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JP-2026514569-A - 指を伸ばすための柔軟なスライド機構

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Abstract

本発明は使用者装着可能手用装具に関し、使用者装着可能手用装具は、使用者の手の甲の少なくとも一部に着用されるように構成された背側サポート部(110)を有するサポート構造(100)であって、前記背側サポート部(110)は背側サポート部(110)の背側に第1面を有するとともに背側サポート部(110)の背側とは反対側に第2面を有するサポート構造(100)と、第1端部位置と第2端部位置との間で背側サポート部(110)の第2面側のトラックに沿って移動可能に構成されたスライド要素(210)を備えるスライド機構(200)と、使用者の手の少なくとも1つの指に装着されるように構成された少なくとも1つの指モジュール(300)であって、前記少なくとも1つの指モジュール(300)のそれぞれは、少なくとも1つの指の少なくとも1つの遠位区分に装着されるように構成された遠位部分(310)と、前記スライド要素(210)に接続可能に構成されたスライド要素接続部(340)とを有する、少なくとも1つの指モジュール(300)とを備える。 【選択図】図6

Inventors

  • アリセア, ライアン
  • マシア, ロレンツォ
  • モルガッラ, マクシミリアン

Assignees

  • ウニヴェルジテート ハイデルベルク

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20240508
Priority Date
20230510

Claims (15)

  1. 使用者の手の甲の少なくとも一部に着用されるように構成された背側サポート部(110)を有するサポート構造(100)であって、前記背側サポート部(110)は背側サポート部(110)の背側に第1面を有するとともに背側サポート部(110)の背側とは反対側に第2面を有するサポート構造(100)と、 第1端部位置と第2端部位置との間で背側サポート部(110)の第2面側のトラックに沿って移動可能に構成されたスライド要素(210)を備えるスライド機構(200)であって、手用装具(1)の使用状態で前記第1端部位置が使用者の手の手首部に近接して配置されるとともに前記第2端部位置が使用者の手のナックル関節部分に向かう方向に前記第1端部位置から距離を置いて配置される、スライド機構(200)と、 使用者の手の少なくとも1つの指に装着されるように構成された少なくとも1つの指モジュール(300)であって、前記少なくとも1つの指モジュール(300)のそれぞれは、 少なくとも1つの指の少なくとも1つの遠位区分に装着されるように構成された遠位部分(310)と、 前記スライド要素(210)に接続可能に構成されたスライド要素接続部(340)とを有する、 少なくとも1つの指モジュール(300)と、 を備える、使用者装着可能手用装具(1)。
  2. 少なくとも1つの力伝達要素(500)をさらに備え、 前記少なくとも1つの力伝達要素(500)は、例えば、前記第1端部位置と前記第2端部位置との間のスライド要素(210)の移動を可能にするために、前記スライド要素(210)に接続され又は接続可能であり前記スライド要素(210)に力を及ぼすように構成されている、 請求項1に記載の使用者装着可能手用装具(1)。
  3. 前記スライド機構(200)は、背側サポート部(110)の前記第2面に配置された少なくとも1つのガイドレール(220)及び/又はガイド凹部をさらに備え、 前記スライド要素(210)は、少なくとも1つのガイドレール(220)及び/又はガイド凹部に移動可能に取り付けられるか又は取付可能である、 請求項1又は2に記載の使用者装着可能手用装具(1)。
  4. 前記ガイドレール(220)及び/又はガイド凹部は、低摩擦材料で作られた少なくとも1つの部分を含んでいる、 請求項3に記載の使用者装着可能手用装具(1)。
  5. 前記スライド要素(210)は、実質的に板状の形態を含む本体部(212)を有している、 先行する請求項のいずれか1項に記載の使用者装着可能手用装具(1)。
