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JP-2026514570-A - 液体クロマトグラフィー用高圧流体処理装置

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Abstract

高圧流体処理装置を提供する。高圧流体処理装置は、筐体、管、及び固定相媒体を含む。筐体は、第1の接触面を有する第1の構成部品及び第2の接触面を有する第2の構成部品を含む。第1及び第2の構成部品は、間に接触部を形成するように、互いに対向する関係にある第1及び第2の接触面で互いに固定可能である。筐体は、第1の構成部品を通って接触部へと、接触部に沿って延びるチャネルを含む。管はチャネルに沿って延びる。管は、1000μm以下の管腔直径を有する実質的に円形の断面を有する管腔を画定する。固定相媒体は管腔に位置づけられる。固定相媒体は、液体試料に存在する化合物をクロマトグラフィーで分離するのに適している。

Inventors

  • チャルネツキ、ダニエル
  • ケラー、マイケル
  • シェルバー、グラハム

Assignees

  • アイデックス ヘルス アンド サイエンス エルエルシー

Dates

Publication Date
20260512
Application Date
20240502
Priority Date
20230502

Claims (20)

  1. 第1の接触面を有する第1の構成部品及び第2の接触面を有する第2の構成部品を有する筐体であって、前記第1の構成部品及び前記第2の構成部品は、間に接触部を形成するように、互いに対向する関係にある前記第1の接触面及び前記第2の接触面で互いに固定可能であり、前記第1の構成部品を通って前記接触部へと、前記接触部に沿って延びるチャネルを有する、筐体と、 前記チャネルに沿って延びる管であって、1000μm以下の管腔直径を有する実質的に円形の断面を有する管腔を画定する管と、 前記管腔内の固定相媒体であって、液体試料に存在する化合物をクロマトグラフィーで分離するのに適している固定相媒体と、を備える、高圧流体処理装置。
  2. 前記第1の構成部品及び前記第2の構成部品は、封止係合された前記第1の接触面及び前記第2の接触面で互いに固定可能である、請求項1に記載の高圧流体処理装置。
  3. 前記チャネルは、前記第1の構成部品に入口開口部及び出口開口部を形成する、請求項1に記載の高圧流体処理装置。
  4. 前記管は、前記入口開口部から前記出口開口部まで延びる、請求項3に記載の高圧流体処理装置。
  5. 前記管は、前記チャネルを画定する前記第1の構成部品の壁に封止係合されて、液体が前記管と前記壁との間を通過するのを防ぐ、請求項1に記載の高圧流体処理装置。
  6. 前記チャネルは、5°から180°の間の丸みのある屈曲部を含む、請求項1に記載の高圧流体処理装置。
  7. 前記管は前記丸みのある屈曲部に追従している、請求項6に記載の高圧流体処理装置。
  8. 前記管は生体適合性材料である、請求項1に記載の高圧流体処理装置。
  9. 前記管は、ステンレス鋼、チタン、ステンレス鋼-ニッケル合金、ポリエーテルエーテルケトン、及びそれらの組合せから選択される、請求項8に記載の高圧流体処理装置。
  10. 前記入口開口部及び前記出口開口部の少なくとも1つに近接して配設された多孔質プラグを含み、前記多孔質プラグは、前記管と前記入口開口部及び前記出口開口部の少なくとも1つとの間にあり、前記多孔質プラグは、ステンレス鋼、チタン、ステンレス鋼-ニッケル合金、及びポリエーテルエーテルケトンの1つ以上を備える、請求項3に記載の高圧流体処理装置。
  11. 液体試料を受けるように構成された入口と、 筐体であって、 第1の接触面、及び前記第1の接触面を通って延びるチャネルを有する第1の構成部品と、 第2の接触面を有する第2の構成部品であって、前記第1の構成部品及び前記第2の構成部品は、間に接触部を形成するように、互いに対向する関係にある前記第1の接触面及び前記第2の接触面で互いに固定可能であり、前記第2の構成部品と、 を含む筐体と、 前記第1の構成部品の前記チャネル内に位置づけられた管であって、実質的に円形の断面を有する管腔を画定する管と、 前記管の前記管腔内に配設される固定相媒体であって、前記液体試料に存在する化合物をクロマトグラフィーで分離するのに適している固定相媒体と、 前記管を介して前記入口ポートに流体的に結合される出口ポートと、を備える、高圧流体処理装置。
  12. 前記チャネルの深さが前記管の外径以上である、請求項11に記載の高圧流体処理装置。
  13. 前記管は、前記第1の構成部品の前記チャネル内に完全に収容される、請求項12に記載の高圧流体処理装置。
  14. 前記第2の接触面は実質的に平面であり、前記管は前記実質的に平面である第2の接触面と交差しない、請求項13に記載の高圧流体処理装置。
  15. 前記管の前記実質的に円形の断面は、1000μm以下の直径を有する、請求項13に記載の高圧流体処理装置。
  16. 前記管は長さを含み、前記直径に対する前記長さの比が100:1以上である、請求項15に記載の高圧流体処理装置。
  17. 前記チャネルと前記管との間の間隙は、エポキシ樹脂、接着材料、及びろう付け材料の1つ以上で満たされる、請求項11に記載の高圧流体処理装置。
  18. 第1の接触面を有する第1の構成部品を提供することと、 前記第1の構成部品の前記第1の接触面にチャネルを形成することであって、前記チャネルは、前記第1の構成部品の入口開口部を前記第1の構成部品の出口開口部に流体的に接続する、形成することと、 1000μm以下の直径を有する実質的に円形の断面を有する管腔を含む管を前記チャネル内に位置づけることと、 前記第1の構成部品に、第2の接触面を有する第2の構成部品を固定することと、 前記入口開口部及び前記出口開口部の1つにフィルタを位置づけることと、 少なくとも5,000psiの充填圧力で固定相媒体を前記管腔に充填することであって、前記固定相媒体は、液体試料に存在する化合物をクロマトグラフィーで分離するのに適し、前記フィルタは、前記固定相媒体に対して不透過である、充填することと、を備える、高圧流体処理装置を形成する方法。
  19. 前記管と前記入口開口部及び前記出口開口部の1つとの間に多孔質プラグを位置づけることを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記固定相媒体で前記管腔を充填する前に前記多孔質プラグを位置づけることを含む、請求項19に記載の方法。

