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JP-2026514744-A - 抗微生物剤及びアルコキシル化アミンを含む組成物

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Abstract

本発明は、特許請求の範囲及び明細書で定義された抗微生物剤(a)と、式(I)NR 1 R 2 R 3 (式中、変数は特許請求の範囲及び明細書で定義されたとおりである)のアルコキシル化アミン(b)とを含む組成物、抗微生物剤(a)の抗微生物活性、特に保存活性を増強するための前記アルコキシル化アミン(b)の使用、及び前記アルコキシル化アミン(b)と組み合わせて抗微生物剤(a)を使用することを含む、抗微生物剤(a)の抗微生物活性、特に保存活性を増強する方法に関する。 【選択図】なし

Inventors

  • ローヴァー,ハウケ
  • ヴィータン,ユルゲン
  • ベットハウゼン,エヴァ マリア

Assignees

  • ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240417
Priority Date
20230417

Claims (20)

  1. (a)2-フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール、4,4’-ジクロロ2’-ヒドロキシジフェニルエーテル、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、グルタルアルデヒド、2,4-ジクロロベンジルアルコール、1,3,5-トリス-(2-ヒドロキシエチル)-1,3,5-ヘキサヒドロトリアジン、ギ酸及びその塩、安息香酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、乳酸及びその塩、1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)-オン(BIT)、2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン(MIT)、2-オクチル-2H-イソチアゾール-3-オン(OIT)、5-クロロ-2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン(CMIT)及び2-ブチル-ベンゾ[d]イソチアゾール-3-オン(BBIT)からなる群から選択されるイソチアゾリノン;3-ヨード-2-プロピニルブチルカルバメート(IPBC)、ベンジルアルコール、ピリジン-2-チオール1-オキシド及びその塩;2,2-ジブロモ-2-シアノアセトアミド(DBNPA)、N-(3-アミノプロピル)-N-ドデシルプロパン-1,3-ジアミン(ジアミン)、テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムスルファート(2:1)(THPS)、2,2-ジチオビス[N-メチルベンズアミド](DTBMA)、2-ブロモ-2-(ブロモメチル)ペンタンジニトリル(DBDCB);並びにこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの抗微生物剤と; (b)式(I) NR 1 R 2 R 3 (I) (式中、 R 1 は、-CH 2 CH 2 O-A n -B m -H;-CH 2 CH 2 O-B m -A n -H又は-CH 2 CH 2 O-E m+n -Hであり;式中、 Aは、-CH 2 CH 2 O-であり; Bは、-CH(R a )-CH 2 -O-又は-CH 2 -CH(R a )-O-であり; Eは、ランダムに分布したA及びBであり; R a は、C 1 ~C 16 -アルキルであり; mは、0~30であり;且つ nは、0~15であり; m+nの合計は、5~40であり;且つ R 2 及びR 3 は、独立して、R 1 に関して与えられた定義の1つを有するか、又はC 1 ~C 18 -アルキルである)のアルコキシル化アミンと を含む組成物。
