JP-2026514806-A - 組織インプラント用の外部支持体
Abstract
本発明は、共に植え込むことが可能な構築組織のための外部支持体すなわちフレームである。
Inventors
- アブリエル・リー・プランティ
- ジェイコブ・マイケル・ベンコフスキ
- ジーシャン・サイデイン
Assignees
- ヴァスクダイン・インコーポレイテッド
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20240417
- Priority Date
- 20230417
Claims (10)
- ヒトおよび動物における使用に適したインプラントであって、ECM産生細胞、トロンビン、およびフィブリノーゲンを含む組成物を使用して形成された組織から工学形成されたまたは構築された導管と、外部支持構造体とを備えるインプラント。
- 前記外部支持体は、 超弾性金属から形成される、 レーザカットされる、 長手方向において圧縮可能である、 前記支持体により囲まれた組織の一方または両方の端部を露出させるのに十分な圧縮性を有する、 MRI適合性を有する、 キンクを防止するのに十分な剛性を有する、 前記組織またはインプラントが湾曲する場合における耐キンク性を有する、 解剖学的構造体の周囲において湾曲するのに十分な柔軟性を軸方向および長手方向において有する、 耐摩耗性を有する、 非外傷性エッジを有する、 組織チューブまたは導管を含む組織上において滑動可能である、および 最大で約300mmまでの長さを有する、 という特性のうちの1つまたは複数を備える、請求項1に記載のインプラント。
- 前記外部支持体は、隣接するストラット内にネストするように構成されたストラットを備える、請求項1または2に記載のインプラント。
- 前記インプラントは、冠動脈バイパスグラフト、末梢バイパスグラフト、血管バイパスグラフト、または小児用バイパスグラフトである、請求項1に記載のインプラント。
- ECM産生細胞、フィブリノーゲン、およびトロンビンを含む組成物から形成された構築組織と、外部支持体とを備える、冠動脈バイパスインプラント。
- 前記組織は無細胞性である、請求項1に記載のインプラント。
- 前記組織は、移植部位にてまたはその付近にて被移植者の細胞再生またはリモデリングを誘発する、請求項1に記載のインプラント。
- 前記組織または前記インプラントは、生体模倣性である、請求項1に記載のインプラント。
- 前記インプラントは小児用バイパスである、請求項1に記載のインプラント。
- 前記組織は不均一なコラーゲン層を備える、請求項1に記載のインプラント。
Description
本発明は、独自の再生組織から形成された製品、この組織から作製された製品、この組織からなるインプラント、ならびにこの組織を使用した病状および/または障害の治療方法に関する。 1990年代初頭以降における比較的新しい医療分野に、再生医療という分野がある。再生医療とは、加齢、疾患、損傷、または先天性欠損により失われた組織または臓器の構造および機能を修復、置換、または回復するために、機能性組織を生成するプロセスである。この医療分野では、組織工学または構築組織(CT)を含む新たな方法および製品が利用される。 ヒトへの外科的移植のために調製された異種グラフト材料を使用することは周知のものである。より具体的には、処理された動物組織をヒト組織グラフト、置換弁、および同様の移植外科手術の材料として使用することは周知である。しかし、先行技術では、免疫原性、血栓形成性、石灰化、材料強度、およびサイズの問題に対して十分な対処ができていない。 1930年代以降、医学研究者らは、血管手術において有用な小径グラフトを実現するのに適した天然および合成の代替品の開発を試みてきた。歴史的に見て、人工材料からかような管状グラフトを製造する試みは、成功を収めてきたとは言い難い。同種組織は常に容易に入手できるわけではなく、外科医により必要とされるサイズにおいて常に容易に入手できるわけでもない。さらに、これらの組織の一部は、免疫原性を有し、したがって免疫原性を軽減するための加工または特定の処理が必要となる場合がある。 冠動脈バイパス移植(CABG)は、依然として多枝冠動脈疾患(CAD)に対する血管再生術の柱となっている(2)。最も一般的に使用される導管は、優れた機械的安定性および自然な抗血栓形成性を提供する自己由来の内胸動脈、橈骨動脈、および伏在静脈である(2)。現行において冠動脈血管再生術を受ける患者は、高齢化およびリスクの高度化を呈する(2)。他の血管疾患を併存する患者の場合には、伏在静脈グラフトがたとえ使用可能であったとしても、その品質が低い可能性がある(2、3)。