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JP-2026514921-A - 糖尿病を管理するための方法及びシステム

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Abstract

本開示は、概して、糖尿病などの疾患の管理に関連して使用されるシステム、方法、及びデバイスに関する。

Inventors

  • チグツァ,エマニュエル
  • ダッソー,エヤル
  • カッツ,ミッシェル リン
  • カツダ,クリストフ
  • ルー,ジャオ
  • シュエ,ジエ
  • ジャン,ボゥ

Assignees

  • イーライ リリー アンド カンパニー

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240501
Priority Date
20230503

Claims (20)

  1. システムであって、 提案インスリン用量を計算することと、 第1の予測レベルが第1の閾値よりも大きくなるまで、前記提案インスリン用量を反復的に調整することと、 第2の予測レベルが所定の最大閾値未満になるまで、前記提案インスリン用量を反復的に調整することと、 前記反復的に調整するステップの後に最終インスリン用量を決定することと、を含む動作を使用して前記最終インスリン用量を計算するようにプログラムされているコンピューティングシステムを備える、システム。
  2. 前記第1の予測レベルはインスリン活性レベル中央値であり、前記第1の閾値は対象のインスリン活性レベル中央値である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記提案インスリン用量は、前記提案インスリン用量が、前記対象のインスリン活性レベル中央値よりも大きい前記予測インスリン活性レベル中央値をもたらすまで反復的に増加される、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記第2の予測レベルは最大インスリン活性レベルであり、前記第2の閾値は所定の最大閾値である、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記提案インスリン用量は、前記提案インスリン用量が、所定の最大閾値未満である前記予測最大インスリン活性レベルをもたらすまで反復的に低減される、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記第1の予測レベルはインスリン活性レベル中央値であり、前記第1の閾値は対象のインスリン活性レベル中央値であり、前記第2の予測レベルは最大インスリン活性レベルであり、前記第2の閾値は所定の最大閾値である、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記提案インスリン用量は、目標インスリン活性レベルに少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記目標インスリン活性レベルは、現在のインスリン活性レベル及びインスリン活性レベルの低下に少なくとも部分的に基づいている、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記現在のインスリン活性レベル及び前記インスリン活性レベルの低下は、対象の記録に少なくとも部分的に基づいている、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記インスリン活性レベルの低下は、前記提案インスリン用量を計算する所定期間内の疾患に関連する前記対象の記録内のエントリの数に少なくとも部分的に基づいている、請求項8に記載のシステム。
  11. 方法であって、 提案インスリン用量を計算することと、 第1の予測レベルが第1の閾値よりも大きくなるまで、前記提案インスリン用量を反復的に調整することと、 第2の予測レベルが所定の最大閾値未満になるまで、前記提案インスリン用量を反復的に調整することと、 前記反復的に調整するステップの後に最終インスリン用量を決定することと、を含む、方法。
  12. 前記第1の予測レベルは予測インスリン活性レベル中央値であり、前記第1の閾値は対象のインスリン活性レベル中央値である、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記提案インスリン用量は、前記提案インスリン用量が、前記対象のインスリン活性レベル中央値よりも大きい前記予測インスリン活性レベル中央値をもたらすまで反復的に増加される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記提案インスリン用量は、空腹時血糖値中央値に少なくとも部分的に基づいて反復的に増加される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記予測インスリン活性レベル中央値は、微分方程式を解くことに少なくとも部分的に基づいている、請求項12に記載の方法。
  16. 前記第2の予測レベルは予測最大インスリン活性レベルであり、前記第2の閾値は所定の最大閾値である、請求項11に記載の方法。
  17. 前記提案インスリン用量は、前記提案インスリン用量が、所定の最大閾値未満である前記予測最大インスリン活性レベルをもたらすまで反復的に低減される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記提案インスリン用量は、空腹時血糖値中央値に少なくとも部分的に基づいて反復的に低減される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記予測最大インスリン活性レベルは、微分方程式を解くことに少なくとも部分的に基づいている、請求項16に記載の方法。
  20. 前記第1の予測レベルはインスリン活性レベル中央値であり、前記第1の閾値は対象のインスリン活性レベル中央値であり、前記第2の予測レベルは最大インスリン活性レベルであり、前記第2の閾値は所定の最大閾値である、請求項11に記載の方法。

