JP-2026077933-A - フォーク差込昇降装置
Abstract
【課題】フォークの高さをパレットの差込口の高さに合わせるための動作時間を短縮することが可能なフォークリフトを提供する。 【解決手段】昇降機構がフォークを昇降させる。制御部が、センサの検出結果に基づいて昇降機構を制御する。センサは、フォークを延長した直線に対して斜め上方の障害物、及びフォークを延長した直線上の障害物を検出する。フォークをパレットに対向させ、フォークをパレットの差込口の高さまで上昇させるときに、制御部は、フォークの上昇を開始させ、センサが、斜め上方に障害物を検出したこと、またはその後、障害物が検出されなくなったことを契機として、フォークの上昇速度を低下させ、フォークを延長した直線上に障害物を検出したこと、またはその後、障害物が検出されなくなったことを契機として、フォークの上昇を停止させる。 【選択図】図8
Inventors
- 小島 宏志
- 日南 敦史
- 鈴木 雄士
Assignees
- 住友重機械搬送システム株式会社
- 住友ナコ フォ-クリフト株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260305
Claims (3)
- フォークと、 前記フォークを昇降させる昇降機構と、 センサと、 前記センサの検出結果に基づいて前記昇降機構を制御する制御部と を備え、 前記センサは、前記フォークを延長した直線に対して斜め上方の障害物、及び前記フォークを延長した直線上の障害物を検出し、 前記フォークをパレットに対向させ、前記フォークをパレットの差込口の高さまで上昇させるときに、 前記制御部は、 前記フォークの上昇を開始させ、 前記センサが、斜め上方に障害物を検出したこと、またはその後、障害物が検出されなくなったことを契機として、前記フォークの上昇速度を低下させ、 前記フォークを延長した直線上に障害物を検出したこと、またはその後、障害物が検出されなくなったことを契機として、前記フォークの上昇を停止させるフォーク差込昇降装置。
- さらに、前記フォークをチルトさせるチルト機構を備え、 前記センサは、さらに、前記フォークを延長した直線に対して斜め下方の障害物を検出し、 前記制御部は、前記フォークをパレットの差込口に差し込んでいるときに、斜め下方に障害物を検出すると、前記フォークを上向きにチルトさせ、斜め上方に障害物を検出すると、前記フォークを下向きにチルトさせる請求項1に記載のフォーク差込昇降装置。
- 前記センサは、前記フォークの先端に取り付けられている請求項1または2に記載のフォーク差込昇降装置。
Description
本発明は、フォーク差込昇降装置に関する。 作業エリア内での荷役作業に、自動搬送フォークリフト(AGF)が用いられる。自動搬送フォークリフトは、パレットの差込口にフォークを差し込むことにより、荷役作業を行う。フォークをパレットの差込口に差し込むために、フォークの高さをパレットの差込口の高さに合わせなければならない。下記の特許文献1に、パレットの差込口の位置を検出することができるフォークリフトが開示されている。 特許文献1に開示されたフォークリフトは、フォークの先端に取り付けられた水平方向センサ、上方向センサ、及び下方向センサを有している。水平方向センサ、上方向センサ、及び下方向センサは、それぞれフォーク前方の水平方向、斜め上方、及び斜め下方の障害物を検知する。以下、パレットの差込口を検出する方法について説明する。 フォークをパレットに正対させた状態で、パレットの下方からフォークを上昇させる。まず、上方向センサでパレットの下端が検知される。さらにフォークを上昇させ、上方向センサの検知範囲がパレットの差込口に達すると、上方向センサで障害物が検出されなくなる。このように、上方向センサによる検出結果の変化に基づいて、差込口が検出される。 実開昭58-147997号公報 図1は、一実施例による自動搬送フォークリフトの概略側面図である。図2は、センサが取り付けられたフォークの先端の概略斜視図である。図3は、荷役対象のパレットとフォークとの位置関係を示す斜視図である。図4は、パレットの差込口へのフォークの差し込み開始時点の概略断面図である。図5A~図5Cは、フォークの差し込み開始から差し込み中におけるパレットとフォーク11との位置関係を示す概略断面図である。図6A~図6Eは、フォークの差し込み開始から差し込み中におけるパレットとフォークとの位置関係を示す概略断面図である。図7は、フォークの差し込み動作中に制御部が実行する制御の手順を示すフローチャートである。図8A~図8Eは、他の実施例による自動搬送フォークリフトがフォークを上昇させるときのフォークと差込口との位置関係を示す概略断面図である。