JP-2026514766-A - カプシド阻害剤の投与レジメン
Abstract
本開示は、HIVカプシド阻害剤の投与レジメン、及び患者におけるヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の治療又は予防のための方法に関する。本開示は、本明細書に記載される方法のいずれかにおいて使用するための、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を更に提供する。本開示は、本明細書に記載される方法のいずれかにおいて使用するための医薬品の調製のための、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩の使用を更に提供する。
Inventors
- ベグリー, レベッカ アール.
- ジャーマン, ポリーナ
- ルッツ, ジャスティン
- パラパルティ, ラメシュラジャ
- シャイク, アブドゥル ナヴィード
- リー, マーティン エス.
- シン, レヌ
Assignees
- ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20240418
- Priority Date
- 20230419
Claims (20)
- 患者におけるHIVを治療又は予防する方法であって、前記患者に式Iaの化合物 又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、前記方法は、 (a)第1の期間、前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩の開始用量を前記患者に投与することと、 (b)第2の期間であって、前記第2の期間が前記第1の期間の後に生じる、第2の期間、前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の維持用量を前記患者に投与することと、を含み、 前記患者が維持用量を欠く、又は欠くことになる場合、前記方法は、前記患者が1回以上の維持用量の投与を再開するまで、約250mg~約650mgのブリッジング用量の前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を週1回、前記患者に経口投与することを更に含む、方法。
- 前記第1の期間が2日間である、請求項1に記載の方法。
- 前記開始用量が、 1日目に、前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を、約309mg/mLの濃度で皮下投与し、かつ、約500mg~約700mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、 2日目に、約500mg~約700mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、を含む、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記皮下投与が、1日目に、2回の約309mg/mLの皮下注射として投与される、請求項3に記載の方法。
- 前記皮下投与が、約927mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を、2回の約309mg/mLの皮下注射として投与することを含む、請求項3又は4に記載の方法。
- 前記経口投与が、1日目及び2日目に、それぞれが約200~約400mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む2つの錠剤として投与される、請求項3~5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記経口投与が、1日目及び2日目に、それぞれが約300mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む2つの錠剤として投与される、請求項3~6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記開始用量が、 1日目に、927mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を皮下投与し、かつ、約600mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、 2日目に、約600mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1の期間が15日間である、請求項1に記載の方法。
- 前記開始用量が、 1日目及び2日目に、約500mg~約700mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、 8日目に、約200mg~約400mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、 15日目に、前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を、約309mg/mLの濃度で皮下投与することと、を含む、請求項9に記載の方法。
- 前記1日目及び2日目の経口投与が、それぞれが約200~約400mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む2つの錠剤としてそれぞれ投与される、請求項10に記載の方法。
- 前記8日目の経口投与が、約200~約400mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む1つの錠剤として投与される、請求項10に記載の方法。
- 前記1日目及び2日目の経口投与が、それぞれが約200~約400mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む2つの錠剤として投与され、 前記8日目の経口投与が、約200~約400mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む1つの錠剤として投与される、請求項10に記載の方法。
- 前記1日目及び2日目の経口投与が、それぞれが約300mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む2つの錠剤として投与され、 前記8日目の経口投与が、約300mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む1つの錠剤として投与される、請求項10~13のいずれか一項に記載の方法。
- 前記皮下投与が、15日目に、2回の約309mg/mLの皮下注射として投与される、請求項10~14のいずれか一項に記載の方法。
- 前記皮下投与が、約927mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を、2回の約309mg/mLの皮下注射として投与することを含む、請求項10~14のいずれか一項に記載の方法。
