として使用する発電設備を開示する。これらの文献では、アンモニアは、液体状態で貯蔵される。液体アンモニアは、燃焼される前に気化され、気体状態で燃焼される。これらの文献では、アンモニアを気化するために、燃焼後の排熱が使用される。 国際公開第2017/187619号特開2015-190466号公報特開2021-185313号公報特開2019-196882号公報 図1は、実施形態に係る燃焼システムを示す概略図である。 以下に添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す具体的な寸法、材料および数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。 図1は、実施形態に係る燃焼システム100を示す概略図である。以下、燃焼システム100は、単に「システム」とも称され得る。例えば、システム100は、タンク1と、気化器(EVA)2と、ボイラ3と、空気予熱器(GAH)4と、第1熱交換器(HEX)5と、ガスガスヒータ(GGH)6と、電気集じん機(ESP)7と、誘引通風機(IDF)8と、第2熱交換器(HEX)9と、排煙脱硫装置(FGD)10と、昇圧通風機(BUF)11と、煙突12と、蒸気タービン13と、発電機14と、制御装置90と、を備える。また、ガスガスヒータ6は、熱回収器61と、再加熱器62と、を含む。システム100の構成要素はこれらに限定されず、システム100は、その他の構成要素をさらに備えてもよい。また、システム100は、上記の構成要素のうちの少なくとも1つを含んでなくともよい。 タンク1は、アンモニアを貯蔵する。具体的には、タンク1は、液体アンモニアを貯蔵する。タンク1は、流路L1によって気化器2に接続される。タンク1内の液体アンモニアは、気化器2に供給される。例えば、流路L1には、液体アンモニアを送るためのポンプP1が設けられる。ポンプP1は、制御装置90と有線または無線で通信可能に接続されてもよく、制御装置90は、ポンプP1の動作を制御してもよい。 気化器2は、第1熱交換器5および第2熱交換器9によって加熱される熱媒体によって、タンク1からの液体アンモニアを加熱する。言い換えると、気化器2において、熱媒体は、液体アンモニアによって冷却される。加熱された液体アンモニアは、気体アンモニアへと気化する。気化器2は、流路L2によってボイラ3に接続される。 ボイラ3は、気化器2からの気体アンモニアを含む燃料を燃焼する燃焼器31を含む。例えば、燃焼器31は、アンモニアと、例えば微粉炭等の他の燃料と、を含む混合燃料を燃焼してもよい。また、例えば、燃焼器31は、アンモニアのみを燃焼してもよい。また、例えば、燃焼器31は、必要に応じて、アンモニア以外の他の燃料のみを燃焼してもよい。ボイラ3は、燃焼による熱によって水を加熱し、水蒸気を生成する。燃焼器31では、燃焼によって排ガスが発生する。 蒸気タービン13は、流路L3によってボイラ3に接続される。ボイラ3で生成された水蒸気は、流路L3を介して蒸気タービン13に供給される。蒸気タービン13は、ボイラ3からの水蒸気によって回転させられる。発電機14は、蒸気タービン13と共に回転し、発電する。 本実施形態では、ボイラ3と煙突12とを結ぶ煙道L4に、空気予熱器4、第1熱交換器5、熱回収器61、電気集じん機7、誘引通風機8、第2熱交換器9、排煙脱硫装置10、昇圧通風機11、および、再加熱器62が、ボイラ3からこの順番で配置される。煙道L4には、ボイラ3から煙突12に向かって、ボイラ3で発生した排ガスが流れる。 空気予熱器4は、ボイラ3に接続される。空気予熱器4は、煙道L4において、ボイラ3の下流に配置される。空気予熱器4は、ボイラ3からの排ガスで空気を加熱する。加熱された空気は、不図示の流路によってボイラ3に供給され、燃焼に使用される。 第1熱交換器5は、空気予熱器4に接続される。第1熱交換器5は、煙道L4において、空気予熱器4の下流に配置される。第1熱交換器5は、循環流路L5によって、気化器2と循環的に接続される。循環流路L5には、熱媒体(第1熱媒体)が流れる。第1熱交換器5は、煙道L4を流れる排ガスによって、循環流路L5を流れる熱媒体を加熱する。言い換えると、第1熱交換器5において、排ガスは、熱媒体によって冷却される。第1熱媒体は、様々な流体であることができ、例えば、水であってもよい。 ボイラ3で燃焼されるアンモニアの量が増加すると、空気予熱器4の出口における排ガスの温度が上昇する。本実施形態では、空気予熱器4のすぐ下流に第1熱交換器5が配置される。このため、アンモニアが燃料として使用される場合には、第1熱交換器5は、より高温の排ガスによって効率よく熱媒体を加熱することができる。また、第1熱交換器5からの熱媒体を受ける気化器2は、効率よくアンモニアを気化することができる。 熱回収器61は、第1熱交換器5に接続される。熱回収器61は、煙道L4において、第1熱交換器5の下流に配置される。熱回収器61は、循環流路L6によって、再加熱器62と循環的に接続される。循環流路L6には、熱媒体(第2熱媒体)としての気体が流れる。第2熱媒体は、例えば、空気であってもよい。熱回収器61は、煙道L4を流れる排ガスによって、循環流路L6を流れる熱媒体を加熱する。言い換えると、熱回収器61において、排ガスは、熱媒体によって冷却される。熱回収器61で加熱された熱媒体は、循環流路L6を介して、再加熱器62へと送られる。 電気集じん機7は、熱回収器61に接続される。電気集じん機7は、煙道L4において、熱回収器61の下流に配置される。