JP-2026078009-A - 光学系および撮像装置
Abstract
【課題】広画角、大口径比で高速なフォーカシングが可能な小型の光学系を提供する。 【解決手段】光学系L0は、物体側から像側へ順に配置されたレンズ群として、第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4および第5レンズ群L5からなる。フォーカシングに際して第1レンズ群、第3レンズ群および第5レンズ群は不動であり、第2レンズ群および前記第4レンズ群が移動する。第2レンズ群は、1つの正レンズまたは1つの正レンズユニットからなる。第3レンズ群は、1つの正レンズと1つの負レンズを少なくとも有し、第4レンズ群は、2つの正レンズと1つの負レンズを少なくとも有する。 【選択図】図1
Inventors
- 岩本 俊二
Assignees
- キヤノン株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260311
Claims (20)
- 物体側から像側へ順に配置された、第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群と、第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群と、第5レンズ群と、からなり、 フォーカシングに際して前記第1レンズ群、前記第3レンズ群および前記第5レンズ群は不動であり、前記第2レンズ群および前記第4レンズ群が移動し、 前記第1レンズ群は、最も物体側に配置された負レンズを有し、 前記第2レンズ群は、1つの正レンズまたは1つの正レンズユニットからなり、 前記第3レンズ群は、1つの正レンズと1つの負レンズを有し、 前記第4レンズ群は、2つの正レンズと1つの負レンズを有することを特徴とする光学系。
- 無限遠物体から最至近物体へのフォーカシングに際しての前記第4レンズ群の移動量の絶対値をM4、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.05≦M4/f≦0.40 なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
- 無限遠物体から最至近物体へのフォーカシングに際しての前記第2レンズ群の移動量の絶対値をM2、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.01≦M2/f≦0.45 なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
- 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 -0.3≦f/f1≦0.2 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第2レンズ群の焦点距離をf2、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.05≦f/f2≦1.10 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第3レンズ群の焦点距離をf3、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 -1.0≦f/f3≦0.5 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第4レンズ群の焦点距離をf4、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.5≦f/f4≦1.5 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第5レンズ群の焦点距離をf5、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 -1.00≦f/f5≦-0.01 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第2レンズ群の無限遠物体に合焦した状態での結像横倍率をb2とするとき、 -0.99≦b2≦0.20 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第4レンズ群の無限遠物体に合焦した状態での結像横倍率をb4とするとき、 0.3≦b4≦0.8 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から該第1レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をT1、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.1≦T1/f≦1.5 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から該第2レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をT2、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.01≦T2/f≦0.40 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から該第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をT3、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.01≦T3/f≦0.50 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第4レンズ群の最も物体側のレンズ面から該第4レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をT4、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.1≦T4/f≦1.0 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第5レンズ群の最も物体側のレンズ面から該第5レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をT5、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.15≦T5/f≦0.90 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記光学系の最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をsk、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 