JP-2026077995-A - 情報処理システム及び情報処理方法
Abstract
【課題】車両のソフトウェアの更新に際してのユーザの利便性を向上する。 【解決手段】車両10でのソフトウェア更新に関する情報処理を行うOTAマスタ11は、ソフトウェア更新の開始予定時刻よりも前に、開始予定時刻に更新を開始できるか否かを判定するとともに、開始できないと判定した場合に、開始予定時刻を変更する。 【選択図】図1
Inventors
- 宮澤 知明
- 中林 良太
- 四方田 直輝
- 森 敦
- 井上 博司
- 北沢 つかさ
Assignees
- トヨタ自動車株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260310
Claims (4)
- 車両におけるソフトウェアの更新の開始予定時刻よりも前に、前記開始予定時刻に前記更新を開始できるか否かを判定する判定部と、 前記判定部が前記開始予定時刻に前記更新を開始できないと判定した場合に、前記開始予定時刻を変更する変更部と、 を備え、 前記判定部は、前記開始予定時刻における前記車両の通信環境に基づいて前記更新を開始できるか否かを判定する 情報処理システム。
- 前記判定部は、前記開始予定時刻に前記車両が無線通信のアクセスポイントに位置しているか否かを予測することによって前記通信環境に基づいた判定を行う 請求項1に記載の情報処理システム。
- 車両におけるソフトウェアの更新の開始予定時刻よりも前に、前記開始予定時刻に前記更新を開始できるか否かを判定することと、 前記開始予定時刻に前記更新を開始できないと判定された場合に前記開始予定時刻を変更することと、 を行い、 前記更新を開始できるか否かの判定を、前記開始予定時刻における前記車両の通信環境に基づいて行う 情報処理方法。
- 前記通信環境に基づいた判定を、前記開始予定時刻に前記車両が無線通信のアクセスポイントに位置しているか否かを予測することによって行う 請求項3に記載の情報処理方法。
Description
本発明は、車両のソフトウェアの更新に関する情報を処理するための情報処理システム、及び情報処理方法に関する。 特許文献1には、車両のソフトウェアの更新スケジュールを、車両の利用状況に基づいて生成する情報処理システムが記載されている。 特開2012-14253号公報 情報処理システムの一実施形態の構成を模式的に示す図である。上記情報処理システムが実行する開始予定時刻の自動変更ルーチンのフローチャートである。 以下、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムの一実施形態を、図1及び図2を参照して詳細に説明する。 <情報処理システムの構成> まず、図1を参照して、本実施形態の情報処理システムの構成を説明する。本実施形態の情報処理システムは、車両10のソフトウェア更新に関する情報を処理するシステムである。 車両10には、車両10の各部を制御する各種のECU(電子制御ユニット)15と、車両10でのソフトウェア更新の管理を司るOTAマスタ11と、が搭載されている。ECU15の例としては、エンジンECU、変速機ECU、ブレーキECU、先進運転支援ECU、マルチメディアECUが挙げられる。OTAマスタ11は、処理回路12及び記憶装置13を備えている。記憶装置13には、ソフトウェア更新の管理用のプログラムが予め格納されている。OTAマスタ11は、記憶装置13に格納されたプログラムを処理回路12が読み込んで実行することで、ソフトウェア更新の管理に関する処理を行うように構成されている。OTAマスタ11には、移動体通信網18を通じた車外通信を行うための通信モジュール17が接続されている。さらに車両10には、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)16が搭載されている。HMI16は、乗員の操作を受け付ける入力装置と、画像や音声により乗員に情報を提示する出力装置と、を備えている。本実施形態のHMI16は、車両10の走行経路を案内するナビゲーション機能を備えている。OTAマスタ11、各ECU15、及びHMI16は、車載通信回線14を介して互いに通信可能に構成されている。 車両10でのソフトウェアの更新は、移動体通信網18等を通じてOTAセンタ20から配信された更新データに基づき行われる。OTAセンタ20は、処理回路21及び記憶装置22を備えるサーバ装置である。OTAセンタ20は、移動体通信網18を介して外部と通信可能に構成されている。 