電気集じん機7は、排ガスから粒子(煤塵)を除去する。具体的には、電気集じん機7は、放電極と集じん極との間に高電圧をかけ、コロナ放電を生成する。コロナ放電によって、イオンが発生する。イオンによって帯電した排ガス中の粒子は、静電気引力によって集じん極へ引き付けられる。集じん極へ集められた粒子は、除去される。 電気集じん機7では、排ガス中の液体の水の量が増加すると、電気伝導率が増加し、集じん効率が向上する。本実施形態では、上記のように、排ガスは、電気集じん機7に入る前に、第1熱交換器5および熱回収器61において冷却される。したがって、電気集じん機7に入る前に、排ガス中の水蒸気の一部が液体へと凝縮される。このため、排ガス中の液体の水の量が増加し、電気集じん機7における集じん効率が向上する。 誘引通風機8は、電気集じん機7に接続される。誘引通風機8は、煙道L4において、電気集じん機7の下流に配置される。誘引通風機8は、ボイラ3からの排ガスを煙突12に誘導する。誘引通風機8は、ボイラ3を負圧に維持する。誘引通風機8では、排ガスが加圧される。誘引通風機8では、加圧に伴って排ガスの温度も上昇する。 誘引通風機8に流入する排ガスの体積が減少すると、誘引通風機8におけるエネルギ効率が向上する。本実施形態では、上記のように、排ガスは、誘引通風機8に入る前に、第1熱交換器5および熱回収器61において冷却される。したがって、誘引通風機8に入る前に、排ガスの体積が減少する。また、排ガスの体積の減少に伴って、ボイラ3が負圧に維持され易くなる。よって、誘引通風機8の負荷を低減することができ、エネルギ効率をさらに向上することができる。 第2熱交換器9は、誘引通風機8に接続される。第2熱交換器9は、煙道L4において、誘引通風機8の下流に配置される。第2熱交換器9は、循環流路L5によって、気化器2および第1熱交換器5に循環的に接続される。熱媒体は、第2熱交換器9、第1熱交換器5および気化器2の順番に循環流路L5を流れる(図1において反時計回り)。第2熱交換器9は、煙道L4を流れる排ガスによって、循環流路L5を流れる熱媒体を加熱する。言い換えると、第2熱交換器9において、排ガスは、熱媒体によって冷却される。 排煙脱硫装置10は、第2熱交換器9に接続される。排煙脱硫装置10は、煙道L4において、第2熱交換器9の下流に配置される。排煙脱硫装置10は、排ガス中の硫黄酸化物(SOx)を除去する。排煙脱硫装置10は、例えば、湿式脱硫装置であってもよい。具体的には、排煙脱硫装置10は、例えば石灰または水酸化マグネシウム等を含む液体を吸着剤として使用してもよい。排煙脱硫装置10は、排ガス中に吸着剤を滴下する。排ガス中のSOxは、吸着剤に取り込まれ、排ガスから除去される。他の実施形態では、排煙脱硫装置10は、乾式脱硫装置であってもよい。 排煙脱硫装置10では、排ガスの温度が高いと、吸着材が蒸発しやすく、より多くの吸着材が必要とされる。本実施形態では、上記のように、誘引通風機8で加圧および加熱された排ガスは、排煙脱硫装置10に入る前に、第2熱交換器9において冷却される。したがって、排煙脱硫装置10において、吸着材の蒸発を低減することができる。よって、排煙脱硫装置10における脱硫効率を向上することができる。 昇圧通風機11は、排煙脱硫装置10に接続される。昇圧通風機11は、煙道L4において、排煙脱硫装置10の下流に配置される。昇圧通風機11は、排煙脱硫装置10を通過した後の排ガスを加圧する。 再加熱器62は、昇圧通風機11に接続される。再加熱器62は、煙道L4において、昇圧通風機11の下流に配置される。再加熱器62は、煙道L4を流れる排ガスを、循環流路L6を流れる熱媒体によって加熱する。これによって、煙突12に向かう排ガス中の液体の水が気化される(白煙が防止される)。したがって、煙突12の腐食を防止することができる。 煙突12は、再加熱器62に接続される。煙突12は、煙道L4において、再加熱器62の下流に配置される。煙突12は、排ガスを外部に放出する。 循環流路L5には、熱媒体を循環させるためのポンプP2が設けられる。ポンプP2は、制御装置90と有線または無線で通信可能に接続される。制御装置90は、ポンプP2の動作を制御する。 循環流路L5には、バルブV1が設けられる。バルブV1は、気化器2の下流かつ後述する第2位置C2の上流に配置される。例えば、バルブV1は、制御装置90と有線または無線で通信可能に接続される。制御装置90は、バルブV1の開度を制御することによって、循環流路L5を流れる熱媒体の流量を調整する。 循環流路L5には、バイパス流路L7が接続される。バイパス流路L7は、気化器2を迂回するように配置される。具体的には、バイパス流路L7は、循環流路L5において、第1熱交換器5の下流かつ気化器2の上流の第1位置C1と、気化器2の下流かつ第2熱交換器9の上流の第2位置C2と、を接続する。 バイパス流路L7には、バルブV2が設けられる。例えば、バルブV2は、制御装置90と有線または無線で通信可能に接続される。制御装置90は、バルブV2の開度を制御することによって、バイパス流路L7を流れる熱媒体の流量を調整する。具体的には、制御装置90は、バルブV2を完全にまたは部分的に開くことによって、第1熱交換器5からの熱媒体の全部または一部を、気化器2を迂回して直接的に第2熱交換器9に送ることができる。 システム100は、循環流路L5に温度センサ(第1温度センサ)S1を備える。温度センサS1は、第2熱交換器9に入る熱媒体の温度を測定するよう