図9は、図8A~図8Eに示した実施例による自動搬送フォークリフトがフォークを上昇させるときの制御の手順を示すフローチャートである。図10は、図8A~図8Eに示した実施例の変形例による自動搬送フォークリフトがフォークを上昇させるときの制御の手順を示すフローチャートである。 図1~図7を参照して、一実施例によるフォークリフトについて説明する。本実施例によるフォークリフトは、自動搬送フォークリフトである。 図1は、本実施例による自動搬送フォークリフト10の概略側面図である。車体19に、マスト15及び車輪18が取り付けられている。モータ17が車輪18を駆動する。2本のフォーク11がマスト15に対して昇降可能に支持されている。昇降機構12がフォーク11を昇降させる。フォーク11は、L字型の部材の一部で構成されており、L字型の部材は、折れ曲がり箇所から前方に向かってほぼ水平に延びる部分と、上方に向かってほぼ鉛直に延びる部分とを含む。フォーク11は、折れ曲がり部分から前方に向かって延びる部分で構成される。L字状の部材は、折れ曲がり部分から上方に向かって延びる部分の上端に位置する支点14において、昇降機構12に対してチルト可能に支持されている。 チルト機構13がフォーク11をチルトさせる。ここで、「チルト」とは、フォーク11を、水平面に対して上方向または下方向に傾ける動作を意味する。例えば、チルト機構13がL字状の部材の折れ曲がり部分を前方に押すと、フォーク11が上方向にチルトし、後方に引き込むと、フォーク11が下方向にチルトする。車体19に搭載された制御部50が昇降機構12を制御することにより、フォーク11を昇降させる。制御部50がチルト機構13を制御することにより、フォーク11をチルトさせる。 フォーク11の先端に複数のセンサ20が取り付けられている。以下、図2を参照してセンサ20について説明する。 図2は、センサ20が取り付けられたフォーク11の先端の概略斜視図である。フォーク11の先端に、正面方向センサ20M、下方向センサ20L、及び上方向センサ20Uが取り付けられている。正面方向センサ20Mは、フォーク11の正面方向21Mの検出距離SD以内の障害物を検出する。下方向センサ20Lは、フォーク11の延長線30に対して角度θLを成して斜め下方に向かう斜め下方向21Lの検出距離SD以内の障害物を検出する。上方向センサ20Uは、フォーク11の延長線30に対して角度θUを成して斜め上方に向かう斜め上方向21Uの検出距離SD以内の障害物を検出する。検出距離SDは、例えば、70mm~100mm程度である。 正面方向センサ20M、上方向センサ20U、及び下方向センサ20Lとして、例えば障害物に光を照射し、障害物からの反射光を検出する光電センサを用いることができる。なお、障害物に照射する光を上下方向に走査するセンサを用い、1つのセンサで正面方向、斜め上方向及び斜め下方向の障害物を検出するようにしてもよい。 センサ20が障害物を検出すると、検出信号を出力する。検出信号は、制御部50(図1)に入力される。制御部50は、センサ20の検出信号に基づいて、昇降機構12、チルト機構13、及びモータ17を制御する。 図3は、荷役対象のパレット60とフォーク11との位置関係を示す斜視図である。パレット60は、複数の天板61、複数の底板62、及び天板61と底板62とを間隔を隔てて接続する複数の桁63を含む。天板61、底板62、及び桁63によって囲まれた2つの差込口65が設けられている。2本のフォーク11を、それぞれ2つの差込口65からパレット60内の空間に差し込み、荷役作業を行う。 次に、図4~図7を参照して、パレット60の差込口65からフォーク11を差し込む動作中における制御について説明する。 図4は、パレット60の差込口65へのフォーク11の差し込み開始時点の概略断面図である。フォーク11を上昇させて、その先端を、差込口65の高さ方向の中心に位置合わせする。その後、車体19を前進させることにより、フォーク11の差し込みを行う。このとき、センサ20の斜め上方向21U、正面方向21M、及び斜め下方向21Lのいずれにも、検出距離SD以内に障害物は検出されない。パレット60の天板61と底板62との相互に対向する面を、それぞれ天面61A及び底面62Aということとする。 天面61A及び底面62Aが、フォーク11の差し込み中におけるフォーク11の移動方向と平行である場合、フォーク11の差し込み長さを長くしても、フォーク11は天面61A及び底面62Aに接触しない。ところが、天面61A及び底面62Aが、フォーク11の移動方向に対して傾斜していると、差し込み動作中にフォーク11の先端が天面61Aまたは底面62Aに接触する可能性がある。 