JP-2026514580-A - 経皮的耳介迷走神経刺激
Abstract
taVNSシステム(100)は、電極支持体(110)と、電極支持体(110)に取り付けられ、電極支持体(110)から突出し、それぞれヒト被験者の耳の上耳甲介および下耳甲介における皮膚と接触するように構成された上耳甲介および下耳甲介電極(120、130)とを備える。弾性ヘッドバンド(140)は、電極支持体(110)に取り付けられ、ヒト被験者の頭部に取り付けられたとき、ヒト被験者の耳の上耳甲介および下耳甲介における皮膚に向けて上耳甲介および下耳甲介電極(120、130)を押圧するように、電極支持体(110)に圧力を加えるように構成されている。 【選択図】図1A
Inventors
- アンダースン,ウルフ
- ブロルソン,ヨラン
Assignees
- タヴンス エービー
Dates
- Publication Date
- 20260512
- Application Date
- 20240429
- Priority Date
- 20230502
Claims (20)
- 電極支持体(110)と、 前記電極支持体(110)に取り付けられ、前記電極支持体(110)から突出し、ヒト被験者の耳の上耳甲介における皮膚と接触するように構成された上耳甲介電極(120)と、 前記電極支持体(110)に取り付けられ、前記電極支持体(110)から突出し、前記ヒト被験者の耳の下耳甲介における皮膚と接触するように構成された下耳甲介電極(130)と、 前記電極支持体(110)に取り付けられ、前記ヒト被験者の頭部に取り付けられたときに、前記電極支持体(110)に圧力を加えて、前記上耳甲介電極(120)を前記ヒト被験者の耳の前記上耳甲介の前記皮膚に向けて押圧し、前記下耳甲介電極(130)を前記ヒト被験者の前記耳の下耳甲介の前記皮膚に押圧するように構成された弾性ヘッドバンド(140)であって、前記電極支持体(110)は、前記上耳甲介電極(120)および前記下耳甲介電極(130)以外の電極を含まない、弾性ヘッドバンド(140)と を備える経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)システム(100)。
- 前記上耳甲介電極(120)がアルミニウムまたはアルミニウム合金、好ましくはアルミニウム製であるか、またはアルミニウムもしくはアルミニウム合金、好ましくはアルミニウム製の電極表面(121)を備える、請求項1に記載のtaVNSシステム。
- 前記下耳甲介電極(130)がアルミニウムまたはアルミニウム合金、好ましくはアルミニウム製であるか、またはアルミニウムもしくはアルミニウム合金、好ましくはアルミニウム製の電極表面(131)を備える、請求項1または2に記載のtaVNSシステム。
- 前記上耳甲介電極(120)が、前記ヒト被験者の前記耳の前記上耳甲介における前記皮膚と直接物理的に接触するように構成されており、 前記下耳甲介電極(130)が、前記ヒト被験者の前記耳の前記下耳甲介における前記皮膚と直接物理的に接触するように構成されている、 請求項1から3のいずれか一項に記載のtaVNSシステム。
- 前記上耳甲介電極(120)が、 電源コード(150)と電気的に接触している電極本体(123)と、 前記ヒト被験者の前記耳の前記上耳甲介における前記皮膚と接触するように構成された電極表面(121)を備える半球状電極ヘッド(122)と を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のtaVNSシステム。
- 前記上耳甲介電極(120)の前記電極本体(123)が、前記上耳甲介電極(120)の前記半球状電極ヘッド(122)の前記電極支持体(110)に対する突出量を調整するように配置された調整可能電極軸(124)に取り付けられている、請求項5に記載のtaVNSシステム。
- 前記調整可能電極軸(124)と接触して前記電極支持体(110)に配置され、前記調整可能電極軸(124)を前記電極支持体(110)に対して選択された位置に取り付けるように構成された調整ねじ(111)をさらに備える、請求項6に記載のtaVNSシステム。
