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JP-2026514799-A - 炎症性疾患の処置のためのNLPR3阻害剤としての5-[5-(2-ヒドロキシフェニル)オキサゾロ[4,5-B]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン誘導体

JP2026514799AJP 2026514799 AJP2026514799 AJP 2026514799AJP-2026514799-A

Abstract

本発明は、一般式(I)(式中、R 1 、R 2 、R 9 、A 1 、Y 1 、Y 2 およびZは、本明細書に記載のとおりである)を有する新規化合物、化合物を含む組成物、および化合物を使用する方法に関する。

Inventors

  • ブッシュ,レア・オレリー
  • グーバ,ヴォルフガング
  • ヘル,サブリナ
  • ヤーシュケ,ゲオルク
  • メッシュ,ステファニー・カタリナ
  • シュナイダー,クリスティアン
  • シャノン,ジョナサン・マーティン
  • シュタイナー,サンドラ
  • トストルフ,アンドレアス・ミヒャエル

Assignees

  • エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240418
Priority Date
20230419

Claims (20)

  1. 式I (式中、 R 1 は、ハロ、ハロアルキルまたはアルキルであり、R 9 は、Hであるか、または R 1 およびR 9 ならびにそれらが結合している原子は、5員シクロアルキルもしくは1個のOヘテロ原子を含む5員複素環を形成し、 R 2 は、メチルまたはメトキシアルキルであり、 A 1 は、-CH-または-N-であり、 Y 1 は、CH-R c またはNR n であり、Y 2 は、CH-R c またはNR n であり、Y 1 およびY 2 の少なくとも一方はNR n でなければならず、 R c は、H、OH、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルコキシであり、 R n は、H、アルキル、またはヒドロキシアルキルであり、 Zは、H、OH、アルコキシ、またはヒドロキシアルキルであり、ここでR 1 がハロまたはハロアルキルである場合、Z、R c またはR n のうちの1つは、Hであってはならない) の化合物、およびその薬学的に許容され得る塩。
  2. R 1 がハロアルキルであり、R 9 がHであるか、またはR 1 およびR 9 ならびにそれらが結合している原子が、5員シクロアルキルまたは1個のOヘテロ原子を含む5員複素環を形成する、請求項1に記載の化合物。
  3. R 2 が、メチルである、請求項1~2のいずれかに記載の化合物。
  4. A 1 が、-CH-である、請求項1~3のいずれかに記載の化合物。
  5. R c が、H、OH、ヒドロキシアルキル、またはアルコキシである、請求項1~4のいずれかに記載の化合物。
  6. R c が、Hまたはアルコキシである、請求項1~5のいずれかに記載の化合物。
  7. R n が、Hまたはヒドロキシアルキルである、請求項1~6のいずれかに記載の化合物。
  8. R n が、Hである、請求項1~7のいずれかに記載の化合物。
  9. Zが、HまたはOHであり、ここでR 1 がハロアルキルである場合、Z、R c またはR n のうちの1つはHであってはならない、請求項1~8のいずれかに記載の化合物。
  10. ZまたはR c の一方が、アルコキシである、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物。
  11. Y 1 およびY 2 の両方がNである、請求項1に記載の化合物。
  12. R 1 が、ハロアルキルであり、R 9 が、Hであるか、または R 1 およびR 9 ならびにそれらが結合している原子が、5員シクロアルキルもしくは1個のOヘテロ原子を含む5員複素環を形成し、 R 2 が、メチルであり、 A 1 が、-CH-であり、 Y 1 が、CH-R c またはNR n であり、Y 2 が、CH-R c またはNR n であり、Y 1 およびY 2 の一方がNR n であり、 R c が、Hまたはアルコキシであり、 R n が、Hまたはヒドロキシアルキルであり、 ZがHまたはOHであり、ここでR 1 がハロアルキルである場合、Z、R c またはR n のうちの1つはHであってはならない、 請求項1に記載の化合物、およびその薬学的に許容され得る塩。
  13. R 1 が、ハロアルキルであり、R 9 が、Hであるか、または R 1 およびR 9 ならびにそれらが結合している原子が、5員シクロアルキルもしくは1個のOヘテロ原子を含む5員複素環を形成し、 R 2 が、メチルであり、 A 1 が、-CH-であり、 Y 1 が、CH-R c またはNR n であり、Y 2 が、CH-R c またはNR n であり、Y 1 およびY 2 の一方がNR n であり、 R c が、Hまたはアルコキシであり、 R n が、Hであり、 ZがHまたはOHであり、ここでR 1 がハロアルキルである場合、Z、R c またはR n のうちの1つはHであってはならない、 請求項1に記載の化合物、およびその薬学的に許容され得る塩。
  14. R 1 およびR 9 ならびにそれらが結合している原子が、5員シクロアルキルもしくは1個のOヘテロ原子を含む5員複素環を形成し、 R 2 が、メチルであり、 A 1 が、-CH-であり、 Y 1 が、CH-R c またはNR n であり、Y 2 が、CH-R c またはNR n であり、Y 1 およびY 2 の一方がNR n であり、 R c が、Hであり、 R n が、Hであり、 Zが、Hである、 請求項1に記載の化合物、およびその薬学的に許容され得る塩。
  15. R 1 およびR 9 ならびにそれらが結合している原子が、5員シクロアルキルもしくは1個のOヘテロ原子を含む5員複素環を形成し、 R 2 が、CH 2 -メトキシまたはメチルであり、 A 1 が、-CH-であり、 Y 1 およびY 2 が、両方ともNであり、 R c が、Hであり、 R n が、Hであり、 Zが、Hである、 請求項1に記載の化合物、およびその薬学的に許容され得る塩。
  16. 以下、 5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-インダン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5S)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-インダン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5R)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-インダン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 rel-(3R,5R)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]-3-メトキシ-ピペリジン-2-オンまたはrel-(3S,5R)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]-3-メトキシ-ピペリジン-2-オン、 rel-(3S,5R)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]-3-メトキシ-ピペリジン-2-オンまたはrel-(3R,5R)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]-3-メトキシ-ピペリジン-2-オン、 (5S)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5R)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 5-ヒドロキシ-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物、およびその薬学的に許容され得る塩。
