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JP-2026077950-A - 成形品

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Abstract

【課題】本発明の目的は、機械的物性を維持しながらも外観性(意匠性)を発揮する熱可塑性樹脂を含有する成形品を提供することにある。 【解決手段】本発明の目的は、少なくとも、熱可塑性樹脂A、無機フィラーBおよび該熱可塑性樹脂A以外の熱可塑性樹脂Cを含む樹脂組成物からなる内外装用成形品であって、該無機フィラーBが該熱可塑性樹脂Cにより被覆されている内外装用成形品、によって達成された。 【選択図】図1

Inventors

  • 寺岡 尚信
  • 高橋 亮太

Assignees

  • ポリプラスチックス株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260306

Claims (3)

  1. 少なくとも、熱可塑性樹脂A、無機フィラーBおよび前記熱可塑性樹脂A以外の熱可塑性樹脂Cを含む樹脂組成物からなる内外装用成形品(ただし、シランカップリング剤を含まない)であって、 前記熱可塑性樹脂Aがポリブチレンテレフタレート樹脂であり、 前記無機フィラーBが、板状充填剤および繊維状充填剤を含み、 前記板状充填剤がマイカであり、 前記熱可塑性樹脂Cが前記無機フィラーBと反応性を有する、エポキシ基含有オレフィン系共重合体であり、 前記無機フィラーBと前記エポキシ基含有オレフィン系共重合体である熱可塑性樹脂Cを溶融混練し、前記無機フィラーBと前記エポキシ基含有オレフィン系共重合体を反応させることで、前記無機フィラーBが前記エポキシ基含有オレフィン系共重合体により被覆されている内外装用成形品。
  2. 前記エポキシ基含有オレフィン系共重合体が、エチレン-グリシジルメタクリレート共重合体である、請求項1に記載の内外装用成形品。
  3. 前記内外装用成形品が、印刷または塗装して用いられる請求項1または2記載の内外装用成形品。