Description

本開示は、概して、糖尿病などの疾患の管理に関連して使用されるシステム、方法、及びデバイスに関する。いくつかの実施形態は、対象において血糖値を管理するための、インスリン受容体アゴニストなどの長時間作用型薬剤に関連して使用するためのシステム、方法、及びデバイスを含む。 糖尿病は、インスリン分泌、インスリン作用、又は両方の欠陥に起因する高血糖症を特徴とする慢性疾患である。1型糖尿病(T1D)は、インスリン分泌能がほとんど又は全くないことを特徴とし、T1D患者は、生存のためにインスリンを必要とする。2型糖尿病(T2D)は、インスリン分泌不全、インスリン抵抗性、過剰な肝臓でのグルコース生産、及び/又は上記のうちの全ての寄与に起因する血糖値の上昇を特徴とする。T2D患者の多くは、疾患が進行してインスリン療法が必要になる。 T1D患者はインスリンをほとんど又は全く産生しないため、有効なインスリン療法は、一般に、ボーラス注射によって提供される速効型の食事時インスリン、並びに食間血糖値を制御するために1日1回又は2回投与されることの多い、比較的長時間作用する基礎インスリンという、2種類の体外投与インスリンの使用を伴う。T2D患者の治療は典型的に、処方された減量、運動、及び糖尿病食から始まるが、これらの手段で血糖の上昇を制御できない場合は、経口薬及びインクレチンベースの療法が必要になることがある。これらの薬剤が依然として不十分である場合、インスリンによる治療が検討される。疾患がインスリン療法を必要とするところまで進行しているT2D患者は、一般に、長時間作用型の基礎インスリンの1日1回の注射を始める。 現在入手可能ないくつかの基礎インスリンとしては、例えば、商品名BASAGLAR(登録商標)及びLANTUS(登録商標)で販売されているインスリングラルギン、商品名LEVEMIR(登録商標)で販売されているインスリンデテミル、並びに商品名TRESIBA(登録商標)で販売されているインスリンデグルデクが挙げられる。これらのインスリンは、各々1日1回の投与に適応される。既存のインスリン療法の毎日の注射を伴う治療レジメンは、投与が負担になり得、低血糖値又は体重増加などの望ましくない副作用をもたらし得る。一部の糖尿病患者(person with diabetes、PwD)は、血糖値の厳格な管理を維持するために必要なインスリン療法に従うことを望まないか、又は従うことができないか、又は従う能力がない。 より長い作用持続時間を有するインスリン製品が開発中である。これらのタイプのインスリン製品は、例えば、週1回など、現在利用可能なインスリン製品よりも少ない回数の注射を必要とし得る。そのような製品は、受け入れ及び服薬遵守を改善する可能性がある。 現在利用可能なインスリン製品よりも注射回数が少ないインスリン療法が依然として必要とされている。現在入手可能なインスリン製品と比較して、例えば、低血糖などの望ましくない副作用のリスクを増加させることなく、又は低減することのいずれかによって、そのようなインスリン療法を効果的に提供する能力が望ましい。対象が比較的迅速に定常状態の血清レベルに達することを可能にする様式で投与され得るそのようなインスリン療法は、特に望ましい。これらのニーズを効果的かつ効率的に提供することができるツール又はデバイスがあれば有利であろう。 本開示は、概して、糖尿病などの疾患の管理に関連して使用されるシステム、方法、及びデバイスに関する。 本開示の一実施形態によれば、システムは、提案インスリン用量を計算することと、第1の予測レベルが第1の閾値よりも大きくなるまで、提案インスリン用量を反復的に調整することと、第2の予測レベルが所定の最大閾値未満になるまで、提案インスリン用量を反復的に調整することと、反復的に調整するステップの後に、最終インスリン用量を決定することと、を含む動作を使用して最終インスリン用量を計算するようにプログラムされたコンピューティングシステムを備える。 本開示の別の実施形態によれば、方法は、提案インスリン用量を計算することと、第1の予測レベルが第1の閾値よりも大きくなるまで、提案インスリン用量を反復的に調整することと、第2の予測レベルが所定の最大閾値よりも小さくなるまで、提案インスリン用量を反復的に調整することと、反復的に調整するステップの後に最終インスリン用量を決定することと、を含む。 いくつかの実施形態による糖尿病管理システムの概略図である。いくつかの実施形態による、図1に示される投薬モジュールの概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示されるインスリン未経験モジュールが、インスリン未経験対象の負荷用量を決定するために実施する、例示的な方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される基礎スイッチモジュールが、毎日の基礎インスリン療法から切り替える対象の負荷用量を決定するために実施する、例示的な方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される安全モジュールが、低減用量を推奨するか否か、及び任意のそのような低減用量の量を決定するために実施する、例示的な方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図5に関連して記載の方法の安全性懸念レベルを決定するための例示的な方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図6に関連して記載の方法の低減カウントのタイプ及び数を決定するための例示的な方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図7に関連して記載の方法の様式と同様の様式で、低減カウントのタイプを定義する基準を列挙する表である。