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JP-2026514801-A - 免疫拒絶のリスクが低減された同種異系治療用細胞

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Abstract

本開示は、例えば、患者のがん及び/又は自己免疫疾患などの疾患を治療するために使用したとき、移植片対宿主病(GVHD)のリスクを低減し、かつCD8及びNK細胞拒絶のリスクを低減する同種異系細胞を提供する。同種異系細胞は、CD58の発現又は活性を低減するように遺伝子操作され得る。そのような同種異系細胞の調製方法及び使用方法も提供される。

Inventors

  • クリシュナムルティ クロエ ナイツ
  • コーワン マイケル ジェイ.
  • フレイタス キャサリン エー.
  • ヴィオー ソフィー エイチ.

Assignees

  • カイト ファーマ インコーポレイテッド

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240418
Priority Date
20230421

Claims (20)

  1. 対応する操作されていない免疫細胞と比較して少なくとも10%低いCD58の発現又は活性を有するように操作されている、単離された免疫細胞。
  2. 前記CD58の発現が少なくとも10%低減されている、請求項1に記載の細胞。
  3. 前記CD58の活性が少なくとも10%低減されている、請求項1に記載の細胞。
  4. 前記CD58の発現又は活性が少なくとも75%低減されている、請求項1に記載の細胞。
  5. 前記CD58の発現が少なくとも75%低減されている、請求項4に記載の細胞。
  6. 前記CD58の活性が少なくとも75%低減されている、請求項4に記載の細胞。
  7. 前記CD58の発現又は活性が排除されている、請求項1又は4に記載の細胞。
  8. 前記CD58の発現が排除されている、請求項7に記載の細胞。
  9. 前記CD58の活性が排除されている、請求項7に記載の細胞。
  10. 前記細胞が、前記対応する操作されていない免疫細胞と比較して少なくとも10%低いRFX5の発現又は活性を有するように操作されている、請求項1に記載の細胞。
  11. 前記RFX5の発現が少なくとも10%低減されている、請求項10に記載の細胞。
  12. 前記RFX5の活性が少なくとも10%低減されている、請求項10に記載の細胞。
  13. 前記RFX5の発現又は活性が少なくとも75%低減されている、請求項10に記載の細胞。
  14. 前記RFX5の発現が少なくとも75%低減されている、請求項13に記載の細胞。
  15. 前記RFX5の活性が少なくとも75%低減されている、13に記載の細胞。
  16. 前記RFX5の発現又は活性が排除されている、請求項10又は13に記載の細胞。
  17. 前記RFX5の発現が排除されている、請求項16に記載の細胞。
  18. 前記RFF5の活性が排除されている、請求項16に記載の細胞。
  19. 前記細胞が、T細胞又はナチュラルキラー(NK)細胞である、請求項1~18のいずれか一項に記載の細胞。
  20. 前記細胞が、ヒト細胞である、請求項1~19のいずれか一項に記載の細胞。

