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JP-2026514716-A - 2-(ピリド-2-イルオキシメチル)フェニルアセテートの調製方法

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Abstract

本明細書では、農業用製品の中間体として有用な2-(ピリド-2-イルオキシメチル)-フェニルアセテートの調製方法が記載される。この方法は、置換ピリジンを、3-イソクロマノンから誘導されるフェニル酢酸アルコールジアニオンとを反応させることを含む。中間体を更に反応させることで、殺菌剤などの農業用製品を形成することができる。

Inventors

  • ヘンケリス,ジェームス,ジェー.
  • アーヴァイン,ニコラス,エム.
  • オンダリ,マーク
  • シャピロ,ラファエル
  • ウィエンシュ,エリック

Assignees

  • コルテバ アグリサイエンス エルエルシー

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240410
Priority Date
20230414

Claims (20)

  1. 式(II)の化合物 (式中、Zは、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、又はアルキルカルボニルオキシであり;Y n (n=0、1、2、又は3)は、独立して、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、又はアルキルカルボニルオキシであり;RはC 1 ~C 4 の、分岐又は非分岐の、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、又はハロアルキニルである) の調製方法であって、 a)溶媒中で式(IV)の2-フルオロピリジン: を、式(III)の化合物: (式中、Mは、リチウム、ナトリウム、カリウム、又はアルコキシド及びカルボキシレートを製造するのに適した任意の他の金属である) と反応させて、式(V)の化合物: を得ること;並びに b)式(V)の化合物を式R-Lの化合物(Lは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、サルフェート、フルオロスルホネート、アルキルスルホネート、フェニルスルホネート、置換フェニルスルホネート、又は同等の基である) と反応させて、式(II)の化合物を得ること を含む方法。
  2. nが0であり、ZがCF 3 であり、RがCH 3 である、請求項1に記載の方法。
  3. MがNaであり、R-Lが硫酸ジメチルである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記工程が、水、アセトニトリル、DMF、THF、トルエン、及びそれらの混合物からなる群から選択される溶媒を用いて行われる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記溶媒がトルエンである、請求項4に記載の方法。
  6. 3-イソクロマノンを溶媒中で水酸化ナトリウムと反応させて式(III)の化合物を生成し、次いでこれに2-フルオロ-6-トリフルオロメチルピリジンの溶液を添加する、請求項4に記載の方法。
  7. 3-イソクロマノンと2-トリフルオロ-6-トリフルオロメチルピリジンとの溶液を、溶媒中の水酸化ナトリウムに添加する、請求項4に記載の方法。
  8. 前記工程がワンポットで行われる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記工程が連続フロー系で行われる、請求項1に記載の方法。
  10. 構造(I)の化合物 (式中、Zはハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、又はアルキルカルボニルオキシであり;Y n は、独立して、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、又はアルキルカルボニルオキシであり、nは0~3であり;R及びR’は、同じであるか又は異なり、C 1 ~C 4 の、分岐又は非分岐の、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、又はハロアルキニルである) の調製方法であって、 a)溶媒中で式(IV)の2-フルオロピリジン を、式(III)の化合物 (式中、Mは、リチウム、ナトリウム、カリウム、又はアルコキシド及びカルボキシレートの製造に適した任意の他の金属である) と反応させて、式(V)の化合物 を得ること; b)式(V)の化合物を式R-Lの化合物(Lは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、サルフェート、フルオロスルホネート、アルキルスルホネート、フェニルスルホネート、置換フェニルスルホネート、又は同等の基である)でアルキル化して、式(II)の化合物: を得ること; c)式(II)の化合物をギ酸アルキルと反応させて、式(IX)の化合物: の混合物を形成すること; d)式(IX)の化合物の混合物を、式R’-L’の化合物(式中、L’はフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、サルフェート、フルオロスルホネート、アルキルスルホネート、フェニルスルホネート、置換フェニルスルホネート、又は同等の基である)でアルキル化して、式(I)の化合物を形成すること を含む方法。
  11. nが0であり、ZがCF 3 であり、RがCH 3 であり、R’がCH 3 である、請求項10に記載の方法。
  12. MがNaであり、R’-L’が硫酸ジメチルであり、R-Lが硫酸ジメチルである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記工程が、水、アセトニトリル、DMF、THF、トルエン、及びそれらの混合物からなる群から選択される溶媒を用いて行われる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記溶媒がトルエンである、請求項13に記載の方法。
  15. 3-イソクロマノンを溶媒中で水酸化ナトリウムと反応させて式(III)の化合物を生成し、これに2-フルオロ-6-トリフルオロメチルピリジンの溶液を添加する、請求項13に記載の方法。
  16. 3-イソクロマノンと2-トリフルオロ-6-トリフルオロメチルピリジンとの溶液を、溶媒中の水酸化ナトリウムに添加する、請求項13に記載の方法。
  17. 前記工程がワンポットで行われる、請求項10に記載の方法。
  18. 前記工程が連続フロー系で行われる、請求項10に記載の方法。
  19. 前記最後のメチル化反応が相間移動触媒を使用する、請求項13に記載の方法。
  20. 前記相間移動触媒が系内で形成される、請求項13に記載の方法。

