JP-2026077987-A - ワーク搬送装置
Abstract
【課題】 反りを有するワークであっても、ワークのデバイスが形成される面の全体に接触することを必要とせず、確実にワークをテーブルに吸着させて受け渡すことができるワーク搬送装置を提供すること。 【解決手段】ワーク搬送装置10は、搬送アームと、搬送アームに設けられたワーク吸着部54と、搬送アームに設けられたラバー部材60であって、ワーク吸着部54に保持されたワークWの外縁部に当接可能な面であり、且つ、ワークWがワーク吸着部54に保持される側に向かって拡径したテーパ面を有するラバー部材60と、を備え、ラバー部材60は、ワークWの反りの変化に追従してワークWの外縁部にテーパ面が当接した状態で変位するように構成される。 【選択図】 図2
Inventors
- 金城 裕介
Assignees
- 株式会社東京精密
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260310
Claims (7)
- 搬送アームと、 前記搬送アームに設けられたワーク吸着部と、 前記搬送アームに設けられたラバー部材であって、前記ワーク吸着部に保持されたワークの外縁部に当接可能な面であり、且つ、前記ワークが前記ワーク吸着部に保持される側に向かって拡径したテーパ面を有するラバー部材と、 を備え、 前記ラバー部材は、前記ワークの反りの変化に追従して前記ワークの外縁部に前記テーパ面が当接した状態で変位するように構成される、 ワーク搬送装置。
- 前記ラバー部材は、前記ワークをテーブルに受け渡す際に前記ワークの外縁部に当接することにより、前記ワークの外縁部と前記テーブルとの間の空間部を略密閉状態とするものであり、 前記ラバー部材には、前記空間部を外部と連通する連通路が設けられる、 請求項1に記載のワーク搬送装置。
- 前記ラバー部材は、前記ワークをテーブルに受け渡す際に前記ワークの外縁部に当接することにより、前記ワークの外縁部と前記テーブルとの間の空間部を略密閉状態とするものであり、 前記ワークの外縁部には、前記空間部を外部と連通する連通路として機能する切り欠きが形成されている、 請求項1に記載のワーク搬送装置。
- 前記搬送アームに取り付けられたブラケット部材と、 前記ブラケット部材に対して前記ラバー部材を保持させるためのラバー部材保持部と、 を備える、 請求項1から3のいずれか1項に記載のワーク搬送装置。
- 前記ラバー部材保持部は、前記ラバー部材を前記ブラケット部材から離れる方向に付勢する付勢部材を有する、 請求項4に記載のワーク搬送装置。
- 前記ラバー部材保持部は、前記ラバー部材の外縁部を保持する、 請求項4又は5に記載のワーク搬送装置。
- 前記ラバー部材保持部は、前記ラバー部材の幅方向の中央部を保持する、 請求項4又は5に記載のワーク搬送装置。
Description
本発明は、ワーク搬送装置に関する。 近年、ウェハーレベルパッケージ(WLP:Wafer Level Packaging)を始めとした、積層ワーク(半導体ウェハー)が良く利用されている。積層ワークは、シリコンに樹脂やガラスといった異種の層が積層された接合ワークである。このような積層ワークは、焼結や乾燥時に生じたひずみにより、反りが発生する傾向がある(特許文献1)。 ここでワーク搬送装置は、ワークを搬送し、テーブルにワークを受け渡す。テーブルは、ワークの裏面を真空吸着することにより吸着保持する。この場合、ワークの中央が凹むようにワークの外縁部に反りが発生してしまうと、テーブルとワークの外縁部との間にエアがリークする箇所が多く発生してしまう。そうすると、テーブル上のワークを真空吸着により保持することができなくなってしまい、ワーク搬送装置は、上手くワークをテーブルに受け渡すことができない。 従来より、ワーク搬送装置からテーブルにワークを受け渡す場合に、反りを有するワークとテーブルとの間のエアのリークに対処して、ワークをテーブルに吸着保持させる技術が提案されている。 例えば、テーブルの吸着力(排気速度)を向上させて、ワークの反りを排気の圧力で修正し、ワークをテーブルに吸着させる手法((1)の手法)、ワーク搬送装置の平面吸着部により、ワークの上面全体を吸着して、一旦ワークを平坦にした後に、テーブルに受け渡す手法((2)の手法)、又はワーク搬送装置に設けた押し付け手段によりワークの反りをテーブルに押しつけて物理的に修正し、ワークをテーブルに吸着させる手法((3)の手法)がある。 特開2018-117041号公報 図1は、ワーク搬送装置を備えるダイシング装置の斜視図である。図2は、吸着ユニットに関して説明する斜視図である。図3は、図2のU-U線での断面の図である。図4は、ラバー部材及びワークWのY-Z平面での断面を示す概略図である。