Description

(関連出願の相互参照) 本出願は、2023年4月21日に出願された、米国特許仮出願第63/497,562号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。 (配列表) 本出願は、XMLファイル形式で電子的に提出された配列表を含み、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。2024年4月3日に作成された当該XMLコピーの名称はK-1144-WO-PCT_SL.xmlであり、サイズは58,688バイトである。 (発明の分野) 本開示は、例えば、患者の疾患を治療するために使用したとき、移植片対宿主病(GVHD)のリスクを低減し、かつCD4、CD8及びNK細胞拒絶のリスクを低減する同種異系細胞に関する。同種異系細胞は、CD58の発現若しくは活性を単独で又はRFX5などの他のタンパク質の発現の低下と組み合わせて低下させるように遺伝子操作され得る。本開示はまた、そのような同種異系細胞を調製及び使用するための方法も提供する。 キメラ抗原受容体(Chimeric antigen receptor、CAR)改変T細胞は、がんの処置のための有望な戦略であることが示されている。CD19指向性CAR-T細胞は、特に、様々なB細胞悪性腫瘍の治療において強力な抗腫瘍効果を実証している。しかしながら、自家CAR-T療法は、技術的、製造的、及び商業的制約を提示し、これらは、その臨床応用を最大限の可能性まで制限し得る。 同種異系CAR-T療法は、腫瘍抗原に対する特異性を付与するために遺伝子改変を後に受ける健常ヒトドナー由来のT細胞を使用するが、自家療法の固有の限界を克服し、臨床使用のための「既製」アプローチを提供するための代替戦略である。しかしながら、ドナーT細胞上のT細胞受容体(T-cell receptor、TCR)αβタンパク質とレシピエント患者細胞上の不適合のヒト白血球抗原(human leukocyte antigen、HLA)分子との間の相互作用は、移植片対宿主病(graft-versus-host disease、GVHD)を引き起こし得る。更に、宿主の内因性CD8+及びCD4+T細胞は、不適合の主要組織適合遺伝子複合体(major histocompatibility complex、MHC)クラスI分子を有するドナーT細胞移植片と相互作用し、それを排除することができる。MHCクラスIの除去は、CD8+T細胞媒介性殺傷からの保護をもたらすが、MHC Iによって提供される阻害シグナルの欠如に起因して、NK媒介性殺傷に対する感受性を残す。したがって、低免疫原性細胞、特にT細胞及びNK細胞などの免疫細胞を開発する必要があり、これは同等の又は更に改善された治療活性を保持しながら、GVHDのリスクの低減、最小化、又は排除、並びにCD4、CD8、及びNK細胞拒絶のリスクの低減、最小化、又は排除を達成することができ、既製の使用に適している。 第1の態様では、本開示は、対応する操作されていない免疫細胞と比較して少なくとも10%低いCD58の発現又は活性を有するように操作された免疫細胞を提供する。いくつかの実施形態では、CD58の発現は少なくとも10%低減される。いくつかの態様では、本開示は、対応する操作されていない免疫細胞と比較して少なくとも10%低いRFX5の発現又は活性を有するように操作された免疫細胞を提供する。いくつかの実施形態では、RFX5の発現は少なくとも10%低減される。 いくつかの実施形態では、CD58の活性は少なくとも10%低減される。いくつかの実施形態では、CD58の発現又は活性は少なくとも75%低減される。いくつかの実施形態では、CD58の発現は少なくとも75%低減される。いくつかの実施形態では、CD58の活性は少なくとも75%低減される。いくつかの実施形態では、CD58の発現又は活性が排除される。いくつかの実施形態では、CD58の発現が排除される。いくつかの実施形態では、CD58の活性が排除される。いくつかの実施形態では、RFX5の活性もまた、少なくとも10%低減される。いくつかの実施形態では、RFX5の発現又は活性は少なくとも75%低減される。いくつかの実施形態では、RFX5の発現は少なくとも75%低減される。いくつかの実施形態では、RFX5の活性は少なくとも75%低減される。いくつかの実施形態では、RFX5の発現又は活性が排除される。いくつかの実施形態では、RFX5の発現が排除される。いくつかの実施形態では、RFX5の活性が排除される。 いくつかの実施形態では、細胞はT細胞又はナチュラルキラー(NK)細胞である。いくつかの実施形態では、細胞はT細胞である。いくつかの実施形態では、細胞はNK細胞である。いくつかの実施形態では、細胞はヒト細胞である。 いくつかの実施形態では、細胞は、キメラ抗原受容体(CAR)又はT細胞受容体(TCR)をコードする外因性ポリヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態では、CARは、CD19及び/又はCD20を認識する。いくつかの実施形態では、CARは、配列番号26又は配列番号27のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、CAR又はTCRは、レンチウイルスベクターを用いた形質導入によって細胞に導入される。いくつかの実施形態では、CAR又はTCRは、CD58をコードする遺伝子の編集前に細胞に導入される。 いくつかの実施形態では、TRAC(T Cell Receptor Alpha Constant、T細胞受容体アルファ定常領域)の発現又は活性もまた、細胞において低減される。いくつかの実施形態では、内因性B2M(Beta-2-microglobulin、ベータ-2-ミクログロブリン)遺伝子は操作されていないか、又は細胞はB2Mの正常な活性を有する。いくつかの実施形態では、細胞は、MHCクラスIの正常な活性を有する。 