  6. 前記サポート部(110)は、 コア層(112)、及び/又は、前記使用者の手に面する側に及び/又は前記使用者の手に面する側とは反対側の前記サポート部(110)の側に配置される少なくとも1つの低摩擦層(114)を有する、 先行する請求項のいずれか1項に記載の使用者装着可能手用装具(1)。
  7. 前記サポート構造(100)は前記背側サポート部(110)に接続されるか又は接続可能なカバー部(400)をさらに備え、 前記カバー部(400)は、開位置と閉位置との間で移動可能であり、 前記閉位置では、背側に配置された前記カバー部(400)の第1面が前記スライド要素(210)を覆う、 先行する請求項のいずれか1項に記載の使用者装着可能手用装具(1)。
  8. 前記カバー部(400)は、前記背側に配置された低摩擦層を含む、 請求項7に記載の使用者装着可能手用装具(1)。
  9. 少なくとも1つのサポート要素(140-1、140-2、140-3)及び/又は少なくとも1つの過伸展防止機構(150-1、150-2、150-3)をさらに備える、 先行する請求項のいずれか1項に記載の使用者装着可能手用装具(1)。
  10. 使用者の手に装着されるように構成された使用者装着可能手用装具(1)を製造する方法であって、 使用者の手の甲の少なくとも一部に着用されるように構成された背側サポート部(110)を有するサポート構造(100)であって、前記背側サポート部(110)は背側サポート部(110)の背側に第1面を有するとともに背側サポート部(110)の背側とは反対側に第2面を有するサポート構造(100)を提供するステップと、 第1端部位置と第2端部位置との間で背側サポート部(110)の第2面側のトラックに沿って移動可能に構成されたスライド要素(210)を備えるスライド機構(200)であって、使用者装着可能手用装具(1)の使用状態で前記第1端部位置が使用者の手の手首部に近接して配置されるとともに前記第2端部位置が使用者の手のナックル関節部分に向かう方向に前記第1端部位置から距離を置いて配置される、スライド機構(200)を提供するステップと、 使用者の手の少なくとも1つの指に装着されるように構成された少なくとも1つの指モジュール(300)であって、少なくとも1つの指モジュール(300)のそれぞれは、少なくとも1つの指の少なくとも1つの遠位区分に装着されるように構成された遠位部分(310)と、前記スライド要素(210)に接続可能に構成されたスライド要素接続部(340)とを有する、少なくとも1つの指モジュール(300)を提供するステップと、 を有する、使用者装着可能手用装具(1)の製造方法。
  11. 前記スライド機構(200)を前記背側サポート部(110)に接続することをさらに含み、 前記スライド機構(200)を前記背側サポート部(110)に接続することは、任意選択で、前記背側サポート部(110)の背側の面の反対側の前記背側サポート部(110)の面に配置された少なくとも1つのガイドレール(220)に前記スライド要素(210)を移動可能に取り付けることを含む、 請求項10に記載の方法(100)。
  12. 前記少なくとも1つの指モジュール(300)の少なくとも1つの近位部分を前記スライド要素(210)に接続することをさらに含み、 前記少なくとも1つの指モジュール(300)の少なくとも1つのスライド要素接続部(340)を前記スライド要素(210)に接続することは、任意選択で、前記少なくとも1つの指モジュール(300)の接続部分から前記少なくとも1つの指モジュール(300)の遠位部分までの長さを調節することを含む、 請求項10又は11に記載の方法(1000)。
  13. 前記スライド要素(210)を、前記スライド要素(210)に力を加えるように構成された少なくとも1つの力伝達要素(500)に接続することをさらに含む 請求項10から12の一項に記載の方法。
  14. 前記サポート構造(100)を提供するステップは、 コア層(112)、及び/又は前記コア層の背側及び/又は前記コア層の背側とは反対側に配置された少なくとも1つの低摩擦層(114)を設けることを含む、 請求項10から13の一項に記載の方法。
  15. 前記サポート構造(100)を実質的に手の周りに巻き付けるステップであって、前記サポート構造(100)の第1係止区分を前記サポート構造(100)の第2係止区分に係合させて使用者の手に前記サポート構造を取り付けるステップをさらに含む、 請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。

