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JP-2026514859-A - TIMP3由来TEIPPネオアンチゲンおよびその使用

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Abstract

本明細書では、例えばHLAクラスI抗原提示障害に関連する癌またはウイルス感染症の予防または治療に有用な、新規な核酸配列、ベクター、改変細胞、結合剤、ペプチド、および医薬組成物を提供する。また、対応する方法および用途も提供する。

Inventors

  • ファン デル ブルフ,シュールト ヘンリクス
  • ファン ハール,トルバルト
  • マリト,クーン アブラハム

Assignees

  • アカデミス・ジーケンハイス・ライデン・ハー・オー・デー・エヌ・エルユーエムセー

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240422
Priority Date
20230421

Claims (20)

  1. (a)配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチド、または該ペプチドをコードする核酸;および (b)医薬的に許容される賦形剤、アジュバント、希釈剤および/または担体 を含む、ワクチン。
  2. 前記ペプチドが配列番号2~27、110または111のいずれか一つのアミノ酸配列を含み; 所望により、前記ペプチドが、SLGDWGAEA(配列番号2)、SLGDWGAEV(配列番号3)、SLGDWGAEI(配列番号4)およびSLGDWGAEL(配列番号5)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含み; さらに所望により、前記ペプチドが、 SLGDWGAEA(配列番号2)、SLGDWGAEV(配列番号3)およびSLGDWGAEI(配列番号4)からなる群、または SLGDWGAEV(配列番号3)、SLGDWGAEI(配列番号4)およびSLGDWGAEL(配列番号5)からなる群 から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のワクチン。
  3. 前記ペプチドがSLGDWGAEV(配列番号3)のアミノ酸配列を含む、請求項1または2に記載のワクチン。
  4. (a)前記ペプチドが35アミノ酸以下である; (b)前記ペプチドが配列番号2~27、110または111のいずれか一つのアミノ酸配列からなる; 所望により、前記ペプチドが配列番号2~5または配列番号22~27、110または111のいずれか一つのアミノ酸配列からなる; さらに所望により、前記ペプチドが配列番号2~4のいずれか一つ、または配列番号3~5のいずれか一つのアミノ酸配列からなる;および/または (c)前記ペプチドが10~35アミノ酸からなり、かつ配列番号2~27、110または111のいずれか一つのアミノ酸配列を含む; 所望により、前記ペプチドが配列番号2~5のいずれか一つのアミノ酸配列を含む; さらに所望により、前記ペプチドが配列番号2~4のいずれか一つ、または配列番号3~5のいずれか一つのアミノ酸配列を含む; さらに所望により、前記ペプチドが配列番号22~27、110または111のいずれか一つのアミノ酸配列を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のワクチン。
  5. 前記ペプチドが免疫刺激性化合物に結合されており、所望により、前記免疫刺激性化合物がTLRリガンドを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のワクチン。
  6. (a)配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチド、および (b)配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する結合剤 を含み、 所望により、前記結合剤がHLA-A * 02分子であり、さらに所望により、前記結合剤がHLA-A * 02:01分子である、複合体。
  7. 請求項6に記載の複合体であって: a.SLGDWGAEA:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEI:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEL:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAER:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEN:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAED:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEC:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEQ:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEE:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEG:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEH:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEK:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEM:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEF:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEP:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAES:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAET:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEW:HLA-A * 02複合体またはSLGDWGAEY:HLA-A * 02複合体;所望により、前記複合体が、SLGDWGAEA:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEI:HLA-A * 02複合体またはSLGDWGAEL:HLA-A * 02複合体であり;さらに所望により、前記複合体が、SLGDWGAEA:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02複合体またはSLGDWGAEI:HLA-A * 02複合体である、または b.SLGDWGAEA:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEI:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEL:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAER:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEN:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAED:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEC:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEQ:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEE:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEG:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEH:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEK:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEM:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEF:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEP:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAES:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAET:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEW:HLA-A * 02:01複合体またはSLGDWGAEY:HLA-A * 02:01複合体;所望により、前記複合体が、SLGDWGAEA:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEI:HLA-A * 02:01複合体またはSLGDWGAEL:HLA-A * 02:01複合体であり;さらに所望により、前記複合体が、SLGDWGAEA:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02:01複合体またはSLGDWGAEI:HLA-A * 02:01複合体である、 複合体。