図5は、図3の符号Tの領域の拡大図である。図6は、ワークとテーブルの断面を示した概略図である。図7は、ワークが搬送アームによりテーブルの上方に搬送されてきた場合を示す図である。図8は、ワークが搬送アームからテーブルに受け渡される場合を示す図である。図9は、ワークが搬送アームからテーブルに吸着保持される場合を示す図である。図10は、搬送アームからテーブルにワークの受け渡しが完了した場合を示す図である。図11は、ラバー部材保持部を説明する図である。 以下、添付図面に従って本発明に係るワーク搬送装置の好ましい実施の形態について説明する。 図1は、本発明の実施形態のワーク搬送装置を備えるダイシング装置の斜視図である。以下、図中の上下方向であるZ軸方向の上方及び上面を適宜「上方」及び「上面」といい、Z軸方向の下方及び下面を適宜「下方」及び「下面」という。 図1に示すように、ダイシング装置12は、本発明のワーク搬送装置10(例えば図2を参照)を備えるものであり、シリコンウェーハ(半導体ウェーハ)等のワークWをダイシング加工する。このダイシング装置12は、ワーク搬送装置10の他に、ロードポート18と、加工部16と、洗浄部26とを備える。 ロードポート18には、フレーム(不図示)にマウントされたワークWを多数枚収納したカセットが載置される。そしてワーク搬送装置10は、そのワークWを搬送する。加工部16はワークWのダイシング加工を行う。洗浄部26はダイシング加工済みのワークWをスピン洗浄する。また、ダイシング装置12の筐体12Aの内部には、ダイシング装置12の各部の動作を制御する統括制御部(不図示)等が設けられている。なお、統括制御部は、筐体12Aの外部に設けられていてもよい。また、ワーク搬送装置10の動作を制御する制御部(不図示)は、統括制御部に含まれている。 ロードポート18に載置されたカセット内に収納されている未加工のワークWは、ワーク搬送装置10により加工部16に搬送され、個々のチップに分断するために加工部16にて切断あるいは溝入れ加工等のダイシング加工が施される。そして、加工部16による加工済みのワークWはワーク搬送装置10により洗浄部26に搬送され、洗浄部26により洗浄された後、ワーク搬送装置10によりロードポート18に搬送されてカセット内に収納される。 加工部16は、一対のブレード21A,21Bと、ブレードカバー(不図示)と、一対のスピンドル22A,22Bと、テーブル32と、を備える。テーブル32は、テーブル本体32a及びポーラス状(多孔質状)に形成されたワーク保持面32bで構成されている(図3及び図5を参照)。ワーク保持面32bは、ワークWをその裏面側から吸着保持する。なお、テーブル32は、不図示のXキャリッジによりX軸方向に移動自在に保持され、且つ不図示の回転ユニットにより回転自在に保持されている。 洗浄部26は、上面に吸着面が設けられたスピンナテーブル(不図示)と、スピンナテーブル上のワークWへ向けて洗浄水を噴射するノズル(不図示)とを備えている。加工部16によって加工されたワークWは、ワーク搬送装置10によってテーブル32からスピンナテーブルに搬送され、その後、ワークWはスピンナテーブルの吸着面で吸着された後、回転されてノズルから噴射される洗浄水によって洗浄される。 ワーク搬送装置10は搬送アーム14を有する。搬送アーム14は、回転軸24、アーム20、連結部材30から構成される。搬送アーム14は、回転軸24、アーム20、連結部材30を作動させて、ワークWを水平面(X-Y平面)に沿って水平移動及び鉛直方向(Z軸方向)に昇降移動させることができる。搬送アーム14の先端(連結部材30のZ軸下方の端部)には、ワークWを吸着する吸着ユニット50(図2を参照)が設けられている。 次に、吸着ユニット50に関して、詳しく説明をする。 図2は、吸着ユニット50に関して説明する斜視図である。また、図3は、図2のU-U線での断面の図である。 吸着ユニット50は、ブラケット部材52、吸着部54、ラバー部材保持部56、及びラバー部材60から構成される。 ブラケット部材52は、Z軸方向から見た場合に、十字形状を成している。連結部材30の下方の先端は、ブラケット部材52の十字形状の中心部52aに接続している。ブラケット部材52は、水平面(X-Y平面)に対して平行に配置されている。すなわち、ブラケット部材52は、テーブル32のワーク保持面32bに対して平行に配置されている。ブラケット部材52は、複数(本例では4つ)のブラケット片52cを有している。各ブラケット片52cは、ブラケット部材52の中心部52aから90度間隔に放射状に延在して設けられている。各ブラケット片52cは、ラバー部材60の当接部60aまで延在している。各ブラケット片52cの端部52bには、それぞれラバー部材保持部56が設けられる。