いくつかの実施形態による、図5の方法に関連して用量低減のタイプを決定することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図5の方法に関連して用量低減量を決定することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図5の方法に関連して提案低減用量を決定することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図5の方法に関連して提案低減用量を検証する、及び/又は調整することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される滴定モジュールが、調査モジュール又は活用モジュールのいずれを使用するかを決定して、インスリンの滴定用量を決定することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される滴定モジュールが、調査モジュールの使用から活用モジュールの使用に切り替えるか又は移行するかを決定して、図13の方法に関連してインスリンの滴定用量を決定することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される滴定モジュールが、調査モジュールの使用から活用モジュールの使用に移行するか否かを判定して、図13の方法に関連してインスリンの滴定用量を決定するために使用することができる基準の概要の概略図である。図2に示される滴定モジュールが、図13の方法に関連して活用モジュールを使用して前の用量を決定した場合に、活用モジュールの使用に移行して、インスリンの滴定用量を決定するか否かを判定することができる方法の実施形態の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される調査モジュールが、滴定用量を決定するために使用することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される調査モジュールが、図17に示される方法に関連して比例パラメータPkを決定するために使用することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、調査モジュールが、図18に示される方法に関連してブースト用量を推奨するか否か、及び任意のそのようなブースト用量の量を決定するために使用することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される滴定モジュール32が、図18に示される方法に関連してブースト用量を推奨するか否かを判定するために使用することができる基準の概要の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される活用モジュールが、滴定用量を決定するために使用することができる方法の概略図であるいくつかの実施形態による、図2に示される活用モジュールが、図21に示される方法に関連して提案初回用量を検証し、及び/又は調整するために使用することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図2に示される活用モジュールが、図21に示される方法に関連して提案初回用量を検証し、及び/又は調整するために使用することができる方法の概略図である。いくつかの実施形態による、図1に示される糖尿病管理システム10を組み込み、それに関連して使用することができるシステムの概略図である。 本開示は様々な変更及び代替の形態の影響を受けるが、具体的な実施形態が例として図面内に示されており、以下に詳細に記載されている。しかしながら、その意図は、本開示を記載された特定の実施形態に限定することではなく、代わりに、添付の特許請求の範囲内に入る全ての修正、同等物、及び代替物を網羅することを意図する。 序論及び長時間作用型インスリンの背景 薬剤の有効な投薬レジメンを決定し、提供することによって疾患を治療するか、又は別様に管理するためのコンピュータ実施方法及びツールが、本明細書に記載されている。本方法及びツールは、比較的長時間作用する薬剤又は薬物に関連して使用するために特に好適である。本明細書において、これらのツール及び方法は、糖尿病の管理のために、例えば一般に使用される毎日の基礎用量と比較して、例えば週1回の投薬に好適な比較的長時間作用するインスリン受容体アゴニストに関連して記載されている。しかしながら、本方法及びツールは、他の疾患の管理のための他の好適な薬剤に関連して使用され得る。 本明細書で使用する場合、「インスリン」又は「インスリン受容体アゴニスト」という用語は、インスリン受容体に結合し、それを活性化することで、下記の研究で示される技法などの既知の技法を使用して試験し、測定することができる特徴である、血糖値の低下及び/又は肝臓でのグルコース生産の抑制をもたらすタンパク質を指す。「長時間作用型」「インスリン」又は「インスリン受容体アゴニスト」という用語は、1日1回又は2回以下の頻度で投与された場合に、食間の血糖値を制御するための持続的な薬物動態学的及び/又は薬力学的プロファイルを有するインスリン受容体アゴニストを指す。インスリン受容体アゴニストに関連して本明細書で使用される場合、「週1回の投薬に好適な」という用語は、薬物動態学的及び/又は薬力学的プロファイルを有する長時間作用型インスリン受容体アゴニストを指し、これは、週1回以下の頻度で投与された場合に食間の血糖値を制御するのに十分に持続する。このような分子の例としては、融合タンパク質が挙げられ、米国特許出願公開第2016/0324932号に記載されており、インスリンエフシトラアルファ(本明細書において基礎インスリン-Fc(Basal Insulin-Fc、BIF)とも称される)などである。 インスリンエフシトラアルファ、すなわちBIFは、約17日の典型的な半減期を有する長時間作用型基礎インスリンであり、関連する個体間変動を有する。毎日の基礎インスリン製品と比較して長期の半減期は、糖尿病を患う患者又は他のユーザに有意な利便性及び柔軟性をもたらし得る、毎週の基礎注射剤としてのBIFを可能にする。 BIFは、ヒトIgG Fc領域に融合したインスリン受容体アゴニストの二量体を含み、インスリン受容体アゴニストは、第1のペプチドリンカーの使用によってインスリンA鎖類似体に融合したインスリンB鎖類似体を含み、インスリンA鎖類似体のC末端残基は、第2のペプチドリンカーのN末端残基に直接融合され、第2のペプチドリンカーのC末端残基は、ヒトIgG Fc領域のN末端残基に直接融合される。BIFは、CAS登録番号2131038-11-2