Description

本発明は、内外装用途に使用される成形品に関し、既存の材料よりもさらに優れた外観性(意匠性)を有する熱可塑性樹脂からなる成形品、その成形品の製造方法および成形品の外観性向上方法に関する。 熱可塑性樹脂からなる成形品は、優れた機械的特性、電気的特性、耐熱性、耐候性、耐水性、耐薬品性及び耐溶剤性に優れる等の理由により、自動車部品、電気・電子部品、産業用機械部品等の種々の用途に広く利用されている。 しかし、熱可塑性樹脂からなる成形品は、人の目にふれる内外装用途に使用される場合、その美的外観(意匠性)や印刷、塗装後の見栄えに問題があり、必ずしも十分な特性を示すことができていなかった。 外観性を、材料面から改善するための検討が行われている。例えば、特許文献1の実施例3、4には、飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維とオレフィン系エラストマーが外観に優れており表面粗さRaが10μm以下であることが提案されている。 特開2001-69866号公報 本発明の実施例2の成形品断面の電子顕微鏡(×20000倍)写真である。本発明の実施態様の一つである表面被覆しない無機フィラーを含む成形品断面の電子顕微鏡(×20000倍)写真である。比較例2の成形品断面の電子顕微鏡(×20000倍)写真である。本実施態様の一つである押出機の概観である。 本発明の内外装用成形品は、少なくとも、熱可塑性樹脂A、無機フィラーBおよび該熱可塑性樹脂A以外の熱可塑性樹脂Cを含む樹脂組成物からなる内外装用成形品であって、該無機フィラーBが該熱可塑性樹脂Cにより被覆されていることを特徴とする。 <熱可塑性樹脂A> 本発明の熱可塑性樹脂Aとして、結晶性熱可塑性樹脂や非晶性熱可塑性樹脂が好適に用いられる。結晶性熱可塑性樹脂としては、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレンPE、ポリプロピレンPP)。フッ素樹脂等が挙げられる。溶融成形加工性を有するものであればよい。 非晶性熱可塑性樹脂としては、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、環状オレフィン(共)重合体(COP、COC)等が挙げられるが、耐熱性面で特にポリカーボネート樹脂、環状オレフィン(共)重合体が好適に用いられる。特にポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂が好ましい。本発明の熱可塑性樹脂Aは、慣用の方法により製造できる。 <無機フィラーB> 本発明の成形品に含有させる無機フィラーBとしては繊維状充填剤、板状充填剤、又は粉粒状充填剤を挙げることができる。繊維状充填剤としては、例えば、ガラス繊維、アスベスト繊維、カーボン繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、シリカ-アルミナ繊維、アルミニウムシリケート繊維、ジルコニア繊維、チタン酸カリウム繊維、炭化ケイ素繊維、ウィスカー(炭化ケイ素、アルミナ、窒化珪素等のウィスカー)等の無機質繊維を挙げることができる。板状充填剤としては、例えば、タルク、マイカ、ガラスフレーク、グラファイト等を挙げることができる。粉粒状充填剤としては、例えば、ガラスビーズ、ガラス粉、ミルドファイバー(例えば、ミルドガラスファイバー等)、ウォラストナイト(珪灰石)等を挙げることができる。 繊維状充填剤の平均径は、例えば、1μm~30μm(好ましくは5μm~20μm、さらに好ましくは10~15μm)程度、平均長は、例えば、100μm~5mm(好ましくは300μm~4mm、さらに好ましくは500μm~3.5mm)程度であってもよい。また、板状又は粉粒状充填剤の平均一次粒子径は、例えば、0.1μm~500μm、好ましくは1μm~100μm程度とすることができる。これらの無機充填剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用することができる。 なお、繊維状充填剤の平均径及び平均長、並びに板状又は粉粒状充填剤の平均一次粒子径は、樹脂組成物中に配合される前の繊維状充填材、板状又は粉粒状充填剤について、CCDカメラで撮影した画像を解析し、加重平均により算出した値である。これらは例えば、株式会社セイシン企業製、動的画像解析法/粒子(状態)分析計PITA-3等を用いて算出することができる。なお、板状又は粉状充填材のアスペクト比は、特に限定されず、例えば、1以上10以下とすることができる。 <熱可塑性樹脂C> 本発明の熱可塑性樹脂Cは、無機フィラーBを被覆することができれば特に制限はない。例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、エラストマー等が挙げられる、エラストマーとしては、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、シリコーン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタン系エラストマー等が挙げられる。 エラストマーであることが好ましく、オレフィン系エラストマーであることがさらに好ましく、エポキシ基含有オレフィン系共重合体であることが最も好ましい。少なくとも、α-オレフィン由来の構成単位及びα,β-不飽和酸グリシジルエステル由来の構成単位を有することが好ましい。 オレフィン系エラストマーは、エチレン及び/又はプロピレンを成分として含む共重合体であり、具体的にはエチレン-プロピレン共重合体、エチレン-ブテン共重合体、エチレン-オクテン共重合体、エチレン-プロピレン-ブテン共重合体、エチレン-プロピレン-ジエン共重合体、エチレン-エチルアクリレート共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-グリシジルメタクリレート共重合体等が挙げられ、これらに限定されるものではないが、特に無機フィラーとの反応性基を有する、エポキシ基含有オレフィン系共重合体であることが最も好ましい。 