0.05≦sk/f≦1.00 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記光学系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をTD、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 1≦TD/f≦6 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記光学系の最も物体側のレンズの焦点距離をf11、無限遠物体に合焦した状態での前記光学系の焦点距離をfとするとき、 -2.0≦f/f11≦-0.1 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から17のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径をr2a、前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面の曲率半径をr2bとするとき、 0.2≦(r2b+r2a)/(r2b-r2a)≦4.0 なる条件を満足することを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第5レンズ群は、1つの正レンズと2つの負レンズを有することを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載の光学系。
Description
本発明は、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラおよび監視カメラ等の撮像装置に好適な光学系に関する。 CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像装置には、広画角かつ大口径比でありながら小型で高い光学性能を有する光学系が求められている。また、光学系において、高速なオートフォーカスを行うことも求められている。特許文献1、2には、フォーカシングにおいて光学系の内部に配置されたフォーカスレンズ群を駆動するインナーフォーカス方式の光学系が開示されている。 特開2019-197125号公報特開2015-200845号公報 実施例1の光学系の構成を示す断面図。実施例1の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図。実施例1の光学系の最至近合焦状態での縦収差図。実施例2の光学系の構成を示す断面図。実施例2の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図。実施例2の光学系の最至近合焦状態での縦収差図。実施例3の光学系の構成を示す断面図。実施例3の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図。実施例3の光学系の最至近合焦状態での縦収差図。実施例4の光学系の構成を示す断面図。実施例4の光学系の無限遠合焦状態での縦収差図。実施例4の光学系の最至近合焦状態での縦収差図。実施例1~4の光学系を備えた撮像装置を示す図。 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。 図1、図4、図7および図10はそれぞれ、本発明の実施例1、2、3および4の光学系の無限遠合焦状態での断面を示している。各図において、左側が物体側であり、右側が像側である。各実施例の光学系は、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラおよび監視カメラ等の撮像装置に撮像光学系として用いられる。撮像レンズは、撮像装置に対して交換可能であってもよいし、撮像装置に一体に設けられてもよい。 各実施例の光学系L0は、複数のレンズ群(L1~L5)を有する。レンズ群は、フォーカシングやズーミングに際して一体で移動する1または複数のレンズのまとまりである。すなわち、フォーカシングやズーミングに際して隣り合うレンズ群間の間隔が変化する。レンズ群は、開口絞りを含んでもよい。各図において、SPは開口絞り、IMGは像面である。像面IMGには、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面または銀塩フィルムのフィルム面(感光面)が配置される。 各実施例の光学系L0は、物体側から像側へ順に配置されたレンズ群として、(正または負の屈折力の)第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、(正または負の屈折力の)第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4および(正または負の屈折力の)第5レンズ群L5からなる。各実施例の光学系L0では、フォーカシングに際して第1レンズ群L1、第3レンズ群L3および第5レンズ群L5は像面IMGに対して固定され(不動であり)、第2レンズ群L2と第4レンズ群L4が移動する。各図中の第2レンズ群L2と第4レンズ群L4の下に示した矢印は、無限遠物体から最至近物体へのフォーカシングに際しての各レンズ群の移動方向を示している。 広画角と大口径比を両立しつつ小型で高性能な光学系において、オートフォーカスの高速化を実現するためには、光学系を構成するレンズ群の配置とフォーカスレンズ群の構成および配置を適切にすることが重要である。各実施例の光学系では、これを構成する複数のレンズ群(L1~L5)のうち一部のフォーカスレンズ群(L2、L4)を移動させることで、収差補正とフォーカスレンズ群の軽量化を実現している。また、2つのフォーカスレンズ群(L2、L4)をともに正レンズ群としてこれらに正のパワーを分散させることで、フォーカシング時の収差、特に非点収差、コマ収差および倍率色収差の変動を抑制することが容易となる。 また、各実施例の光学系において、第2レンズ群L2は、1つの正レンズまたは正レンズユニットからなる。第3レンズ群L3は、1つの正レンズと1つの負レンズを少なくとも有する。第4レンズ群L4は、2つの正レンズと1つの負レンズを少なくとも有する。フォーカシングに際して移動する第2レンズ群L2を1つの正レンズで構成することにより、オートフォーカスの高速化が容易となる。ここにいう正レンズには、複数のレンズが貼り合されて構成された全体として正の接合レンズも含まれる。また、フォーカシングに際して固定の第3レンズ群L3を正レンズと負レンズを有する構成とすることで、フォーカスレンズ群の重量増加を抑えつつ、軸上色収差と球面収差の補正が容易となる。L4を正レンズ2枚と負レンズ1枚を少なくとも有する構成とすることで、フォーカス時の収差変動、特に軸上色収差と球面収差の変動を抑制することが容易となる。 