Description

関連出願の相互参照 本出願は、2023年4月14日に出願された米国特許出願第63/496177号に基づく優先権を主張するものであり、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。 式(I)の化合物は、害虫及び病害の防除に有用な農薬として有用である。 そのような化合物の1つであるピコキシストロビン、(E)-メチル3-メトキシ-2-(2-(((6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)フェニル)アクリレート、化合物(1)は、以下に示す通りである。 ピコキシストロビンは、小麦、大麦、及びライ麦の様々な病害に対して使用される広域スペクトルの殺菌剤である。 ピコキシストロビンの一般的な合成戦略としては、メチル2-(6-トリフルオロメチル-2-イルオキシメチル)フェニルアセテート(2)をギ酸メチルで処理し、続いてエノールエーテル中間体を硫酸ジメチル(DMS)でメチル化することが挙げられる。関連するストロビルリン化合物の合成でも同様の化学反応を採用することができる。その他の適切な手順は、米国特許出願公開第2004/0152894号明細書で説明されている。 化合物(2)の合成経路は、米国特許第5942623号明細書及び米国特許第6015905号明細書に記載されている。 米国特許第5942623号明細書によれば、2-ヒドロキシメチルフェニル酢酸二ナトリウム塩(化合物3、M=Na)が、N-メチルピロリドン中で2-クロロ-6-トリフルオロメチルピリジン(化合物4、L=Cl)と反応させられる。反応が完了した後、硫酸ジメチルが添加されることで生成物(2)が形成される。このプロセスでは他の金属M及び脱離基Lも使用することができる。 米国特許第6015905号明細書によれば、2-ヒドロキシ-6-トリフルオロメチルピリジンのナトリウム塩(化合物7、M=Na)が、2-クロロメチルフェニル酢酸メチル(化合物6、L=Cl)と反応させられる。この反応では他の金属(M)及び脱離基(L)も使用することができる。 様々な条件が試験され、報告された収率は51%から97%の範囲であった。 ピコキシストロビンの合成における別のアプローチは、エノールエーテル化合物(8)と2-ヒドロキシ-6-トリフルオロメチルピリジン(7)の金属塩(MはNa又はKである)との反応を含む。 式(II)の化合物 (式中、Zは、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、又はアルキルカルボニルオキシであり;Yn(n=0、1、2、又は3)は、独立して、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、又はアルキルカルボニルオキシであり;RはC1~C4の、分岐又は非分岐の、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、又はハロアルキニルである) を調製するための例示的な方法は、 a)溶媒中で式(IV)の2-フルオロピリジン: を、式(III)の化合物: (式中、Mは、リチウム、ナトリウム、カリウム、又はアルコキシド及びカルボキシレートを製造するのに適した任意の他の金属である) と反応させて、式(V)の化合物: を得ること;並びに b)(V)を式R-Lの化合物(Rは、C1~C4の、分岐又は非分岐の、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、又はハロアルキニルであり;Lは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、サルフェート、フルオロスルホネート、アルキルスルホネート、フェニルスルホネート、置換フェニルスルホネート、又は同等の基である)と反応させて、式(II)の化合物を得ること; を含み得る。 式(II)の化合物を調製するための例示的な方法は、n=0、Z=CF3、及びR=CH3を含み得る。 式(II)の化合物を調製するための例示的な方法は、M=Na、及びR-L=硫酸ジメチルを含み得る。 式(II)の化合物を調製するための例示的な方法は、水、アセトニトリル、DMF、THF、トルエン、及びそれらの混合物からなる群から選択される溶媒を用いて工程を行うことを含み得る。 式(II)の化合物を調製するための例示的な方法は、溶媒としてトルエンを使用することを含み得る。 式(II)の化合物を調製するための例示的な方法は、溶媒中で3-イソクロマノンを水酸化ナトリウムと反応させて式(III、M=Na)の化合物を生成し、次いでこれに2-フルオロ-6-トリフルオロメチルピリジンの溶液を添加することを含み得る。 式(II)の化合物を調製するための例示的な方法は、溶媒中で3-イソクロマノンと2-トリフルオロ-6-トリフルオロメチルピリジンとの溶液を水酸化ナトリウムに添加することを採用することができる。 式(II)の化合物を調製するための例示的な方法は、工程をワンポットで行うことを含み得る。 式(II)の化合物を調製するための例示的な方法は、工程を連続フロー系で行うことを含み得る。 