  8. (i)配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチド;または (ii)請求項6または7に記載の複合体 をロードされている、または発現している細胞であって、 所望により、前記細胞が抗原提示細胞であり、さらに所望により、前記抗原提示細胞がマクロファージ、樹状細胞、単球、B細胞または抗原提示細胞の合成形態から選択される、細胞。
  9. 前記ペプチドが配列番号2~21のいずれか一つのアミノ酸配列を含み; 所望により、前記ペプチドがSLGDWGAEA(配列番号2)、SLGDWGAEV(配列番号3)、SLGDWGAEI(配列番号4)およびSLGDWGAEL(配列番号5)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含み; さらに所望により、前記ペプチドが、SLGDWGAEA(配列番号2)、SLGDWGAEV(配列番号3)およびSLGDWGAEI(配列番号4)からなる群;またはSLGDWGAEV(配列番号3)、SLGDWGAEI(配列番号4)およびSLGDWGAEL(配列番号5)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の細胞。
  10. (a)前記ペプチドが35アミノ酸以下である; (b)前記ペプチドが配列番号2~21のいずれか一つのアミノ酸配列からなる; 所望により、前記ペプチドが配列番号2~5のいずれか一つのアミノ酸配列からなる; さらに所望により、前記ペプチドが配列番号2~4のいずれか一つ、または配列番号3~5のいずれか一つのアミノ酸配列からなる;および/または (c)前記ペプチドが10~35アミノ酸からなり、かつ配列番号2~21のいずれか一つのアミノ酸配列を含む; 所望により、前記ペプチドが配列番号2~5のいずれか一つのアミノ酸配列を含む; さらに所望により、前記ペプチドが配列番号2~4のいずれか一つ、または配列番号3~5のいずれか一つのアミノ酸配列を含む、請求項8または9に記載の細胞。
  11. TCRα鎖可変(Vα)ドメインおよびTCRβ鎖可変(Vβ)ドメインを有するTIMP3抗原特異的結合タンパク質をコードする、単離された核酸組成物であって、 CDR3アミノ酸配列を含むTCR Vαドメインをコードする核酸配列;および CDR3アミノ酸配列を含むTCR Vβドメインをコードする核酸配列 を含み;前記CDR3配列が協働して配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する、単離された核酸組成物。
  12. (i)配列番号42に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vαドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列;および、配列番号45に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vβドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列、ここで前記CDR3配列が協働して配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する;または (ii)配列番号52に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vαドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列;および、配列番号55に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vβドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列、ここで前記CDR3配列が協働して配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する;または (iii)配列番号62に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vαドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列;および、配列番号65に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vβドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列、ここで前記CDR3配列が協働して配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する;または (iv)配列番号72に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vα、またはその機能的断片ドメインをコードする核酸配列;および、配列番号75に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vβドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列、ここで前記CDR3配列が協働して配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する;または (v)配列番号82に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vαドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列;および、配列番号85に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vβドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列、ここで前記CDR3配列が協働して配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する;または (vi)配列番号92に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vαドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列;および、配列番号95に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vβドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列、ここで前記CDR3配列が協働して配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する;または (vii)配列番号102に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vαドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列;および、配列番号105に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDR3アミノ酸配列を含むTCR Vβドメイン、またはその機能的断片をコードする核酸配列、ここで前記CDR3配列が協働して配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する、 を含む、請求項11に記載の単離された核酸組成物。
  13. (i)VαドメインのCDR3が配列番号42のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなり、かつVβドメインのCDR3が配列番号45のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなる;または (ii)VαドメインのCDR3が配列番号52のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなり、かつVβドメインのCDR3が配列番号55のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなる;または (iii)VαドメインのCDR3が配列番号62のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなり、かつVβドメインのCDR3が配列番号65のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなる;または (iv)VαドメインのCDR3が配列番号72のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなり、かつVβドメインのCDR3が配列番号75のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなる;または (v)VαドメインのCDR3が配列番号82のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなり、かつVβドメインのCDR3が配列番号85のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなる;または (vi)VαドメインのCDR3が配列番号92のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなり、かつVβドメインのCDR3が配列番号95のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなる;または (vii)VαドメインのCDR3が配列番号102のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなり、かつVβドメインのCDR3が配列番号105のアミノ酸配列を含むか、または該アミノ酸配列からなる、 請求項12に記載の単離された核酸組成物。