  2. 前記抗微生物剤が、2-フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール、4,4’-ジクロロ2’-ヒドロキシジフェニルエーテル、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、グルタルアルデヒド、安息香酸及びその塩、並びに1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)-オン(BIT)、2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン(MIT)、2-オクチル-2H-イソチアゾール-3-オン(OIT)、5-クロロ-2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン(CMIT)及び2-ブチル-ベンゾ[d]イソチアゾール-3-オン(BBIT)からなる群から選択されるイソチアゾリノンからなる群から;好ましくは、2-フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール、4,4’-ジクロロ2’-ヒドロキシジフェニルエーテル、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、及び1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)オン(BIT)からなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記抗微生物剤が、2-フェノキシエタノール、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、グルタルアルデヒド及び1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)オン(BIT)からなる群から選択される、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記抗微生物剤が、2-フェノキシエタノールである、請求項3に記載の組成物。
  5. R 2 及びR 3 が、独立して、R 1 の意味の1つを有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. R a がメチルである、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. mが10~30であり、且つnが3~12であるか;又はmが10~25であり、且つnが0である、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. R 1 が、-CH 2 CH 2 O-A n -B m -Hである、請求項1~7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記抗微生物剤及び前記アルコキシル化アミンが、100:1~1:10000、好ましくは50:1~1:2000、より好ましくは50:1~1:1000、なおより好ましくは50:1~1:500、特に好ましくは20:1~1:500、特に10:1~1:500、特に2:1~1:450の全重量比で存在する、請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記抗微生物剤が2-フェノキシエタノールである場合、2-フェノキシエタノール及び前記アルコキシル化アミンが、3:1~1:3、好ましくは2.5:1~1:2.5、特に2:1~1:2の全重量比で存在する、請求項9に記載の組成物。
  11. 前記抗微生物剤が、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、グルタルアルデヒド及び1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)オン(BIT)からなる群から選択される場合、前記抗微生物剤及び前記アルコキシル化アミンが、1:1~1:500、好ましくは1:1~1:450、より好ましくは1:100~1:450の全重量比で存在する、請求項9に記載の組成物。
  12. 前記抗微生物剤が、2-フェノキシエタノール、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、グルタルアルデヒド及び1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)オン(BIT)からなる群から選択され;式(I)のアルコキシル化アミンにおいて、R 1 、R 2 及びR 3 は、独立して -CH 2 CH 2 O-A n -B m -Hであり、R a はメチルであり、mは10~30であり、且つnは3~12であるか;又はmは10~20であり、且つnは0であり;前記抗微生物剤及び前記アルコキシル化アミンが3:1~1:500の全重量比で存在し; 好ましくは、式(I)のアルコキシル化アミンにおいて、R 