  17. 以下、 5-[5-(2-ヒドロキシ-4,6-ジメチル-フェニル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5S)-5-[5-(2-ヒドロキシ-4,6-ジメチル-フェニル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オンまたは(5R)-5-[5-(2-ヒドロキシ-4,6-ジメチル-フェニル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5R)-5-[5-(2-ヒドロキシ-4,6-ジメチル-フェニル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オンまたは(5S)-5-[5-(2-ヒドロキシ-4,6-ジメチル-フェニル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2-オン、 5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2-オン、 1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5R)-1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オンまたは(5S)-1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5S)-1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オンまたは(5R)-1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5R)-1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オンまたは(5S)-1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5S)-1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オンまたは(5R)-1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[4-ヒドロキシ-6-(メトキシメチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 4-(ヒドロキシメチル)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 3-ヒドロキシ-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピラジン-2-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2-オン;ギ酸、 から選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物、およびその薬学的に許容され得る塩。
  18. 前記化合物が、1-(2-ヒドロキシエチル)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オンである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  19. 以下、 5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-インダン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5S)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-インダン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5R)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-インダン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 rel-(3R,5R)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]-3-メトキシ-ピペリジン-2-オンまたはrel-(3S,5R)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]-3-メトキシ-ピペリジン-2-オン、 rel-(3S,5R)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]-3-メトキシ-ピペリジン-2-オンまたはrel-(3R,5R)-5-[5-[2-ヒドロキシ-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル]オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]-3-メトキシ-ピペリジン-2-オン、 (5S)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5R)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 から選択される、請求項1~18のいずれか一項に記載の化合物、およびその薬学的に許容され得る塩。
  20. 以下、 5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-インダン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5S)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-インダン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5R)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-インダン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5S)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 (5R)-5-[5-(4-ヒドロキシ-6-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-2-イル]ピペリジン-2-オン、 から選択される、請求項1~19のいずれか一項に記載の化合物、およびその薬学的に許容され得る塩。

