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JP-2026514717-A - 液体又は固体物質の乾燥のためのシステム及び方法

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Abstract

液体又は固体物質の乾燥のためのシステム及び方法。システムは、蒸発によって乾燥される物質からの水の除去のための乾燥装置と、生成物水分を液体吸収剤に吸収させるための水分収集システムと、吸収された生成物水分を液体吸収剤から分離及び排出するための液体吸収剤乾燥装置と、を備える。乾燥システムは、乾燥される物質及び除去された水の温度が、乾燥プロセスの前後で同じであり、除去された水の物理的状態が乾燥プロセスの前後で同じであるため、近断熱性である。システムは、乾燥装置のエンクロージャからの湿り空気の排出を更に回避する。 【選択図】図1

Inventors

  • ナイダム,イェル ルウツェン
  • テン ブリンケ,アドリアーン アルバート

Assignees

  • ソルサーム ビー.ブイ.

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240501
Priority Date
20230502

Claims (20)

  1. 生成物乾燥システムであって、 -湿潤生成物を受容するための生成物入口を含む生成物乾燥装置(22)であって、前記生成物乾燥装置(22)は、蒸発によって受容された湿潤生成物から水分を除去するように構成され、前記生成物乾燥装置(22)は、乾燥した生成物を排出するための生成物出口と、蒸発した生成物水分を排出するための第1の水分出口と、を含む、生成物乾燥装置(22)と、 -前記生成物乾燥装置(22)から生成物水分を受容するための水分入口と、濃縮液体吸収剤を受容するための液体吸収剤入口と、を含む、水分収集システム(23)であって、前記水分収集システムは、前記生成物水分を前記液体吸収剤に吸収するように、具体的には希釈液体吸収剤を生成するように構成されている調節装置(28)を有する、水分収集システム(23)と、 -前記水分収集システム(23)から希釈液体吸収剤を受容し、前記吸収された水分を前記液体吸収剤から分離するように構成された液体吸収剤乾燥装置(24)であって、前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、分離された水分を環境に排出するための第2の水分出口(58)を含み、前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、好ましくは、液体状態(25)における前記生成物水分を、例えば、ドレイン(35)に排出するように構成されている、液体吸収剤乾燥装置(24)と、を備え、 前記生成物乾燥システム(22、23、24)は、 -前記生成物乾燥装置(22)、前記水分収集システム(23)、及び前記液体吸収剤乾燥装置(24)が、前記生成物の近断熱性乾燥を提供するように相互に配設され、 並びに/又は -前記生成物乾燥システムが、前記生成物乾燥装置(22)、前記水分収集システム(23)、及び前記液体吸収剤乾燥装置(24)の各々を囲む流体密封システム境界(21)を有し、前記流体密封システム境界(21)が、前記生成物乾燥装置(22)の前記生成物入口、前記生成物乾燥装置(22)の前記生成物出口、前記液体吸収剤乾燥装置(24)の前記水分出口、及び前記液体吸収剤乾燥装置(24)の真空ポンプ(60)の任意選択の出口によってのみ交差される、ように構成されている、生成物乾燥システム。
  2. 前記生成物乾燥装置(22)は、前記生成物入口と前記生成物出口との間の生成物乾燥経路に沿って液体生成物又は固体生成物を搬送するように構成された生成物コンベヤ(37)を含み、前記生成物コンベヤ(37)は、好ましくは、前記生成物乾燥経路に沿って前記生成物を支持するように構成されている、請求項1に記載の生成物乾燥システム。
  3. 前記生成物乾燥装置(22)は、ベルト乾燥装置、流動床乾燥装置、円筒形ドラム乾燥装置、スクリューコンベヤ乾燥装置又は噴霧乾燥装置を含む、先行請求項のいずれか一項に記載の生成物乾燥システム。
  4. 湿潤生成物を乾燥するための前記生成物乾燥装置(22)のための熱を生成するための第1の加熱装置(40)を含む、先行請求項のいずれか一項に記載の生成物乾燥システム。
  5. 液体吸収剤から前記第1の加熱装置(40)に熱を伝達するように配設された、前記調節装置(28)の下流にある第1の熱伝達媒体流回路(42)を含み、前記第1の熱伝達媒体流回路(42)は、好ましくは、前記熱伝達媒体流回路(42)の熱伝達媒体を圧縮するための圧縮装置(43)を含む、請求項4に記載の生成物乾燥システム。
  6. 前記第1の加熱装置(40)は、前記生成物乾燥装置(22)による前記生成物の前記乾燥のために、ガス又はガス混合物(7)、例えば、空気を加熱するように構成され、前記水分収集システムの前記調節装置は、好ましくは、前記第1の加熱装置(40)に乾燥ガス又は乾燥ガス混合物を送るための出口を含む、請求項4又は5に記載の生成物乾燥システム。
  7. 前記調節装置(28)は、前記液体吸収剤の水分受容界面表面積を拡大するために、供給された濃縮液体吸収剤(49)を充填塔(47)の上で分割するように構成され、前記調節装置(28)は、前記液体吸収剤(49)と逆流して、前記充填塔(47)を通って上向きに、供給された生成物水分を輸送するように構成されている、先行請求項のいずれか一項に記載の生成物乾燥システム。