いくつかの実施形態では、CD58の発現又は活性は、(a)CD58をコードする内因性遺伝子の編集、(b)阻害性RNAの発現、又は(c)阻害剤、好ましくは抗体によって達成される。いくつかの実施形態では、CD58の発現又は活性の低減は、CD58をコードする内因性遺伝子の編集によって達成される。いくつかの実施形態では、編集は、CRISPR/Cas9、ジンクフィンガーヌクレアーゼ(zinc finger nuclease、ZFN)、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(transcription activator-like effector nuclease、TALEN)、MegaTAL、メガヌクレアーゼ、Cpf1、相同組換え、一本鎖オリゴデオキシヌクレオチド(single stranded oligodeoxynucleotide、ssODN)、又は塩基編集による。 いくつかの実施形態では、細胞は、患者への投与時に移植片対宿主病(GVHD)又は宿主拒絶を誘導する活性の低下を特徴とする。いくつかの実施形態では、細胞は、患者への投与時にMHC不適合CD8+T細胞及び/又はNK細胞による殺傷の低減を特徴とする。 第2の態様では、本開示は、移植片対宿主病(GVHD)又は宿主拒絶を誘導する活性が低減された同種異系免疫細胞を調製するための方法を提供し、方法は、細胞において、対応する操作されていない免疫細胞と比較してCD58の発現又は活性を少なくとも10%低減させることを含む。 いくつかの実施形態では、細胞はT細胞又はナチュラルキラー(NK)細胞である。いくつかの実施形態では、細胞はT細胞である。いくつかの実施形態では、細胞はNK細胞である。いくつかの実施形態では、細胞はヒト細胞である。 いくつかの実施形態では、方法は、キメラ抗原受容体(CAR)又はT細胞受容体(TCR)をコードする外因性ポリヌクレオチドを細胞に導入することを更に含む。いくつかの実施形態では、CARは、CD19及びCD20を認識する。いくつかの実施形態では、CARは、配列番号26又は配列番号27のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、CAR又はTCRは、レンチウイルスベクターを用いた形質導入によって細胞に導入される。いくつかの実施形態では、CAR又はTCRは、CD58をコードする遺伝子の編集前に細胞に導入される。 いくつかの実施形態では、CD58の発現又は活性は、(a)CD58をコードする内因性遺伝子の編集、(b)阻害性RNAの発現、又は(c)阻害剤、好ましくは抗体によって達成される。いくつかの実施形態では、CD58の発現又は活性の低減は、CD58をコードする内因性遺伝子の編集によって達成される。いくつかの実施形態では、編集は、CRISPR/Cas9、ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)、MegaTAL、メガヌクレアーゼ、Cpf1、相同組換え、又は一本鎖オリゴデオキシヌクレオチド(ssODN)による。いくつかの実施形態では、編集は、CRISPR/Cas9による。いくつかの実施形態では、編集は、ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)による。 第3の態様では、本開示は、治療を必要とする患者のがん及び/又は自己免疫疾患を治療する方法であって、治療有効量の本開示の細胞を患者に投与することを含む、方法を提供する。いくつかの実施形態では、細胞は、患者に元々由来しない。 いくつかの実施形態では、細胞は、1つ以上の治療剤と組み合わせて投与される。 いくつかの実施形態では、がんは、ウィルムス腫瘍、ユーイング肉腫、神経内分泌腫瘍、膠芽腫、神経芽細胞腫、黒色腫、皮膚がん、乳がん、結腸がん、直腸がん、前立腺がん、肝臓がん、腎がん、膵がん、肺がん、胆道がん、子宮頸がん、子宮内膜がん、食道がん、胃がん、頭頸部がん、髄質甲状腺がん、卵巣がん、神経膠腫、リンパ腫、白血病、骨髄腫、急性リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、及び膀胱がんからなる群から選択される。 定義 本開示をより容易に理解するために、特定の用語を以下で最初に定義する。以下の用語及び他の用語の追加の定義は、本明細書全体に記載されている。 本明細書で使用される場合、特に明記されるか、又は文脈から明らかでない限り、「又は」という用語は包括的であると理解され、「又は」及び「及び」の両方を包含する。 本明細書で使用される「及び/又は」という用語は、他のものの有無にかかわらず、2つの指定された特徴又は構成要素の各々の具体的な開示として解釈されるべきである。したがって、本明細書で、「A及び/又はB」などの語句で使用される「及び/又は」という用語は、A及びB、A又はB、A(単独)、並びにB(単独)を含むことを意図している。同様に、「A、B、及び/又はC」などの語句で使用される「及び/又は」という用語は、次の態様、A、B、及びC、A、B、又はC、A又はC、A又はB、B又はC、A及びC、A及びB、B及びC、A(単独)、B(単独)、並びにC(単独)の各々を包含することを意図している。 具体的に述べられているか、又は文脈から明らかである場合を除き、「約」という用語は、当業者によって決定される特定の値又は組成について許容可能な誤差範囲内にある値又は組成を指し、これは、その値又は組成がどのように測定又は決定されるか、すなわち測定システムの限界にある程度依存する。例えば、「約」又は「から本質的になる」は、当該技術分野の慣行によって1又は1超の標準偏差の範囲内であることを意味し得る。「約」又は「から本質的になる」は、最大10%(すなわち、±10%)の範囲を意味し得る。したがって、「約」は、明示される値よりも10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、0.5%、0.1%、0.05%、0.01%、又は0.001%大きいか、又は小さいと理