OTAセンタ20は、移動体通信網18等を介して、車両10のユーザの携帯情報端末30とも、互いに通信可能に構成されている。携帯情報端末30は、処理回路31、記憶装置32、及びHMI33を備えている。処理回路31は、記憶装置32に格納されたプログラムを読込んで実行する。記憶装置13に格納されたプログラムには、車両管理用のプログラムが含まれている。 <ソフトウェア更新の準備処理> 次に、車両10でのソフトウェア更新の準備のための処理について説明する。ここでは、車両10に搭載されたECU15のうちの一つのソフトウェアを更新する場合を例として説明する。ただし、ソフトウェア更新の対象は、HMI16、センサ類等のECU15以外の車載電子機器であってもよい。 ソフトウェア更新は、準備完了後に行われる。ソフトウェア更新の準備は、ダウンロード・フェイズと、インストール・フェイズと、を通じて行われる。 ダウンロード・フェイズでは、OTAセンタ20からOTAマスタ11へのソフトウェアの更新データのダウンロードが行われる。ダウンロード・フェイズにおいてOTAマスタ11は、OTAセンタ20からソフトウェアの更新データを受信する。そして、OTAマスタ11は、受信した更新データを記憶装置13に記憶する。ダウンロード・フェイズには、ダウンロードの実行可否判断、更新データの検証等、ダウンロードに関する一連の処理が含まれる。OTAセンタ20からOTAマスタ11に送信される更新データは、更新ソフトウェア、更新ソフトウェアを圧縮した圧縮データ、更新ソフトウェア又は圧縮データを分割した分割データのいずれを含んでいてもよい。また、更新データは、更新対象の車載電子機器の識別子と、更新前のソフトウェアの識別子を含んでいてもよい。更新データは、配信パッケージとしてダウンロードされる。配信パッケージには、単一または複数の車載電子機器の更新データが含まれる。 インストール・フェイズでは、更新対象の車載電子機器への更新ソフトウェアの書き込みが行われる。インストール・フェイズにおいてOTAマスタ11は、更新対象のECU15の不揮発性メモリへの更新ソフトウェアの書き込みを行う。インストール・フェイズには、インストールの実行可否判断、更新データの転送、更新ソフトウェアの検証等、インストールに関する一連の処理が含まれる。更新データが更新ソフトウェアそのものを含む場合、インストール・フェイズにおいてOTAマスタ11は、更新対象の車載電子機器に更新データを転送する。更新データが更新ソフトウェアの圧縮データ、差分データあるいは分割データを含む場合、更新データからの更新ソフトウェアの生成処理が行われる。生成処理は、OTAマスタ11が行ってもよいし、更新対象の車載電子機器が行ってもよい。更新ソフトウェアの生成は、圧縮データの解凍、差分データ又は分割データの組み付けにより行うことができる。 インストール・フェイズの完了後には、ソフトウェア更新の開始予定時刻の設定が行なわれる。開始予定時刻の設定は、例えば次の手順で行われる。OTAマスタ11は、更新準備が完了すると、開始予定時刻の設定画面をHMI16に表示させる。設定画面が表示されたHMI16において、車両10のユーザが開始予定時刻を設定すると、HMI16は、ユーザが設定した開始予定時刻をOTAマスタ11に送信する。OTAマスタ11は、HMI16から受信した開始予定時刻を記憶装置13に記憶する。 こうした開始予定時刻の設定を、携帯情報端末30上で行うようにしてもよい。この場合、携帯情報端末30上でユーザが設定した開始予定時刻は、OTAセンタ20を経由して車両10のOTAマスタ11に送信される。 <ソフトウェアの更新処理> 次に、ソフトウェアの更新処理について説明する。更新処理は、更新対象の車載電子機器を、更新前のソフトウェアを用いて動作する状態から、更新後のソフトウェアを用いて動作する状態へと切替える処理である。 OTAマスタ11は、ユーザが設定した開始予定時刻になると、アクティベートの実行条件が成立しているか否かを判定する。実行条件は、車載電子機器の種別や更新ソフトウェア毎に個別に設定されている。例えば、エンジンECU、変速機ECU、ブレーキECU等の、車両10の走行に必要な制御を行う車載電子機器の場合、車両10が走行中でないことが、ソフトウェア更新の実行条件に含まれる。 実行条件が成立していない場合には、OTAマスタ11は、更新処理の実施を保留した上で、開始予定時刻の再設定を要求する。実行条件が成立している場合には、OTAマスタ11は、更新処理を開始する。