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JP-2026514664-A - フェーズロックループ(PLL)における、広範な入力範囲及び量子化ノイズの低減のための単段遅延ペア及びノイズシェーピングを用いた時間-デジタル変換器(TDC)

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Abstract

フェーズロックループ(PLL)における、広範な入力範囲及び量子化ノイズの低減のための単段遅延ペアを用いた時間-デジタル変換器(TDC)と、関連の製造方法とが開示される。詳細な説明において開示される態様には、デバイスの不一致の影響を軽減し、したがってフラクショナルNのPLL応用における起こり得るスプリアストーンを回避する単段バーニヤ時間-デジタル変換器(TDC)が含まれる。デルタシグマノイズシェーピング段及びリング発振器ベースの粗TDCと組み合わせることにより、本発明は、分解能、検出範囲、及びPLLロック速度間の良好なトレードオフを実現する。

Inventors

  • ルー,ピン
  • チェン,ミンハン

Assignees

  • マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240414
Priority Date
20230428

Claims (20)

  1. 第1の測定回路(104)であって、 期間(TP)によって時間的に分離されたスタートパルス信号(START)及びストップパルス信号(STOP)を受け取ることと、 前記期間(TP)内の連続する第1の時間増分(TI)の整数を決定することと、 前記第1の時間増分(TI)のうちの1つよりも小さい前記期間(TP)の時間残余(TR)を決定することと、 を行うように構成された第1の測定回路(104)と、 第2の測定回路(108)であって、 前記時間残余(TR)を以前に累積された残余(PAR)に加算して、現在の累積残余(CAR)を生成することと、 前記現在の累積残余の大きさが前記第1の時間増分の半分を上回るか否かを示す分数指示子を生成することと、 前記現在の累積残余(CAR)の前記大きさが前記第1の時間増分(TI)の半分を上回ることを前記分数指示子(106)が示すことに応答して、前記第1の時間増分(TI)と前記現在の累積残余(CAR)との間の第1の差を含む次の累積残余(NAR)を生成することと、 前記現在の累積残余(CAR)の前記大きさが前記第1の時間増分(TI)の半分を下回ることを前記分数指示子(106)が示すことに応答して、前記現在の累積残余(CAR)を含む前記次の累積残余(NAR)を生成することと、 を行うように構成された第2の測定回路(108)と、 を備える、時間-デジタル変換器(TDC)回路(102)。
  2. 前記第1の測定回路が、 第1の遅延回路を備えた第1の遅延フィードバック回路であって、前記第1の遅延回路が、 第1の遅延入力でスタートパルス信号を受け取ることと、 第1の遅延期間の間、前記スタートパルス信号を遅延させて、第1の遅延出力において遅延されたスタートパルス信号を生成することと、 前記第1の遅延出力から前記第1の遅延入力へと前記遅延されたスタートパルス信号をフィードバックすることと、 を行うように構成された、第1の遅延フィードバック回路と、 第2の遅延回路を備えた第2の遅延フィードバック回路であって、前記第2の遅延回路が、 第2の遅延入力でストップパルス信号を受け取ることと、 前記第1の遅延期間よりも短い第2の遅延期間の間、前記ストップパルス信号を遅延させて、第2の遅延出力において遅延されたストップパルス信号を生成することと、 前記第2の遅延出力から前記第2の遅延入力へと前記遅延されたストップパルス信号をフィードバックすることと、 を行うように構成された、第2の遅延フィードバック回路と、 フリップフロップ回路であって、 データ出力と、 前記第1の遅延出力に結合されたデータ入力と、 前記第2の遅延出力に結合されたクロック入力と、 