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JP-2026514927-A - PNU-159682誘導体を含む抗TROP2抗体-薬物コンジュゲート

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Abstract

TROP2低発現性細胞と比較してTROP2高発現性細胞に優先的に結合する抗体にコンジュゲート化されたアントラサイクリン代謝物PNU-159682を含む抗TROP2抗体-薬物コンジュゲート。 【選択図】図12

Inventors

  • アンガガウ,ミニリク
  • セガニッシュ,ダブリュー・マイケル
  • ウェイト,アンドリュー・ビー
  • ボウマン,エドワード・ポール
  • チェン,ミン-タン
  • ファヤダット-ディルマン,ローレンス
  • ギル,マルゴルザタ・エー
  • ヒントン,マーリーン・シー
  • フア,ジョン
  • ジョンソン,レベッカ・エリザベス
  • ラング,サイモン・ビー

Assignees

  • メルク・シャープ・アンド・ドーム・エルエルシー

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240419
Priority Date
20230424

Claims (20)

  1. リンカー-PNU(リンカー-PNU)ペイロードにコンジュゲート化された、ヒトTROP2に特異的に結合する抗体またはその抗原結合性フラグメントを含む抗体薬物コンジュゲート(ADC)であって、ここで、抗体は2つの重鎖および2つの軽鎖を含み、各重鎖は可変ドメインおよび定常ドメインを含み、該可変ドメインはCDRH1、CDRH2およびCDRH3を含み、各軽鎖は可変ドメインおよび定常ドメインを含み、該可変ドメインはCDRL1、CDRL2およびCDRL3を含み、ここで、CDRH1、CDRH2、CDRH3、CDRL1、CDRL2およびCDRL3は、それぞれ、NYGMN(配列番号4)、WINTYTGEPTYTDDFKG(配列番号5)、GGFGSSYWYFDV(配列番号6)、KASQDVSIAVA(配列番号7)、SASDRYT(配列番号10)およびQQHYITPLT(配列番号9)のアミノ酸配列を含む、前記抗体薬物コンジュゲート(ADC)。
  2. 抗体またはその抗原結合性フラグメントが、TROP2高発現性細胞と比較して低減した、TROP2低発現性細胞への結合を示し、疎水性相互作用クロマトグラフィー(HIC)による測定で、サシツズマブと比較して低減した疎水性を有する、請求項1記載のADC。
  3. 抗体またはその抗原結合性フラグメントがヒト化抗体である、請求項1記載のADC。
  4. 抗体の抗原結合性フラグメントがFabフラグメント、Fab’フラグメントまたはF(ab’) 2 フラグメントである、請求項1記載のADC。
  5. 重鎖可変ドメインが配列番号1または14のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号3または16のアミノ酸配列を含む、請求項1記載のADC。
  6. 重鎖可変ドメインが配列番号1のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号3のアミノ酸配列を含み、または重鎖可変ドメインが配列番号14のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号16のアミノ酸配列を含む、請求項5記載のADC。
  7. 抗体が、配列番号13または22のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、重鎖が、配列番号11、17または18のアミノ酸配列を含む、請求項1記載のADC。
  8. 抗体が、 (a)配列番号13のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号11のアミノ酸配列を含む重鎖、 (b)配列番号22のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号17のアミノ酸配列を含む重鎖、または (c)配列番号22のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号18のアミノ酸配列を含む重鎖 を含む、請求項7記載のADC。
  9. 抗体が、配列番号13または22のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、重鎖が配列番号58、59または60のアミノ酸配列を含む、請求項1記載のADC。
  10. 抗体が、 (a)配列番号13のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号58のアミノ酸配列を含む重鎖、 (b)配列番号22のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号59のアミノ酸配列を含む重鎖、または (c)配列番号22のアミノ酸配列を含む軽鎖および配列番号60のアミノ酸配列を含む重鎖 を含む、請求項9記載のADC。
  11. 抗体が、重鎖の定常ドメインの152、153、171、172、173および375位ならびに軽鎖の定常ドメインの165および168位からなる群から選択される1以上の位置にシステインまたは非標準(non-canonical)アミノ酸アミノ酸置換を更に含み、ここで、重鎖定常ドメインの位置番号付けがEu番号付けに従っており、軽鎖定常ドメインの位置番号付けが軽鎖配列全体の逐次的番号付けに従っている、請求項1記載のADC。
  12. 抗体が重鎖の定常ドメインの375位にシステインまたは非標準アミノ酸アミノ酸置換を含む、請求項1記載のADC。
  13. 抗体が、配列番号19、20、61または62のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、請求項12記載のADC。
  14. リンカー-PNUペイロードがシステインまたは非標準アミノ酸にコンジュゲート化されている、請求項11~13のいずれか1項記載のADC。
  15. 抗体がシステイン残基を含み、ここで、そのSH基が、以下の式を含むリンカー-PNUペイロードにコンジュゲート化されている、請求項1記載のADC。
  16. ADCが以下の式(式中、Abは抗TROP2抗体であり、pは1~8の整数であり、Sは抗体のシステイン残基の側鎖に由来する)を含む、請求項1記載のADC。
  17. PNUリンカー-ペイロードが、 (A)(a)配列番号64に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E152C)(LC:Sac-Y53D); (b)配列番号65に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E153C)(LC:Sac-Y53D); (c)配列番号66に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E171C)(LC:Sac-Y53D); (d)配列番号67に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E172C)(LC:Sac-Y53D); (e)配列番号68に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E173C)(LC:Sac-Y53D); (f)配列番号69に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-S375C)(LC:Sac-Y53D); (g)配列番号71に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E152C)(LC:Sac-Y53D); (h)配列番号72に