1 、R 2 及びR 3 は、独立して-CH 2 CH 2 O-A n -B m -Hであり、R a はメチルであり、mは14~27であり、且つnは5~10であるか;又はmは15であり、且つnは0であり;前記抗微生物剤及び前記アルコキシル化アミンが2:1~1:450の全重量比で存在する、請求項1~11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 前記抗微生物剤が2-フェノキシエタノールであり;式(I)のアルコキシル化アミンにおいて、R 1 、R 2 及びR 3 は、独立して-CH 2 CH 2 O-A n -B m -Hであり、R a はメチルであり、mは10~30、好ましくは14~27であり、且つnは3~12、好ましくは5~10であるか;又はmは10~20、好ましくは15であり、且つnは0であり;2-フェノキシエタノール及び前記アルコキシル化アミンが3:1~1:3、好ましくは2.5:1~1:2.5、より好ましくは2:1~1:2の全重量比で存在する、請求項12に記載の組成物。
  14. 前記抗微生物剤が、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、グルタルアルデヒド、及び1,2-ベンゾイソチアゾール-3(2H)オン(BIT)からなる群から選択され;式(I)のアルコキシル化アミンにおいて、R 1 、R 2 及びR 3 は、独立して-CH 2 CH 2 O-A n -B m -Hであり、R a はメチルであり、mは10~20、好ましくは14であり、且つnは3~8、好ましくは5であり;前記抗微生物剤及び前記アルコキシル化アミンが1:1~1:500、好ましくは1:1~1:450、より好ましくは1:100~1:450の全重量比で存在する、請求項12に記載の組成物。
  15. さらに、 (c) (c.1)式(C-1) (式中、 R 4 は、水素又はC 1 ~C 8 -アルキルであり; R 5 は、C 1 ~C 8 -アルキルであり; R 6 は、C 1 ~C 8 -アルキル又はC 1 ~C 8 -ヒドロキシアルキルである)のカルボキサミド; (c.2)式(C-2) (式中、 R 6 は、C 1 ~C 8 -アルキル又はC 1 ~C 8 -ヒドロキシアルキルであり; R 7 は、C 1 ~C 10 -アルキルである)のカルボン酸エステル; (c.3)C 3 ~C 8 -アルカノール; (c.4)C 3 ~C 8 -アルカンジオール; (c.5)C 2 ~C 8 -アルカンジオールのC 1 ~C 8 -アルキルモノエーテル; (c.6)ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、最大10の繰り返し単位を有するポリエチレングリコール又は最大10の繰り返し単位を有するポリプロピレングリコール; (c.7)ジエチレングリコール又はジプロピレングリコールのC 1 ~C 8 -アルキルモノエーテル; (c.8)式(C-8) (式中、R 8 は、C 1 ~C 5 -アルキルである)のラクトン; (c.9)式(C-9) (式中、 R 9 及びR 10 は、独立して、C 1 ~C 4 -アルキルであるか、又は一緒にオキソ基を形成し; R 11 は、C 1 ~C 4 -アルキル又はC 1 ~C 4 -ヒドロキシアルキルである)のジオキソラン; (c.10)グリセロールとC 1 ~C 4 -カルボン酸とのモノ-、ジ-又はトリエステル からなる群から選択される少なくとも1つの有機溶媒を含む、請求項1~14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 成分(c)の前記有機溶媒が、 (c.1)R 4 及びR 5 がメチルであり、R 6 が1-ヒドロキシエチルである、式(C-1)のカルボキサミド; (c.5)C 2 ~C 3 -アルカンジオールのC 3 ~C 5 -アルキルモノエーテル、特に1-ブトキシ-プロパン-2-オール; (c.7)ジエチレングリコール又はジプロピレングリコールのC 1 ~C 6 -アルキルモノエーテル、特にジエチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル;及び (c.8)R 8 がメチルである、式(C-8)のラクトン からなる群から選択される、請求項15に記載の組成物。
  17. 前記抗微生物剤及び成分(c)の前記有機溶媒が、10:1~1:10、好ましくは5:1~1:5、より好ましくは3:1~1:3、特に2:1~1:2、特に2:1~1:1の全重量比で存在する、請求項15又は16に記載の組成物。