Description

本発明は、使用者装着可能手用装具及び使用者装着可能手用装具の製造方法に関する。 本発明は、使用者装着可能手用装具の分野にあり、特に、腱駆動式ウェアラブルグローブ型装具の分野にある。具体的には、例えば、脳卒中、脊髄損傷、上腕神経叢損傷、又は他の原因による何らかの形態の上半身麻痺に罹患している集団の人々は通常手で行われる把持運動などの特定の運動を行うのに苦労することがある。そのような動作の実行又は動作の実行能力の回復を助けるために、様々なタイプの機械的デバイスが以前に開発されている。 代表的な機械装置としては、腱駆動型の動力付きグローブ型装置が挙げられる。この装置では、指の背側先端に接続された腱が張力を受けると、指が伸展方向に牽引される(例えば、以下の文献を参照:Xiloyannis, Micheleら「Modelling and design of a synergy-based actuator for a tendon-driven soft robotic glove」(2016年、IEEE International Conference on Biomedical Robotics and Biomechatronics(BioRob))、Yurkewich, Aaron ら「Hand Extension Robot Orthosis (HERO) Glove Development and Testing With Stroke Survivors With Severe Hand Impairment」(2019年、IEEE Transactions on Neural Systems and Rehabilitation Engineering、第27巻第5号、pp.916-926)、及び Kang, Brian Byunghyun ら「Development of a polymer-based tendon-driven wearable robotic hand」(2016年、IEEE International Conference on Robotics and Automation(ICRA)、IEEE、2016年)。 別の既知の腱駆動の解決策は、腱を取り付けることが可能な剛性構造体を手の甲に取り付けることである。 構造体の下側(手の背側)に取り付けられた腱は、腱が張力下にあるときに構造体を曲げ、その結果、手が閉じる。 しかしながら、ダイレクト式の腱駆動システムは、指の過伸展による安全性の懸念や、手の甲への腱張力による快適性の懸念から生じる問題を有している。 したがって、機械的であろうと電気的であろうと、指の過伸展が起こらないことを確実にするために、さらなる考慮がなされなければならない。また、腱の配置位置のため、腱に張力が加わると、それらが指の背側に食い込む。 これは、不快感及び疼痛さえももたらし得る。手の背部腱駆動システムは、典型的には、手の背部に大きな嵩と質量を加える。さらに、これらのシステムは機構構造に起因して伝達損失が大きく、その結果、把持力が弱くなることが多い。 他の機械的デバイスは、バネ又は他の弾性要素を使用して指を伸展させるための受動機構を備えるものがある。既知の受動的な解決策の1つの欠点は、屈曲用の腱にかかる張力が解放された場合にのみ十分に機能することである。しかし、これは意識的に筋肉の緊張を解放できる健常者のリラックスした手の場合にのみ可能である。したがって、通常、受動機構は痙縮手(spastic hand)の患者に対しては十分な力を発揮できない。このような患者の場合、指を動かす力に加えて、開く動作に対して能動的に抵抗する痙縮筋を克服するための追加の力が必要となる。 例示的なスライド要素の概略平面図である。図1による例示的なスライド要素の上面を示す概略斜視図である。腱が接続された状態の図1による例示的なスライド要素の上面を示す概略斜視図である。図1による例示的なスライド要素の底面を示す概略斜視図である。図1による例示的なスライド要素の断面図である。例示的なサポート構造の概略図であって、スライド要素は第1位置にある。図4の例示的なサポート構造の概略図であって、スライド要素は第2位置にある。指モジュールが接続された図5の例示的なサポート構造の概略斜視図である。図5の例示的なサポート構造の概略平面図である。スライド機構を取り付ける前の例示的なサポート構造の構成要素の概略平面図である。図8による例示的なサポート構造体の構成要素の概略平面図であって、スライド機構は、サポート構造上に搭載されている。カバーが閉じられた使用状態にある例示的な使用者装着可能手用装具の概略図である。カバーが開かれた使用状態にある例示的な使用者装着可能手用装具の概略図である。使用者装着可能手用装具を製造する方法の例示的なフローチャートである。 図1~図3は、例示的なスライド機構の例示的なスライド要素210の概略図を示す。図1は、例示的なスライド要素210の概略平面図、すなわち、使用者装着可能手用装具の使用状態で手の甲に面する側とは反対側の、すなわち背側とは反対側のスライド要素210の側面(上面)の概略図を示す。図2Aは、図1に示すスライド要素210の概略斜視上面図、すなわちスライド要素210の上面の概略斜視図を示す。図2Bは、腱が接続された状態の図1に示すスライド要素210の概略斜視上面図を示す。図3Aは、例示的なスライド要素210の底面側、すなわちスライド要素210の背面側を示す概略斜視図を示す。図3Bは、スライド要素210の主面に実質的に直交する平面においてスライド要素210の中央を通る線B-B’に沿った図1による例示的なスライド要素の断面図を示す。 スライド機構は、例示的な使用者装着可能手用装具(図示せず)によって構成されている。