- 前記上耳甲介電極(120)の前記半球状電極ヘッド(122)の前記電極表面(121)が、前記ヒト被験者の前記耳の前記上耳甲介における皮膚と直接物理的かつ電気的に接触するように構成されている、請求項5から7のいずれか一項に記載のtaVNSシステム。
- 前記下耳甲介電極130)が、 電源コード(152)と電気的に接触している電極本体(133)と、 前記ヒト被験者の前記耳の前記下耳甲介における前記皮膚と接触するように構成された電極表面(131)を備える半球状電極ヘッド(132)と を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載のtaVNSシステム。
- 前記下耳甲介電極(130)の前記電極本体(133)が、前記上耳甲介電極(130)の前記半球状電極ヘッド(132)の前記電極支持体(110)に対する突出量を調整するように配置された調整可能電極軸(134)に取り付けられている、請求項9に記載のtaVNSシステム。
- 前記調整可能電極軸(134)と接触して前記電極支持体(110)に配置され、前記調整可能電極軸(134)を前記電極支持体(110)に対して選択された位置に取り付けるように構成された調整ねじ(112)をさらに備える、請求項10に記載のtaVNSシステム。
- 前記下耳甲介電極(130)の前記半球状電極ヘッド(132)の前記電極表面(131)が、前記ヒト被験者の前記耳の前記下耳甲介における皮膚と直接物理的かつ電気的に接触するように構成されている、請求項9から11のいずれか一項に記載のtaVNSシステム。
- 前記電極支持体(110)における前記上耳甲介電極(120)と前記下耳甲介電極(130)との間の距離が、複数のヒト被験者の集団における前記上耳甲介と前記下耳甲介との間の平均距離に対応する、請求項1から12のいずれか一項に記載のtaVNSシステム。
- 前記上耳甲介電極(120)および前記下耳甲介(130)の一方が、前記電極支持体(110)に固定的に取り付けられ、前記電極支持体(110)から固定距離で突出しており、 前記上耳甲介電極(120)および前記下耳甲介電極(130)の他方が、前記電極支持体(110)に調整可能に取り付けられ、前記電極支持体(110)から調整可能な距離で突出している、 請求項1から13のいずれか一項に記載のtaVNSシステム。
- 前記上耳甲介電極(120)および前記下耳甲介(130)が前記電極支持体(110)の内面(113)に取り付けられ、前記電極支持体(110)の内面(113)から突出しており、前記内面(113)が平坦面である、請求項1から14のいずれか一項に記載のtaVNSシステム。
- 前記上耳甲介電極(120)および前記下耳甲介電極(130)と電気的に接触し、電気刺激パルスを生成するように構成された刺激デバイス(200)をさらに備える、請求項1から15のいずれか一項に記載のtaVNSシステム。
- ヒト被験者における経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)のための方法であって、 前記上耳甲介電極(120)を前記ヒト被験者の耳の上耳甲介における皮膚と接触させ、前記下耳甲介電極(130)を前記ヒト被験者の前記耳の下耳甲介の皮膚と接触させて配置するために、請求項16に記載の前記taVNSシステム(100)の前記弾性ヘッドバンド(140)を前記ヒト被験者の頭部に取り付けること(S1)と、 電気刺激パルスを前記上耳甲介電極(120)および前記下耳甲介電極(130)を介して印加するために、前記刺激デバイス(200)によって前記電気刺激パルスを生成すること(S2)と を含む方法。
- 電気刺激パルスを生成すること(S2)が、2分から10分まで、好ましくは3分から7分まで、より好ましくは約5分の刺激期間の間、前記上耳甲介電極(120)および前記下耳甲介電極(130)を介して前記電気刺激パルスを印加するために、前記刺激デバイス(200)によって前記電気刺激パルスを生成すること(S2)を含む、請求項17に記載の方法。
- 電気刺激パルスを生成すること(S2)が、1日に1回または2回、好ましくは2回、前記上耳甲介電極(120)および前記下耳甲介電極(130)を介して前記電気刺激パルスを印加するために、前記刺激デバイス(200)によって前記電気刺激パルスを生成すること(S2)を含む、請求項17または18に記載の方法。
