JP-2026077972-A - 作業機用ブーム、作業機械、および作業機用ブームの製造方法
Abstract
【課題】耐久性を向上することが可能な作業機用ブームを提供する。 【解決手段】ブーム21は、左右一対の側板53と、上板51と、下板52と、を備える。上板51は、一対の側板53の上端に接合されている。下板52は、一対の側板53の下端に接合されている。上板51または下板52は、長手方向において分割された部分に形成された溶接線81または溶接線82を有する。溶接線81または溶接線82、長手方向と垂直な方向に対して傾斜した傾斜部811、812または傾斜部821、822を有する。 【選択図】図7A
Inventors
- 曽我 将孝
- 福井 大輝
- 國澤 直弘
Assignees
- 株式会社小松製作所
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260309
Claims (18)
- 左右一対の側板と、 前記一対の側板の上端に接合された上板と、 前記一対の側板の下端に接合された下板と、を備え、 前記上板または前記下板は、長手方向において分割された部分に形成された第1溶接線を有し、 前記第1溶接線は、前記長手方向と垂直な方向に対して傾斜した傾斜部を有する、 作業機用ブーム。
- 前記第1溶接線は、湾曲部を更に有する、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 前記第1溶接線は、突き合わせ溶接によって形成されている、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 前記傾斜部は、前記第1溶接線が形成されている前記上板または前記下板と前記側板との角に形成された溶接線から形成されている、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 前記傾斜部は、直線部分を含む、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 前記第1溶接線は、前記長手方向に対して垂直な第1直線部を更に有する、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 前記傾斜部は、直線部分を含み、前記第1溶接線の両端に配置され、 前記第1直線部は、幅方向において前記傾斜部の間に配置され、 前記第1溶接線は、前記第1直線部の両端と前記傾斜部の内側の端とを繋ぐ湾曲部を更に有する、 請求項6に記載の作業機用ブーム。
- 前記一対の側板の各々は、前記長手方向において分割された部分が溶接によって接合された側板溶接線を有し、 前記第1溶接線の、前記第1溶接線が形成されている前記上板または前記下板と前記側板との角に形成された溶接線と交わる位置は、前記側板溶接線の前記角に形成された溶接線と交わる位置と、前記角に形成された溶接線上においてずれている、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 前記一対の側板の各々は、前記長手方向において分割された部分が溶接によって接合された側板溶接線を有し、 前記側板溶接線は、前記長手方向に垂直な第2直線部を有し、 前記第2直線部は、前記上板または前記下板と前記側板との角に形成された溶接線から形成されている、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 前記作業機用ブームは、湾曲部を含む第1ブーム部と、前記第1ブーム部よりも基端側の第2ブーム部の間で分割されており、 前記角に形成された溶接線は、前記下板と前記側板との角に形成されている、 請求項9に記載の作業機用ブーム。
- 前記作業機用ブームは、湾曲部を含む第1ブーム部と、前記第1ブーム部よりも先端側の第3ブーム部の間で分割されており、 前記角に形成された溶接線は、前記上板と前記側板との角に形成されている、 請求項9に記載の作業機用ブーム。
