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JP-2026078001-A - ベニバナボロギク抽出物の皮膚状態改善に使用する用途

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Abstract

【課題】 本発明はベニバナボロギク抽出物の皮膚状態改善に使用する用途を提供することにある。 【解決手段】 本発明が開示するベニバナボロギク抽出物は、コラーゲン遺伝子及び/又はエラスチン遺伝子発現を向上させる活性を有するため、有効量の本発明が開示するベニバナボロギク抽出物又は有効量の本発明が開示するベニバナボロギク抽出物が含まれた組成物を個体に投与することにより、その個体の皮膚内のコラーゲン及びエラスチン含有量を効果的に向上せしめ、肌質の改善や皮膚のアンチエイジングなどの効果を達成することができる。 【選択図】 図13B

Inventors

  • 徐榜奎
  • 林育正
  • 莊偉秀
  • 官振盟
  • 呉嘉峰

Assignees

  • 緑茵生技股▲フン▼有限公司

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260310
Priority Date
20220606

Claims (6)

  1. COL1A1、COL1A2、及びELN遺伝子を調節するための組成物であって、前記組成物は、細胞内の少なくとも1つの皮膚構造と関係する遺伝子の発現を上昇させるために用いられ、ベニバナボロギク抽出物を含有し、 前記皮膚構造と関係する遺伝子は、COL1A1、COL1A2、又はELNであり、 前記ベニバナボロギク抽出物は、ベニバナボロギク粉末から、抽出、濾過、遠心、水和及び凍結乾燥の順に工程を実施して得られたものであり、前記ベニバナボロギク抽出物中には、dLGG(1,2-di-O-linolenoyl-3-O-β-galactopyranosyl-sn-glycerol)が豊富に含まれる、組成物。
  2. 前記ベニバナボロギク抽出物の用量は少なくとも0.66mg/日である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ベニバナボロギク抽出物の用量は0.66~3.3mg/日である、請求項1に記載の組成物。
  4. 外用のスキンケア品である、請求項1に記載の組成物。
  5. 栄養補助食品である、請求項1に記載の組成物。
  6. 食品である、請求項1に記載の組成物。

