JP-2026077906-A - ハイドロフルオロカーボンの伝熱組成物
Abstract
【課題】本発明は、冷蔵、空調、ヒートポンプシステム、チラー、及び他の伝熱用途で使用するための、1-クロロ-1,2ジフルオロエチレンを含む伝熱組成物に関する。 【解決手段】1-クロロ-1,2ジフルオロエチレン(HFO-1122a)を含む、伝熱組成物。 【選択図】なし
Inventors
- ベンジャミン・ビン・チェン
- サラ・キム
- ブライアン・トーマス・クー
- ルーシー・メアリー・クラークソン
Assignees
- アーケマ・インコーポレイテッド
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260304
- Priority Date
- 20200508
Claims (18)
- 1-クロロ-1,2ジフルオロエチレン(HFO-1122a)を含む、伝熱組成物。
- 請求項1に記載の伝熱組成物を含み、冷蔵システム、空調、加熱及び冷却からなる群から選択される伝熱システム。
- ハイドロフルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロオレフィン、フッ素化シクロプロパン、フッ素化メチルシクロプロパン、ハイドロフルオロクロロカーボン、炭化水素、ハイドロフルオロエーテル、フルオロケトン、クロロフルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロオレフィン、二酸化炭素、アンモニア、ジメチルエーテル、及びそれらの混合物をさらに含む、請求項1に記載の伝熱組成物。
- 前記ハイドロフルオロカーボンは、ジフルオロメタン(HFC-32);1-フルオロエタン(HFC-161);1,1-ジフルオロエタン(HFC-152a);1,2-ジフルオロエタン(HFC-152);1,1,1-トリフルオロエタン(HFC-143a);1,1,2-トリフルオロエタン(HFC-143);1,1,2,2-テトラフルオロエタン(HFC-134);1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a);1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245fa);1,1,2,2,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245ca);1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245eb);1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン(HFC-236fa);1,1,1,2,3,3,3-ヘプタフルオロプロパン(HFC-227ea);1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタン(HFC-365mfc)、1,1,1,2,3,4,4,5,5,5-デカフルオロプロパン(HFC-4310)、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の伝熱組成物。
- 前記ハイドロフルオロカーボンは1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a)である、請求項3に記載の伝熱組成物。
- 前記ハイドロフルオロオレフィンは、1,1,2-トリフルオロエテン(HFO-1123)、1,1-ジフルオロエチレン(HFO-1132a)、E-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))、3,3,3-トリフルオロプロペン(HFO-1234zf);2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf);E-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン(E-HFO-1234ze);1,2,3,3,3-ペンタフルオロプロペン(HFO-1255ye);Z-1-クロロ-2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HCFO-1224yd(Z))、E-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロブタ-2-エン(E-HFO-1336mzz);Z-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロブタ-2-エン(Z-HFO-1336mzz);1,1,1,4,4,5,5,5-オクタフルオロペント-2-エン(HFO-1438mzz)及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の伝熱組成物。
- 前記ハイドロフルオロオレフィンは2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)である、請求項3に記載の伝熱組成物。
- さらに、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf);1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a)、及びそれらの混合物から選択される冷媒を含む、請求項1に記載の伝熱組成物。
- 2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf);1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a)、及びそれらの混合物から選択される冷媒を1重量%~50重量%で含む、請求項8に記載の伝熱組成物。
- 2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a)を含み、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)と1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a)の合計量に基づき、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)が25~75重量%である、請求項8に記載の伝熱組成物。
- さらに、潤滑剤を含む、請求項1に記載の伝熱組成物。
- 前記潤滑剤は、ポリオールエステル油、ポリグリコール、ポリアルキレングリコール、ポリビニルエーテル、鉱油、アルキルベンゼン油、ポリアルファオレフィン、及びそれらの混合物から選択される、請求項11に記載の伝熱組成物。