- 前記開始用量が、 1日目及び2日目に、約600mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、 8日目に、約300mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、 15日目に、927mgの前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を皮下投与することと、を含む、請求項1、9及び10のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第2の期間が、前記開始用量の最終皮下投与の約24~約28週間後に始まる、請求項3~8及び10~17のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第2の期間が、前記開始用量の最終皮下投与の約26週間後に始まる、請求項3~8及び10~17のいずれか一項に記載の方法。
- 各維持用量が、前記式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を、約309mg/mLの濃度で、26週毎に皮下投与することを含む、請求項1~19のいずれか一項に記載の方法。
Description
(関連出願の相互参照) 本出願は、2023年4月19日に出願された米国仮出願第63/497,168号の利益を主張し、その全内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。 本開示は、HIVカプシド阻害剤の投与レジメン、及び患者におけるヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の治療又は予防のための方法に関する。 ウイルスカプシドタンパク質(CA)は、HIV生活環の複数の段階に必須である。HIVプロテアーゼによるGagポリタンパク質のプロセシング後のウイルス成熟の間に、CAは、成熟HIV-1ビリオンに特徴的な円錐形コアに自己集合する。このカプシドコア内には、ウイルスRNA、ヌクレオカプシド、逆転写酵素、及びインテグラーゼが含まれる。適切なコアを生成できない場合、感染性が阻害される。更に、CAは、適切なカプシドコア分解(脱被)動態を調節し、共役逆転写を介して効率的かつ生産的なウイルスDNA合成を確実にするための重要な役割など、HIV複製の初期段階の複数の必須プロセスに寄与し、転写活性遺伝子座へのウイルスDNA組込みを支持するための核コンパートメントへの組込み前複合体の能動輸送に寄与する。カプシドの適切な機能の欠損は、最終的に、効率的な核取り込み及び宿主ゲノムへのウイルスDNAの組込みを阻害する。 ヒト免疫不全ウイルス1型感染は、公衆衛生上重大な意義を有する生命を脅かす重篤な疾患であり、世界中で約3800万人が感染し、抗レトロウイルス(ARV)治療を受けているのは約2600万人である(UNAIDS.Global HIV & AIDS statistics,2020 fact sheet)。HIVに対する併用ARV療法の進歩は、ウイルス複製を抑制し、免疫学的機能を保存し、AIDSへの疾患進行を回避することによって、罹患率及び死亡率の有意な改善をもたらした。 UNAIDS.Global HIV & AIDS statistics,2020 fact sheet 本開示は、患者におけるHIVを治療又は予防する方法を提供し、この方法は、患者に式Iaの化合物 又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、この方法は、 (a)第1の期間、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩の開始用量を患者に投与することと、 (b)第2の期間であって、第2の期間が第1の期間の後に生じる、第2の期間、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の維持用量を患者に投与することと、を含み、 患者が維持用量を欠く、又は欠くことになる場合、方法は、患者が1回以上の維持用量の投与を再開するまで、約250mg~約650mgのブリッジング用量の式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を週1回、患者に経口投与することを更に含む。 本開示は、本明細書に記載される方法のいずれかにおいて使用するための、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を更に提供する。 本開示は、本明細書に記載される方法のいずれかにおいて使用するための医薬品の調製のための、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩の使用を更に提供する。 皮下注射を再開する前の、レナカパビル(300mg)の毎週の経口ブリッジングのシミュレーションされた薬物動態プロファイルを示す。 皮下注射を再開した後の、レナカパビル(300mg)の毎週の経口ブリッジングのシミュレーションされた薬物動態プロファイルを示す。 ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)カプシド阻害剤であるレナカパビルは、HIV-1感染の治療(例えば、耐性、不耐性、又は安全性を考慮して現在の抗レトロウイルスレジメンに失敗した多剤耐性HIV-1感染を有する重度治療経験成人において)の適応がある。レナカパビルの推奨される用量は、開始用量(例えば、本明細書に記載される開始用量)と、その後の維持用量(例えば、本明細書に記載される維持用量)を含む。レナカパビルが投与される患者は、維持用量期間中、皮下(SC)注射実施可能期間(例えば、前回のレナカパビル投与の26~28週間以内)内に投与できない、又はできない見込みとなる場合がある。患者が皮下注射できない、又はできない見込みがある場合、患者は、次のSC注射を受けることができるまで、本明細書に提供される経口ブリッジング用量を受けることができる。 方法 したがって、本開示は、患者におけるHIVを治療又は予防する方法に関し、この方法は、患者に式Iaの化合物 又はその薬学的に許容される塩を投与することを含み、この方法は、 (a)第1の期間、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩の開始用量を患者に投与することと、 (b)第2の期間であって、第2の期間が第1の期間の後に生じる、第2の期間、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の維持用量を患者に投与することと、を含み、 患者が維持用量を欠く、又は欠くことになる場合、方法は、患者が1回以上の維持用量の投与を再開するまで、約250mg~約650mgのブリッジング用量の式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を週1回、患者に経口投与することを更に含む。 本明細書に提供される実施形態のいずれかでは、式Iaの化合物は、式Ibの化合物 又はその薬学的に許容される塩である。式Ibの化合物は、レナカパビル(又は「LEN」)又はN-((S)-1-(3-(4-クロロ-3-(メチルスルホンアミド)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-インダゾール-7-イル)-6-(3-メチル-3-(メチルスルホニル)ブタ-1-イン-1-イル)ピリジン-2-イル)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)エチル)-2-((3bS,4aR)-5,5-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)-3b,4,4a,5-テトラヒドロ-1H-シクロプロパ[3,4]シクロペンタ[1,2-c]ピラゾール-1-イル)アセトアミドとも称され得る。 