Description

本発明は植物抽出物の第2用途に関し、特にベニバナボロギク抽出物の皮膚状態改善に使用する用途に関する。 現代人は外見をますます重視するようになっており、特に皮膚状態の良し悪しを気にかけている。肌質の良し悪しに影響を与える要因は数多くあり、個人の遺伝子だけでなく、飲食習慣、生活習慣、運動習慣、環境、汚染及び年齢も関係する。例えば、老化はコラーゲンや弾性繊維を減少させ、皮膚が弾力性やツヤを失ったように見え、シワも生じさせる。紫外線は体内に多くの活性酸素を生じさせ、皮膚にシミやシワなどを生じさせる。 ベニバナボロギクはキク科の草本植物であり、台湾では神仙菜とも呼ばれている。中華人民共和国薬典は、ベニバナボロギクには清熱解毒、行気利尿の効果があり、高血圧、頭痛、虫刺されの治療に用いられると述べている。近年の研究では、ベニバナボロギクに含まれる特定の活性成分が癌を治療し、炎症反応を抑制し得るため、抗癌薬又は抗炎症薬として使用し得ることが示されている。また、ベニバナボロギク内の活性成分dLGG(1,2-di-O-linolenoyl-3-O-β-galactopyranosyl-sn-glycerol)が乳腺癌の再発低減や肺転移を抑制し得ることも研究により証明されている。 [発明の概要] [発明が解決しようとする課題] 本発明の主な目的は、ベニバナボロギク抽出物の皮膚状態改善に使用する用途を提供することにある。即ち、有効量の本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を個体に投与することにより、皮膚細胞内のコラーゲンとエラスチンの含有量を増加せしめ、これにより皮膚の膨潤度の維持、シワ発生の低減及び皮溝の改善という効果を達成し得るものである。 本発明の主な目的は、ベニバナボロギク抽出物の皮膚状態改善に使用する用途を提供することにある。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物は、抗ヒアルロニダーゼ活性、炎症性因子及びROS生成、抗酸化などの抑制活性を有するため、有効量の本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を個体に投与することにより、皮膚の含水量を向上させ、皮膚のシミを改善し、皮膚の過敏な状態の発生を低減させる効果を達成することができる。 [課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、本発明は、ベニバナボロギク抽出物を含む組成物の肌質改善又はスキンケアに使用する用途を提供する。具体的に、ベニバナボロギク抽出物を含む組成物は、皮膚のシミを薄くすること、皮膚細胞内のコラーゲン含有量の向上、毛穴の数を減らすこと及び/又は毛穴サイズを小さくすることに用いられる。 本発明の1つの実施例では、ベニバナボロギク抽出物はベニバナボロギクから抽出工程による調製を経て得るものであり、ベニバナボロギク抽出物中には所定量のdLGG(1,2-di-O-linolenoyl-3-O-β-galactopyranosyl-sn-glycerol)が含まれている。ここで、抽出工程は本発明において周知のものであり、ここでは説明を省略する。 本発明のもう1つの実施例では、ベニバナボロギク抽出物中のdLGG含有量は約200~250mg/mLである。 本発明の実施例では、ベニバナボロギク抽出物を含む組成物は栄養補助食品、食品又は外用のスキンケア品である。 本発明の別の実施例として、ベニバナボロギク抽出物の抗シワ組成物の調製に使用する用途を提供するが、具体的には、本発明が開示するベニバナボロギク抽出物は皮膚内のコラーゲン及び/又はエラスチンに関係する遺伝子の発現を向上させる活性を有するため、抗シワ組成物を個体に投与することにより、個体の皮膚内のコラーゲン及び/又はエラスチン含有量を効果的に向上せしめ、抗シワやシワをなくす効果を達成することができる。 本発明が開示するベニバナボロギク抽出物のHPLCクロマトグラムであり、図中、ベニバナボロギク抽出物は超臨界抽出法で調製したものである。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物のHPLCクロマトグラムであり、図中、ベニバナボロギク抽出物はアルコール浸漬による抽出方法で調製したものである。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物のHPLCクロマトグラムであり、図中、ベニバナボロギク抽出物は水浸漬による抽出方法で調製したものである。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物のHPLC分析を行った結果であり、図中、上図は本発明が開示するベニバナボロギク抽出物のHPLCクロマトグラム、下図はdLGG標準品のHPLCクロマトグラムである。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物の使用前・使用後に肌診断器VISIAで毛穴の数を測定した結果である。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を異なる期間使用した後の毛穴数の変化を分析した結果である。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を異なる期間使用した後の皮溝の変化を分析した結果である。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物の使用前・使用後に肌診断器VISIAでシミの数を測定した結果である。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を異なる期間使用した後の日光性色素斑の変化を分析した結果である。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を異なる期間使用した後のシミの変化を分析した結果である。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を使用した後の皮膚のシワの変化を分析した結果であり、図中、2つの群の間のp値が<0.05であることを表している。異なる被験者が本発明の開示するベニバナボロギク抽出物を服用する前と服用した後に肌診断器VISIAでシワを測定した結果である。