  18. 抗微生物濃縮物、ホームケア組成物、工業規模で洗浄又は消毒するための組成物、パーソナルケア組成物、プロセス水、冷却水、魚又はエビの池の水、飲料トラフ中の水、金属加工流体;水ベースの原料、ポリマー溶液、ポリマー分散液、ポリマーエマルション、無機スラリー、有機スラリー、界面活性剤組成物;動物の皮を処理するための組成物;皮革を処理するための組成物;織物をその製造プロセス中に処理するための組成物;木材を処理するための組成物;紙若しくは製紙プロセス中のその前駆体材料を処理するための組成物;作物保護組成物;医薬組成物;塗料、膠、接着剤、シーラント、染料、顔料、及びそれらの分散液、インク、並びにウェットティッシュからなる群から選択される、請求項1~17のいずれか一項に記載の組成物。
  19. 少なくとも2つのパーツを含むパーツキットであって、第1のパートが、請求項1~4のいずれか一項で定義された少なくとも1つの抗微生物剤を含み;第2のパートが、請求項1及び5~8のいずれか一項で定義されたアルコキシル化アミンと、任意選択的に少なくとも1つの有機溶媒とを含み;任意選択的な第3のパートが、少なくとも1つの有機溶媒を含み; 前記第1のパートが、請求項1及び5~8のいずれか一項で定義されたアルコキシル化アミンを含まず; 前記第2のパートが、請求項1~4のいずれか一項で定義された抗微生物剤を含まず; 前記任意選択的な第3のパートが、請求項1~4のいずれか一項で定義された抗微生物剤も、請求項1及び5~8のいずれか一項で定義されたアルコキシル化アミンも含まず;且つ 前記第1及び第2のパートが、前記第1及び第2のパートが混合された時に結果として生じる全重量比が請求項9~11のいずれか一項で定義された量で、請求項1~4のいずれか一項で定義された少なくとも1つの抗微生物剤と、請求項1及び5~8のいずれか一項で定義されたアルコキシル化アミンとを含有する、パーツキット。
  20. 請求項1~4のいずれか一項で定義された抗微生物剤の抗微生物活性、特に保存活性を増強するための、請求項1及び5~8のいずれか一項で定義されたアルコキシル化アミンの使用。

Description

本発明は、以下で定義される抗微生物剤(a)及び以下で定義される特定のアルコキシル化アミン(b)を含む組成物、抗微生物剤(a)の抗微生物活性、特に保存活性を増強するための、以下で定義されるアルコキシル化アミン(b)の使用、並びに抗微生物剤(a)を前記アルコキシル化アミン(b)と組み合わせて使用することを含む、抗微生物剤(a)の抗微生物活性、特に保存活性を増強する方法に関する。 成分(a)として以下に列挙されるものなどの抗微生物剤は、広範囲の適用分野で十分に確立された防腐剤又は殺生物剤である。多数の製品及び材料が微生物による攻撃又は劣化を受けやすく、この攻撃は、そのような製品又は材料の経済的価値を低下させるだけでなく、ユーザに健康被害をもたらす可能性さえある。水溶液系における微生物による劣化は、簡単に識別できる指標のほんの一例を挙げると、粘度の低下、エマルジョンの破壊、pHの変化、色の変化、不快な臭気、汚れ、ガスの生成、スライムの生成など、様々な形で現れる可能性がある。これらの症状発現はまた、非水溶液系、例えば、燃料、灯油、原油などの汚れで発生する。抗微生物剤は、感染しやすい製品若しくは材料を保存するためにそれらに組み込まれるか、感染した製品若しくは材料を処理するためにそのまま、又は適切な配合物として使用される。抗微生物剤を含有する製品、材料及び配合物の例は、ホームケア組成物及び物品、工業規模で洗浄又は消毒するための組成物及び物品、パーソナルケア組成物及び物品、プロセス水、冷却水(例えば、工業プラント、冷却塔において)、魚又はエビの池の水、飲料トラフ中の水、金属加工流体;水ベースの原料、ポリマー溶液、ポリマー分散液、ポリマーエマルション、無機スラリー、有機スラリー、界面活性剤組成物;動物の皮、皮革、織物、木材、又は紙若しくは製紙プロセス中のその前駆体材料を処理するための組成物;作物保護組成物;医薬組成物;塗料、膠、接着剤、シーラント、染料、顔料、及びそれらの分散液、インクなどである。 しかしながら、いくつかの確立された抗微生物剤は、健康リスクを引き起こすことが見出されている。例えば、ホルムアルデヒドは発がん性、変異原性、及び生殖毒性があるとして分類されているため、ホルムアルデヒド-放出抗微生物剤は、受け入れられなくなっている。特に保存する組成物中に通常存在する特定の他の成分と組み合わせると、一定レベルの毒性効果を示すため、ハロゲン化有機抗微生物剤も地位を失っている。 2-フェノキシエタノールなど、危険性がない、又は少なくとも危険性が低い残りの抗微生物剤は、あまり効果的ではなく、許容できる抗微生物効果を達成するにはかなり高濃度で使用する必要がある場合が多い。