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E153C)(LC:Sac-Y53D); (i)配列番号73に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E171C)(LC:Sac-Y53D); (j)配列番号74に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E172C)(LC:Sac-Y53D); (k)配列番号75に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E173C)(LC:Sac-Y53D); (l)配列番号76に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-S375C)(LC:Sac-Y53D); (m)配列番号58に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号50に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac)(LC:Sac-Y53D-E165C); (n)配列番号58に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号51に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac)(LC:Sac-Y53D-E168C); (o)配列番号63に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号50に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE)(LC:Sac-Y53D-E165C); (p)配列番号63に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号51に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE)(LC:Sac-Y53D-E168C); (q)配列番号83に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号21に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-S375C)(LC:BSM-Y53D); (r)配列番号78に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E152C)(LC:BSM-Y53D); (s)配列番号79に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E153C)(LC:BSM-Y53D); (t)配列番号80に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E171C)(LC:BSM-Y53D); (u)配列番号81に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E172C)(LC:BSM-Y53D); (v)配列番号82に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E173C)(LC:BSM-Y53D); (w)配列番号83に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-S375C)(LC:BSM-Y53D); (x)配列番号59に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号54に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM)(LC:BSM-Y53D-E165C); (y)配列番号59に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号55に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM)(LC:BSM-Y53D-E168C); (z)配列番号60に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号54に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE)(LC:BSM-Y53D-E165C); (aa)配列番号58に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号57に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE)(LC:BSM-Y53D-E168C); (bb)配列番号85に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E152C)(LC:BSM-Y53D); (cc)配列番号86に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖を含むC/.TROP2(HC:BSM-YTE-E153C)(LC:BSM-Y53D); (dd)配列番号87に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E171C)(LC:BSM-Y53D); (ee)配列番号88に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E172C)(LC:BSM-Y53D); (ff)配列番号89に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E173C)(LC:BSM-Y53D);および (gg)配列番号90に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-S375C)(LC:BSM-Y53D) からなる群から選択される抗体;あるいは (B)(a)配列番号70に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E152C-S375C)(LC:Sac-Y53D); (b)配列番号77に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E152C-S375C)(LC:Sac-Y53D); (c)配列番号84に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E152C-S375C)(LC:BSM-Y53D);および (d)配列番号91に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E152C-S375C)(LC:BSM-Y53D)からなる群から選択される抗体 の改変システイン残基にコンジュゲート化されている、請求項16記載のADC。