を備えたフリップフロップ回路と、 を備え、 前記期間が、前記スタートパルス信号のリーディングエッジから前記ストップパルス信号のリーディングエッジまでの時間を含み、 前記時間増分が、前記第1の遅延期間と前記第2の遅延期間との間の第2の差を含み、及び 前記期間内の前記第1の時間増分の前記整数が、前記遅延されたストップパルス信号が反復的に前記第2の遅延フィードバック回路を通って前記クロック入力に伝搬したことに応答して、前記遅延されたスタートパルス信号が反復的に前記第1の遅延フィードバック回路を通って伝搬し、前記フリップフロップ回路の前記データ入力から前記データ出力にクロックされる回数を含む、請求項1に記載のTDC回路。
  3. 前記遅延されたストップパルス信号が前記第2の遅延フィードバック回路内の前記第2の遅延回路を通って伝搬するたびに反復回数をインクリメントさせることと、 前記遅延されたスタートパルス信号が前記フリップフロップ回路の前記データ入力で受け取られる前に、前記遅延されたストップパルス信号が前記フリップフロップ回路の前記クロック入力で受け取られたことに応答して、前記反復回数に基づいて前記整数を生成することと、 を行うように構成されたカウンタ回路をさらに備える、請求項2に記載のTDC回路。
  4. 第1の残余出力と、 第2の残余出力と、 をさらに備え、 前記整数の生成に応答して、前記フリップフロップ回路の前記クロック入力において前記遅延されたストップパルス信号が受け取られたときから、前記フリップフロップ回路の前記データ入力において前記遅延されたスタートパルス信号が受け取られたときまでの時間に基づいて、前記時間残余が生成され、及び 前記時間残余が、前記第1の残余出力における第1の残余信号と、前記第2の残余出力における第2の残余信号との間の時間である、 請求項3に記載のTDC回路。
  5. 較正モードにおいて、 較正パルス信号を受け取ることと、 前記第1の遅延期間の第1の反復回数と前記第2の遅延期間の第2の反復回数の差がオフセット遅延を上回るか否か決定することと、 前記第1の遅延期間の前記第1の反復回数と前記第2の遅延期間の前記第2の反復回数の前記差が前記オフセット遅延を上回ることに応答して、前記第2の遅延期間を調整することと、 を行うように構成された較正回路をさらに備える、請求項2~4のいずれか一項に記載のTDC回路。
  6. 前記第1の遅延回路を通る前記較正パルス信号の前記第1の反復回数をカウントしたことに応答して、第1の較正パルスを生成するように構成された第1の較正カウンタと、 前記第1の第2の回路を通る前記較正パルス信号の前記第2の反復回数をカウントしたことに応答して、第2の較正パルスを生成するように構成された第2の較正カウンタと、 比較回路であって、 前記第1の較正パルス及び前記第2の較正パルスを受け取ることと、 前記第1の較正パルス及び前記第2の較正パルスが前記オフセット遅延分よりも時間的に長く分離されたことに応答して、前記第2の遅延期間を調整するための調整信号を生成することと、 を行うように構成された比較回路と、 をさらに備える、請求項5に記載のTDC回路。
  7. 前記第2の測定回路が、 第1の残余入力と、 第2の残余入力と、 時間加算回路であって、 前記第1の残余入力における第1の残余信号と、前記第2の残余入力における第2の残余信号との間の時間として、前記第1の測定回路から前記時間残余を受け取ることと、 前記時間残余を前記以前に累積された残余に加算することと、 第1の加算器出力における第1の和信号と、第2の加算器出力における第2の和信号との間の時間として前記現在の累積残余を生成することと、 を行うように構成された時間加算回路と、 アナログ-デジタル変換器(ADC)回路であって、 前記第1の加算器出力及び前記第2の加算器出力に結合することと、 前記現在の累積残余の大きさが前記第1の時間増分の半分を上回るか否かを示す前記分数指示子を生成することと、 を行うように構成されたアナログ-デジタル変換器(ADC)回路と、 デジタル-アナログ変換器(DAC)回路であって、 