また、各ブラケット片52cの長手方向の中間部分には、それぞれ吸着部54が備えられている。すなわち、各ブラケット片52cには、中心部52aから順に、吸着部54と、ラバー部材保持部56とがそれぞれ設けられている。また、ブラケット部材52の形状は十字形状に限られず、例えばワークWよりも大きな円板形状でもよい。 吸着部54の上面はブラケット部材52に接続している。吸着部54は、ワークWを吸着する部分であり、例えばベルヌーイチャック又は吸着パッドにより構成される。なお、吸着部54に接続されるエア供給源(不図示)との接続管路は、搬送アーム14を構成する各部材(ブラケット部材52、連結部材30、アーム20)の内部(外部でも可)に設けられる。また、吸着部54が吸着パッドで構成される場合には、吸着部54を構成する吸着パッドはワークW上に形成されるチップに接触しない位置に配置される。なお、吸着部54は、本発明のワーク吸着部に相当する。 ラバー部材保持部56は、ブラケット部材52を構成する各ブラケット片52cの端部52bに設けられる。ラバー部材保持部56は、ブラケット部材52とラバー部材60との間を接続するための部材である。ラバー部材保持部56に関しては後で詳しく説明する。 次に、ラバー部材60に関して説明する。 図4は、ラバー部材60のY-Z平面での断面を示す概略図である。なお、図4では、ラバー部材60を簡略的に図示しており、後述するラバー部材60の当接部60a(図5を参照)は省略されている。 ラバー部材60は、ワークWの外縁部Waの変形状態(矯正状態)に追従してラバー部材60のテーパ面60bが当接可能となるように、例えばゴムなどの弾性変形可能な部材により構成される。また、ラバー部材60は、単一部材からなる一層の構成に限らず、別部材からなる2層以上の構成であってもよい。例えば、ラバー部材60は、剛性を有する芯部材からなる内部層と、内部層の表面及び裏面に設けられた外部層とから構成されており、外部層は内部層を構成する芯部材よりも柔軟性を有する部材(例えばスポンジや樹脂材料など)で構成されていてもよい。 ラバー部材60は、Z軸方向から見ると円環形状(図2を参照)に構成されている。具体的には、図4に示すように、ラバー部材60は、上面から底面に向かって内径が次第に拡径した略円錐管状に構成されている。すなわち、ラバー部材60は、略円錐管状の上面部を構成する上面開口部61aと、略円錐管状の底面部を構成する底面開口部61bとを有している。ラバー部材60は、上面開口部61aと底面開口部61bとの間を接続するテーパ面60bを有している。このテーパ面60bは、略円錐管状の内面に相当する部分であり、上面開口部61aから底面開口部61bに向かって内径が次第に拡径する方向に傾斜している。また、図4に示すように、テーパ面60bは、ワークWの外縁部Waに当接可能な面を構成する。そのため、ラバー部材60は、上面開口部61aの内径H1がワークWの外径Hwよりも小さく、且つ、底面開口部61bの内径H2がワークWの外径Hwよりも大きく設計されている。このように、上面開口部61a及び底面開口部61bがそれぞれ上記のような内径を有することにより、吸着部54で吸着保持されたワークWの外縁部Waをラバー部材60のテーパ面60bに当接させることが可能となる。これにより、後で説明するようにワークWの外縁部Waとテーブル32との間に形成される空間部S(図8参照)を密閉状態にすることができる。 図5は、図3の符号Tの領域の拡大図である。 ラバー部材保持部56は、ブラケット部材52に対してラバー部材60を弾性的に保持させるための部分である。ラバー部材60には、その外周側となる外縁部(底面開口部61bの外側に隣接した位置)に他の部分(外縁部以外の部分)よりも肉厚に形成された当接部60aが設けられている。当接部60aは、図5に示すようにテーブル32に当接される部分であり、この部分に対して後述するシャフト部材70の下端が連結固定される。 ラバー部材保持部56は、ガイド管74と、シャフト部材70と、付勢部材76とを備えて構成される。ガイド管74は、その上端側がブラケット片52cの長手方向の端部52bに貫通して固定されており、下端側がラバー部材60に向けて延設されている。 シャフト部材70は、その下端側がラバー部材60の当接部60aに固定される。シャフト部材70の当接部60aに対する固定方法は特に限定されるものではないが、例えばボルト等の締結部材によって固定される。シャフト部材70は、ガイド管74に対して軸方向に進退移動(スライド移動)可能且つ抜け止めされた状態で、ガイド管74の内部に挿通配置される。 付勢部材76は、ガイド管74の内部に挿通配置されたシャフト部材70を取り囲むように配置されている。本例の付勢部材76は、コイルバネにより構成されている。付勢部材76の上端はガイド管74の内部に配置されたバネ当接部に当接さ