JP-2026514931-A - 抗ウイルス1,3-ジ-オキソ-インデン化合物
Abstract
本開示は、本明細書に記載の1,3-ジオキソインデン化合物を、薬学的に許容される塩、そのような化合物を含有する医薬組成物、並びにウイルス感染症を治療するためにこれらの化合物、塩、及び組成物を使用する方法と共に提供する。本開示は、インビトロで抗ウイルス活性を有する新規化合物を提供する。本開示はまた、新規化合物を含有する医薬組成物、並びにウイルスの複製又は再活性化を阻害し、ウイルスに関連する又はウイルスによって引き起こされる疾患状態を治療するために化合物及び組成物を使用する方法を提供する。
Inventors
- ジュン, ヨン-シク
- プーン, ダニエル
Assignees
- ノバルティス アーゲー
- コーリア リサーチ インスティテュート オブ ケミカル テクノロジー
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20240424
- Priority Date
- 20230424
Claims (19)
- 以下から選択される化合物又はその薬学的に許容される塩:
- 以下から選択される化合物又はその薬学的に許容される塩:
- 前記化合物が、 である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
- 前記化合物が、 である、請求項1の化合物又はその薬学的に許容される塩。
- 前記化合物が、 である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
- 前記化合物が、 である、請求項1の化合物又はその薬学的に許容される塩。
- 前記化合物が、 である、請求項1の化合物又はその薬学的に許容される塩。
- 請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される希釈剤又は賦形剤を含む、ウイルス疾患を予防又は治療するための医薬組成物。
- 請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は請求項8に記載の医薬組成物と、1つ以上の治療活性剤と、を含む、組み合わせ物。
- 治療有効量の請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物を対象に投与することを含む、ウイルス疾患を治療する方法。
- ウイルス疾患を予防又は治療するための、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物の使用。
- ウイルス疾患の予防又は治療のための医薬の製造のための、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物の使用。
- 前記ウイルス疾患がポリオウイルスによって引き起こされる、請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物、又は請求項10に記載の方法、又は請求項11若しくは12に記載の使用。
- 前記ウイルス疾患がコクサッキーウイルスによって引き起こされる、請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物、又は請求項10に記載の方法、又は請求項11若しくは12に記載の使用。
- 前記ウイルス疾患がエコーウイルスによって引き起こされる、請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物、又は請求項10に記載の方法、又は請求項11若しくは12に記載の使用。
- 前記ウイルス疾患がエンテロウイルスによって引き起こされる、請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物、又は請求項10に記載の方法、又は請求項11若しくは12に記載の使用。
- 前記ウイルス疾患がライノウイルスによって引き起こされる、請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物、又は請求項10に記載の方法、又は請求項11若しくは12に記載の使用。
- 前記ウイルス疾患がピコルナウイルスによって引き起こされる、請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物、又は請求項10に記載の方法、又は請求項11若しくは12に記載の使用。
- 前記ウイルス疾患が、ポリオ、麻痺、急性出血性結膜炎、ウイルス性髄膜炎、手足口病、水疱性疾患、A型肝炎、筋炎、心筋炎、膵炎、糖尿病、流行性筋痛症、脳炎、インフルエンザ、ヘルパンギナ、口蹄疫、喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺炎、副鼻腔炎、又は中耳炎である、請求項8に記載の医薬組成物、又は請求項9に記載の組み合わせ物、又は請求項10に記載の方法、又は請求項11若しくは12に記載の使用。
Description