前記第1の加算器出力及び前記第2の加算器出力に結合することと、 前記現在の累積残余の前記大きさが前記第1の時間増分の半分を上回ることを前記分数指示子が示すことに応答して、前記第1の遅延期間及び前記第2の遅延期間の一方の分だけ前記第1の和信号を遅延させ、並びに前記第1の遅延期間及び前記第2の遅延期間の他方の分だけ前記第2の和信号を遅延させることと、 前記現在の累積残余の前記大きさが前記第1の時間増分の半分を下回ることを前記分数指示子が示すことに応答して、前記第1の遅延期間及び前記第2の遅延期間のうちの同じ一方の分だけ前記第1の和信号及び前記第2の和信号の両方を遅延させることと、 を行うように構成されたデジタル-アナログ変換器(DAC)回路と、 を備える、請求項1~6のいずれか一項に記載のTDC回路。
  8. 前記分数指示子が前記現在の累積残余の極性を示す、請求項1~7のいずれか一項に記載のTDC回路。
  9. 前記時間加算回路が、 第1のコンデンサ、第2のコンデンサ、及び放電回路を含み、 前記時間残余を前記以前に累積された残余に加算するように構成された前記時間加算回路が、 前記第1のコンデンサにおける第1の電圧を電源電圧から低減された第1の電圧に低下させるために、前記時間残余に等しい時間の間、前記第1のコンデンサを放電することと、 前記以前に累積された残余が正の値を有することに応答して、前記低減された第1の電圧をさらに低下させるために、前記以前に累積された残余に等しい時間の間、前記第1のコンデンサをさらに放電することと、 前記以前に累積された残余が負の値を有することに応答して、前記第2のコンデンサにおける第2の電圧を前記電源電圧から低減された第2の電圧に低下させるために、前記以前に累積された残余に等しい時間の間、前記第2のコンデンサを放電することと、 を行うように構成された前記放電回路を含み、及び 前記低減された第1の電圧と前記低減された第2の電圧との間の電圧差に基づいて、前記現在の累積残余を決定する、請求項7又は8に記載のTDC回路。
  10. 前記放電回路がさらに、前記低減された第1の電圧から前記第1のコンデンサを放電し、及び前記低減された第2の電圧から前記第2のコンデンサを放電することと、 前記第1のコンデンサにおける前記第1の電圧が閾値電圧を有することに応答して、前記第1の和信号を生成するために第1の和フリップフロップをアクティブ化することと、 前記第2のコンデンサにおける前記第2の電圧が前記閾値電圧を有することに応答して、前記第2の和信号を生成するために第2の和フリップフロップをアクティブ化することと、を行うように構成される、請求項9に記載のTDC回路。
  11. 前記ADC回路が、 前記第1の遅延期間分だけ前記第1の和信号を遅延させて、遅延された第1の和信号を生成するように構成された第3の遅延回路と、 第3の遅延期間分だけ前記第2の和信号を遅延させて、遅延された第2の和信号を生成するように構成された第4の遅延回路と、 第2のフリップフロップ回路であって、 前記遅延された第1の和信号を受け取るように構成された第2のデータ入力と、 前記遅延された第2の和信号を受け取るように構成された第2のクロック入力と、 第2のデータ出力と、 を備えた第2のフリップフロップ回路と、 を備え、 前記第1の遅延期間及び前記第3の遅延期間が、前記第1の時間増分の半分だけ異なり、 前記現在の累積残余が前記第1の遅延期間と前記第3の遅延期間との間の差よりも大きいことに応答して、前記遅延された第1の和信号が前記第2のデータ出力に伝搬され、並びに 前記第2のフリップフロップ回路の前記第2のデータ出力上で、1ビットの前記分数指示子が生成される、 請求項7~10のいずれか一項に記載のTDC回路。