  8. 前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、前記水分収集システム(23)から受容された前記吸収剤からの液体を凝縮するために配設された凝縮装置(34)を含み、前記凝縮装置(34)は、好ましくは、第2の熱伝達熱伝達媒体流回路(54、55、56)の一部であり、前記第2の熱伝達熱伝達媒体流回路(54、55、56)は、好ましくは、前記凝縮装置(34)の上流にある液体吸収剤を希釈するために熱を伝達するように構成されている、先行請求項のいずれか一項に記載の生成物乾燥システム。
  9. 前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、凝縮された液体を収集し、前記液体を前記第2の水分出口(58)に送るために、前記凝縮装置(34)の下に配設された凝縮液収集器、例えば、凝縮物パン(57)を含む、請求項8に記載の生成物乾燥システム。
  10. 前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、ホルダ(32)を含み、前記ホルダ(32)は、乾燥される液体吸収剤を受容するための充填塔(51)を備え、前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、好ましくは、前記ホルダ(32)内部の圧力を大気圧未満の圧力、例えば、20~200mbarの範囲の圧力で維持するように構成されている、先行請求項のいずれか一項に記載の生成物乾燥システム。
  11. 前記システム境界は、例えば、前記システムのそれぞれの閉鎖外壁によって画定される、密封して、例えば、ガス密封の、エンクロージャ又はハウジングである、先行請求項のいずれか一項に記載の生成物乾燥システム。
  12. 前記システムは、前記システム境界(21)が、前記乾燥される生成物(4)の内向きに方向付けられた質量流、乾燥した生成物(6)の外向きに方向付けられた質量流、及び液体状態における生成物水分の外向きに方向付けられた質量流(25)によってのみ交差されるように構成されている、先行請求項のいずれか一項に記載の生成物乾燥システム。
  13. 前記システムは、前記水分収集システム(23)の内部で又は前記水分収集システム(23)によって放出された発熱が、前記生成物乾燥装置(22)によって再利用されるように構成されている、先行請求項のいずれか一項に記載の生成物乾燥システム。
  14. 生成物乾燥システム、例えば、先行請求項のいずれか一項に記載のシステムであって、 -湿潤生成物を受容するための生成物入口を含む生成物乾燥装置(22)であって、前記生成物乾燥装置(22)は、蒸発によって受容された湿潤生成物から水分を除去するように構成され、前記生成物乾燥装置(22)は、乾燥した生成物を排出するための生成物出口と、蒸発した生成物水分を排出するための第1の水分出口と、を含む、生成物乾燥装置(22)と、 -前記生成物乾燥装置(22)から生成物水分を受容するための水分入口と、濃縮液体吸収剤を受容するための液体吸収剤入口と、を含む、水分収集システム(23)であって、前記水分収集システムは、前記生成物水分を前記液体吸収剤に吸収するように、具体的には希釈液体吸収剤を生成するように構成されている調節装置(28)を有する、水分収集システム(23)と、 -前記水分収集システム(23)から希釈液体吸収剤を受容し、前記吸収された水分を前記液体吸収剤から分離するように構成された液体吸収剤乾燥装置(24)であって、前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、分離された水分を環境に排出するための第2の水分出口(58)を含み、前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、好ましくは、液体状態(25)における前記生成物水分を、例えば、ドレイン(35)に排出するように構成されている、液体吸収剤乾燥装置(24)と、を備え、 前記生成物乾燥システム(22、23、24)は、前記生成物乾燥装置(22)、前記水分収集システム(23)、及び前記液体吸収剤乾燥装置(24)の各々を囲む流体密封システム境界(21)を有し、前記システム境界は、例えば、前記システムのそれぞれの閉鎖外壁によって画定される、密封して、例えば、ガス密封の、エンクロージャ又はハウジングである、生成物乾燥システム。
  15. 生成物乾燥システム、例えば、先行請求項のいずれか一項に記載のシステムであって、前記システムは、 -湿潤生成物を受容するための生成物入口を含む生成物乾燥装置(22)であって、前記生成物乾燥装置(22)は、蒸発によって受容された湿潤生成物から水分を除去するように構成され、前記生成物乾燥装置(22)は、乾燥した生成物を排出するための生成物出口と、蒸発した生成物水分を排出するための第1の水分出口と、を含む、生成物乾燥装置(22)と、 -前記生成物乾燥装置(22)から生成物水分を受容するための水分入口と、濃縮液体吸収剤を受容するための液体吸収剤入口と、を含む、水分収集システム(23)であって、前記水分収集システムは、前記生成物水分を前記液体吸収剤に吸収するように、具体的には希釈液体吸収剤を生成するように構成されている調節装置(28)を有する、水分収集システム(23)と、 -前記水分収集システム(23)から希釈液体吸収剤を受容し、前記吸収された水分を前記液体吸収剤から分離するように構成された液体吸収剤乾燥装置(24)であって、前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、分離された水分を環境に排出するための第2の水分出口(58)を含み、前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、好ましくは、液体状態(25)における前記生成物水分を、例えば、ドレイン(35)に排出するように構成されている、液体吸収剤乾燥装置(24)と、を備え、 前記生成物乾燥システムは、湿潤生成物を乾燥するための前記生成物乾燥装置(22)のための熱を生成するための第1の加熱装置(40)を含み、 前記システムは、液体吸収剤から前記第1の加熱装置(40)に熱を伝達するように配設された、前記調節装置(28)の下流にある第1の熱伝達媒体流回路(42)を含み、前記第1の熱伝達媒体流回路(42)は、好ましくは、前記熱伝達媒体流回路(42)の熱伝達媒体を圧縮するための圧縮装置(43)を含み、 前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、前記水分収集システム(23)から受容された前記吸収剤からの液体を凝縮するために配設された凝縮装置(34)を含み、前記凝縮装置(34)は、第2の熱伝達熱伝達媒体流回路(54、55、56)の一部であり、前記第2の熱伝達熱伝達媒体流回路(54、55、56)は、好ましくは、前記凝縮装置(34)の上流にある液体吸収剤を希釈するために熱を伝達するように構成され、 前記生成物乾燥システム(22、23、24)は、 -前記生成物乾燥装置(22)、前記水分収集システム(23)、及び前記液体吸収剤乾燥装置(24)が、前記生成物の近断熱性乾燥を提供するように相互に配設され、 及び/又は -前記生成物乾燥システムが、前記生成物乾燥装置(22)、前記水分収集システム(23)、及び前記液体吸収剤乾燥装置(24)の各々を囲む流体密封システム境界(21)を有し、前記流体密封システム境界(21)が、前記生成物乾燥装置(22)の前記生成物入口、前記生成物乾燥装置(22)の前記生成物出口、前記液体吸収剤乾燥装置(24)の前記水分出口、及び前記液体吸収剤乾燥装置(24)の真空ポンプ(60)の任意選択の出口によってのみ交差される、ように構成されている、生成物乾燥システム。
  16. 例えば、先行請求項のいずれか一項に記載のシステムを利用して、湿潤生成物を乾燥させるための方法であって、前記方法は、 -生成物乾燥装置(22)に湿潤生成物を送ることであって、前記生成物乾燥装置(22)は、蒸発によって前記受容された湿潤生成物から水分を除去し、乾燥した生成物を排出し、生成物乾燥装置(22)は、蒸発した生成物水分を水分収集システム(23)に排出する、送ることと、 -前記水分収集システム(23)の調節装置(28)によって、前記生成物水分を前記液体吸収剤に吸収することであって、それによって具体的には前記希釈液体吸収剤を生成する、吸収することと、 -液体吸収剤乾燥装置(24)によって、前記吸収された水分を前記液体吸収剤から分離することと、を含み、 前記液体吸収剤乾燥装置(24)は、分離された水分を液体状態(25)における環境、例えばドレイン(35)に排出し、 前記方法は、 -前記生成物の近断熱性乾燥が達成され、 及び/又は -流体密封システム境界(21)が、利用され、前記流体密封システム境界(21)が、前記生成物乾燥装置(22)、前記水分収集システム(23)、及び前記液体吸収剤乾燥装置(24)の各々を囲み、前記流体密封システム境界(21)が、前記生成物乾燥装置(22)の生成物入口、前記生成物乾燥装置(22)の生成物出口、前記液体吸収剤乾燥装置(24)の水分出口、及び前記液体吸収剤乾燥装置(24)の真空ポンプ(60)の任意選択の出口によってのみ交差される、ように実行される、方法。
  17. 発熱は、前記水分収集システム(23)の内部で放出され、前記発熱は、例えば、流出する希釈液体吸収剤(45)から前記流出する乾燥空気(7)にエネルギーを伝達することによって、前記生成物乾燥装置(22)によって前記乾燥プロセスのための熱源として、又は前記生成物乾燥装置(22)の生成物コンベヤ(37)の表面(11)のための及び/又はその下の直接接触伝導熱源として再利用される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記生成物乾燥装置(22)のエンクロージャ(2)の内部の前記乾燥プロセスのための熱源として、前記調節装置(28)の内部の前記吸収プロセスからの熱を再生利用することを含む、請求項16又は17に記載の方法。
  19. 前記吸収プロセスからの前記熱の前記再生利用することにおいて、液体熱運搬媒体、例えば、水又は冷媒を有する熱伝達ループを使用することを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記液体吸収剤乾燥装置(24)の内部のプロセスは、近断熱性であり、具体的には、蒸発水の単位質量当たり通常必要とされるエネルギーの5~25%、好ましくは水の潜熱よりも少なく、具体的には、このエネルギー量の通常必要とされる1.2~2.5倍未満を必要とする、請求項16~19のいずれか一項に記載の方法。