いくつかの実施形態では、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩は、単独療法として(すなわち、追加の治療剤の非存在下で)投与される。いくつかの実施形態では、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩は、1つ以上の追加の治療剤、例えば、抗HIV剤と組み合わせて投与される。 いくつかの実施形態では、方法は、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、式Ibの化合物、又はその薬学的に許容される塩を投与することを含む。 式Ia及び式Ibの化合物、並びにその塩の合成及び特徴確認は、例えば、米国特許出願公開第20180051005号及び同第20190300505号に記載されており、これらの各々の内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。式Ia及びIbの化合物の様々な形態及び/又は使用は、例えば、米国特許出願公開第20190083478号、同第20190084963号、同第20200038389(A1)号、及び同第20210188815号に開示されており、これらの各々の内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。 いくつかの実施形態では、式Iaの化合物は、ナトリウム塩として投与される。いくつかの実施形態では、式Ibの化合物は、ナトリウム塩として投与される。 式Ia又はIbの化合物の特定の薬学的に許容される塩及び/又は溶媒和物に特に言及しない場合、任意の用量は、ミリグラム又は重量%のいずれで表されようと、遊離酸、すなわち、式Ia又は式Ibの化合物の量を指すものと理解されるべきである。例えば、式Ia、又はその薬学的に許容される塩の「50mg」とは、50mgの式Iaの化合物の遊離酸と同じ量の式Iaの化合物を提供する、式Iaの化合物、又はその薬学的に許容される塩の量を指す。いくつかの実施形態では、50mgの式Iaを指す用量は、約51.1mgの式Iaのナトリウム塩を含有する。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物(すなわち、式Ia又はIbの化合物)、又はその薬学的に許容される塩は、本明細書に記載されるような1つ以上の錠剤の形態で経口投与される。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物(すなわち、式Ia又はIbの化合物)、又はその薬学的に許容される塩は、本明細書に記載されるような1つ以上の溶液の形態で皮下投与される。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物(すなわち、式Ia又はIbの化合物)、又はその薬学的に許容される塩は、本明細書に記載されるような1つ以上の溶液の形態で筋肉内投与される。 いくつかの実施形態では、第1の期間は約1日~約2週間である。いくつかの実施形態では、第1の期間は約1日~約15日である。いくつかの実施形態では、第1の期間は2日である。いくつかの実施形態では、第1の期間は約2週間である。いくつかの実施形態では、第1の期間は15日である。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される開始用量は、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の経口投与を含む。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される開始用量は、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の筋肉内又は皮下投与を含む。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される開始用量は、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の皮下投与を含む。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される開始用量は、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の筋肉内投与を含む。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される開始用量は、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の経口投与と、 式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の筋肉内又は皮下投与とを含む。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される開始用量は、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の経口投与と、 式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の皮下投与とを含む。 いくつかの実施形態では、本明細書に提供される開始用量は、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の経口投与と、 式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩の1回以上の筋肉内投与とを含む。 いくつかの実施形態では、開始用量は、 1日目に、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩を、約309mg/mLの濃度で皮下投与し、約500mg~約700mgの式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、 2日目に、約500mg~約700mgの式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、を含む。 いくつかの実施形態では、第1の期間は2日であり、開始用量は、 1日目に、式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩を、約309mg/mLの濃度で皮下投与し、約500mg~約700mgの式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、 2日目に、約500mg~約700mgの式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩を経口投与することと、を含む。 いくつかの実施形態では、皮下投与は、1日目に、2回の約309mg/mLの皮下注射として投与される。いくつかの実施形態では、皮下投与は、約927mgの式Ia若しくはIbの化合物、又はその薬学的に許容される塩を、2回の約309mg/mLの皮下注射として投与することを含む(例えば、注射1回当たり1.5mLの2回の