  12. 前記DAC回路が、 前記第1の遅延期間分だけ前記第1の和信号を遅延させて、第1の遅延された第1の和信号を生成するように構成された第5の遅延回路と、 前記第2の遅延期間分だけ前記第1の和信号を遅延させて、第2の遅延された第1の和信号を生成するように構成された第6の遅延回路と、 前記分数指示子に基づいて、第1のマルチプレクサ出力に伝搬するための前記第1の遅延された第1の和信号又は前記第2の遅延された第1の和信号を選択するように構成された第1のマルチプレクサと、 前記第1の遅延期間分だけ前記第2の和信号を遅延させて、第1の遅延された第2の和信号を生成するように構成された第7の遅延回路と、 前記第2の遅延期間分だけ前記第2の和信号を遅延させて、第2の遅延された第2の和信号を生成するように構成された第8の遅延回路と、 前記分数指示子に基づいて、第2のマルチプレクサ出力に伝搬するための前記第1の遅延された第2の和信号又は前記第2の遅延された第2の和信号を選択するように構成された第2のマルチプレクサと、 を備え、並びに 前記第1のマルチプレクサ出力における前記第1の遅延された第1の和信号及び前記第2の遅延された第1の和信号のうちの選択された一方と、前記第2のマルチプレクサ出力における前記第1の遅延された第2の和信号及び前記第2の遅延された第2の和信号のうちの選択された一方とに基づいて、前記次の累積残余を生成する、請求項7~11のいずれか一項に記載のTDC回路。
  13. 前記第1の時間増分が前記第1の遅延期間の5%未満である、請求項1~12のいずれか一項に記載のTDC回路。
  14. 前記整数がマルチビットの2進値として生成され、前記分数指示子が2ビットの2進値として生成される、請求項1~13のいずれか一項に記載のTDC回路。
  15. 時間-デジタル回路(TDC)(102)の方法であって、前記方法が、 期間(TP)によって時間的に分離されたスタートパルス信号(START)及びストップパルス信号(STOP)を受け取ることと、 前記期間(TP)内の第1の時間増分(TI)の整数と、前記第1の時間増分(TI)よりも小さい時間残余(TR)とを決定することと、 前記時間残余(TR)を以前に累積された残余(PAR)に加算して、現在の累積残余(CAR)を生成することと、 前記現在の累積残余(CAR)が前記第1の時間増分(TI)と比べて前記第1の時間増分(TI)の半分よりも多く異なるか否かを示す分数指示子(106)を生成することと、 前記現在の累積残余(CAR)が前記第1の時間増分(TI)と比べて前記第1の時間増分(TI)の半分よりも多く異なることを前記分数指示子(106)が示すことに応答して、前記第1の時間増分(TI)と前記現在の累積残余(CAR)との間の差を含む次の累積残余(NAR)を生成することと、 前記現在の累積残余(CAR)が前記第1の時間増分(TI)と比べて前記第1の時間増分(TI)の半分よりも少なく異なることを前記分数指示子(106)が示すことに応答して、前記現在の累積残余(CAR)に基づいて前記次の累積残余(NAR)を生成することと、 を含む、方法。
  16. 第1の遅延回路の第1の遅延入力で前記スタートパルス信号を受け取ることと、 第1の遅延期間の間、前記スタートパルス信号を遅延させて、前記第1の遅延回路の第1の遅延出力において遅延されたスタートパルス信号を生成することと、 前記第1の遅延出力から前記第1の遅延入力へと前記遅延されたスタートパルス信号をフィードバックすることと、 第2の遅延回路の第2の遅延入力で前記ストップパルス信号を受け取ることと、 前記第1の遅延期間よりも短い第2の遅延期間の間、前記ストップパルス信号を遅延させて、前記第2の遅延回路の第2の遅延出力において遅延されたストップパルス信号を生成することと、 前記第2の遅延出力から前記第2の遅延入力へと前記遅延されたストップパルス信号をフィードバックすることと、 フリップフロップ回路のデータ入力において前記遅延されたスタートパルス信号を受け取ることと、 前記フリップフロップ回路のクロック入力において前記遅延されたストップパルス信号を受け取ることと、 をさらに含み、 前記期間が、前記スタートパルス信号の開始から前記ストップパルス信号の開始までの時間を含み、 前記時間増分が、前記第1の遅延期間と前記第2の遅延期間との間の差を含み、及び 