Description

本発明は、哺乳動物における治療および/または予防に有用な有機化合物、特にNLRP3阻害を調節する化合物に関する。 本発明は、式I の新規化合物であって、式中、 R1は、ハロ、ハロアルキルまたはアルキルであり、R9は、Hであるか、または R1およびR9ならびにそれらが結合している原子は、5員シクロアルキルもしくは1個のOヘテロ原子を含む5員複素環を形成し、 R2は、メチルまたはメトキシアルキルであり、 A1は、-CH-または-N-であり、 Y1は、CH-RcまたはNRnであり、Y2は、CH-RcまたはNRnであり、Y1およびY2の少なくとも一方はNRnでなければならず、 Rcは、H、OH、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルコキシであり、 Rnは、H、アルキル、またはヒドロキシアルキルであり、 Zは、H、OH、アルコキシ、またはヒドロキシアルキルであり、ここでR1がハロまたはハロアルキルである場合、Z、RcまたはRnのうちの1つは、Hであってはならない、新規化合物、 およびその薬学的に許容され得る塩を提供する。 さらに、本発明は、全てのラセミ混合物、全てのそれらの対応するエナンチオマーおよび/または光学異性体を含む。 NOD様受容体(NLR)ファミリーのピリンドメイン含有タンパク質3(NLRP3)インフラマソームは炎症プロセスの構成要素であり、その異常な活性はクリオピリン関連周期性症候群(CAPS)等の遺伝性障害、多発性硬化症、2型糖尿病、アルツハイマー病、アテローム性動脈硬化症等の複合疾患において病原性である。 NLRP3は、多くの病原体由来因子、環境因子および宿主由来因子を感知する細胞内シグナル伝達分子である。活性化されると、NLRP3はカスパーゼ活性化およびリクルートドメインを含むアポトーシス関連の斑点状タンパク質(ASC)に結合する。次いで、ASCは重合して、ASCスペックとして知られる大きな凝集体を形成する。次いで、重合ASCは、システインプロテアーゼカスパーゼ-1と相互作用して、インフラマソームと呼ばれる複合体を形成する。これはカスパーゼ-1の活性化をもたらし、これは炎症促進性サイトカインIL-1βおよびIL-18(それぞれpro-IL-1βおよびpro-IL-18と呼ばれる)の前駆体形態を切断し、それによってこれらのサイトカインを活性化する。カスパーゼ-1はまた、パイロトーシスとして公知のタイプの炎症性細胞死を媒介する。ASCスペックは、カスパーゼ-8をリクルートして活性化することもでき、これはプロIL-1βおよびプロIL-18をプロセシングしてアポトーシス細胞死を引き起こすことができる。 カスパーゼ-1はpro-IL-1βとpro-IL-18を切断して活性型に変換し、これらの活性型は細胞から分泌される。活性型カスパーゼ-1はまた、ガスデルミン-Dを切断してパイロトーシスを引き起こす。そのパイロトーシス細胞死経路の制御を通して、カスパーゼ-1はまた、IL-33および高移動度グループボックス1タンパク質(HMGB1)等のアラーミン分子の放出を媒介する。カスパーゼ-1はまた、細胞内IL-1R2を切断し、その分解をもたらし、IL-1αが遊離することを可能にする。ヒト細胞において、カスパーゼ-1はまた、IL-37のプロセシングおよび分泌を制御し得る。細胞骨格および解糖経路の構成要素のような他の多くのカスパーゼ-1基質は、カスパーゼ-1依存性の炎症に寄与し得る。 NLRP3依存性ASCスペックは細胞外環境に放出され、そこでカスパーゼ-1を活性化し、カスパーゼ-1基質のプロセシングを誘導し、炎症を伝播することができる。 NLRP3インフラマソーム活性化に由来する活性サイトカインは、炎症の重要な駆動因子であり、他のサイトカイン経路と相互作用して、感染や傷害に対する免疫応答を形成する。例えば、IL-1βシグナル伝達は、炎症誘発性サイトカインIL-6およびTNFの分泌を誘導する。IL-1βおよびIL-18はIL-23と相乗的に作用して、メモリー-CD4 Th17細胞とT細胞受容体結合の非存在下でのγδT細胞とによるIL-17産生を誘導する。IL-18およびIL-12はまた、相乗的に作用して、メモリーT細胞およびNK細胞からのIFN-γ産生を誘導し、Th1応答を駆動する。 遺伝性CAPS疾患である、マックル-ウェルズ症候群(MWS)、家族性寒冷自己炎症症候群(FCAS)、および新生児期発症多臓器性炎症性疾患(NOMID)は、NLRP3の機能獲得型突然変異によって引き起こされるため、NLRP3は炎症プロセスの重要な構成要素として定義される。NLRP3はまた、特に2型糖尿病、アテローム性動脈硬化症、肥満および痛風等の代謝疾患を含む、多くの複合病の病因にも関与している。 中枢神経系の疾患におけるNLRP3の役割が明らかになりつつあり、肺疾患もまたNLRP3によって影響を受けることが示されている。NLRP3は、パーキンソン病(PD)、アルツハイマー病(AD)、認知症、ハンチントン病、脳性マラリア、肺炎球菌性髄膜炎による脳損傷を含む、いくつかの中枢神経系の症状にも関与していることが示唆されてきた(Walsh et al.,Nature Reviews,15:84-97,2014、およびDempsey et al.Brain.Behav.Immun.201761:306-316)。NLRP3は、慢性閉塞性肺障害(COPD)、喘息(ステロイド抵抗性喘息を含む)、石綿肺、および珪肺症を含むいくつかの肺疾患に関与することも示されてきた(De Nardo et al.,Am.J.Pathol.,184:42-54,2014およびKim et al.Am J Respir Crit Care Med.2017 196(3):283-97)。さらに、NLRP3は、肝臓疾患、腎臓疾患および老化の発症に関与している。