したがって、冠動脈血管再生術用の代替バイパス導管の必要性が依然として存在する(4-6)。さらに、適切な静脈を有する患者の場合でも、すべての分枝を確実に結紮し、内腔径を生来の冠動脈に確実に合致させる採取手技は、合併症をさらに生じさせる原因となる。 いくつかの臨床研究では、冠動脈バイパス移植(CABG)手術のための非自己グラフトの評価が行われているが、限定的な成功率にとどまった(4-6)。これらの非自己材料はいずれも、動物由来または死体由来のものであったが、いずれも再生能力および内皮形成能力において劣る。実験室において細胞から血管を組織工学的に形成し、脱細胞化し、細胞により産生された細胞外マトリックスを導管として使用する新規のアプローチは、非ヒト霊長類における前臨床研究(7、8)および臨床研究(9-13)の両方において再生およびリモデリングを実現することが判明している。 Humacyte Inc.は、合成生分解性ポリマー上に血管細胞を播種し、その後バイオリアクターで培養して最終的な無細胞ECMチューブを作製することにより、血管グラフトを組織工学的に形成するこれらのアプローチのうちの1つを開拓している(8)。Humacyteは、透析、大腿動脈、および外傷に関して血管グラフトを必要としている患者に対して自社の血管導管の移植を行った(9-11、13、14)。20名の患者の膝上大腿-膝窩動脈バイパスインプラントにおいて、内径6mmおよび長さ35-42cmの導管を、最長で24か月間にわたり追跡調査した。一次開存率および二次開存率は、それぞれ58%および74%であった。さらに、免疫学的パネル検査では、移植後のパネル反応性抗体に変化は見られなかった。一次開存の喪失の最も一般的な原因は、血栓症および吻合部狭窄であった(10)。最近になり、Humacyteは、非ヒト霊長類モデルにおける冠動脈バイパスのためにこれらの導管を使用した結果を報告した(AHA Conference 2022)。 2007/061800WO2007/0929022016/0203262WO/2004/018008WO2004/101012PCT/US21/62709PCT/US2017/026204米国特許第10,111,740号米国特許第10,105,208号米国特許第10,893,928号米国特許第8,192,981号米国特許第8,399,243号米国特許第8,617,237号米国特許第8,636,793号米国特許第9,034,333号米国特許第9,126,199号米国特許出願第17/139,575号米国特許出願第16/500,147号米国特許出願第10/523,618号米国特許出願第10/556,959号米国特許出願第13/771,676号2015/00120832009/03190032011/00202712012/02309502013/00130832014/03303772014/0358052017/01358052017/02963232017/0306292米国特許第8198245号米国特許第9127242号米国特許第9556414号米国特許第9657265号米国特許第9650603号米国特許第11,589,982号 外部支持構造体により支持された組織チューブを備える本発明のインプラントを示す。組織生体材料を包囲する外部支持構造体の一部分の拡大図である。本発明の支持構造体を平坦非拡張状態において示した図である。図3に示す支持構造体の中の拡張され完成したセルを示す図である。外部支持構造体の端部部分を示す図である。好ましいESS(A)と好ましさおよび柔軟性においてより劣るESS(B)とを比較した拡大図である。解剖学的心臓モデルの構造に対するCABGインプラントの例示的な配置を示す図である。本発明の組織の一次開存性および二次開存性を示すグラフである。 本発明は、本発明により作製された構築組織(CT)から形成された冠動脈バイパスグラフト(CABG)である。本発明の好ましい実施形態においては、このグラフトは、グラフトのキンクを防止するための外部支持体を備える。最も好ましい実施形態では、外部支持体は、キンクを防止/軽減し、グラフトの外側部分の摩耗または摩損を防止/低減し、組織の拡張または膨張を防止または制御し、ルーメンの均一性を維持する。 本発明のグラフトは、ヒトを含む哺乳動物の生体内において有益となり得るあらゆる位置にて血管導管として使用することができる。例示的な使用としては、心臓への血流を回復するための、好ましくは冠動脈の閉塞部分または損傷部分をバイパスすることによるCABG手術、末梢血管グラフト、または膝上、膝周囲、もしくは膝下を含むがこれらに限定されない伏在静脈(浅静脈もしくは深静脈)導管が挙げられるが、これらに限定されない。 