Description

本出願は、その全体が本明細書に組み込まれる、2023年5月2日に出願された「High Pressure Fluid Handling Device for Liquid Chromatography」と題する米国仮出願第63/463,413号の利益及び優先権を主張するものである。 本明細書に開示される主題は、一般に液体クロマトグラフィー・システム、より具体的には、高圧及び超高圧液体クロマトグラフィー用途で流体を輸送するための流体処理装置に関するものである。流体処理装置は、1000μm以下の内径を有する液体クロマトグラフィー・カラムを提供するために、マイクロスケール及び/又はナノスケールのクロマトグラフィー用途に特に適合させてよい。 高速液体クロマトグラフィー(HPLC:high-performance liquid chromatography)は、試料の構成成分を分離するための既知の技術である。クロマトグラフィー・システムを通して試料を運ぶために使用される液体は、「移動相」と呼ばれる。試料の成分は、「カラム」、即ち、典型的には様々な成分が様々な程度の親和性を有する粒子状物質が充填された管で分離されてよい。充填材料は「固定相」と呼ばれ、通常はシリカ又はポリマー・ベースの媒体であり、試料の成分との所望の化学的親和性を促進するために化学官能基で被覆されている場合がある。 従来のHPLC機器では、典型的には、硬質ステンレス鋼の導管で作られるカラムを使用する。クロマトグラフィー・カラムの構築には、様々なポリマーなどの他の不活性材料も使用される。典型的なHPLCカラムは約1~10mmの範囲の内径、及び約5~25cmの範囲の固定相の充填長さを有する。最近では、超高速液体クロマトグラフィー(UHPLC:ultra-high performance liquid chromatography)は、従来のHPLCよりも少ない試料量を、より短い試験期間でより高い感度だが、かなり高い圧力(>10,000psi)で試験するのに重要な用途があることがわかっている。UHPLCシステムは、多くの場合、マイクロスケール、毛細管スケール、又はナノスケールのHPLCとして操作され、移動相流量は約100nL/分から100μL/分の範囲にあり、カラム内径は25~1000μmの間である。必ずしもすべてではないが、このサイズの縮小をもたらす利点は、溶媒消費量の低減(環境的利点及び経済的利点の両方)、感度の向上、固定相の使用量の低減、質量分析法との適合性の向上、及び少量の試料の分析を含む。これらの寸法では、十分な品質のステンレス鋼の導管が、典型的には入手できないため、カラムの製造には溶融シリカなどの代替材料が使用され得る。しかしながら、このような材料は壊れやすく、可撓性があり、特別な取り扱い上の注意を必要とする。 提案されている1つの解決策は、コンピュータ・チップ等の電気的同等物に似た基材内に所望の寸法の流路が作成されるパターン化された基材、又は「チップ」ベースの設計である。チップ・ベースの設計における流路は、典型的には、化学エッチング、リソグラフィー、又はCNC機械加工によって基材に形成され、通常、正方形、長方形、D字型、台形、又は他の多角形の断面形状で提供される。これらの非円形断面形状は、特に非円形断面の「角」又は裂け目において、流れ場の非対称性及び充填された固定相の不均一な密度により、円形断面形状で期待される性能よりも性能が低下し、結果として、試料プラグが広がり、関連する成分が分散する。円形断面の流路を作成しようとする試みは、これまで、位置ずれを最小限に抑えて又は除去し、間隙又は裂け目のない層を位置合わせして接合することにより、2つの異なる基材層において、それぞれの半円形の経路を一致させることを必要としていた。このアプローチは、一貫して実現可能であることを証明していない。 従来型のパターン化された流路は、90°の屈曲部など、基材内で方向が急激に変化するという欠点もあり、一貫した固定相カラムの充填を妨げる傾向があり、クロマトグラフィー用途ではバンドの広がりを引き起こす。これらの急激な方向変化は、多くの場合、移動相及び試料がチップ入口から受容される及び/又はチップ出口に送達される基材層間の接触部で生じる。 