  14. 前記ペプチドが配列番号2~21からなる群から選択されるアミノ酸配列を含み、所望により前記ペプチドが配列番号2~5からなる群、さらに所望により配列番号2~4からなる群または配列番号3~5からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項11~13のいずれか一項に記載の単離された核酸組成物。
  15. 請求項11~14のいずれか一項に記載の単離された核酸組成物であって、 前記核酸組成物によってコードされる結合タンパク質が、以下からなる群から選択されるペプチド:HLA複合体に特異的に結合することができる、単離された核酸組成物: a.SX 1 GDWGAEX 2 :HLA-A * 02複合体(ここで、X 1 およびX 2 は任意のアミノ酸である)、SLGDWGAEA:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEI:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEL:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAER:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEN:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAED:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEC:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEQ:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEE:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEG:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEH:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEK:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEM:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEF:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEP:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAES:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAET:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEW:HLA-A * 02複合体、およびSLGDWGAEY:HLA-A * 02複合体、所望により、前記ペプチド:HLA複合体が、以下からなる群から選択される: SX 1 GDWGAEX 2 :HLA-A * 02複合体(ここで、X 1 およびX 2 は任意のアミノ酸である)、SLGDWGAEA:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEI:HLA-A * 02複合体およびSLGDWGAEL:HLA-A * 02複合体、さらに所望により、前記ペプチド:HLA複合体が、以下からなる群から選択される: SX 1 GDWGAEX 2 :HLA-A * 02複合体(ここで、X 1 およびX 2 は任意のアミノ酸である)、SLGDWGAEA:HLA-A * 02複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02複合体およびSLGDWGAEI:HLA-A * 02複合体;または b.SX 1 GDWGAEX 2 :HLA-A * 02:01複合体(ここで、X 1 およびX 2 は任意のアミノ酸である)、SLGDWGAEA:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEI:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEL:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAER:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEN:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAED:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEC:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEQ:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEE:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEG:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEH:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEK:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEM:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEF:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEP:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAES:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAET:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEW:HLA-A * 02:01複合体、およびSLGDWGAEY:HLA-A * 02:01複合体、所望により、前記ペプチド:HLA複合体が、以下からなる群から選択される: SX 1 GDWGAEX 2 :HLA-A * 02:01複合体(ここで、X 1 およびX 2 は任意のアミノ酸である)、SLGDWGAEA:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEI:HLA-A * 02:01複合体およびSLGDWGAEL:HLA-A * 02:01複合体、さらに所望により、前記ペプチド:HLA複合体が、以下からなる群から選択される: SX 1 GDWGAEX 2 :HLA-A * 02:01複合体(ここで、X 1 およびX 2 は任意のアミノ酸である)、SLGDWGAEA:HLA-A * 02:01複合体、SLGDWGAEV:HLA-A * 02:01複合体およびSLGDWGAEI:HLA-A * 02:01複合体。
  16. 前記ペプチドがHLA-A * 02:01と複合体を形成した際に、前記CDR3配列が協働して前記ペプチドに特異的に結合する、請求項11~15のいずれか一項に記載の単離された核酸組成物。
  17. 前記コードされる結合タンパク質が、TCR、TCRの抗原結合断片、キメラ抗原受容体(CAR)、またはImmTACを含む、請求項11~16のいずれか一項に記載の単離された核酸組成物。
  18. 前記TCRの抗原結合断片が、単鎖TCR(scTCR)、またはTCRの抗原結合断片が代替の膜貫通および細胞内シグナル伝達ドメインに連結されているキメラTCRダイマーである、請求項17に記載の単離された核酸組成物。
  19. 配列番号1のアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に結合する標的結合モイエティを含むキメラ抗原受容体タンパク質をコードする、単離された核酸。
  20. 前記ペプチドが配列番号2~21のいずれか一つのアミノ酸配列を含み、所望により前記ペプチドが配列番号2~5のいずれか一つのアミノ酸配列を含み、さらに所望により前記ペプチドが配列番号2~4のいずれか一つまたは配列番号3~5のいずれか一つのアミノ酸配列を含む、請求項19に記載の単離された核酸。