- 前記第1溶接線に沿って配置された裏当て材を更に備え、 前記第1溶接線が形成された前記上板または前記下板は、前記裏当て材を用いた突き合わせ溶接によって溶接されている、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 前記一対の側板と前記上板と前記下板に囲まれた内部空間に配置された補強板を更に備え、 前記補強板は、前記一対の側板と前記上板と前記下板に溶接されている、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 前記第1溶接線は、前記上板に形成され、 前記下板は、前記長手方向において分割された部分に形成された第2溶接線を有し、 前記一対の側板の各々は、前記長手方向において分割された部分に形成された側板溶接線を有し、 前記第1溶接線は、前記第2溶接線よりも前記長手方向の一方向側に配置され、 前記側板溶接線は、前記第1溶接線が前記上板と前記側板との角に形成された上角溶接線と交わる第1上位置と、前記第2溶接線が前記下板と前記側板との角に形成された下角溶接線に交わる第1下位置との間に配置され、 前記側板溶接線が前記上角溶接線と交わる第2上位置は、前記側板溶接線が前記下角溶接線と交わる第2下位置よりも前記一方向側に配置されている、 請求項1に記載の作業機用ブーム。
- 左右一対の側板と、前記一対の側板の上端に接合された上板と、前記一対の側板の下端に接合された下板と、を有するブーム本体部と、 前記ブーム本体部の端に接合された端部と、 前記ブーム本体部の前記上板または前記下板と前記端部の間に、突き合わせ溶接によって形成された溶接線と、を備え、 前記溶接線は、両端に配置され、長手方向と垂直な方向に対して傾斜した一対の第3直線部を有する、 作業機用ブーム。
- 前記溶接線は、前記長手方向に対して垂直な第4直線部を更に有する、 請求項15に記載の作業機用ブーム。
- 作業機械本体と、 前記作業機械本体に取り付けられ、請求項1~16のいずれか1項に記載のブームを有する作業機と、を備えた、 作業機械。
- 長手方向に2以上のサブユニットに分割された作業機用ブームの製造方法であって、 左右一対の側板と上板と下板とを溶接によって接合して前記サブユニットを製造するサブユニット製造工程と、 所定の前記サブユニットを回転または吊り下げることによって、他の前記サブユニットとの位置合わせを行う位置合わせ工程と、 前記所定のサブユニットと前記他のサブユニットを溶接するサブユニット間接合工程と、を備えた、 作業機用ブームの製造方法。
Description
本発明は、作業機用ブーム、作業機械、および作業機用ブームの製造方法に関する。 作業機械の一例である油圧ショベルは、下部走行体と、下部走行体の上側に配置された上部旋回体と、上部旋回体に上下方向に回転可能に取り付けられた作業機と、を備える。作業機は、上部旋回体に取り付けられたブームと、ブームの先端部に取り付けられたアームと、アームの先端に取り付けられたバケットと、を有する。 このようなブームの製作方法として、U字形状に曲げ加工された先端部材、基端部材、および中間部材が、床板に溶接される方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。 特許文献1に示すブームでは、天板と一対の側面が長手方向において3分割されており、分割された部分が溶接によって接合される。 特開昭58-164828号公報 本開示にかかる実施形態における作業機械を示す斜視図。本開示にかかる実施形態におけるブームを先端上方から視た斜視図。本開示にかかる実施形態におけるブームを基端上方から視た斜視図。本開示にかかる実施形態におけるブームを下方から視た斜視図。図2Bのブーム21について内部構造を示した図。本開示にかかる実施形態におけるブームの側面図。本開示にかかる実施形態におけるブームの上面図。本開示にかかる実施形態におけるブームの底面図。図2Aに示すブームの分解図。図2Bに示すブームの分解図。図3Aに示すブームの分解図。図2Bの分割部でブーム本体基端部とブーム本体中間部とを溶接によって接合する前の分割状態を示す斜視図。図5Aに示すブーム本体基端部とブーム本体中間部とを溶接した状態を示す斜視図。本開示に係る実施形態の突き合わせ溶接を説明するための図。隅肉溶接を説明するための図。図3BのV1部の拡大図。図3CのV2部の拡大図。図3AのV3部の拡大図。図2Bの分割部でブーム本体先端部とブーム本体中間部とを溶接によって接合する前の分割状態を示す斜視図。図8Aのブーム本体先端部とブーム本体中間部とを溶接した状態を示す斜視図。図3BのV4部の拡大図。図3CのV5部の拡大図。図3AのV6部の拡大図。基端部とブーム本体基端部とを溶接によって接合する前の分割状態を示す斜視図。図10Aの基端部とブーム本体基端部とを溶接した状態を示す斜視図。図3BのV7部の拡大図。図3CのV8部の拡大図。図3AのV9部の拡大図。先端部とブーム本体先端部とを溶接によって接合する前の分割状態を示す斜視図。