いくつかの実施の形態による高圧流体処理装置の等角図である。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置を含む液体クロマトグラフィー・システムの概略図である。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置の第1の構成部品及び第2の構成部品の等角図である。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置の第1の構成部品及び第2の構成部品の等角底面図である。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置の等角断面図である。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置における管の丸みのある屈曲部の拡大された等角断面図である。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置を通って延びる管及びチャネルの断面図である。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置の第1の構成部品の等角底面図である。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置の外面の出口で終端する管を有する高圧流体処理装置の断面側面図である。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置の多層管の断面側面図である。いくつかの実施の形態による、空洞を形成するために出口の上に配置された膜を有する高圧流体処理装置の断面図である。いくつかの実施の形態による、空洞に保持された固定相を有する高圧流体処理装置の断面図である。いくつかの実施の形態による、空洞を露出させるために膜が除去された高圧流体処理装置の断面図である。いくつかの実施の形態による、管内に固定相を保持するために空洞内に設置された多孔質フリットを有する高圧流体処理装置の断面図である。いくつかの実施の形態による、1,500psiで、固定相が充填された流体処理装置のクロマトグラムである。いくつかの実施の形態による、16,500psiで、固定相が充填された流体処理装置のクロマトグラムである。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置を形成する方法のフローチャートである。いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置の管に充填するための方法のフローチャートである。 本開示は、液体クロマトグラフィーに使用する流体処理装置について説明する。高圧流体処理装置は、筐体を通って延びる小径の流体通路を有する筐体を備える。小径の流体通路は、高圧に耐えるように構成される(即ち、厚い側壁を含む、及び/又は高圧負荷を支持するために筐体によって捕捉される)。小径流体通路は、マイクロスケール、毛細管スケール、及び/又はナノスケールの液体クロマトグラフィーで使用するように構成され、断面の直径は1000μm以下である。小径流体通路は、高圧流体処理装置の長さに沿って延び、小径流体通路の長さは、小径流体通路の直径の少なくとも100倍になる。流体通路は、アスペクト比(長さ対直径)が高く、及び/又は直径がマイクロスケール/ナノスケールであるため、筐体に穴を開けることは現実的ではない。 高圧荷重に耐えるように構成された高圧流体処理装置の長さに沿って延びる小径流体通路を提供するために、筐体は、第1の接触面を有する第1の構成部品と、第2の接触面を有する第2の構成部品と、を含む。第1及び第2の構成部品は、間に接触部を形成するように、対向する関係にある第1及び第2の接触面で、共に固定される。筐体は、第1の構成部品を通って接触部に沿って延びるチャネルを含む。実質的に円形の断面を有する小径流体通路を画定する管が、チャネルに位置づけられる。