これらの関連性の多くは、Nlrp3-/-マウスを用いて定義されたが、これらの疾患におけるNLRP3の特異的活性化についての洞察も存在している。2型糖尿病(T2D)において、膵臓における膵島アミロイドポリペプチドの沈着は、NLRP3およびIL-1βシグナル伝達を活性化し、細胞死および炎症をもたらす。 いくつかの小分子がNLRP3インフラマソームを阻害することが示されている。グリブリドは、NLRP3の活性化に応答してマイクロモル濃度でIL-1β産生を阻害するが、NLRC4またはNLRP1の活性化には応答しない。以前に特徴付けられた他の弱いNLRP3阻害剤としては、パルテノリド、3,4-メチレンジオキシ-β-ニトロスチレンおよびジメチルスルホキシド(DMSO)が挙げられるが、これらの薬剤は効力が限定的であり、非特異的である。 NLRP3関連疾患の現在の処置は、IL-1を標的とする生物学的薬剤を含む。これらは、組換えIL-1受容体拮抗薬アナキンラ、中和IL-1β抗体カナキヌマブおよび可溶性デコイIL-1受容体リロナセプトである。これらのアプローチは、CAPSの処置において成功していることが証明されており、これらの生物学的薬剤は、他のIL-1β関連疾患の臨床試験において使用されている。 薬理学的および/もしくは生理学的および/もしくは物理化学的特性が向上した化合物を提供する必要、ならびに/または公知の化合物の有用な代替物を提供する化合物を提供する必要がある。ここに提示される本発明は、全体的に改善されたプロファイルを有する阻害剤を提供するために、溶解度の増加と組み合わせて増強された効力を実証する。 本発明は、式I の新規化合物であって、式中、 R1は、ハロ、ハロアルキルまたはアルキルであり、R9は、Hであるか、または R1およびR9ならびにそれらが結合している原子は、5員シクロアルキルもしくは1個のOヘテロ原子を含む5員複素環を形成し、 R2は、メチルまたはメトキシアルキルであり、 A1は、-CH-または-N-であり、 Y1は、CH-RcまたはNRnであり、Y2は、CH-RcまたはNRnであり、Y1およびY2の少なくとも一方はNRnでなければならず、 Rcは、H、OH、アルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルコキシであり、 Rnは、H、アルキル、またはヒドロキシアルキルであり、 Zは、H、OH、アルコキシ、またはヒドロキシアルキルであり、ここでR1がハロまたはハロアルキル(haloalykl)である場合、Z、RcまたはRnのうちの1つは、Hであってはならない、新規化合物、 およびその薬学的に許容され得る塩を提供する。 「アルキル」という用語は、1~6個の炭素原子の一価の直鎖状または分岐状飽和炭化水素基を表す。いくつかの実施形態では、別段の記載がない限り、アルキルは、1~6個の炭素原子(C1-6-アルキル)または1~4個の炭素原子(C1-4-アルキル)を含む。C1~6-アルキルの例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、iso-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチルおよびペンチルが挙げられる。特定のアルキル基はメチルである。 「アルコキシ」という用語は、R’がC1-6-アルキル基である、式-O-R’の基を表す。C1-6-アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキシおよびtert-ブトキシが挙げられる。特定のアルコキシ基はメトキシである。 「アルコキシアルキル」という用語は、アルキル基の水素原子の1つがアルコキシ基によって置き換えられているアルキル基を表す。アルコキシアルキルの例は、メトキシメチルおよびメトキシエチルである。アルコキシアルキルの特定の例は、メトキシメチルである。 「シクロアルキル」という用語は、単環式または多環式の飽和または部分不飽和の非芳香族炭化水素を表す。いくつかの実施形態では、別様に記載されていない限り、シクロアルキルは、3~8個の炭素原子、3~6個の炭素原子または3~5個の炭素原子を含む。いくつかの実施形態では、シクロアルキルは、飽和の単環式または多環式炭化水素である。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシル等が挙げられる。特定の例はシクロペンチルである。 「ハロゲン」、「ハライド」および「ハロ」という用語は、本明細書では互換的に使用され、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを表す。ハロの特定の例はクロロである。 「ハロアルキル」という用語は、C1~6アルキル基の少なくとも1つの水素原子が同じかまたは異なるハロゲン原子によって置き換えられているC1~6アルキル基を表す。ハロアルキルの例としては、フルオロメチル、ジフルオロメチルおよびトリフルオロメチルが挙げられる。ハロアルキルの具体例は、トリフルオロメチルである。 「複素環」という用語は、N、OおよびSから選択される1、2、または3個の環ヘテロ原子を含み、残りの環原子が炭素である、4~9個の環原子の一価の飽和または部分的に不飽和の単環式または二環式の環系を表す。単環式飽和複素環の例は、アゼチジニル、ジアゼパニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、モルホリニルおよびピペラジニルである。多環式飽和複素環の例は、アザスピロヘプタニル、ジアザスピロヘプタニル、アザスピロオクタニル、ジアゾスピロオクタニル、ジアザスピロノナニル、オキサアザスピロオクタニルおよびオキサジアザスピロノナニルである。特