Description

本発明は、液体又は固体物質、例えば、食品、化学薬品、農産物、紙及び木材の乾燥のためのシステム及び方法に関する。 乾燥プロセスは、通常、例えば、生成物の稠度を適合させるために、又は貯蔵寿命を延ばすために、水の蒸発による液体又は固体物質からの水の除去を伴う。乾燥プロセスは、例えば、ベルト乾燥装置、流動床乾燥装置の内部で、円筒形ドラム上で、スクリューコンベヤの内部で、又は噴霧乾燥装置の内部で実行することができる。除去後、蒸発した生成物水分は、通常、乾燥プロセスのために十分に低い相対湿度を達成するのに十分に高い過剰量の空気に溶解される。空気、溶解した生成物水分、及び場合によっては他の揮発性及び臭気成分は、通常、乾燥装置のエンクロージャから直接的に大気に、又は必要に応じて空気処理システムを介して間接的に排出される。乾燥装置のエネルギー消費量は、入ってくる物質の乾燥温度への顕熱、生成物水分の蒸発のための潜熱、新鮮な空気供給の加熱及び断熱損失などの、様々な寄与からなる。このエネルギーは、相対的に温かい乾燥空気から乾燥される物質への対流熱伝達によって、赤外線加熱装置又はバーナからの放射によって、マイクロ波加熱によって、及び/又は乾燥された生成物を運搬する加熱ドラム若しくは加熱閉鎖搬送ベルトからの伝導によって供給することができる。乾燥プロセスのためのエネルギーの総量は、典型的には、生成物水分の蒸発のための潜熱の1.2~2.5倍の範囲(典型的には、2258kJ/kg)である。したがって、乾燥プロセスは、典型的には、蒸発水1kg当たり2700~5600kJのエネルギーを必要とし、したがって、一方では、生成物水分を蒸発させるための高潜熱のために、他方では、相対的に温かい湿り空気の排出に関連付けられた通常かなりの損失のために、エネルギー集約型プロセスとして既知である。 乾燥プロセスのエネルギー需要を低減するために、様々な試みが行われている。Quijanoら[文献1]は、例えば、乾燥プロセスから排出された湿り空気が脱湿され、乾燥プロセスのために、すなわち閉ループで再利用され、温かい空気の排出に関連するエネルギー損失を回避する噴霧乾燥プロセスを記載する。空気脱湿は、空気が空気から生成物水分を吸収する吸湿性液体吸収剤と直接接触するカラムの内部で行われる。その後、希釈液体吸収剤は、再生装置の内部で、溶解した生成物水分を沸騰させ、他の場所で回収することができる蒸気を生成するのに十分な高温である、400℃まで加熱される。この方法の欠点は、再生装置のための高温耐性液体吸収剤と耐腐食性構成材料の好適な組み合わせが見出されなかったことである。Koら[文献2]は、閉ループにおける乾燥空気と、乾燥空気から生成物水分を一定期間吸収する液体吸収剤の再利用と、それに続く、蒸発によって吸収された水分を再び排出するために、液体吸収剤を十分に高い温度まで加熱される、別個のループにおける液体吸収剤の再生ステップとを伴う、バッチ式乾燥プロセスを記載する。 記載された両方の方法は、この液体吸収剤から生成物水分を蒸発させるために、希釈液体吸収剤の加熱ステップを必要とする。したがって、これらの最適化された乾燥プロセスの理論上の最小エネルギー必要量は、生成物水分の蒸発のための潜熱に、溶解のエンタルピー、すなわち水と吸収性塩との結合エネルギーを加えたものに少なくとも等しく、一緒に典型的には、除去された生成物水分1kg当たり少なくとも2500kJである。これは、水がこの液体又は固体物質と混合される(又はこの液体又は固体物質に溶解される)ときに、それぞれ、水及び乾燥液体又は固体物質の比エネルギーが著しく変化しないという事実を考慮すると、依然としてかなり高い。