- ヒト被験者における病状を治療するための方法であって、前記病状が、てんかん、うつ病、肥満、片頭痛、群発頭痛、不眠症、神経障害性疼痛、背部痛、慢性疼痛、認知機能低下、炎症性疾患、例えば、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発性硬化症、およびアルツハイマー病からなる群から選択され、前記方法が、請求項17から19のいずれか一項に記載の経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)を前記ヒト被験者において実行することを含む、方法。
Description
本発明は一般に、経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)に関する。 迷走神経は、脳、胸部、腹部全体にわたって自律神経緊張を維持する上で主要な役割を果たしている。電気的迷走神経刺激(VNS)は現在、薬剤抵抗性てんかん、大うつ病、および病的肥満に対して承認されている。このようなVNSは、頸部埋め込み型デバイスの形態で実施される。VNSの埋め込みには外科的手技が必要で、左側の迷走神経幹の頸部にリード線を配置し、パルスジェネレータを上胸部に形成されたポケットに皮下挿入する。埋め込み型VNSデバイスの最も一般的な副作用は、埋め込み時の外科的介入に関連するものである。下反回喉頭神経の刺激に関連する喉頭気管機能障害がてんかん治療を受けた集団の約3分の2に発生し、通常は一過性である。しかし、電極の破損、脱臼、ジェネレータの誤動作、創部感染、反回喉頭神経麻痺、試験刺激下での不整脈を含む、他の外科的課題もある。 ヒトにおける侵襲的VNSの欠点を回避するための魅力的で有望なアプローチは、外部パルスジェネレータによって発生するVNSを使用することである。経皮的VNSには2つのタイプが開発されており、すなわち、経皮的頸部VNS(tcVNS)および経皮的耳介VNS(taVNS)である。tcVNSは、胸鎖乳突筋を覆う皮膚上に電極が配置され、内頸動脈および総頸動脈の後外側で内頸静脈の内側にある頸動脈鞘内にある頸迷走神経に電気信号を供給することによって達成できる。VNSのための埋め込み電極は同様の位置に配置されるが、迷走神経は皮膚、表在筋膜、胸鎖乳突筋の下に位置するため、迷走神経束の求心性線維と遠心性線維の両方を刺激する可能性が高い現在のバイオエレクトロニクスデバイスでは、迷走神経線維の経皮的電気刺激へのアクセスが困難である。 迷走神経の耳介枝は、脳幹の孤束核(NTS)に感覚入力を投射しており、このNTSは迷走神経求心性神経の約95%を受容している。NTSは、迷走神経の運動出力を促進する疑核、青斑核、背側運動核を含む、前脳、扁桃体、海馬、大脳辺縁系、脳幹構造の多くのエリアに投射する。ヒトにおける機能的磁気共鳴画像法(fMRI)の研究では、迷走神経耳介枝の中枢投射が、侵襲的VNS後に活性化される迷走神経投射と一致しており、taVNSにおいて外耳を介して非侵襲的にアクセスできることが確認されている。taVNSは一般に自宅で行われ、耳介の皮膚電極を介して送達されるパルス電流を生成する、小型の電池式ハンドヘルド型刺激デバイスを使用して行われる。 これらのハンドヘルド型taVNS装置の欠点は、耳介内の正しい位置に刺激パルスを送達すること、および完全な刺激セッション中に刺激電極と皮膚との間に十分な電気的接触を提供することである。 US2022/0143390は、内面および外面を含む多電極耳シェルを開示している。内面は耳の表面に対応し、耳の上耳甲介および下耳甲介と重なるように構成されている。多電極耳シェルはさらに、上耳甲介、下耳甲介、耳輪脚、対輪、耳珠、耳介の鍼治療点などを含む様々な場所に接触可能な刺激電極を受け入れるように構成された複数のソケットを含む。刺激電極と皮膚との間に十分な電気的接触を提供するために、耳の皮膚に導電性ゲルが塗布される。 効率的なtaVNS刺激を提供するユーザーフレンドリーなtaVNSシステムに対するニーズは依然として存在する。 