更に、オレフィン系エラストマーの中でも、エチレン-不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体又はα-オレフィンとα,β-不飽和酸のグリシジルエステルから成るオレフィン系共重合体に、下記一般式(1)で示される繰返し単位で構成された重合体又は共重合体の一種又は二種以上が分岐又は架橋構造的に化学結合したグラフト共重合体も利用することができる。 (但し、Rは水素又は低級アルキル基、Xは-COOCH3、-COOC2H5、-COOC4H9、-COOCH2CH(C2H5)C4H9、-C6H5、-CNから選ばれた一種又は二種以上の基を示す) α-オレフィンとしては、エチレン、プロピレン等のC2~4のオレフィンを使用することができ、エチレン、プロピレンであることが好ましい。α,β-不飽和酸グリシジルエステルとしては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートを使用することが好ましい。その他、C1~12の(メタ)アクリル酸エステル、酢酸ビニル等の第3成分を共重合させてもよい。 オレフィン及びグリシジルエステルは、共重合体中それぞれ30~90モル%。70~10モル%の範囲で調整することができ、第3成分は0~30モル%の範囲を含有させることができる。 本発明では特に、エチレン-グリシジルメタクリレート共重合体(以下EGMAともいう)であることが好ましい。エチレンに対するグリシジルメタクリレートの割合は特に制限されるものではないが、共重合体の変性部位を各単量体質量に換算し、共重合体100質量部に対する割合として1~30質量部、好ましくは3~20質量部、更に好ましくは8~15質量部の範囲が好ましい。 スチレン系エラストマーとしては、スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニル単量体の単独又は共重合体で構成されたハードセグメントと、α-オレフィン(エチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、1-オクテンなどのα-C2-12オレフィンなど)、ジエン系単量体(ブタジエン、イソプレンなど)などから選択された少なくとも一種の単量体の単独又は共重合体で構成されたソフトセグメントとのブロック又はグラフト共重合体(又はその水素添加物)などが例示できる。 また、前記スチレン系エラストマーは、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸などの酸又は酸無水物で変性された酸変性エラストマー、グリシジル基やエポキシ基を有する共重合性モノマー(グリシジル(メタ)アクリレートなど)を用いたり、エラストマーの不飽和結合をエポキシ化して得られたエポキシ変性エラストマーなどの反応性官能基を有するエラストマーであってもよい。 代表的なスチレン系エラストマーとしては、スチレン-ジエン-スチレンブロック共重合体[スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体(SIS)など]、水素添加ブロック共重合体[スチレン-エチレン・ブチレン-スチレンブロック共重合体(又は水添(スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体))(SEBS)、スチレン-エチレン・プロピレン-スチレンブロック共重合体(又は水添(スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体))(SEPS)、スチレン-エチレン・エチレン・プロピレン-スチレンブロック共重合体(SEEPS)、ランダムスチレン-ブタジエン共重合体の水素添加重合体など]、これらの共重合体に官能基(エポキシ基、カルボキシル基、酸無水物基など)が導入された変性共重合体[ジエンの不飽和結合がエポキシ化されたエポキシ化スチレン-ジエン共重合体(エポキシ化スチレン-ジエン-スチレンブロック共重合体又はその水素添加重合体など)など]が例示できる。 ポリエステル系エラストマーとしては、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートといった芳香族ポリエステルをハードセグメントとし、ポリエチレングリコールやポリテトラメチレングリコールといったポリエーテル、またはポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリカプロラクトンといった脂肪族ポリエステルをソフトセグメントとするブロック共重合体が挙げられるが、これに限定されるものではない。 ポリアミド系エラストマーとしては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12などをハードセグメントとし、ポリエーテルまたは脂肪族ポリエステルをソフトセグメントとするブロック共重合体が挙げられるが、これに限定されるものではない。 ウレタン系エラストマーとしては、4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等のジイソシアネートとエチレングリコール、テトラメチレングリコール等のグリコールとを反応させることによって得られるポリウレタンをハードセグメントとし、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のポリエーテルもしくはポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリカプロラクトン等の脂肪族ポリエステルをソフトセグメントとするブロック共重合体が挙げられるが、これに限定されるものではない。 シリコーン系エラストマーとしては、オルガノポリシロキサンを主成分として含むエラストマーであり、ポリジメチルシロキサン系、ポリメチルフェニルシロキサン系、およびポリジフェニルシロキサン系に分けられる。オルガノポリシロキサンの一部がビニル基、アルコキシ基等で変性されていてもよい。シリコーンエラストマーの具体例としては、シリコーンゴム(ポリ(ジメチルシロキサン)およびポリ(ジメチルシロキサン-co-メチルビニルシロキサン))が挙げられる。 商業的に入手可能なシリコーンエラストマーとしては、KEシリーズ(信越化学社製)、SEシリーズ、CYシリーズおよびSHシリーズ(以上、東レダウコーニングシリコーン社製)がある。 本発明の無機フィラーBは、その表面