構造(I)の化合物 (式中、Zは、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、又はアルキルカルボニルオキシであり;Ynは、独立して、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、又はアルキルカルボニルオキシであり、nは0~3であり;R及びR’は、C1~C4の、分岐又は非分岐の、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、又はハロアルキニルである)を調製するための例示的な方法は、 a)溶媒中で式(IV)の2-フルオロピリジン を、式(III)の化合物 (式中、Mは、リチウム、ナトリウム、カリウム、又はアルコキシド及びカルボキシレートの製造に適した任意の他の金属である) と反応させて、式(V)の化合物 を得ること; b)式(V)の化合物を式R-Lの化合物(Lは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、サルフェート、フルオロスルホネート、アルキルスルホネート、フェニルスルホネート、置換フェニルスルホネート、又は同等の基である)でアルキル化して、式(II)の化合物: を得ること; c)式(II)の化合物をギ酸アルキルと反応させて、式(IX)の化合物: の混合物を形成すること; d)式(IX)の化合物の混合物を、式R’-L’の化合物(式中、L’はフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、サルフェート、フルオロスルホネート、アルキルスルホネート、フェニルスルホネート、置換フェニルスルホネート、又は同等の基である)でアルキル化して、式(I)の化合物を形成すること を含み得る。 式(I)の化合物の合成のための例示的な方法は、n=0、Z=CF3、R=CH3、及びR’=CH3を含み得る。 式(I)の化合物の合成のための例示的な方法は、M=Na、R’-L’=硫酸ジメチル、及びR-L=硫酸ジメチルを含み得る。 式(I)の化合物の合成のための例示的な方法は、水、アセトニトリル、DMF、THF、トルエン、及びそれらの混合物からなる群から選択される溶媒を用いて工程を行うことを含み得る。 式(I)の化合物を合成するための例示的な方法は、溶媒としてのトルエンを含み得る。 式(I)の化合物の合成のための例示的な方法は、3-イソクロマノンを溶媒中で水酸化ナトリウムと反応させて式(III)の化合物を生成し、これに2-フルオロ-6-トリフルオロメチルピリジンの溶液を添加することを含み得る。 式の化合物の合成のための例示的な方法は、3-イソクロマノンと2-トリフルオロ-6-トリフルオロメチルピリジンとの溶液を溶媒中の水酸化ナトリウムに添加することを含み得る。 式(I)の化合物を合成するための例示的な方法は、工程をワンポットで行うことを含み得る。 式(I)の化合物を合成するための例示的な方法は、工程を連続フロー系で行うことを含み得る。 例示的な方法は、相間移動触媒を使用して式(I)の化合物を形成するための最後のメチル化反応を含み得る。 例示的な方法は、水酸化テトラブチルアンモニウム、硫酸水素テトラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、及び臭化テトラブチルアンモニウムからなる群から選択される相間移動触媒の使用を含み得る。 例示的な方法は、最終生成物を再結晶によって精製することを含み得る。 例示的な反応手順は、3-イソクロマノンをアルカリ塩基と反応させることによって開始することができる。 3-イソクロマノンは、溶媒中で2~2.5当量の塩基で処理することができる。塩基と3-イソクロマノンを混合した後、反応混合物を30分~24時間撹拌することができる。反応が完了した後、水(存在する場合)を、共沸溶媒あり又はなしで、25℃~50℃の温度で減圧除去することができる。 水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、又はこれらの混合物などの適切な塩基を使用することができる。適切な溶媒としては、水、DMF、DMSO、シクロヘキサノン、及びTHF/水混合物が挙げられる。25℃~75℃の温度を使用することができる。 窒素雰囲気で前の反応の無水生成物に無水溶媒を添加し、続いて1~1.1当量の2-ハロピリジン、例えば2-クロロ-6-トリフルオロメチルピリジンを滴下することができる。適切な溶媒としては、THF、DMF、MTBE、DMSO、シクロヘキサノン、及びトルエンが挙げられる。反応混合物は45℃~90℃で5~32時間撹拌することができる。45℃~55℃、50℃~60℃、55℃~65℃、60℃~70℃、65℃~75℃、70℃~80℃、75℃~85℃、及び80℃~90℃の反応温度を使用することができる。その後、反応混合物を0℃~10℃に冷却することができる。0℃~5℃、5℃~10℃、及び10℃~15℃の温度を使用することができる。或いは、3-イソクロマノンと2-フルオロ-6-トリフルオロメチルピリジンとの溶液を溶媒/アルカリ塩基混合物に添加することによって中間体であるカルボン酸塩を形成することができる。 その後、炭酸カリウムなどの塩基及び溶媒を反応混合物に添加することができる。適切な溶媒としては、DMF、シクロヘキサノン、トルエン、MTBE、THF、及びDMSOが挙げられる。塩基の添加に続き、反応温度を0℃~10℃に維持しながら、硫酸ジメチルなどのR-Lを滴下することができる。0℃~5℃、5℃~10℃、0℃~15℃、及び10℃~15℃の温度を使用することができる。その後、反応混合物を25℃~90℃の温度まで温め、30分~4時間撹拌することで、生成物(2)を得ることができる。例示的な収率は表1に示されている通りである。 式(II)の化合物には、エノールエーテルを以下のように添加することができる。式(II)の化合物、例えば式(2)の無水化合物を、窒素雰囲気下、20℃~35℃、好ましくは25℃~30℃の温度でギ酸メチルなどのギ酸エステルに溶解させ、その後0℃~5℃の温度まで冷却することができる。メタノール中のナトリウムメトキシド溶液を、0℃~5℃の温度を維持しながら滴下することができる。温度を20℃~35℃、好ましくは25℃~30℃の温度に温まるまで放置し、1~5時間、好ましくは2.5~3.5時間撹拌することができる。次いで、反応を0℃