  18. PNUリンカー-ペイロードが、 (A)(a)配列番号24に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E152C)(LC:Sac-Y53D); (b)配列番号25に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E153C)(LC:Sac-Y53D); (c)配列番号26に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E171C)(LC:Sac-Y53D); (d)配列番号27に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E172C)(LC:Sac-Y53D); (e)配列番号28に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E173C)(LC:Sac-Y53D); (f)配列番号29に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-S375C)(LC:Sac-Y53D); (g)配列番号31に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E152C)(LC:Sac-Y53D); (h)配列番号32に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E153C)(LC:Sac-Y53D); (i)配列番号33に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E171C)(LC:Sac-Y53D); (j)配列番号34に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E172C)(LC:Sac-Y53D); (k)配列番号35に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E173C)(LC:Sac-Y53D); (l)配列番号36に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-S375C)(LC:Sac-Y53D); (m)配列番号11に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号52に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac)(LC:Sac-Y53D-E165C); (n)配列番号11に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号53に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac)(LC:Sac-Y53D-E168C); (o)配列番号23に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号52に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE)(LC:Sac-Y53D-E165C); (p)配列番号23に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号53に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE)(LC:Sac-Y53D-E168C); (q)配列番号19に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号21に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-S375C)(LC:BSM-Y53D); (r)配列番号38に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E152C)(LC:BSM-Y53D); (s)配列番号39に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E153C)(LC:BSM-Y53D); (t)配列番号40に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E171C)(LC:BSM-Y53D); (u)配列番号41に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E172C)(LC:BSM-Y53D); (v)配列番号42に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E173C)(LC:BSM-Y53D); (w)配列番号19に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-S375C)(LC:BSM-Y53D); (x)配列番号17に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号55に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM)(LC:BSM-Y53D-E168C); (y)配列番号18に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号54に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE)(LC:BSM-Y53D-E165C); (z)配列番号18に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号55に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE)(LC:BSM-Y53D-E168C); (aa)配列番号44に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E152C)(LC:BSM-Y53D); (bb)配列番号45に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E153C)(LC:BSM-Y53D); (cc)配列番号46に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E171C)(LC:BSM-Y53D); (dd)配列番号47に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E172C)(LC:BSM-Y53D); (ee)配列番号48に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E173C)(LC:BSM-Y53D);および (ff)配列番号20に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-S375C)(LC:BSM-Y53D) からなる群から選択される抗体;あるいは (B)(a)配列番号30に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-E152C-S375C)(LC:Sac-Y53D); (b)配列番号37に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号13に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:Sac-YTE-E152C-S375C)(LC:Sac-Y53D); (c)配列番号43に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-E152C-S375C)(LC:BSM-Y53D);および (d)配列番号49に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含むαTROP2(HC:BSM-YTE-E152C-S375C)(LC:BSM-Y53D)からなる群から選択される抗体 の改変システイン残基にコンジュゲート化されている、請求項16記載のADC。
  19. PNUリンカー-ペイロードが、配列番号20に記載されているアミノ酸配列を有する2つの重鎖と、配列番号22に記載されているアミノ酸配列を有する2つの軽鎖とを含む抗体の改変システイン残基にコンジュゲート化されている、請求項16記載のADC。
  20. 請求項1~19のいずれか1項記載のADCと薬学的に許容される担体とを含む組成物。