したがって、同様に、本質的に物質から水を分離することを意味する乾燥プロセスは、乾燥される物質及び除去された水の温度が乾燥プロセスの前後で同じであること、除去された水の物理的状態が乾燥される生成物、すなわち液体におけるものと同じであること、並びに温かい湿り空気が乾燥プロセスエンクロージャから環境に排出されないことを条件に、かなりの量のエネルギーも必要としないはずである。 乾燥システムの他の実施例は、CN111947443、CN212362660U及びFR939336から既知である。 本発明の非限定的な実施形態は、添付の図面を参照して詳細に記載される。 当技術分野における現状、システム境界、及びこれらのシステム境界を交差する流れに従った、液体又は固体物質のための典型的な乾燥システムの略図を示す。液体又は固体物質の乾燥のための近断熱性乾燥システム内の外部境界及び機能要素の実施例、並びにそれぞれの要素境界を交差する流れの概略図を示す。ベルト型生成物乾燥装置と組み合わせた近断熱性乾燥システムの更なる実施例の動作原理の概略図の実施例を示す。図3の実施例の乾燥装置部分をより詳細に示す。図3の実施例の水分収集システムをより詳細に示す。図3の実施例の吸収剤乾燥システムをより詳細に示す。 図1は、本発明が緩和しようとするいくつかの欠点を有する、当技術分野の現状に従った乾燥システムの例解を示す。システムは、乾燥される湿潤生成物4の供給のための送り込み開口部3、及び乾燥した生成物6の排出のための送り出し開口部5を有するエンクロージャ2などの、外部境界1内の要素を包含する。エンクロージャ2はまた、空気7の供給のための空気送り込み開口部6Aと、生成物水分含有ガス9の排出のための送り出し開口部8と、を備えることを想定することができる。この湿りガス9は、蒸発した生成物水分10と供給された空気7との混合物からなる。エンクロージャ2に新鮮な空気が供給されないことも可能である。その場合、湿りガス9は、生成物水分10のみからなる。生成物の乾燥は、界面生成物表面11からの生成物水分10の蒸発によって行われる。生成物水分の蒸発のための潜熱は、対流、すなわち空気流7から伝達される熱によって、生成物表面11に供給することができる。その場合、空気流7は、最初に、例えば、電気、蒸気、湯又は熱油などのエネルギー源13の手段によって、熱交換器12の内部で十分に高い温度にもたらされる。熱交換器12は、エンクロージャ2の外側又は内側に位置することができる。また、生成物水分の蒸発のための潜熱は、伝導によって、生成物がその下の相対的に高温の表面(すなわち、加熱された表面、加熱された支持表面)と直接接触することによって供給されることが可能である。その場合、熱交換器12は、円筒形の内面的加熱ドラム又は下に熱供給を備えた輸送ベルトなどの、乾燥装置を通って生成物を運搬する輸送デバイスの一部とすることができる。熱供給のための別の選択肢は、エンクロージャ2の内部に配置されるガス燃焼又は電気的に加熱された放射表面からの放射である。 生成物表面11から受容ガス14への水分伝達のための駆動力は、生成物表面11及び受容ガス14の内部での水分の分圧における正の差である。この正の差は、通常、受容ガス14の部分蒸気圧を蒸発生成物表面11の部分蒸気圧よりも十分に低い値に最小化することによって維持される。これは、2つの措置、すなわち、例えば、排気ファン17及び再循環ファン18の流量を調整することにより、新鮮な空気供給15の再循環空気16に対する質量比を増加させて、受容ガス中の水分濃度を減少させることによって、若しくは供給された空気7の温度を乾燥プロセスに増加させることによって、又はそれらの組み合わせによって達成することができる。乾燥プロセスに必要なエネルギーは、通常、次の2つの主要構成要素、すなわち、生成物水分の蒸発のための潜熱、及び流れ15の入口温度から流れ19の出口温度までの新鮮な空気供給15の加熱に関連付けられた顕熱からなる。乾燥プロセスの熱エネルギー消費は、通常、生成物水分のみの蒸発のための潜熱量(2258kJ/kg)の1.2~2.5倍、すなわち、蒸発水1kg当たり2700~5600kJに達する。