本発明の好ましい実施形態では、この組織は、冠動脈バイパス移植(CABG)を必要とする患者における第2の標的または第3の標的(非LAD冠動脈)へのバイパスとして使用される。本インプラントは、心臓の閉塞したまたは部分的に閉塞した動脈の周囲に血液を流すための新たな経路を形成して、心筋への血流を改善する管状バイパス導管である。 本発明のいくつかの実施形態では、グラフトまたは導管は、外部支持体をさらに備える。本発明にしたがって外部支持体として使用された適切なステントの例としては、Gore Tigris、Terumo Misago、Gore ViaBahn、Boston Scientific Innova(商標)、Abbott Supera、Biotronik Pulsar-18、Medtronic Everflex、Cook Zilverが含まれるが、これらに限定されない。 本発明の最も好ましい実施形態では、外部支持体は、図1~図7に示すような支持体である。 本発明の支持体は、例えば冠動脈から肺動脈へ、冠動脈同士の間など、身体の一部分と別の部分との間に流体流路を確立することを意図されたあらゆる組織または導管と共に使用され得る。 本発明のいくつかの実施形態によれば、第1のステップにおいて、本発明の組織、導管、またはチューブが移植されてもよく、第2のステップにおいて、この支持体がインプラントの周囲に追加されてもよい。 本発明の最も好ましい実施形態では、外部支持体は、以下の特性、すなわち、外部支持体がレーザカットされる、外部支持体が径方向に柔軟性を有する、外部支持体が生体適合性を有する、外部支持体が滅菌性のものである、外部支持体が径方向に高い強度を有する、外部支持体が径方向に剛直性を有する、外部支持体が耐圧潰性を促進または支援する径方向剛直性を有する、外部支持体が疲労耐性を有する、外部支持体が非腐食性を有する、外部支持体が正確な直径を有する、外部支持体が非毒性を有する、外部支持体が正確な厚さを有する、外部支持体が電解研磨されたものである、外部支持体が軸方向に柔軟性を有する、外部支持体が医療用グレード材料からなる、外部支持体が導管のキンクを防止するのに十分な直径を有する、外部支持体が解剖学的(生体内)条件下において(例えば周期的な軸方向運動において)導管のキンクを防止するのに十分な支持を提供する、典型的な湾曲条件下において(心臓または他の解剖学的構造体の湾曲条件下、および動脈の拍動性撓曲下において)キンクを防止するのに十分な剛性を有する、外部支持体が標的の解剖学的構造体の典型的な湾曲条件下において(例えば心臓または他の解剖学的構造体の湾曲条件下、および動脈の拍動性撓曲下において)湾曲するのに十分な柔軟性を有する、外部支持体が血管コンプライアンスをサポートする、外部支持体が導管膨張(冠動脈の脈動血流において典型的な)を許容するのに十分なだけ導管より大きな直径を有する、外部支持体が例えば動脈瘤などの有害な膨張を防止、軽減、または制御する、外部支持体が導管に対してぴったりとは適合しないサイズおよび直径を有する、外部支持体が導管上でESSを摺動させ得るサイズおよび直径を有する、外部支持体が導管上において手動により摺動可能である、外部支持体がインプラントの端部(例えばESS/CAB接合部など)に向かって屈曲部を押し込まないようにするだけの十分な軸方向柔軟性を有する、外部支持体が拍動性拡張および拍動性収縮に合わせて拡張するのに十分な柔軟性を有する、外部支持体が拍動する心臓の動きを通して完全性を維持する、外部支持体が導管の端部のいずれか一方または両方を露出させて吻合部を容易に形成するために十分な軸方向圧縮性を有する、外部支持体が導管の穿刺または摩耗を防止するのに十分な非外傷性のエッジおよび構造部を有する、外部支持体が解剖学的構造体(例えば心臓など)の穿刺または摩耗を防止するのに十分な非外傷性のエッジおよび構造部を有する、外部支持体が滅菌可能であるおよび/または耐久性を有する、外部支持体がMRI適合性を有する、外部支持体が支持される組織またはチューブの完全性を阻害しない支持構造、設計、および構成を備える、外部支持体が支持される組織またはチューブの外方表面を損傷または摩耗させない支持構造、設計、および構成を備える、外部支持体がインプラントによる接触を受ける解剖学的構造体または臓器を損傷または表面摩耗させない支持構造、設計、および構成を備える、外部支持体が組織または組織チューブに対して嵌着する支持部を備える、外部支持体が心臓の周期的な拍動下においてフレームすなわち支持体が実質的に軸方向に移動しないように十分にぴったりと組織または組織チューブに嵌着する支持構造を備える、外部支持体が耐圧潰性を有する、外部支持体が耐久性を有する、外部支持体が均一なルーメン径を維持する、および、外部支持体が過度の膨張を防止する、という特性のうちの1つまた