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関連出願に対する相互参照 本出願は、2023年4月24日付出願の米国仮特許出願第63/461,572号(その全内容を参照により本明細書に組み入れることとする)の利益を主張するものである。 電子的に提出された配列表に対する言及 電子的配列表(25678-WO-PCT_SL.xml、サイズ:251,896バイト;作成日:2023年7月31日)の内容の全体を参照により本明細書に組み入れることとする。 (1)発明の分野 本発明は、TROP2低発現性細胞と比較してTROP2高発現性細胞に優先的に結合する抗体にコンジュゲート化(結合)されたアントラサイクリン代謝物のPNU-159682誘導体を含む抗TROP2抗体-薬物コンジュゲートに関する。 (2)関連技術の記載 乳がん(以下、「がん」は「癌」と表記される)の成長、分化、浸潤および/または転移における役割を有するタンパク質は腫瘍の生物学的進行に影響を及ぼす可能性があり、したがって、重要な予後情報を提供しうる。1つのそのような候補はTROP2(GA733-1、EGP-1)であり、これは、TACSTD遺伝子ファミリーに属する45kDaの単量体膜貫通糖タンパク質、特にTACSTD2であり、これは分化の種々の段階でヒト上皮細胞において発現される。TROP2の過剰発現は、腫瘍の成長を刺激するのに必要かつ十分であることが実証されており、全体的な予後不良に関連付けられている。TROP2の発現は、口腔、膵臓、胃、卵巣、結腸直腸、乳房および肺の腫瘍を含む幾つかのヒトの癌の予後不良に関連している。例えば、研究された膵臓癌患者の55%においてTROP2の過剰発現が認められ、転移、腫瘍グレード、および治療目的で手術を受けた患者の不良な無増悪生存に対する正の相関性が認められた。同様に、胃癌においては、患者の56%が彼らの腫瘍上にTROP2過剰発現を示しうる。これは、再び、TROP2陽性腫瘍細胞のリンパ節転移を有する患者において、より短い無病生存期間およびより不良な予後と相関した。 これらの特徴と、TROP2が非常に多数の難治性癌に関連していることとを考慮すると、TROP2は治療介入のための魅力的な標的である。しかし、TROP2は幾つかの正常組織においても発現される。尤も、それは、腫瘍組織における場合と比較して通常は遥かに低い量であり、しばしば、制限された血管アクセスを伴う組織の領域においてである。 TROP2に対する幾つかのモノクローナル抗体は確立されている。幾つかの抗TROP2モノクローナル抗体、例えば77220は、試薬として商業的に入手可能である。これらの確立された抗TROP2モノクローナル抗体の幾つかは癌の治療のために研究されている。 特許出願WO9714796はモノクローナル抗体BR110を記載しており、これは、細胞表面上のTROP2に結合し細胞内にインターナリゼーションされることが公知である。特許出願WO2003074566、US2004001825、US2007212350およびUS2008131363はRS7抗体および腫瘍の治療または診断のためのそれらの用途を教示している。これらの特許出願は更に、ヒト化、ヒトおよびキメラRS7抗原結合性タンパク質(hRS7)、ならびに診断および治療におけるそのような結合性タンパク質の用途に関するものである。抗TROP2モノクローナル抗体AR47A6.4.2はWO2007095748に開示されており、AR52A301.5はWO2007095749に開示されており、それらは共に、TROP2発現性癌細胞に特異的に結合する抗体である。 特許出願WO2008/144891は腫瘍の治療のための抗TROP2モノクローナル抗体としてのAR47A6.4.2のヒト化形態を教示している。特許出願WO2011155579は、高いアフィニティでヒトTROP2の細胞外領域に結合し、高いADCC活性および高い抗腫瘍活性を示すモノクローナル抗体またはその抗体フラグメントを開示している。特許出願WO2013077458は、抗腫瘍活性を有する抗ヒトTROP2抗体、特に、インビボで抗腫瘍活性を有する、Huk5-70-2を含むヒト化抗体を教示している。特許出願WO2013068946は、TROP2に特異的に結合する抗体を教示している。 腫瘍の標的化治療のための、抗体の有望な応用は、多数(2~8個)の高毒性ペイロードを抗体にコンジュゲート化させることによって抗体-薬物コンジュゲート(抗体薬物複合体)(ADC)を生成させることを含む。ADCは当技術分野で周知であり、例えば、Chariら(Angew.Chem.Int.Ed.53:3796(2014))およびBeckら(Nat.Rev.Drug Discov.16:315-37(2017)によって記載されている。仕組みとしては、抗体は、健常組織と比較して過剰発現される腫瘍関連受容体に高い特異性で結合するように設計される。ADCは、受容体への結合の後に腫瘍細胞内にインターナリゼーションされ、ついでリソソームにおける抗体および/またはリンカーの分解に際して毒性ペイロードを放出すると考えられている。 TROP2を標的化するADCは当技術分野で公知であり、臨床開発の種々の段階にある。DS-1062aは、特許出願WO2015098099に開示されているプロテアーゼ感受性切断可能リンカーを介してカンプトテシン類似体エキサテカンにコンジュゲート化されたヒト化抗体hTINAに由来するADCであり、固形腫瘍の治療に関して臨床評価中である。PF-06664178は、微生物トランスグルタミナーゼの作用下でアウリスタチン類似体PF-06380101に部位特異的にコンジュゲート化されたモノクローナル抗体RN926に由来するADCである。