次に、各実施例の光学系が満足することが好ましい構成について説明する。 第5レンズ群L5は、1つの正レンズと2つの負レンズを有することが好ましい。第5レンズ群L5は、光学系において最も像面に近いレンズ群であるため、ペッツバール和の補正に効果的である。このため、第5レンズ群L5が1つの正レンズと2つの負レンズを有することで、像面湾曲の補正が容易となる。 また、第4レンズ群L4は、物体側から像側へ順に配置された、接合レンズ、両凸形状の正レンズおよび正レンズにより構成されることが好ましい。比較的レンズ径を抑え易い物体側に接合レンズを配置することで、フォーカスレンズ群としての重量増加を抑えつつ、軸上色収差の補正を容易とすることができる。また、第4レンズ群L4に2つの正レンズを配置し、物体側の正レンズを両凸レンズにすることで、正のパワーを分散させて収差補正を容易にしつつ、フォーカスレンズ群としての移動量を抑制することでオートフォーカスの高速化が容易となる。第4レンズ群L4を構成するレンズの数が多すぎると、フォーカスレンズ群としての軽量化が困難となるため、好ましくない。 また、第3レンズ群L3に、開口絞りSPを設けることが好ましい。光学系全体の中心付近に位置する第3レンズ群L3に開口絞りSPを配置することで、光学系における開口絞りSPの前後の対称性が向上し、コマ収差と歪曲収差の補正が容易となる。 また、第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に配置された、正レンズと、負レンズとにより構成されることが好ましい。物体側に正レンズを配置することで、軸上光束を収束させ、第3レンズ群L3の像側に配置された第4レンズ群L4のレンズ径を抑制することが容易となり、この結果、フォーカスレンズ群である第4レンズ群L4の軽量化が容易となる。第3レンズ群L3のレンズ数を3つ以上とすると、第3レンズ群L3、ひいては光学系が大型化するため、好ましくない。 また、第1レンズ群L1は、その最も物体側に負レンズが配置されることが好ましい。最も物体側に負レンズを配置することで、レトロフォーカス側のパワー配置となり、広画角化が容易となる。 また、第2レンズ群L2と第4レンズ群L4は、フォーカシングに際して互いに異なる移動量で移動することが好ましい。これにより、最至近合焦状態での収差補正が容易となる。 次に、各実施例の光学系が満足することが好ましい条件について説明する。各実施例の光学系は、以下の式(1)~(18)の条件のうち少なくとも1つを満足することが好ましい。 0.05≦M4/f≦0.40 (1) 0.01≦M2/f≦0.45 (2) -0.3≦f/f1≦0.2 (3) 0.05≦f/f2≦1.10 (4) -1.0≦f/f3≦0.5 (5) 0.5≦f/f4≦1.5 (6) -1.00≦f/f5≦-0.01 (7) -0.99≦b2≦0.20 (8) 0.3≦b4≦0.8 (9) 0.1≦T1/f≦1.5 (10) 0.01≦T2/f≦0.40 (11) 0.01≦T3/f≦0.50 (12) 0.1≦T4/f≦1.0 (13) 0.15≦T5/f≦0.90 (14) 0.05≦sk/f≦1.00 (15) 1≦TD/f≦6 (16) -2.0≦f/f11≦-0.1 (17) 0.2≦(r2b+r2a)/(r2b-r2a)≦4.0 (18) 式(1)~(18)において、M4は無限遠物体から最至近物体へのフォーカシングに際しての第4レンズ群L4の移動量の絶対値である。ここにいう第4レンズ群L4の移動量は、第4レンズ群L4におけるあるレンズ面に着目した場合に、無限遠物体に合焦した状態と最至近物体に合焦した状態での着目レンズ面の位置の差である。なお、移動量の符号は、第4レンズ群が無限遠物体に合焦した状態に比べて最至近物体に合焦した状態において物体側に位置するときに正、像側に位置するときに負とする。他のレンズ群の移動量(の絶対値)も、同様に定義される。最至近物体は、各実施例の光学系を用いて撮像が可能な距離のうち最も近距離(最至近距離)に位置する物体である。 また、fは無限遠物体に合焦した状態(以下、無限遠合焦状態という)の光学系全体の焦点距離である。M2は無限遠物体から最至近物体へのフォーカシングに際しての第2レンズ群L2の移動量の絶対値である。f1は第1レンズ群L1の焦点距離、f2は第2レンズ群L2の焦点距離、f3は第3レンズ群L3の焦点距離、f4は第4レンズ群L4の焦点距離、f5は第5レンズ群L5の焦点距離である。 また、b2は第2レンズ群L2の無限遠合焦状態での結像横倍率であり、b4は第4レンズ群L4の無限遠合焦状態での結像横倍率である。T1は第1レンズ群L1の最も物体側のレンズ面から第1レンズ群L1の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離である。T2は第2レンズ群L2の最も物体側のレンズ面から第2レンズ群L2の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離である。T3は第3レンズ群L3の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群L3の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離である。T4は第4レンズ群L4の最も物体側のレンズ面から第4レンズ群L4の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離である。T5は第5レンズ群L5の最も物体側のレンズ面から第5レンズ群L5の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離である。 さらに、skは、光学系(パワーを有するレンズ)の中で最も像側のレンズの像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離(バックフォーカス)である。TDは、光学系(パワーを有するレンズ)の中で最も物体側のレンズの物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離(レンズ全長)である。f11は、光学系(パワーを有するレンズ)の中で最も物体側のレンズの焦点距離である。r2aは第2レンズ群L2の最も物体側のレンズ面の曲率半径であり、r2bは第2レンズ群L2の最も像側のレンズ面の曲率半径である。 式(1)は、第4レンズ群L4のフォーカシング時の移動量に関する条件を示している。M4/fが式(1)の上限を上回るように移動量が大きいと、オートフォーカスの高速化が困難となるため、好ましくない。M4/fが式(1)の下限を下回るように移動量が小さいと、フォーカシング時の収差、特に非点収差の変動の補正が困難となるため、好ましくない。 式(2)は、第2レンズ群L2のフォーカシング時の移動量に関する条件を示している。M2/fが式(2)の