図11Aの先端部とブーム本体先端部とを溶接した状態を示す斜視図。図3BのV10部の拡大図。図3CのV11部の拡大図。図3AのV12部の拡大図。本開示にかかる実施形態におけるブームの第1サブユニット、第2サブユニット、およいb第3サブユニットを示す図。本開示にかかる実施形態における第1サブユニットと第2サブユニットの位置合わせを説明するための図。本開示にかかる実施形態における第2サブユニットと第3サブユニットの位置合わせを説明するための図。 以下、本開示にかかる作業機械の一例としての油圧ショベルおよび作業機用ブームについて図面を参照しながら説明する。 (油圧ショベル10の概要) 図1は、本実施の形態の油圧ショベル10の外観を示す図である。 図1に示すように、油圧ショベル10(作業機械の一例)は、作業機械本体1と、作業機4と、を備える。作業機械本体1は、下部走行体2と、上部旋回体3と、備える。 下部走行体2は、一対の走行装置11、12を有する。各走行装置11、12は、履帯11a、12aを有している。エンジンからの駆動力によって走行モータが回転して履帯11a、12aが駆動されることによって油圧ショベル10が走行する。 上部旋回体3は、下部走行体2の上側に配置されている。上部旋回体3は、旋回モータ(図示せず)によって上下方向に沿った軸を中心として下部走行体2に対して旋回可能に構成されている。上部旋回体3にはスイングマシナリが配置されている。下部走行体2には、スイングサークルが配置されており、スイングマシナリの出力ピニオンと噛み合っている。旋回モータの回転駆動がスイングマシナリ(図示せず)によって減速され出力ピニオンから出力される。これにより、スイングマシナリがスイングサークルの内側または外側を回転移動し下部走行体2に対して上部旋回体3が回転する。 上部旋回体3は、旋回フレーム13と、キャブ14と、エンジンルーム15と、を有する。旋回フレーム13は、下部走行体2の上側に配置されており、下部走行体2に対して旋回可能なフレームである。キャブ14は、旋回フレーム13の前部左側位置に設けられている。キャブ14は、オペレータが運転時に着座する運転席として設けられている。キャブ14の内部には、運転席、作業機4を操作するための操作装置、および表示装置等が配置されている。 なお、本実施形態において油圧ショベル10の前後左右は、キャブ14内の運転席を基準として説明する。運転席が正面に正対する方向を前方向Xfとし、前方向に対向する方向を後方向Xbとする。運転席が正面に正対したときの側方方向の右側、左側をそれぞれ右方向Yr、左方向Ylとする。 作業機4は、旋回フレーム13の前部中央位置に取り付けられている。作業機4は、図1に示すように、ブーム21(作業機用ブームの一例)と、アーム22と、バケット23と、を有する。ブーム21の基端部は、ブームピン21aを介して旋回フレーム13に回転可能に連結されている。また、ブーム21の先端部は、アームピン22aを介してアーム22の基端部に回転可能に連結されている。アーム22の先端部は、バケット23に回転可能に連結されている。バケット23は、その開口がキャブ14の方向(後方)を向くことができるようにアーム22に取り付けられている。バケット23が、このような向きに取り付けられた油圧ショベル10は、バックホウと呼ばれている。 ブーム21、アーム22およびバケット23のそれぞれに対応するように油圧シリンダ24~26(ブームシリンダ24、アームシリンダ25およびバケットシリンダ26)が配置されている。これらの油圧シリンダ24~26が駆動されることによって作業機4が駆動される。これにより、掘削等の作業が行われる。 エンジンルーム15は、上部旋回体3のキャブ14の後側に配置されている。エンジンルーム15には、エンジン、エンジンの排ガスの後処理装置、エンジンを冷却する冷却ユニット、および油圧ポンプ等が収納されている。 (ブーム21) 図2A~図2Dは、ブーム21を示す斜視図である。図2Aは、ブーム21を先端上方から視た斜視図である。図2Bは、ブーム21を基端上方から視た斜視図である。図2Cは、ブーム21を下方から視た斜視図である。図2Dは、図2Bのブーム21について内部構造を点線で示した図である。図3Aは、ブーム21の側面図である。図3Bは、ブーム21の上面図である。図3Cは、ブーム21の底面図である。図4Aおよび図4Bは、ブーム21の分解斜視図である。 ブーム21は、図2Aに示すように、基端部31と、ブーム本体部32と、先端部33と、を有する。基端部31とブーム本体部32は、分割部34において溶接によって接合されている。