PF-06664178は、進行性または転移性固形腫瘍を有する患者において第I相臨床試験で評価されたが、該ADCは高用量レベルで毒性を示し、高くない抗腫瘍活性を示したに過ぎなかったため、開発は中止された。 サシツズマブ・ゴビテカン-hziy(TRODELVY,Immunomedics,Inc.)(SG)は、転移性トリプルネガティブ乳癌(TNBC)を有する患者であって転移性疾患に対して少なくとも2つの以前の治療を受けている患者に関して、2020年4月に承認された(Bardiaら,N.Engl.J.Med.380:741-51(2019))。SGは、イリノテカンの活性代謝物でありトポイソメラーゼ1の強力なインヒビターであるSN-38の約8個の分子に連結されたヒト化抗TROP2モノクローナル抗体(mAb)hRS7からなる抗体-薬物コンジュゲート(ADC)である(Thomasら,Clin.Cancer Res.25:6581-9(2019))。注目すべきことに、SG以前には、転移性トリプルネガティブ乳癌(TNBC)においてトポイソメラーゼIインヒビターは使用されておらず、SGは、化学療法に尚も大きく依存している疾患を治療するための新規細胞毒性薬を有効に構成する。しかし、SGの有効性はその毒性によって妨げられている。 TROP2におけるSG標的化エピトープはその有効性を更に制限しうる。hRS7 mAbは、T16、162-46.2(Albertiら,Hybridoma;11:539-45(1992);Ikedaら,Biochem Biophys.Res.Commun.458:877-82(2015))およびE1 mAb(Trerotolaら,Neoplasia 23:415-28(2021))と同じエピトープに結合することが示されている。したがって、RS7は、MOvl6(Albertiら,Hybridoma;11:539-45(1992))、cAR47A6.4.2(Truongら,Mol.Cancer Ther.6:3334(2007))、77220、MM0588およびYY-01(Ikedaら,Biochem Biophys.Res.Commun.458:877-82(2015))[これらは、TROP2のステムドメイン(D146~T274)のN末端領域に位置する免疫優性エピトープ(Albertiら,Hybridoma;11:539-45(1992);Ikedaら,Biochem Biophys.Res.Commun.458:877-82(2015))に結合することが示されている(Ikedaら,Biochem Biophys.Res.Commun.458:877-82(2015))]を含むほとんどの抗TROP2抗体を含むリストに追加される。このエピトープは癌細胞と正常組織とにおいて同等に接近可能であることが示されており(Trerotolaら,Oncogene 32:222-33(2013);Albertiら,Hybridoma 11:539-45(1992);Stepanら,J.Histochem.Cytochem.59:701-10(2011);Kaufmannら,Arch.Dermatol.Res.286:6-11(1994))、癌特異性の欠如という問題が生じている(Trerotolaら,Biochim.Biophys.Acta 1805:119-20(2010))。PF-06664178/Aur0101 ADCにおいて開発されたRinat-Pfizer RN926抗Trop-2 mAbもTROP2のこの免疫優性領域(ドメイン3,残基152~206、およびドメイン4,残基209~274;WO 2013/068946)に結合することが示された。PF-06664178は初期には有望性を示していた(Stropら,Mol.Cancer Ther.;15:2698-708(2016))。進行性固形腫瘍を有する患者において、PF-06664178の第I相非盲検用量漸増試験が行われた。3.60、4.2および4.8mg/kgの用量は皮膚発疹、粘膜病変および好中球減少症ゆえに不忍容性であることが判明した。PF-06664178は、高くない抗腫瘍活性を示したに過ぎず、最終的に開発中止された(Kingら,Invest.New Drugs 36:836-47(2018))。したがって、高い効力のペイロードを含有する抗TROP2 ADCへの正常組織の曝露は、制御不能な毒性を招きうる。 更に、SGは患者において短い半減期を有し(Oceanら,Cancer 123:3843-54(2017))、頻繁な投与が要求され、これは好中球減少症および下痢のような副作用の誘発につながり、これらは、SN38が遊離薬物として循環内に放出されることに起因すると示唆されている(Santiら,Ann.Transl.Med.9:1113(2021))。前記を考慮すると、抗TROP2 ADCが、TROP2の高発現に関連する癌を治療するために、それらの完全な潜在性を発揮するためには、細胞標的化およびADC半減期の改善が必要とされている。 発明の簡潔な概括 本発明は、アントラサイクリン代謝物PNU-159682の誘導体(以下、「PNU」)にコンジュゲート化されたTROP2バインダー(TROP2結合性物質)を含む抗体-薬物コンジュゲート(ADC)を提供し、該TROP2バインダーは、(i)TROP2低発現性細胞(TROP2低細胞)よりもTROP2高発現性細胞(TROP2高細胞)に優先的に結合し、hRS7と比較して低減した疎水性を示す一方で、前臨床腫瘍モデルにおいてhRS7と同等の抗腫瘍の利点を保持している、抗体hRS7(サシツズマブ)に由来する、アビディティが調整された抗TROP2抗体;(ii)hRS7と比較して低減した疎水性およびhRS7と比較して低減した免疫原性を示す、抗体hRS7の再ヒト化誘導体である抗TROP2抗体;ならびに(iii)アビデ