- 前記潤滑剤は、ポリオールエステル油、鉱油、アルキルベンゼン油、及びそれらの混合物から選択される、請求項11に記載の伝熱組成物。
- 請求項1に記載の伝熱組成物を含む噴霧可能な組成物。
- 請求項1に記載の伝熱組成物を含む発泡剤組成物。
- 請求項15に記載の発泡剤を使用して製造されたポリマー発泡体。
- 請求項1に記載の伝熱組成物を含む噴射剤組成物。
- 請求項1に記載の伝熱組成物を含むエアロゾル組成物。
Description
本発明は、冷蔵、空調、ヒートポンプシステム、チラー、自動車用空調、有機ランキンサイクルシステム及び他の伝熱用途で使用するための、1-クロロ-1,2ジフルオロエチレン(HFO-1122a)を含む伝熱組成物に関する。本発明の伝熱組成物は、良好な容量及び性能を提供しながら地球温暖化係数を低下させることができる。 継続的な規制圧力により、冷媒、伝熱流体、発泡剤、溶剤、及びエアロゾルに代わる、より環境的に持続可能な、オゾン層破壊及び地球温暖化係数の低い代替品を特定する必要性が高まっている。これらの用途に広く使用されているクロロフルオロカーボン(CFC)及びハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)は、オゾン層破壊物質であり、モントリオール議定書のガイドラインに従って段階的に廃止されている。ハイドロフルオロカーボン(HFC)は、多くの用途においてCFC及びHCFCの主要な代替品である。それらはオゾン層に「友好的」であると考えられているが、一般的には依然として高い地球温暖化係数を持っている。 例えば、いくつかのHFCベースの冷媒が、オゾン層破壊係数(ODP)を持つHCFC冷媒であるR-22を置き換えるために開発されてきた。これらには、R-404A、R-407C、R-407A、R-417A、R-422D、R-427A、R-438Aなどが含まれる。ただし、HFCベースのR-22代替品のほとんどは、R-22よりも地球温暖化係数(GWP)が高く、性能特性も低下している。例えば、R-404AとR-407Aは、条件によってはR-22よりも冷蔵容量(CAP)がわずかに高くなるが、性能(COP)は低くなる。R-407CはGWPがわずかに低いが、冷蔵用途ではCAPとCOPも低くなる。他の多くのR-22代替品は、GWPが高いだけでなく、CAPとCOPが低くなっている。図3は、R-22といくつかのR-22代替品のGWPの比較を示している。 継続的な規制圧力により、冷媒、伝熱流体、発泡剤、溶剤、及びエアロゾルに代わる、より環境的に持続可能な、オゾン層破壊及び地球温暖化係数の低い代替品を特定する必要性が高まっている。これらの用途に広く使用されているクロロフルオロカーボン(CFC)及びハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)は、オゾン層破壊物質であり、モントリオール議定書のガイドラインに従って段階的に廃止されている。 ハイドロフルオロカーボン(HFC)は、多くの用途においてCFC及びHCFCの主要な代替品である。それらはオゾン層に「友好的」であると考えられているが、一般的には依然として高い地球温暖化係数を持っている。オゾン層を破壊する物質や地球温暖化を促進する物質に取って代わることが確認された新しいクラスの化合物は、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)やハイドロクロロフルオロオレフィン(HCFO)などのハロゲン化オレフィンである。 本発明の伝熱組成物は、1-クロロ-1,2ジフルオロエチレン(HCFO-1122a)単独で構成されるか、他の冷媒(ハイドロフルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロオレフィン、ハイドロフルオロクロロオレフィン、炭化水素、ハイドロフルオロエーテル、フルオロケトン、クロロフルオロカーボン、トランス-1,2-ジクロロエチレン、二酸化炭素、アンモニア、ジメチルエーテル、プロピレン、及びそれらの混合物を含むがこれらに限定されない)との組み合わせから構成される。HCFO-1122aは、シス異性体とトランス異性体の両方で存在する。本明細書で使用される場合、HCFO-1122aは、シス-HCFO-1122a又はトランス-HCFO-1122a単体であるか、又はシス-HCFO-1122aとトランス-HCFO-1122aとの何らの組み合わせ若しくは混合物であるかにかかわらず、すべての1-クロロ-1,2ジフルオロエチレンを指す。 「HFO-1225」という用語は、本明細書では、すべてのペンタフルオロプロペンを指すために使用される。そのような分子の中には、1,1,1,2,3ペンタフルオロプロペン(HFO-1225yez)(シス型及びトランス型の両方)が含まれる。したがって、HFO-1225yezという用語は、本明細書では、それがシス形態であるかトランス形態であるかに関係なく、1,1,1,2,3ペンタフルオロプロペンを指すために一般的に使用される。したがって、「HFO-1225yez」という用語は、シス-HFO-1225yez、トランス-HFO-1225yez、及びこれらのすべての組み合わせ及び混合物をその範囲内に含む。 HCFO-1122aの可燃性プロファイルは、GWPが低いだけでなく、予想外に可燃性が低く、容量と性能のバランスが取れた伝熱組成物を提供する。 1-クロロ-1,2ジフルオロエチレン(HFO-1122a)と組み合わせて使用できるハイドロフルオロカーボン(HFC)の例には、ジフルオロメタン(HFC-32);1-フルオロエタン(HFC-161);1,1-ジフルオロエタン(HFC-152a);1,2-ジフルオロエタン(HFC-152);1,1,1-トリフルオロエタン(HFC-143a);1,1,2-トリフルオロエタン(HFC-143);1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a);1,1,2,2-テトラフルオロエタン(HFC-134);1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタン(HFC-125);1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245fa);1,1,2,2,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245ca);1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245eb);1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン(HFC-236fa);1,1,1,2,3,3,3-ヘプタフルオロプロパン(HFC-227ea);1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタン(HFC-365mfc)、1,1,1,2,3,4,4,5,5,5-デカフルオロプロパン(HFC-4310)、1,1,1、2,3,3,3-ヘプタフルオロプロパン(HFC-227ea)、及びその混合物が含まれる。