前記期間内の前記第1の時間増分の前記整数が、前記遅延されたストップパルス信号が反復的に前記第2の遅延回路を通って前記クロック入力に伝搬したことに応答して、前記遅延されたスタートパルス信号が反復的に前記第1の遅延回路を通って前記フリップフロップ回路のデータ出力に伝搬する回数を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 較正モードにおいて、 較正パルス信号を受け取ることと、 前記第1の遅延期間の第1の反復回数と前記第2の遅延期間の第2の反復回数の差がオフセット遅延を上回るか否か決定することと、 前記第1の遅延期間の前記第1の反復回数と前記第2の遅延期間の前記第2の反復回数の前記差が前記オフセット遅延を上回ることに応答して、前記第2の遅延期間を調整することと、 をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 第1の残余信号から第2の残余信号までの時間として、前記時間残余を受け取ることと、 前記時間残余を前記以前に累積された残余に加算することと、 第1の和信号から第2の和信号までの時間として前記現在の累積残余を生成することと、 前記現在の累積残余に基づいて、前記現在の累積残余の大きさが前記第1の時間増分の半分を上回るか否かを示す前記分数指示子を生成することと、 前記現在の累積残余の前記大きさが前記第1の時間増分の半分を上回ることを前記分数指示子が示すことに応答して、前記第1の遅延期間及び前記第2の遅延期間の一方の分だけ前記第1の和信号を遅延させ、並びに前記第1の遅延期間及び前記第2の遅延期間の他方の分だけ前記第2の和信号を遅延させることと、 前記現在の累積残余の前記大きさが前記第1の時間増分の半分を下回ることを前記分数指示子が示すことに応答して、前記第1の遅延期間及び前記第2の遅延期間のうちの同じ一方の分だけ前記第1の和信号及び前記第2の和信号の両方を遅延させることと、 をさらに含む、請求項15~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記時間残余を前記以前に累積された残余に加算することが、 前記第1のコンデンサにおける第1の電圧を電源電圧から低減された第1の電圧に低下させるために、前記時間残余に等しい時間の間、前記第1のコンデンサを放電することと、 前記以前に累積された残余が正の符号を有することに応答して、前記低減された第1の電圧をさらに低下させるために、前記以前に累積された残余に等しい時間の間、前記第1のコンデンサをさらに放電することと、 前記以前に累積された残余が負の符号を有することに応答して、前記第2のコンデンサにおける第2の電圧を前記電源電圧から低減された第2の電圧に低下させるために、前記以前に累積された残余に等しい時間の間、前記第2のコンデンサを放電することと、 を含むことと、 前記低減された第1の電圧と前記低減された第2の電圧との間の電圧差に基づいて、前記現在の累積残余を決定することと、 をさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. デジタル制御発振器(DCO)(202)と、 ループフィルタ回路(212)と、 除算回路(204)と、 時間-デジタル(TDC)システム(208)であって、 粗TDC回路(127)と、 微細TDC回路(102)であって、 期間(TP)によって時間的に分離されたスタートパルス信号(START)及びストップパルス信号(STOP)を受け取ることと、 前記期間(TP)内の連続する第1の時間増分(TI)の整数を決定することと、 前記第1の時間増分(TI)のうちの1つよりも小さい前記期間(TP)の時間残余(TR)を決定することと、 を行うように構成された第1の測定回路(104)と、 前記時間残余(TR)を以前に累積された残余(PAR)に加算して、現在の累積残余(CAR)を生成することと、 前記現在の累積残余(CAR)の大きさが前記第1の時間増分(TI)の半分を上回るか否かを示す分数指示子(106)を生成することと、 前記現在の累積残余(CAR)の前記大きさが前記第1の時間増分(TI)の半分を上回ることを前記分数指示子(106)が示すことに応答して、前記第1の時間増分(TI)と前記現在の累積残余(NAR)との間の差を含む次の累積残余(NAR)を生成することと、 