Description

例えば、HLAクラスI抗原提示障害に関連する癌またはウイルス感染症の予防または治処置において、医薬品として有用な新規核酸配列、ベクター、改変細胞、結合剤、ペプチド、および医薬組成物を提供する。対応する方法および用途も提供する。 背景 ヒトにおける癌の処置に使用される多くのT細胞ベースの免疫療法は、腫瘍細胞によってHLAクラスI(HLA-I)分子に提示される腫瘍抗原の認識に基づく(Robbins et al., 2013;Schumacher et al., 2015)。点変異ペプチドは、それらの非自己の性質のため、制限されていないT細胞レパートリーが利用可能であることから、強力な腫瘍抗原を構成する。かかるT細胞が癌に対してその作用を発揮するための絶対的要件は、腫瘍細胞の表面におけるHLA-Iの提示である。しかしながら、癌細胞におけるHLA-Iのダウンモジュレーションは、多くの免疫回避癌において観察され、しばしば、ペプチドトランスポーターTAPのような抗原処理構成要素のエピジェネティックサイレンシングによって引き起こされる(Ritter et al., 2017;Setiadi et al., 2007;Garrido et al., 2016)。 TEIPP(ペプチド処理障害に関連するT細胞エピトープ)と呼ばれる腫瘍抗原の新規なカテゴリーは、抗原処理に欠陥を有する腫瘍細胞の表面に提示される(Van Hall et al., 2006;Seidel et al., 2012)。TEIPPは、遍在的に発現する非変異の「自己」タンパク質に由来するが、それらの処理されたペプチドは、健常細胞においてHLA-IにT細胞検出可能レベルまでロードされることに失敗する。それらの表面提示は、特にペプチドトランスポーターTAPの非存在下において、抗原処理機構の欠陥によって高度に促進される。TAP障害は癌細胞において頻繁に見いだされ、したがってTEIPPペプチドは腫瘍特異的抗原を構成する。ペプチドトランスポーターTAPの欠陥によってMHC-I提示が下方制御されるマウス腫瘍モデルにおいて、TEIPPペプチドの選択的提示およびTEIPP特異的T細胞による免疫逃避腫瘍変異体の成功した標的化が、ワクチン接種によって、または特異的T細胞の移入によって示されている(Doorduijn et al., 2016;Doorduijn et al., 2018)。したがって、TEIPPネオアンチゲンを標的とすることは、TAP発現の低下および/またはHLAクラスI抗原提示の障害を有する腫瘍に対して抗腫瘍応答を誘導するための強力な戦略である。 HLA-I媒介抗原提示の障害は、特定のウイルスによる感染に際して観察されている。かかる障害および/またはTAP発現の低下は、ウイルス感染細胞上におけるTEIPP抗原の表面提示をもたらしてもよい。したがって、TEIPPペプチドは、TAP発現の低下および/またはHLAクラスI分子における抗原提示の障害に関連するウイルス感染を処置するまたは予防するための標的抗原としても考慮されてもよい。 US2009/0220534およびWeinzierl(Weinzierl et al., 2008)は、TAP非依存的機構を介して細胞の表面に提示されるT細胞エピトープを同定するためのスクリーニング方法を記載している。 T細胞ベースの免疫療法のための潜在的標的としてのヒトTEIPPネオアンチゲンは、WO2019231326A1およびWO2021107775A1において以前に記載されている。しかしながら、癌を予防および/または処置するための、さらなる潜在的に改良されたTEIPPネオアンチゲンが必要とされている。 開示の簡潔な要約 発明者らは、免疫回避癌によって選択的に提示される新規なTAP非依存性非変異ネオアンチゲンを同定するために、ハイブリッド順方向―逆方向免疫学的スクリーニングを以前に開発している(Marijt et al., 2018)。