図に示す使用者装着可能手用装具は、使用者の手に装着されるように構成された例示的な腱駆動グローブ型装具である。この例示的な腱駆動グローブでは、少なくとも1つの力伝達要素は腱である。しかしながら、他のタイプの使用者装着可能手用装具(剛性の使用者装着可能手用装具など)及び/又は他の力伝達要素も可能である。少なくとも1つの力伝達要素(図示せず)は、使用者装着可能手用装具の一部であってもよい。 スライド要素210は、実質的に板状の形態を有した本体部212を含んでいる。本開示の範囲において理解される「実質的に板状の形態」とは、ある一方向の寸法または延在が、他の方向の寸法または延在に比べて著しく小さい形態を意味する。特に、本体部212の厚さは、長手方向L及び/又は横断方向Tにおけるサイズ/延在よりもかなり小さくてもよい。本開示の範囲内で理解される長手方向Lは、手の長さ方向に関連し、これは、手の伸展状態での手の甲に実質的に平行な平面における方向として定義可能であり、手の手首部の中央を中指の指先に接続する。本開示の範囲内で理解される横方向Tは、手の甲に実質的に平行な平面における長手方向Lに直交する方向に関連している。 本体部212は、第1主面212-1及び第2主面212-2の主面を有する。主面212-1及び212-2は、実質的に平面であってもよく、互いに実質的に平行であってもよい。第1主面212-1は、スライド要素212の背側、すなわち、使用者装着可能手用装具の使用状態においてスライド要素212の手の甲に面する側にある。第2主面212-2は、背側とは反対側、すなわち、使用者装着可能手用装具の使用状態において手の甲とは反対側である。本体部212は、前記第1主面212-1と前記第2主面212-2とを接続する周辺面212-3(側面)をさらに有する。図示の例では、本体部212は、丸みを帯びた角を有する実質的に台形の形状を有している。例えば、矩形、正方形、円形、楕円形などの、丸い縁部を有する又は有さない他の形状も可能である。 本体部212の厚さ(高さ)は、約0.4mm~2.5mm、より具体的には約0.5mm~2.0mm、さらに具体的には約0.6mm~1.5mmの範囲内であってもよい。長手方向Lにおける本体部212の(最大)サイズ/長さは、約30mm~65mm、より具体的には約35mm~60mm、さらに具体的には約40mm~55mmの範囲であってもよい。横断方向Tにおける本体部の(最大)サイズ/長さは、約6mm~25mm、より具体的には約8mm~20mm、さらに具体的には約10mm~15mmの範囲であってもよい。 スライド要素210は、腱接続部214(力伝達要素接続部214の例として)と、ガイドレール係合部216と、複数の指モジュール接続部218-x(x=1,...4)とをさらに有している。 腱接続部214は、1つ又は複数の腱500(力伝達要素の例として)が装着可能であり、また、腱接続部214に又はその上に固定され得るように構成される。 図示の例では、腱接続部214は、中心を通る腱のためのアンカーポイントを有するヒッチとして実現されている。 腱接続部214は、ベース部214-1、中間部(ステム部)214-2及びヘッド部214-3を含む細長い「キノコ」状の形態を有する。腱接続部214の縁部は、例えば、使用者装着可能手用装具の他の部分の損傷及び/又は損傷を防止するために丸みを帯びていてもよい。 腱接続部のベース部214-1は、本体部212の第2主面212-2から延在し、それに(固定的に又はリリース可能に)接続される。中間部(ステム部)214-2は、ベース部214-1から延在し、ベース部214-1をヘッド部214-3に接続する。第2主面212-2の平面に実質的に平行な平面における腱接続部214の中間部214-2の断面は、実質的に楕円形又は楕円形の形状を有しているが、この形状及び他の形状からの逸脱も可能である。中間部214-2には、その周面に腱500を固定するための貫通孔214-5が設けられている。 腱接続部214のヘッド部214-3は、本体部212の第2主面212-2から離れる方向に中間部214-2に接続され、そこから延在している。本体部の第2主面212-2に実質的に平行な平面において、ヘッド部214-3の周面は、中間部214-2の周面を越えて延在する。言い換えれば、ヘッド部214-3は、中間部214-2よりも大きい直径を示している。これにより、腱は、接続されると、定位置にしっかりと保持されることができる。 腱500の端部は、腱接続部214にしっかりと固定されてもよい。例えば、図2Bに示すように、腱500の端部を腱接続部214の中間部214-2に巻き付けて腱接続部214にしっかりと固定することができる。これにより、例えば、個々の使用者の必要性に応じて、腱の長さを調整することが可能であってもよい。 特に、腱接続部214は、中心を通る腱のためのアンカーポイントを有するヒッチとして実現されてもよい。腱500の端部は、クリンプが通過できないヒッチの中心の貫通孔214-5を通して挿入される小さいスチール合金管(例えば:0.6mmのID×1.0mmのOD×3mmの長さ)でクリンプされてもよい。図2Bに示すように、腱500は、動作延長部216-6のトッププレートの開口部216-8を通して送られる前にこれらのループを通過してもよく、それによってループが解かれることが防止される。 腱接続部214は、上記の形態に限定されず、異なる形態及び/又はサイズを有してもよい。さらに、他のタイプの腱接続部を用いてもよい。 スライド要素210は、スライド機構の少なくとも1つのガイドレール220と係合するように構成されたガイドレール係合部215をさらに備えることができる。 図示の例では、ガイドレール係合部215は、前記第1主面212-1から、スライド要素210を有するスライド機構が取り付けられる背部110の表面に向かう方向に突出する一対の側壁