前記現在の累積残余(CAR)の前記大きさが前記第1の時間増分(TI)の半分を下回ることを前記分数指示子(106)が示すことに応答して、前記現在の累積残余(CAR)を含む前記次の累積残余(NAR)を生成することと、 を行うように構成された第2の測定回路(108)と、 を備えた、微細TDC回路(102)と、 を備えた、時間-デジタル(TDC)システム(208)と、 範囲決定回路(112)であって、 前記期間(TP)が期間範囲内にあるか否かを決定することと、 前記期間(TP)が前記期間範囲内の最大期間を超えると決定したことに応答して、前記粗TDC回路(127)において、前記期間(TP)に対応した前記整数(132)を生成することと、 前記期間(TP)が前記期間範囲内にあると決定したことに応答して、前記微細TDC(102)において、前記期間に対応した前記整数(125)を生成することと、 を行うように構成された範囲決定回路(112)と、 を備える、フェーズロックループ(PLL)回路(200)。

Description

I.開示の分野 [0001] 本開示の技術は、一般にフェーズロックループに関するものであり、特に高速ロック及び低ノイズを提供する時間-デジタル変換器に関するものである。 II.背景 [0002] フェーズロックループ(PLL)は、一貫して望ましい周波数で発振し、可能な限り低ノイズの信号を生成するために広く使用されている。例えば、PLLは、有線若しくは無線通信用のキャリア信号、又は集積回路内のデジタル論理回路をクロックするためのシステムクロックを生成するために用いられ得る。集積回路(IC)製造の進歩により可能となったフィーチャサイズが小さくなるにつれ、デジタルPLL(DPLL)を使用するメリットが大きくなる。DPLLにおいて、生成される出力信号の品質に大きな影響を与え得るコンポーネントの1つが、時間-デジタル変換器(TDC)回路である。PLLにおいて、TDC回路は、生成された出力信号と参照信号との間の位相差に関連する期間によって分離された2つの信号(例えば、立ち上がりエッジ)を受け取る。TDC回路は、出力信号を生成するデジタル制御発振器の制御を調整するために使用される整数に期間を変換する。 [0003] DPLLの目的は、一貫して出力信号の位相を参照信号の位相の近くに維持することであるため、より小さな変化を検出するために、時間差を細かい増分で(例えば、より高い分解能で)測定することが望ましい。一方、DPLLに対して最初に電源を投入したときに、出力信号及び参照信号の位相は、大きく離れている場合がある。非常に小さな増分で長時間測定することは、かなりの量の回路を必要とする場合があり、これは、IC上で、面積を占有し、電力を消費する。DPLLが出力信号と参照信号との間の位相差を決定できない場合、電源投入時に出力信号を参照信号に同期させるためにはるかに長い時間がかかり得る。したがって、この点について、回路を縮小できるように、時間測定の増分のサイズを大きくすることが望ましい。 [0004] 従来のバーニヤTDCは、2つの遅延回路列を使用して時間差を測定するが、所与の入力範囲に必要とされる段の数は、分解能と共に増加する。また、遅延段の遅延が、例えばプロセス変動により一貫性がない場合は、出力信号において、ノイズ(例えば、スプリアストーン)が生成され得る。回路の数を減らし、一貫性がない遅延を回避するための別の選択肢は、フィードバック法で使用される単一の遅延段を含む単段バーニヤTDCである。しかしながら、単段遅延の遅延時間は、相反する要件である、TDC回路の入力範囲及び分解能の両方に影響を与える。したがって、分解能を犠牲にすることなく広範な検出範囲を有するTDC回路が望まれている。 図面の簡単な説明 [0010]例示的な時間-デジタル(TDC)システムのブロック図であり、期間内の時間増分の数を決定するための第1の測定回路と、PLLにおける量子化ノイズを低減するために、残余を累積し、及び時間増分の分数の指示子を生成する第2の測定回路と、を有する例示的なTDC回路を含む。 [0011]期間内の時間増分の数を決定するための第1の測定回路と、PLLにおける量子化ノイズを低減するために、残余を累積し、及び時間増分の分数の指示子を生成する第2の測定回路と、を有する図1の例示的なTDC回路を含むフェーズロックループ(PLL)の一例を示すブロック図である。 [0012]期間内の時間増分の数を決定し、残余を累積し、及び時間増分の分数の指示子を生成する、図1の例示的なTDC回路の方法のフローチャートである。 [0013]期間内の時間増分の数を決定し、及び第2の測定回路に時間残余を提供するための、図1のTDC内の第1の測定回路の詳細を説明する論理回路図である。 [0014]参照クロックの2つの参照サイクルの一例における図4の第1の測定回路の動作を示すタイミング図である。 [0015]第1の測定回路からの残余を以前に累積された残余に加算し、より高い分解能のために分数指示子を生成し、及び次の累積残余を計算するための、図1のTDC内の第2の測定回路の詳細を示す論理回路図である。 [0016]第1の測定回路からの残余を以前に累積された残余に加算するためのアナログ加算回路を示す論理図である。 [0017]図1のTDC回路において、第1の測定回路からの時間残余を以前に累積された残余に加算して現在の累積残余を生成することと、現在の累積残余が時間増分の分数を上回る場合に、現在の累積残余から時間増分を減算して、次の累積残余を生成することと、を示すタイミング図である。 [0018]図4の第1の測定回路のタイミング分解能を較正するための較正回路の論理回路図である。 [0019]較正プロセス中の図8の較正回路の信号を示すタイミング図である。 [0020]図1、図4、図6A、及び図6Bに示されるようなTDCシステム内のTDC回路を含むPLLを含み得る例示的なプロセッサベースのシステムのブロック図である。 詳細な説明 [0021] これより、図面を参照して、本開示のいくつかの例示的な態様を説明する。本明細書では、「例示的」という言葉は、「例、事例、又は例証として機能すること」を意味するために使用される。本明細書において「例示的」と記載されたいかなる態様も、他の態様よりも好ましい又は有利であると必ずしも解釈されるべきではない。 [0022] 詳細な説明において開示される態様には、フェーズロックループ(PLL)における広範な入力範囲及び量子化ノイズの低減のための単段バーニヤ時間-デジタル変換器(TDC)が含まれる。スプリアストーンが低い高速ロックDPLLの方法も開示される。 [0023] この点について、図1は、集積回路チップ101内の例示的な時間-デジタル(TDC)システム100のブロック図であり、集積回路チップ101は、スタートパルス信号STARTとストップパルス信号STOPとの間の期間TP内の整数個の時間増分TIを示す整数106を決定するための第1の測定回路104を有する例示的なTDC回路102を含む。スタートパルス信号STARTとストップパルス信号STOPとの間の期間TPは、参照クロックCREFとフィードバッククロックCFBとの間の期間TPと等しい。しかしながら、以下で説明するように、参照クロックCREFがフィードバッククロックCFBに対して先行又は遅延し得る場合でも、スタートパルス信号STARTは、ストップパルス信号STOPに先行する。 [0024] 第1の測定回路104は、期間TPの残りの部分である時間残余TRを生成し、時間残余TRは時間増分TIよりも小さい。一例では、TP=N(TI)+TRであり、Nは整数106である。時間残余TRは、残り時間と呼ばれることもある。TDC回路102は、時間残余TRと以前に累積された残余PAR(ここでは、図示せず)の和に基づいて、現在の累積残余CAR(図示せず)が時間増分TIの分数を超えるか否かを示す分数指示子110を生成する第2の測定回路108も含む。 [0025] 図1のTDCシステム100をさらに詳細に説明する前に、図2を参照して、TDCシステム100が用いられ得るフェーズロックループ(PLL)200の一例をまず説明する。