一般的な目的は、効率的なtaVNS刺激を提供するユーザーフレンドリーな経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)システムを提供することである。 この目的および他の目的は、本明細書に開示される実施形態によって達成される。 本発明は独立請求項に定義される。本発明のさらなる実施形態は、従属請求項によって定義される。 本発明の一態様は、電極支持体と、電極支持体に取り付けられ、電極支持体から突出し、ヒト被験者の耳の上耳甲介における皮膚と接触するように構成された上耳甲介電極と、電極支持体に取り付けられ、電極支持体から突出し、ヒト被験者の耳の下耳甲介における皮膚と接触するように構成された下耳甲介電極とを備えるtaVNSシステムに関する。taVNSシステムは、電極支持体に取り付けられ、ヒト被験者の頭部に取り付けられたときに、電極支持体に圧力を加えて、上耳甲介電極をヒト被験者の耳の上耳甲介の皮膚に向けて押圧し、下耳甲介電極をヒト被験者の耳の下耳甲介の皮膚に押圧するように構成された弾性ヘッドバンドも備える。本発明によれば、電極支持体は、上耳甲介電極および下耳甲介電極以外の電極を含まない。 本発明の別の態様は、ヒト被験者におけるtaVNSの方法に関する。方法は、上耳甲介電極をヒト被験者の耳の上耳甲介における皮膚と接触させ、下耳甲介電極をヒト被験者の耳の下耳甲介の皮膚と接触させて配置するために、本発明によるtaVNSシステムの弾性ヘッドバンドをヒト被験者の頭部に取り付けることを含む。この方法はまた、電気刺激パルスを上耳甲介電極および下耳甲介電極を介して印加するために、taVNSシステムの刺激デバイスによって電気刺激パルスを生成することも含む。 本発明のさらなる態様は、ヒト被験者における病状を治療するための方法に関する。病状は、てんかん、うつ病、肥満、片頭痛、群発頭痛、不眠症、神経障害性疼痛、背部痛、慢性疼痛、認知機能低下、炎症性疾患、例えば、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発性硬化症、およびアルツハイマー病からなる群から選択される。taVNSを上記のヒト被験者において実行することを含む方法。 本発明のtaVNSシステムは、ユーザーフレンドリーであり、医師の指導なしに家庭で使用することができる。taVNSシステムは、外耳における意図した刺激部位に電極を正しく整列させることによって、各刺激セッションにおいて効率的な迷走神経刺激を確実かつ再現性よく提供するように構築されている。導電性ゲルなどのいかなる接触促進媒体を必要とすることなく、効率的な迷走神経刺激がさらに達成される。 実施形態は、そのさらなる目的および利点とともに、添付の図面と併せて以下の説明を参照することによって最もよく理解され得る。 一実施形態によるtaVNSシステムを示す。別の実施形態によるtaVNSシステムを示す。さらなる実施形態によるtaVNSシステムを示す。実施形態によるtaVNSシステムで使用可能な刺激デバイスを示す。ヒト被験者におけるtaVNSの方法を示すフローチャートである。taVNS治療前後の12人の健常ドナーのリポ多糖類(LPS)活性化全血培養におけるサイトカインレベルを示す。 本発明は一般に、経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)に関し、特にtaVNSのためのシステムに関する。 本発明のtaVNSシステムは、例えば家庭などにおいて、ヒト被験者の経皮的耳介迷走神経刺激を効果的かつ再現性よく促進するように設計されている。これは、ヒト被験者の外耳の正しい位置に刺激電極を配置することによって達成される。そのような正しい電極の位置決めは、現在、ハンドヘルド型のtaVNS刺激デバイスを使用して、ヒト被験者が再現可能な方法で達成することは困難である。したがって、そのようなハンドヘルド型taVNS刺激デバイスでは、ヒト被験者が刺激電極の一方または両方を外耳内の意図した刺激部位に正しく配置できず、その結果、刺激の伝達および治療の有効性が低下する結果となることは珍しくない。 