それらのアプローチは、全ヒトプロテオームからのTEIPPネオアンチゲン候補のインシリコ予測、候補の癌特異的ペプチドームへのマッチング、および健常ドナーにおけるTEIPP T細胞レパートリーの存在を確認するための生体外スクリーニングを包含した。 発明者らは現在、新規なTEIPPネオアンチゲン候補を同定している。36個のペプチドが、健常ヒトドナーの末梢血単核細胞(PBMC)中に存在するCD8+T細胞を活性化する能力のために選択された。健常ドナーを用いたさらなる生体外スクリーニングに続いて、特に強い免疫原性およびヒトT細胞レパートリーにおけるかかるペプチドに対するT細胞の一般的利用可能性を示したHLA-A*02:01特異的ペプチドが同定された。このペプチドは、TIMPメタロペプチダーゼ阻害剤3(TIMP3)に由来すること、および配列SLGDWGAEA(配列番号2)を有することが同定された。 * 有利には、健常ドナーのレパートリーにおいて同定されたCD8+T細胞は、主としてナイーブ状態であった。本明細書に開示されるように、CD8+T細胞は、正常なTAP発現を有する細胞において本明細書に提示されるペプチドを認識しなかったが、TAP発現の障害を有する細胞に直面した際には認識した。したがって、本明細書に提示されるペプチドは、HLAクラスI提示分子における抗原提示の障害および/またはTAP機能の障害に関連する細胞に対して、インビボでT細胞ベースの免疫応答を誘導するための理想的候補である。本明細書に提示されるデータは、したがって、これらのペプチドが、(患者の天然T細胞レパートリー内に存在するナイーブな同族T細胞を活性化することによって)インビボで腫瘍特異的T細胞ベースの免疫応答を誘導するための新規な療法として使用されてもよいことの証拠を提供する。さらに、抗体、TCRまたはCAR(または同一を発現する修飾細胞)のような結合剤であって、これらのペプチドに特異的に結合するものは、HLAクラスI分子における抗原提示の障害および/またはTAP機能の障害に関連する癌またはウイルス感染の予防または処置のための新規な免疫療法として有利に使用されてもよい。 有利には、本明細書に記載されるペプチドは、癌のミュータノームに由来するものではなく、「自己」起源であり、したがって、HLAクラスI分子における抗原提示が障害された任意の細胞の細胞表面上に提示されてもよいユニバーサルネオアンチゲンを構成する。 さらに、発明者らは、先に合成長ペプチド(SLP)ワクチンプラットフォームを開発しており、10~35アミノ酸(好ましくは20~35アミノ酸)からなるペプチドが、CD4およびCD8 T細胞応答を誘発する能力を有し、前悪性病変の根絶をもたらす(Kenter et al., 2009; Toes et al., 1996; Bijker et al., 2007)とともに、化学療法中にワクチン接種された際に癌患者の全生存期間を改善することを示している。宿主樹状細胞によるかかるペプチドのクロスプレゼンテーションは、エンドサイトーシスを介した取り込み、主要なタンパク質分解酵素であるプロテアソームによるSLPの短ペプチドへの細胞質内切断、TAPによるER膜を越える輸送、およびMHC-I分子へのローディングを含む、複数の連続した工程を含有する(Rosalia et al., 2013)。 本明細書に提示されるデータは、樹状細胞が、天然隣接配列で伸長された際の、HLA-A*02:01に提示されるTIMP3由来で同定されたペプチドSLGDWGAEAの長いバージョンをクロスプレゼンテーションできることを示している。SLGDWGAEAペプチドの配列における単一の特異的アミノ酸変化(SLGDWGAEV;配列番号3へ)が、ペプチドのHLA-A*02:01に対する予測された結合親和性の向上をもたらす。