好ましいハイドロフルオロカーボンには、HFC-134a、HFC-32、HFC-152a、HFC-125、及びそれらの混合物が含まれる。 例示的なハイドロフルオロオレフィン(HFO)には、トリフルオロエチレン(HFO-1123)、1,1-ジフルオロエチレン(R-1132a)、1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132、特にE異性体)、3,3,3-トリフルオロプロペン(HFO-1234zf)、1,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234ze)、特にE-異性体、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、1,2,3,3,3-ペンタフルオロプロペン(HFO-1255ye)、特にZ異性体、E-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロブト-2-エン(R-1336mzz(E))、Z-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロブト-2-エン(R-1336mzz(Z))、1,1,1,4,4,5,5,5-オクタフルオロペンタ-2-エン(HFO-1438mzz)及びそれらの混合物が含まれる。好ましいハイドロフルオロオレフィンには、1,1-ジフルオロエチレン(R-1132a)、E-1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132(E))、3,3,3-トリフルオロプロペン(HFO-1234zf)、E-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234ze(E))、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、E-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロブト-2-エン(R-1336mzz(E))及びそれらの混合物が含まれる。 例示的なハイドロクロロフルオロオレフィン(HCFO)には、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd、特にE異性体)、1-クロロ-2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HCFO-1224yd、特にZ異性体)、2-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233xf)、及び、HCFO-1214の異性体などのジクロロ-テトラフルオロプロペンが含まれる。 例示的なヨードカーボンには、トリフルオロヨードメタン(R-13I1)が含まれる。 例示的な炭化水素(HC)には、プロピレン、プロパン、ブタン、イソブタン、n-ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、及びそれらの混合物が含まれる。好ましい炭化水素には、プロピレン、プロパン、ブタン、及びイソブタンが含まれる。 例示的なハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)には、クロロジフルオロメタン(HCFC-22)、1-クロロ-1,1-ジフルオロエタン(HCFC-142b)、1,1-ジクロロ-1-フルオロエタン(HCFC-141b)、1,1-ジクロロ-2,2,2-トリフルオロエタン(HCFC-123)、及び1-クロロ-1,2,2,2-テトラフルオロエタン(HCFC-124)が含まれる。 例示的なクロロフルオロカーボン(CFC)には、トリクロロフルオロメタン(R-11)、ジクロロジフルオロメタン(R-12)、1,1,2-トリフルオロ-1,2,2-トリフルオロエタン(R-113)、1,2-ジクロロ-1,1,2,2-テトラフルオロエタン(R-114)、クロロ-ペンタフルオロエタン(R-115)及びそれらの混合物が含まれる。 例示的なハイドロフルオロエーテル(HFE)には、1,1,1,2,2,3,3-ヘプタフルオロ-3-メトキシ-プロパン、1,1,1,2,2,3,3,4,4-ノナフルオロ-4-メトキシ-ブタン及びそれらの混合物が含まれる。 例示的なフルオロケトンは、1,1,1,2,2,4,5,5,5-ノナフルオロ-4(トリフルオロメチル)-3-ペンタノンである。 可燃性は、特に冷媒及び伝熱用途を含む、組成物が不燃性又は微燃性であることが非常に重要又は必須である多くの用途において重要な特性である。化合物及び組成物の可燃性を測定するには、引火点の測定やANSI/ASHRAE34-2019付録Bで規定されているASTME681など、さまざまな方法がある。好ましくは、不燃性組成物は周囲温度以下で不燃性であり、好ましくは60℃以下で不燃性であり、さらにより好ましくは100℃以下で不燃性である。微燃性の冷媒は、ANSI/ASHRAE34-2019セクション6で指定されているように、23℃で特定の値を下回る燃焼速度を示す。不燃性の範囲が広いほど、使用、取り扱い、又は輸送中の安全性が高まる。 本発明の好ましい実施形態では、本発明の伝熱組成物は、ANSI/ASHRAE34-2019で定義されているように、より低い可燃性及び火炎伝播がないことを含む、低減された可燃性プロファイルを示す。好ましくは、本発明の伝熱組成物は、可燃性の低下を示し、液相と気相との間の分別時に可燃性の低下を維持する。例えば、50%漏れ試験では、容器に初期組成物が充填され、これは、好ましくは可燃性の低下を示す。容器は、-25℃又は25℃などの所望の温度に維持することができ、初期気相組成が測定され、好ましくは可燃性の低下を示す。組成物を一定温度で容器から漏出させ、初期組成物の50重量%が除去されるまで漏出速度を設定する。その時点で最終気相組成が測定され、好ましくは可燃性の低下を示す。 本発明の好ましい実施形態では、伝熱組成物は、容器又は装置からの伝熱組成物の漏れに続いて、組成又は蒸気圧の最小の変化を示す。このような漏れの場合、本発明の伝熱組成物を容器に入れ、一定温度に維持する。伝熱組成物は、組成物全体の50重量%が容器から漏れるまで、ゆっくりとした速度で容器から漏れることが許される。本発明の好ましい実施形態では、伝熱組成物の蒸気圧は、50%漏れの後、著しく変化していない。