流体通路は、液体試料のクロマトグラフィー分離に適した固定相媒体が充填される。 例えば、チャネルが第1の構成部品及び第2の構成部品の両方を通って延びる(例えば、第1の構成部品は半円形チャネルを含み、第2の構成部品は半円形チャネルを含む)場合、第1の構成部品と第2の構成部品との間にほぼ完全な位置合わせが必要とされるであろう。位置合わせがマイクロメートルでずれている場合、流体通路に沿って鋭い縁が形成され、液体クロマトグラフィー工程を損なうであろう。 図1は、いくつかの実施の形態による高圧流体処理装置10の等角図である。高圧流体処理装置10は、間に接触部38を形成する第1の構成部品14及び第2の構成部品16を有する筐体12を含む。高圧流体処理装置10は、1つ以上の留め具24を介して第1の構成部品14及び/又は第2の構成部品16に固定された入口ブロック18を含む。入口ブロック18は、液体試料を受けるように構成され、及び/又は液体試料を輸送するための入口管(又は導管)に固定するように構成された入口管受容器19を含む。高圧流体処理装置10は、1つ以上の留め具24を介して第1の構成部品14及び/又は第2の構成部品16に固定された出口ブロック22を含む。出口ブロック22は、液体試料を出し、及び/又は液体試料を輸送するための出口管(又は導管)に固定するように構成された出口管受容器23を含む。いくつかの実施の形態では、入口管受容器19及び出口管受容器23は、流体接続を効果的に確立し得る管接続金物を係合して受容するように構成される。入口管受容器及び出口管受容器には、管接続金物とねじ止め可能に係合するようにねじ山が設けられてよい。 高圧流体処理装置10は、種々の流体の輸送用途に使用されてよい。いくつかの実施の形態では、高圧流体処理装置10は、高速液体クロマトグラフィー(「HPLC」)及び/又は超高速液体クロマトグラフィー(「UHPLC」)等の液体クロマトグラフィー用途に特によく適してよい。例えば、高圧流体処理装置10は、入口ブロック18を通して液体試料を受けるように構成される。液体試料は、高圧流体処理装置10を通過して出口ブロック22を通って高圧流体処理装置10を出る。高圧流体処理装置10は、「チップ」(チップ・ベースのクロマトグラフィー用途用)又は、より一般的には「マニホールド」と呼ばれてもよい。 図2は、いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置10を含む高圧液体クロマトグラフィー・システム102の概略図である。高圧液体クロマトグラフィー・システム102は、溶媒貯留器104(及び/又は溶離液貯留器)と、液体溶媒/溶離液を脱気するための脱気器106と、脱気された液体溶媒/溶離液を注入弁110にポンプで送り、試料容器又は自動試料注入器112からの試料が溶媒流/溶離液流に注入され、試料をクロマトグラフィーで分離するためにカラム114に送達するための高圧ポンプ108などのポンプと、を含む。次に、クロマトグラフィーで分離された試料のプラグは、質量分析計又は紫外/可視スペクトル検出器などの検出装置116によって分析されてもよい。データ分析は、コンピュータなどのデータ取得装置118によって行われ、廃液は廃棄物貯留器120に収集されてもよい。 いくつかの実施の形態では、高圧液体クロマトグラフィー・システム102は、光学分析用の流れセル、インライン脱気器、試料ループ等、当該技術分野においてよく知られているように、追加的又は異なる構成部品を任意に含む。図を参照して説明する高圧流体処理装置10は、いくつかの実施の形態によれば、注入弁110と分析装置116との間のクロマトグラフィー・システム102の一部分を含む。高圧流体処理装置10は、いくつかの実施の形態による、光学検出用の流れセル、温度を制御するための加熱若しくは冷却要素、及び/又は質量分析に使用する放出器先端を含んでよいが、これらに限定されない、外部管を必要としない、追加の要素を含み、追加の要素からなり、又は追加の要素と直接的に一体化されてよい。 図3は、いくつかの実施の形態による、高圧流体処理装置10の第1の構成部品14及び第2の構成部品16の等角図