US2022/0143390に開示されている刺激システムを含む従来技術のtaVNS刺激デバイスのさらなる欠点は、刺激電極と皮膚表面との間に十分な電気的接触を提供するために、導電性ゲルを外耳の皮膚に塗布する必要があることである。そのような導電性ゲルは、ヒト被験者が不快に感じることが多く、特に長時間の使用中に皮膚刺激を引き起こす可能性がある。 US2022/0143390に開示された刺激システムは、治療される個々のヒト被験者ごとに被験者固有の多電極耳シェルを設計する必要があることによってさらに不利である。まず、臨床医は各ヒト被験者の外耳の3次元(3D)画像を撮影し、その3D画像から多電極耳シェルを生成する必要がある。多電極耳シェルは、特定のヒト被験者のために製造されているが、刺激中の多電極耳シェルの外耳に対する動きを最小限に抑えながら、外耳に確実に挿入するのは依然として面倒である。その理由は、多電極耳シェルは、対輪幹、対輪下脚、対輪上脚、および対珠などの外耳の特定領域に適合させるために、複数の突起および凹部を含む必要があるからである。経皮的耳介迷走神経刺激が行われるたびに、ヒト被験者が突起および凹部を外耳の特定の領域または構造に正確に整列させることは、しばしば困難である。 本発明は、taVNSシステム100に関し、図1A~図1C、図2、および図3を参照されたい。taVNSシステム100は、電極支持体110、上耳甲介電極120、下耳甲介電極130、および弾性ヘッドバンド140を備える。上耳甲介電極120および下耳甲介電極130は、電極支持体110に取り付けられ、電極支持体110から突出している。上耳甲介電極120は、ヒト被験者の耳の上耳甲介における皮膚と接触するように構成されている。下耳甲介電極130は、対応して、ヒト被験者の耳の下耳甲介における皮膚と接触するように構成されている。弾性ヘッドバンド140は、電極支持体110に取り付けられ、ヒト被験者の頭部に取り付けられたときに、電極支持体110に圧力を加えて、上耳甲介電極120をヒト被験者の耳の上耳甲介の皮膚に向けて押圧し、下耳甲介電極130をヒト被験者の耳の下耳甲介の皮膚に押圧するように構成されている。 taVNSシステム100の電極支持体110は、上耳甲介電極120および下耳甲介電極130以外の電極を含まない。 したがって、taVNSシステム100の電極支持体110は、2つの電極、すなわち、上耳甲介電極120および下耳甲介電極130のみを含む。本発明のtaVNSシステム100の設計によって、これらの電極120、130をそれぞれ耳の上耳甲介および下耳甲介の皮膚に接触させて正しく位置決めすることが可能となる。これは、US2022/0143390の刺激システムと比較されるべきであり、多電極耳シェルは、理論的には、上対輪脚、耳輪、舟状窩、対輪幹、耳甲介、対珠、耳たぶ、耳珠間切痕、耳珠、耳輪脚、対輪下脚および三角窩など、複数の部位を刺激することができるように、複数の電極を含んでいる。そのような複数の潜在的刺激部位は、多電極耳シェルを外耳に正しく取り付けるための上述の問題により、目的の部位に意図した電気刺激を提供するために、US2022/0143390の刺激システムには必要である可能性がある。 本明細書で提示する実験データによれば、上耳甲介電極120および下耳甲介電極130が取り付けられ突出した電極支持体110が、電極支持体110に取り付けられ、突出している2つの電極120、130のみで、ヒト被験者において生物学的効果を誘発することが可能な効率的なtaVNSを実現することを示している。 さらに、電極支持体110における2つの電極120、130の位置は、図1Cに示すように、電極支持体110の長さLまたは幅Wに沿って調整できないように固定されていることが好ましい。しかしながら、電極支持体110からの一方または両方の電極120、130の突出量は、本明細書でさらに説明するように、好ましくは調整可能である。これにより、US2022/0143390の多電極耳シェルと比較して、電極支持体110の設計をより単純化しながら、効率的なtaVNSを依然として達成することが可能となる。さらなる利点は、本発明のtaVNSシステム100が被験者特異的である必要がないこと、すなわち、1つの同じtaVNSシステム100を使用して、複数の異なるヒト被験者にtaVNSを提供