しかしながら、多くの用途において、高濃度は受け入れられない;例えば、配合の問題若しくは悪臭のため、又は特定の濃度を超えると、これらの製品も危険になるため。さらに、特定の状況下では、高濃度であっても望ましい効果は得られない。 したがって、少なくとも特定の用途において、より危険ではあるが非常に効果的な抗微生物剤を完全に中止することはまだ不可能である。しかしながら、それらの量を最小まで減らすことが望まれている。 抗微生物剤の量を減らすことが望ましいのは、本質的に抗微生物剤の全てが、たとえ小さいとはいえ、一定の健康又は環境リスクを引き起こすためである(そうでなければ抗微生物効果が得られないであろう)が、同時に、望ましい抗微生物効果が損なわれてはならない。 したがって、抗微生物剤の効果を改善することが必要とされている。具体的には、危険性がない、又は危険性が低いが効果が低い抗微生物剤の場合、低濃度又少なくとも妥当な濃度で適用できるように、その効果を高めることが望ましい。より危険だが効果的な抗微生物剤の特定の場合では、それらの効果を高めて、それらの濃度をその適用を許容できる範囲まで最小限に抑えることができるようにすることが望ましい。 洗剤含有組成物中、いくつかの抗微生物剤、特に2-フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール又はベンジルアルコールなどの、かなり低い水溶性と組み合わせた限定された活性を有するものの抗微生物効果は、少なくとも8個の炭素原子のアルキル鎖を有する洗剤、特にアルキル鎖中に少なくとも8個の炭素原子を有するエトキシル化アルコール又はアルキル鎖中に少なくとも10個の炭素原子を有するアルキルベンゼンスルホネートなどのいくつかの標準洗剤によってさらに妨害される。この妨害の影響を低減することが望ましいであろう。 定義 抗微生物剤又は短鎖抗微生物剤は、微生物を駆除又は制御する薬剤である。別段の指定がない限り、本発明に関して、「殺微生物剤」及び「殺生物剤」という表現は、抗微生物剤の同義語として使用される。 本発明の用語における微生物とは、望ましくない有害な微生物であり、細菌、真菌(酵母及びカビを含む)、微細な藻類、原生動物、その胞子、並びに一般に生物として考えられていないという事実にかかわらず、ウイルス及びプリオンも含む。「有害な」とは、微生物が、ヒト、その活動、又はそれらが使用若しくは生産する製品、又は動物、材料、植物、若しくは環境に望ましくない存在又は有害な影響を及ぼすことを意味する。 抗微生物効果は、防腐効果並びに殺生物効果を包含する。本発明に関して防腐効果(preservative effect)又は防腐効果(preserving effect)とは、抗微生物剤を含む材料又は製品自体が微生物の攻撃による劣化から保護されることを意味する。結果として、このように保護された材料又は製品は、例えば、より長い保存安定性を有する。ほんの一例であるが、抗微生物剤は、洗濯用洗剤組成物中に存在する微生物の増殖又は成長を回避又は低減することにより、組成物の貯蔵安定性を維持するための防腐剤として洗濯洗剤組成物中に使用され、それにより、組成物の特性の劣化(例えば、悪臭の発生、粘度又はpHの変化、相分離など)が回避又は低減される。本発明に関して殺生物効果とは、抗微生物剤を含む組成物が、この組成物で処理された、又はこの組成物とは異なる製品若しくは材料に対してその抗微生物効果を発揮することを意味する。抗微生物剤を含有する洗濯用洗剤組成物の例に留まると、この組成物は、それにより処理された洗濯物上又は洗濯物中の微生物が上記組成物の適用によって死滅するか、又はその増殖若しくは成長を妨げられる場合、本発明に関して殺生物効果を発揮する。殺生物用途の別の例は、それによって処理された材料又は製品に対して殺生物効果を発揮する消毒剤又は消毒剤組成物である。処理された材料又は製品の上又は中の微生物は、数秒又は数分以内に除去又は減少させる必要があるため、殺生物効果は、迅速でなければならないのに対し、防腐効果は、数年にも及び得る製品の保存期間全体にわたって持続する必要があるため、長期的な効果である。多くの抗微生物剤は、防腐効果及び殺生物効果の両方を有しており、蔓延は主に組成物中の抗微生物剤の濃度に依存する。 フェノキシイソプロパノールは、1-フェノキシ-プロパン-2-オールである。しかしながら、商業的に入手可能なフェノキシイソプロパノールは、少量(すなわち、5重量%まで)の異性体2-フェノキシ-プロパン-2-オールを含有する可能性があり、このような混合物も、本発明に関連して使用される「フェノキシイソプロパノール」という用語に該当する。