更新処理に際してOTAマスタ11は、更新対象の車載電子機器に、更新ソフトウェアのアクティベートを指令する。更新対象の車載電子機器は、この指令に応じてアクティベートを実施する。更新処理には、アクティベートの実行結果の検証等のアクティベートに関する一連の処理が含まれる。 <開始予定時刻の自動変更処理> 開始予定時刻になっても、その時、実行条件が成立していなければ、ソフトウェアの更新は実施できない。これに対して、OTAマスタ11は、開始予定時刻よりも前に、開始予定時刻に前記更新を開始できるか否かを判定し、開始できないと判定した場合には開始予定時刻を変更する開始予定時刻の自動変更処理を行っている。 図2に、車両10が駐車中であることが実行条件に含まれるソフトウェア更新に対応した開始予定時刻の自動変更処理のためにOTAマスタ11が実行する自動変更ルーチンのフローチャートを示す。OTAマスタ11は、開始予定時刻が設定されてから開始予定時刻となるまでの期間に、既定の制御周期毎に同ルーチンを繰り返し実行する。 本ルーチンを開始すると、OTAマスタ11はまずステップS100において、現在時刻、及び開始予定時刻を取得する。次にOTAマスタ11は、ステップS110において、開始予定時刻の既定時間α前の時刻を判定開始時刻として算出する。そして、OTAマスタ11は、続くステップS120において、現在時刻が判定開始時刻よりも早いか否かを判定する。そして、OTAマスタ11は、現在時刻が判定開始時刻よりも早い時刻である場合(S120:YES)には、そのまま今回の制御周期における本ルーチンの処理を終了する。一方、現在時刻が判定開始時刻以降の時刻である場合(S120:NO)には、OTAマスタ11はステップS130に処理を進める。 ステップS130においてOTAマスタ11は、HMI16から車両10の走行スケジュールを取得する。走行スケジュールには、走行終了時刻の情報が含まれる。例えば、HMI16がナビゲーション機能による走行経路案内を行っている場合、ユーザが設定した目的地への到達予想時刻が走行終了時刻として用いられる。過去の走行履歴や現在時刻等に基づいて、今回の走行の目的地を推定するとともに、その目的地への到達予想時刻を走行終了時刻として算出してもよい。 続くステップS140において、OTAマスタ11は、走行終了時刻が開始予定時刻よりも早い時刻であるか否かを判定する。そして、OTAマスタ11は、走行終了時刻よりも開始予定時刻が早い場合(YES)にはそのまま今回の制御周期における本ルーチンの処理を終了する。一方、走行終了時刻よりも開始予定時刻が遅い場合(NO)には、開始予定時刻に車両10が走行中であると予想される。この場合、OTAマスタ11は、ステップS150に処理を進める。 ステップS150においてOTAマスタ11は、開始予定時刻を変更する。例えば、OTAマスタ11は、走行終了時刻よりも既定時間β後の時刻を新たな開始予定時刻として設定する。この場合にも、以後にユーザが手動で、開始予定時刻を別の時刻に設定し直すことは可能である。 そして、OTAマスタ11は、ステップS160において、HMI16に対する通知の指示を行った後、今回の制御周期における本ルーチンの処理を終了する。この指示に応じてHMI16は、開始予定時刻の変更をユーザに通知するための画面表示を行う。 <実施形態の作用効果> OTAマスタ11は、車載電子機器のソフトウェアの更新を、ユーザが設定した開始予定時刻に開始する。ただし、設定した開始予定時刻に、更新の実行条件が成立していない場合には、OTAマスタ11は、ソフトウェア更新の実施を保留する。例えば車両10の走行に関する制御を行う車載電子機器の場合、車両10が走行中でないことがソフトウェア更新の実行条件に含まれる。渋滞等で目的地への到着が遅れた場合には、開始予定時刻には未だ、車両10が走行中となることがある。こうした場合には、開始予定時刻にソフトウェアの更新を開始できなくなる。このような場合、予定通りにソフトウェアの更新が実施されないことで、ユーザの利便性が低下する可能性がある。 これに対してOTAマスタ11は、開始予定時刻よりも前に、開始予定時刻に更新を開始できるか否かを判定している。そして、OTAマスタ11は、更新を開始できないと判定した場合には、開始予定時刻を自動で変更する。 本実施形態の作用及び効果について説明する。 (1)予め設定した開始予定時刻には実行条件が不成立のため、ソフトウェアの更新を開始できない場合にも、自動で、別の時刻に更新が実施される場合がある。そのため、ユーザの利便性が向上する。 (2)OTAマスタ11は、車両10の走行スケジュールに基づい