TDC回路102の第1の測定回路104及び第2の測定回路108は、図4~7を参照してさらに詳細に説明される。 [0026] 図2のPLL200は、TDC回路102を含むTDCシステム100が用いられ得る一例である。PLL200は、出力周波数FOUTで発振する出力クロック信号COUTを生成するデジタル制御発振器(DCO)202を含む。出力クロック信号COUTは、例えば、有線若しくは無線通信用のキャリア信号であってもよく、又はICチップ101のデジタル論理回路におけるシステムクロックであってもよい。このような用途のために、出力クロック信号COUTは、最小限のノイズで、一貫した位相及び周波数を有することが望ましい。位相及び周波数の一貫性を向上させるために、PLL200は、出力クロック信号COUTと比較するために、例えば水晶発振器又は他の信頼性が高く、一貫したソースからのものであり得る参照クロック信号CREFを受け取る。出力周波数FOUTは、参照クロック信号CREFの参照周波数FREFとは異なり得る。例えば、出力周波数FOUTは、参照周波数FREFの倍数Xであり得る。PLL200は、出力クロック信号COUTの出力周波数FOUTをXで除算して、参照クロック信号CREFと比較するために、フィードバック周波数FFBを有するフィードバッククロック信号CFBを生成する除算回路204を含む。 [0027] 一部の例では、倍数Xは、整数ではないが、除算回路204は、整数による除算のみが可能なマルチモジュラス除算器(MMD)であり得る。Xと、最も近い整数の不一致は、出力クロック信号COUTにおいて大きなノイズを生じさせるため、非整数倍数の平均を取得するために、ディザリング回路(図示せず)を使用して、除算回路204の整数の除数を2つ以上の整数値の間で(例えば、平均10.65の場合、10と11との間で)トグルしてもよい。このタイプのディザリング回路は、ディザリング回路を持たないPLLに比べて、周波数の精度を向上させるが、出力クロック信号COUTにノイズを発生させ続ける。図1のTDCシステム100及びTDC回路102も含むPLLは、ディザリング回路が除算回路に結合されているか否かに関わらず、量子化ノイズを、それが効果的にフィルタリングされ得るPLLの帯域幅の外に押し出すことによって、出力クロック信号COUTのノイズを低減する。 [0028] 図2をさらに参照して、PLL200は、スタートパルス信号START及びストップパルス信号STOPとして、除算回路204から直接的に参照クロック信号CREF及びフィードバッククロック信号CFBを受け取り得る。一部の例では、PLL200は、TDC208に加えて、位相周波数検出器(PFD)206を含む。TDC208は、TDC回路102を含む、図1のTDCシステム100であってもよい。PFD206を含む例では、PFD206は、参照クロック信号CREF及びフィードバッククロック信号CFBを受け取り、フィードバッククロック信号CFBの位相を参照クロック信号CREFの位相と比較し、位相差を期間TPとして示すスタートパルス信号START及びストップパルス信号STOPを生成する。一例として、PFD206は、リーディングエッジが、位相差に対応した期間TPによって時間的に分離されるように、リーディングエッジを有するパルス(例えば、電圧のステップ)としてスタートパルス信号STARTを生成し、及びリーディングエッジを有するストップパルス信号STOPを生成する。TDC208は、期間TPの定量化である整数210を生成する。整数210は、期間TP内の時間増分の数を示し、正又は負であり得る。整数210は、参照クロック信号CREFのサイクルごとに変化する可能性があり、ループフィルタ212によってフィルタリングされる。ループフィルタ212は、出力クロックCOUTの周波数FOUTを制御するために、フィルタリングされた制御信号214をDCO202に提供する。整数210は、参照クロックCREFに対するフィードバッククロックCFBの時間/位相オフセットに基づいており、位相を互いにより近づけ、最終的に、参照クロック信号CREFの位相及びフィードバッククロック信号C