フェノキシイソプロパノールは、立体中心を含み、したがって、実質的に純粋なSエナンチオマー、実質的に純粋なRエナンチオマー、及びラセミ混合物を含む2つのエナンチオマーの混合物の形態で存在することができる。本発明は、実質的に純粋なエナンチオマー及びラセミ混合物を含む2つのエナンチオマーの混合物の両方の使用を包含する。しかしながら、ラセミ体が商業的に最も一般的な形態であるので、ラセミ体が一般に使用される。 下記で言及される有機部分は、個々の基のメンバーの個々のリストの総称である。Cn~Cmという接頭辞は、それぞれの場合において、その基に可能な炭素原子数を意味する。 本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、適切な意味で使用され、示された数の炭素原子を有する飽和直鎖(線形)又は分岐非環状炭化水素基を指す。したがって、C1~C4アルキルは、1~4個の炭素原子を有するアルキル基を示す。例としては、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、イソブチル及びtert-ブチルが挙げられる。C1~C5アルキルは、1~5個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。例としては、C1~C4-アルキルに関して上記で挙げたものに加えて、n-ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル及びこれらの他の構造異性体が挙げられる。C1~C6アルキルは、1~6個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。例としては、C1~C5-アルキルに関して上記で挙げたものに加えて、n-ヘキシル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル、1-エチル-2-メチルプロピル及びこれらの他の構造異性体が挙げられる。C1~C8アルキルは、1~8個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。例としては、C1~C6-アルキルに関して上記で挙げたものに加えて、n-ヘプチル、n-オクチル、2-エチルヘキシル及びこれらの(他の)構造異性体が挙げられる。C1~C10アルキルは、1~10個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。例としては、C1~C8-アルキルに関して上記で挙げたものに加えて、n-ノニル、n-デシル、2-プロピルヘキシル及びこれらの(他の)構造異性体が挙げられる。C1~C16アルキルは、1~16個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。例としては、C1~C10-アルキルに関して上記で挙げたものに加えて、n-ウンデシル、n-ドデシル、n-トリデシル、n-テトラデシル、n-ペンタデシル、n-ヘキサデシル及びこれらの構造異性体が挙げられる。C1~C18-アルキルは、1~18個の炭素原子を有するアルキル基を意味する。例としては、C1~C16-アルキルに関して上記で挙げたものに加えて、n-ヘプタデシル、n-オクタデシル及びこれらの構造異性体が挙げられる。 C1~C4-ヒドロキシアルキルは、1個の水素原子がOH基に置き換えられている、上記で定義された直鎖又は分岐C1~C4-アルキル基を指す。C1~C8-ヒドロキシアルキルは、1個の水素原子がOH基に置き換えられている、上記で定義された直鎖又は分岐C1~C8-アルキル基を指す。例としては、ヒドロキシメチル、1-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシエチル、1-ヒドロキシ-n-プロピル、2-ヒドロキシ-n-プロピル、3-ヒドロキシ-n-プロピル、1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル、2-ヒドロキシ-1-メチル-エチル、1-ヒドロキシ-n-ブチル、2-ヒドロキシ-n-ブチル、3-ヒドロキシ-n-ブチル、4-ヒドロキシ-n-ブチルなどが挙げられる。 オキソは、基=Oである。例えば、(C-9)の定義において、R9及びR10が一緒にオキソ基を形成する場合、化合物(C-9)は、この場合、4位がR11によって置換されている1,2-ジオキソラン-2-オンである。 本発明に関して、C1~C4-カルボン酸は、化合物R-C(=O)OH(式中、RはH又はC1~C3-アルキルである)