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を使用した後の皮膚内のコラーゲン含有量の変化を分析した結果であり、図中、2つの群の間のp値が<0.001であることを表している。異なる被験者が本発明の開示するベニバナボロギク抽出物を服用する前と服用した後にコラーゲンを測定分析した結果である。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を使用した後の皮膚の色合いの変化を分析した結果であり、図中、2つの群の間のp値が<0.001であることを表している。本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を使用した後の皮膚の日光性色素斑値の変化を分析した結果であり、図中、2つの群の間のp値が<0.01であることを表している。各群の細胞内におけるCOL1A1、COL1A2、ELNなどの遺伝子発現を測定した結果である。図13Aを統計解析して定量化した結果である。 本発明は、ベニバナボロギク抽出物の皮膚状態改善に使用する用途を開示する。具体的には、本発明が開示するベニバナボロギク抽出物は、コラーゲン遺伝子及び/又はエラスチン遺伝子発現を向上させる活性を有するため、有効量の本発明が開示するベニバナボロギク抽出物又は有効量の本発明が開示するベニバナボロギク抽出物が含まれた組成物を個体に投与することにより、その個体の皮膚内のコラーゲン及びエラスチン含有量を効果的に向上せしめ、肌質の改善や皮膚のアンチエイジングなどの効果を達成することができる。 本発明において「肌質の改善」や「皮膚状態改善」とは、シワの数の減少、皮溝の浅化、肌色の改善、シミ発生の抑制、毛穴の縮小、毛穴の数の減少、発生している色素斑又はシミの淡化、くすみ肌の改善、皮膚紅潮の改善、コラーゲン含有量の向上、皮膚の膨潤度の増加、皮膚の光沢度の増加、皮膚の明るさの向上などのことをいう。 本発明が開示するベニバナボロギク抽出物は、ベニバナボロギク原料から抽出工程を経て得るdLGG(1,2-di-O-linolenoyl-3-O-β-galactopyranosyl-sn-glycerol)を豊富に含んだ混合物である。図1A~図1Cに示す通り、本発明が開示するベニバナボロギク抽出物は、例えば超臨界抽出法、アルコール浸漬による抽出方法、水浸漬による抽出方法、又は上述の任意の2つの方法を組み合わせるなど、様々な抽出処理によって調製することができ、どの抽出処理を用いて調製したベニバナボロギク抽出物であっても、そのうちの主要な指標成分はdLGG(1,2-di-O-linolenoyl-3-O-β-galactopyranosyl-sn-glycerol)である。 用語の「ベニバナボロギク原料」は、新鮮な植物体又は新鮮な植物体から作られた粉末であり得る。 「抽出処理」という用語は、様々な溶媒により混合物から特定の成分を分離する方法を含み、水浸漬による抽出方法、アルコール浸漬による抽出方法、超臨界抽出法、又は上述の抽出方法の任意の組み合わせを含む。ここで、水浸漬による抽出方法に使用する抽出溶媒は水であり、アルコール浸漬による抽出方法に使用する抽出溶媒は濃度95%以上のアルコールであり、超臨界抽出法の抽出溶媒は二酸化炭素及び濃度95%以上のアルコールである。 「組成物」という用語は、肌質を改善又は維持するのに用い得る製品のことをいい、使用方法は限定されず、外用や内服などを含み、その剤形も限定されず、例えば乳状、クリーム状、液状、錠剤、散剤、カプセル剤などであり、例として、本発明が開示する組成物は、外用のスキンケア品、栄養補助食品、食品などであり得る。 「有効量」という用語は、訴求する効果を達成し得る用量のことをいい、その容量は剤形、投与方式、投与する個体などのパラメータの違いによって変化する。例を挙げると、本発明が開示するベニバナボロギク抽出物を成人に経口投与し、投与から14日以内に肌質改善の効果を得ようとする場合、ベニバナボロギク抽出物の有効量は100~200mg/日であり、好適には180mg/日であるが、外用方式で成人に投与する場合には、ベニバナボロギク抽出物の有効量は約0.66mg/日以上であり、好適な用量は0.66~3.3mg/日である。外用の用量は、細胞試験において使用した用量(10~50ug/mL)から推算して得た。 「投与」という用語は、本発明が開示するベニバナボロギク抽出物又はその組成物を被験者に提供する方式のことをいい、例えば外用や内服などであるが、そのうち、外用には塗擦、噴霧などの方式が含まれる。 「皮膚のシミ」という用語は、皮膚上の視認可能な跡のことをいい、例えば、日焼け、色素斑、肝斑、日光性色素斑、老人性色素斑、瘢痕又は他の色素沈着により生じた結果などである。 「日光性色素斑」という用語は、紫外線によって皮膚にメラニン色素が過剰に作り出されることで生じるシミのことをいい、色は通常は黒や黒に近い色である。 「肝斑」という用語は、皮膚上又は皮膚下の色素沈着によって生じるシミのことであり、通常は茶色や褐色であり、そばかすなどのことである。 「約」という用語は、本発明が属する技術分野の当業者において、特定の数値が許容可能な誤差範囲のことであり、その誤差範囲は特定の数値の測定又は計算方法に基づき判断され、通常は特定の数値の10%以内である。 以下、本発明の技術的特徴及び効果について説明するため、幾つかの実例を挙げて詳しく説明する。 以下の実例で実施した臨床試験はいずれも試験の関連規定に適合したものであり、細胞試験中で使用した細胞は市販の購入可能な細胞であるため、寄託は不要である。 なお、以下の実例中で開示する表3~表5のデータは、肌診断器VISIAによって撮影した画像を分析・比較して得たものであるため、得たデータにデータ単位はない。 実例1:ベニバナボロギク抽出物の調製 新鮮なベニバナボロギク粉末を取り、抽出、濾過、遠心、水和及び凍結乾燥の順に工程を実施して、ベニバナボロギク抽出物を得た。そのうち、抽出工程では、95%アルコールを抽出溶媒とした。ベニバナボロギク抽出物中には、dLGG(1,2-di-O-linolenoyl-3-O-β-galactopyranosyl-sn-glycerol)が豊富に含まれており、以下の実例で使用した。 本発明が開示するベニバナボロギク抽出物のHPLC分析を行った結果は図2に示す通りである。ここで、HP