次に、図5A~図5Cを参照して、天面61A及び底面62Aが、フォーク11の移動方向に対して傾斜している場合のフォーク11の制御について説明する。図5A~図5Cは、フォーク11の差し込み開始から差し込み動作中におけるパレット60とフォーク11との位置関係を示す概略断面図である。 図5Aに示すように、フォーク11の移動方向に向かって、天面61A及び底面62Aが持ち上がる方向にパレット60が傾斜している。差し込み開始時点では、フォーク11の先端から斜め上方向21U、正面方向21M、及び斜め下方向21Lの検出距離SD以内に障害物は検出されていない。 図5Bに示すように、フォーク11の差し込み長さが長くなると、フォーク11の先端から斜め下方向21Lの検出距離SD以内に、底面62Aが入り込み、底面62Aが障害物として検出される。フォーク11をこのまま前進させると、フォーク11の先端が底面62Aに接触してしまう可能性がある。斜め下方向21Lに障害物が検出されると、制御部50は、チルト機構13を制御することにより、図5Cに示すようにフォーク11を上方にチルトさせる。図5Cにおいて、チルト前のフォーク11の位置を破線で表している。チルトさせる角度は、天面61Aと底面62Aとの間隔、フォーク11の長さと厚さ、センサ20の検出距離SD等に基づいて、チルト後のフォーク11の先端が、天面61Aと底面62Aとの間の空間のほぼ中央に位置するように、予め設定しておくとよい。 フォーク11が上方にチルトすると、フォーク11の先端から斜め下方向21Lに障害物が検出されなくなる。これにより、フォーク11の底面62Aへの接触を回避することができる。 次に、図6A~図6Eを参照して、天面61A及び底面62Aが、フォーク11の移動方向に対して逆方向に傾斜している場合のフォーク11の制御について説明する。図6A~図6Eは、フォーク11の差し込み開始から差し込み中におけるパレット60とフォーク11との位置関係を示す概略断面図である。 図6Aに示すように、フォーク11の移動方向に向かって、天面61A及び底面62Aが、下がる方向に傾斜している。差し込み開始時点では、フォーク11の先端から斜め上方向21U、正面方向21M、及び斜め下方向21Lの検出距離SD以内に障害物は検出されていない。 図6Bに示すように、フォーク11の差し込み長さが長くなると、フォーク11の先端から斜め上方向21Uの検出距離SD以内に、天面61Aが入り込み、天面61Aが障害物として検出される。フォーク11をこのまま前進させると、フォーク11の先端が天面61Aに接触してしまう可能性がある。斜め上方向21Uに障害物が検出されると、制御部50は、チルト機構13を制御することにより、図6Cに示すようにフォーク11を下方にチルトさせる。図6Cにおいて、チルト前のフォーク11の位置を破線で示している。 この状態でフォーク11をさらに前進させると、図6Dに示すように、フォーク11の先端から斜め上方向21Uの検出距離SD以内に、天面61Aが再度入り込み、天面61Aが障害物として再検出される。図6Dにおいて、前進前のフォーク11の位置を破線で示している。斜め上方向21Uに障害物が再検出されると、制御部50は、チルト機構13を制御することにより、図6Eに示すように、フォーク11をさらに下方にチルトさせる。図6Eにおいて、再チルト前のフォーク11の位置を破線で示している。このようにフォーク11をチルトさせることにより、フォーク11の先端の、天面61Aへの接触を回避することができる。 次に、図7を参照して、制御部50(図1)が実行する制御について説明する。図7は、フォーク11の差し込み動作中に制御部50が実行する制御の手順を示すフローチャートである。 制御部50は、昇降機構12(図1)を制御することにより、フォーク11の高さをパレット60(図3)の差込口65の高さに合わせる(ステップSA1)。フォーク11の高さを差込口65の高さに合わせた状態で、制御部50はモータ17を制御して前進を開始(フォーク11の差し込み動作を開始)する(ステップSA2)。 フォーク11の先端の斜め下方向21Lに障害物が検出されたら(ステップSA3、図5B)、制御部50はチルト機構13(図1)を制御することにより、フォーク11を上向きにチルトさせる(ステップSA4、図5C)。フォーク11の先端の斜め上方向21Uに障害物が検出されたら(ステップSA5、図6B、図6D)、制御部50はチルト機構13(図1)を制御することにより、フォーク11を下向きにチルトさせる(ステップSA6、図6C、図6E)。 フォーク11の差し込み長さが目標差し込み長さに達するまで前進(差し込み動作)を継続する(ステップSA7)。前進中は、障害物の検出とフォーク11のチルト制御を行う。フォーク11の差し込み長さが目標差し込み長さに達