この熱エネルギー需要は、加熱装置12を介して加熱回路13によって供給される。また、乾燥プロセスは、典型的には、近隣に迷惑を引き起こす可能性がある湿り臭気空気19を環境20に排出することを伴う。 例えば、排気ガス19から液体吸収剤にそれぞれ水分を伝達し、したがって、入口15に向かって閉ループで、脱湿ガスを新鮮な補給として再利用することによる、乾燥プロセスのエネルギー必要量を低減するための様々な試みが文献に記載されている。この措置は、新鮮な空気の正味の加熱及び乾燥プロセスから環境への臭気の排出に関連するエネルギーの損失を低減することができるが、残っているのは、生成物水分の蒸発のためのかなりの量のエネルギーである。 それぞれ、水及び液体又は固体物質の比エネルギーは、水が液体又は固体物質と混合される(又はこの液体又は固体物質に溶解される)ときに、著しく変化しない。同様に、液体又は固体物質から水を(部分的に)分離することを本質的に意味する乾燥プロセスは、以下の条件が満たされる場合、すなわち、乾燥される物質及び除去された水の温度が、乾燥プロセスの前後で同じであり、乾燥プロセス後の除去された水の物理的状態が、前と同じである、すなわち、液体であり、温かい湿り空気が、乾燥プロセスエンクロージャから環境に排出されない場合、かなりの量のエネルギーを費やす必要もない。 図2は、これらの要求を満たす本発明の非限定的な実施例による、乾燥システムの主要構成要素及びそれらの相互接続の概要を示す。 具体的には、図2は、湿潤生成物を受容するための生成物入口を含む生成物乾燥装置22を備える、生成物乾燥システムを示す。生成物乾燥装置22は、蒸発によって受容された湿潤生成物から水分を除去するように構成され、生成物乾燥装置22は、乾燥した生成物を排出するための生成物出口と、蒸発した生成物水分を排出するための第1の水分出口と、を含む。生成物乾燥装置22は、例えば、それぞれの乾燥装置エンクロージャ2(例えば、ハウジング又は同様のもの)の内部に設置することができるか、又はそれぞれの乾燥装置エンクロージャ2が設けることができる。 システムは、生成物乾燥装置22から生成物水分を受容するための水分入口と、濃縮液体吸収剤を受容するための液体吸収剤入口と、を含む、水分収集システム23を含む。水分収集システムは、生成物水分を液体吸収剤に吸収させるように、具体的には希釈液体吸収剤を生成するように構成されている調節装置28を有する。 更に、システムは、水分収集システム23から希釈液体吸収剤を受容し、吸収された水分を液体吸収剤から分離するように構成された液体吸収剤乾燥装置24を有する。液体吸収剤乾燥装置24は、分離された水分を環境に排出するための第2の水分排出口58を含む。液体吸収剤乾燥装置24は、好ましくは、液体状態25における生成物水分を、例えば、ドレインに排出するように構成されている。 以下で説明されるように、生成物乾燥システム22、23、24は、 生成物乾燥装置22、水分収集システム23、及び液体吸収剤乾燥装置24が、生成物の近断熱性乾燥を提供するように相互に配設され、並びに/又は 生成物乾燥システムが、生成物乾燥装置22、水分収集システム23、及び液体吸収剤乾燥装置24の各々を囲む流体密封システム境界21を有し、流体密封システム境界21が、生成物乾燥装置22の生成物入口、生成物乾燥装置22の生成物出口、及び液体吸収剤乾燥装置24の水分出口によってのみ交差される、ように構成されている。 具体的には、近断熱性乾燥システムは、その封入システム境界21内に、乾燥される物質から水分を除去するための当該生成物乾燥装置22と、生成物水分を収集し、収集された生成物水分を液体吸収剤に伝達するための当該水分収集システム23と、液体吸収剤から生成物水分を除去するための当該吸収剤乾燥システム24と、を備え