先端部33とブーム本体部32は、分割部35において溶接によって接合されている。分割部34、35については後述する。 (基端部31) 基端部31は、ブーム本体部32の基端側の端に配置されている。基端部31は、旋回フレーム13のブラケットにブームピン21a(図1参照)を介して回転可能に支持される。基端部31は、図3Aおよび図4Cに示すように、側面視において略三角形状である。基端部31は、ブーム本体部32から離れるに従って上下方向に幅が狭くなっている。基端部31は、図2Bおよび図2Cに示すように、上面41と、下面42と、一対の側面43と、を有する。図3Aに示すように、上面41と下面42の幅が、ブーム本体部32から離れるに従って向かって狭くなっている。左側の側面43は、上面41の左側の端と下面42の左側の端の間に配置されている。右側の側面43は、上面41の右側の端と下面42の右側の端との間に配置されている。 基端部31は、図2Bに示すように、ブーム本体部32と反対側の先端に、上部旋回体3に取り付けられる旋回体取付部44を有する。旋回体取付部44は、ブームピン21aが挿入されるブームピン孔44aを有している。ブームピン孔44aは、一対の側面43の各々に設けられている。ブームピン孔44aは、左右方向に沿って形成されている。 (先端部33) 先端部33は、図2Aに示すように、ブーム本体部32の先端側の端に配置されている。先端部33には、アームピン22a(図1参照)を介してアーム22の基端部が回転可能に取り付けられる。先端部33は、図2Aおよび図2Cに示すように、本体部45と、本体部45からアーム22側に向かって突出した一対の板状の突出部46と、を有する。一対の突出部46は、本体部45の左側面と右側面に配置されている。一対の突出部46は、左右方向に所定の間隔を空けて配置されている。突出部46の各々には、左右方向に沿ってアームピン22aが挿入されるアームピン孔46aが形成されている。本体部45は、一対の突出部46の間に配置されている。上面47(図2A)と下面48(図2C)は、略平行に配置されている。先端面49は、上面47のブーム本体部32と反対側の端と、下面48のブーム本体部32と反対側の端との間に配置されている。 一対の突出部46の間に、アーム22の基端部が配置される。アームピン22aは、左側の突出部46のアームピン孔46a、アーム22の基端部、および右側の突出部46のアームピン孔46aに挿入されている。これにより、アーム22は、ブーム21に回転可能に取り付けられる。 (ブーム本体部32) ブーム本体部32は、図2Aおよび図2Cに示すように、上板51と、下板52と、左右一対の側板53と、を有する。一対の側板53は、左右方向に所定の間隔を空けて配置されている。一対の側板53は互いに対向するように配置されている。上板51の左端は、左側の側板53の上端と溶接によって接合されている。これにより、図2Aに示すように、上板51の左端と左側の側板53の上端との間の角に左上角溶接線54(角に形成された溶接線の一例)が形成されている。上板51の右端は、右側の側板53の上端と溶接によって接合されている。これにより、上板51の右端と右側の側板53の上端との間の角に右上角溶接線55(角に形成された溶接線の一例)が形成されている。図2Cに示すように、下板52の左端は、左側の側板53の下端と溶接によって接合されている。これにより、下板52の左端と左側の側板53の下端との間の角に左下角溶接線56(角に形成された溶接線の一例)が形成されている。下板52の右端は、右側の側板53の下端と溶接によって接合されている。これにより、下板52の右端と右側の側板53の下端との間の角に右下角溶接線57(角に形成された溶接線の一例)が形成されている。このように、上板51と下板52と一対の側板53は筒状に配置されている。なお、上述した角の溶接は、隅肉溶接またはV型開先溶接が用いられる。 ブーム本体部32は、図2Aに示すように、湾曲部61と、ブームシリンダ取付部62と、アームシリンダ取付部63と、を更に有する。湾曲部61は、ブーム本体部32の側面視における両端の略中央に配置されている。ブーム本体部32は、図3Aに示すように、側面視において湾曲部61において上側に突出するように湾曲している。 ブームシリンダ取付部62は、図2Aに示すように、側板53の湾曲部61の部分に設けられている。ブームシリンダ取付部62は、左右方向に沿って形成された貫通孔62aを有する。貫通孔62aは、左右一対の側板53の各々に形成されている。貫通孔62aに軸64(図1参