TIMP3由来VバリアントSLGDWGAEVペプチドのクロスプレゼンテーションは、エピトープが長いペプチドのC末端部に配置されると最適ではなくなり、単球由来樹状細胞によるSLGDWGAEA特異的T細胞への提示の一貫性が低下したことが示唆された。しかしながら、長いペプチドのN末端部をさらに短縮すると、驚くべきことに、T細胞刺激が強化され、単球由来樹状細胞によるより効率的なクロスプレゼンテーションがもたらされた。驚くべきことに、隣接する配列の変化を組み合わされたこの特異的アミノ酸変化は、ペプチドがより有効なワクチンとして使用されることを可能にする。 本明細書に提示されるデータは、シグナルペプチド-エピトープに対する小さな改変が、TEIPP抗原の免疫原性を保持し、SLPワクチン形式のための適切な候補とすることを示している。かかるワクチンは、TIMP3特異的T細胞を活性化することにより、免疫回避癌のためのサルベージ療法を代表してもよい。 したがって、本発明は、医薬としての使用のためのSLGDWGAEA(配列番号2)の機能的変異体を提供する。この文脈において、機能的変異体とは、所望の免疫応答(すなわち、配列番号2の天然TEIPPを認識および結合し得るT細胞応答)を依然として惹起する配列番号2の変異体をいう。このペプチドにおける第2のアミノ酸であるLは、HLA溝におけるペプチドの主要なアンカーとして機能し、したがって、このアミノ酸を代替アミノ酸で置換することは、ペプチド:HLA複合体へのTCR結合に不利な影響を与えることなく可能である。したがって、本発明の文脈において、ペプチドワクチンのためのペプチドを提供する際に、このアミノ酸は変化されてもよく、変異ペプチドは依然として所望の免疫応答(天然TEIPPであるSLGDWGAEAを認識および結合し得る)を惹起すべきである。これは、C末端アミノ酸(A)にも同様に適用され、これは、本明細書に示されるように、TCR特異性に不利な影響を与えることなく変化されてもよい。これを考慮して、本発明は、SLGDWGAEA(配列番号2)およびその機能的変異体に関し、これらは、配列番号1(SX1GDWGAEX2、ここでX1およびX2は任意のアミノ酸(すなわち、AまたはRまたはNまたはDまたはCまたはQまたはEまたはGまたはHまたはIまたはLまたはKまたはMまたはFまたはPまたはOまたはSまたはUまたはTまたはWまたはYまたはV))により表される。本明細書における「配列番号1」への言及は、したがって、配列番号2~21のアミノ酸配列を包含する。 したがって、配列番号1のアミノ酸配列を含有するペプチドが提供される。適切には、ペプチドは、配列番号1のアミノ酸配列から構成されてもよい。 また、本明細書において、本発明のペプチドをコードする核酸配列も提供される。したがって、配列番号1のアミノ酸配列をコードする核酸配列が提供される。 また、以下を含むワクチンが提供される: (a)配列番号1のアミノ酸配列を含むかまたは該アミノ酸配列から構成されるペプチド、または該ペプチドをコードする核酸;および (b)医薬的に許容される賦形剤、アジュバント、希釈剤および/または担体。 該ワクチンは、免疫原性ペプチドをコードするまたは含む。免疫原性ペプチドとは、免疫応答を惹起する能力を有するペプチドであり、ここで該免疫応答は、所望により適切なワクチンアジュバントの助けを伴って、該ペプチドまたは該ペプチドにより提示されるエピトープに対して向けられる。 本明細書に記載されるワクチンは、本明細書に記載される医薬組成物の一例である。したがって、本明細書における「医薬組成物」という用語は、本明細書に記載されるワクチンを包含する。 一実施形態において、ペプチドは、アミノ酸配列SLGDWGAEA