(関連出願の相互参照) 本出願は、2023年4月24日に出願された米国仮出願第63/497,972号の米国特許法第119条(e)に基づく利益を主張するものであり、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。 (発明の分野) 本開示は、ポリオウイルスの阻害剤である新規な1,3-ジオキソインデン化合物に関する。 ピコルナウイルスは、RNAゲノムが7.2~8.5Kb長である無エンベローププラス鎖一本鎖RNAウイルスである。これらのウイルスは、約22~30nmのサイズを有する非常に小さな球状であり、ずいぶん昔に最初に同定された。ピコルナウイルス科に属するウイルスの中には、ライノウイルス、ポリオウイルス、コクサッキーウイルスA、コクサッキーウイルスB、及びエコーウイルスを含むエンテロウイルス、並びにA型肝炎ウイルスがある。 ピコルナウイルスが原因となる疾患は、呼吸器疾患から消化器疾患、循環器疾患、及び皮膚疾患まで多岐にわたり、その例としては、ポリオ、麻痺、急性出血性結膜炎、ウイルス性髄膜炎、手足口病、水疱性疾患、A型肝炎、筋炎、心筋炎、膵炎、糖尿病、流行性筋痛症、脳炎、風邪、ヘルパンギナ、及び口蹄疫が挙げられる。しかしながら、これらの疾患を治癒させるための治療薬は存在しない。開発中の薬物の大部分は、脱外皮阻害剤である。ピコルナウイルス科に属するウイルスは、衛生的、社会的、及び経済的な問題を惹起する、前述の呼吸器疾患を含む様々な疾患を引き起こす。ピコルナウイルスは、水系感染症の主な原因物質である。非常に安定的で、消毒が困難であるので、RNAウイルスは絶え間なく関連疾患を引き起こす。 ヒトライノウイルス(hRV)は、最近、喘息の増悪の大部分に関連付けられており、多くの安定した喘息患者の気管支組織にさえも存在することが知られている。喘息患者及び非喘息患者から採取したそれぞれの気管支粘膜生検材料を比較すると、非喘息患者と比べて、喘息患者の下気道ではヒトライノウイルスが有意に高い頻度で検出されることが示された。ヒトライノウイルスの存在と喘息の臨床的重症度との間に相関関係があることも報告されている。更に、ライノウイルスは、慢性閉塞性肺疾患、肺炎、副鼻腔炎、及び中耳炎、並びに喘息を引き起こす。 ポリオウイルスに対する新たな治療及び療法が依然として必要とされている。 コクサッキーウイルス、エンテロウイルス、エコーウイルス、ポリオウイルス、及びライノウイルスを含むピコルナウイルスに対する有効なウイルス増殖抑止剤に関する集中的かつ徹底的な研究の結果、新規1,3-ジオキソインデン誘導体がコクサッキーウイルス、エンテロウイルス、エコーウイルス、ポリオウイルス、及びライノウイルスを含むピコルナウイルスに対して高度に抑制活性を示すという知見が得られ、本開示に至った。 本明細書を解釈する目的で、以下の定義が適用され、必要に応じて、単数形で使用される用語は複数形もまた含む。 本明細書で使用される用語は、文脈が明らかに他のことを示さない限り、以下の意味を有する。 本明細書で使用される場合、「対象」という用語は、動物を指す。ある特定の態様では、動物とは、哺乳動物である。対象とはまた、例えば、霊長類(例えば、ヒト)、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウス、魚、及び鳥なども指す。ある種の実施形態では、対象は、ヒトである。本明細書で使用される場合、「患者」とは、ヒト対象を指す。本明細書で使用される場合、対象は、そのような対象がそのような治療から生物学的、医学的、又は生活の質において利益を得る場合、治療を「必要としている」。 本明細書で使用される場合、「阻害する」又は「阻害」という用語は、所与の状態、症状、若しくは障害、若しくは疾患の低減若しくは抑制、又は生物学的活性若しくはプロセスのベースライン活性の著しい減少を指す。 本明細書で使用される場合、任意の疾患又は障害を「治療すること」又は「治療」という用語は、一実施形態では、疾患又は障害を改善すること(すなわち、疾患、又はその臨床症状のうち少なくとも1つの進行の遅延、又は阻止、又は低減)を指す。別の実施形態では、「治療すること」又は「治療」とは、患者によって認識可能であり得ないものを含む、少なくとも1つの身体的パラメータを緩和又は改善することを指す。更に別の実施形態では、「治療する」又は「治療」とは、身体的(例えば、識別可能な症状の安定化)、生理学的(例えば、身体的パラメータの安定化)、又はその両方のいずれかで、疾患又は障害を調節することを指す。更に別の実施形態では、「治療すること」又は「治療」とは、疾患又は障害の発症又は発達若しくは進行を、予防又は遅延させることを指す。 本明細書で使用される場合、本開示の文脈で使用される「a」、「an」、「the」、及び同様の用語(特に、特許請求の範囲の文脈における)は、本明細書で別段の指定がない限り、又は文脈によって明確に矛盾しない限り、単数形及び複数形の両方を網羅すると解釈されるべきである。 本明細書に記載される全ての方法は、本明細書で別途指示されない限り、又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の好適な順序で実施することができる。本明細書で提供されるいずれか及び全ての例、又は例示的な言い回し(例えば、「など」)の使用は、単に本開示をより明らかにすることを意図するものであって、特許請求される本開示の範囲を限定するものではない。 本開示の様々な実施形態が本明細書に記載される。各実施形態において特定された特徴は、更なる実施形態を提供するために他の特定の特徴と組み合わされ得ることが理解されるであろう。以下の列挙される実施形態は、本開示の代表的なものである。 実施形態1.以下から選択される化合物又はその薬学的に許容される塩。 実施形態2.以下から選択される化合物又はその薬学的に許容される塩。 実施形態3.化合物が、 である、実施形態1の化合物、又はその薬学的に許容される塩。 実施形態4.化合物が、 である、実施形態1の化合物、又はその薬学的に許容される塩。 実施形態5.化合物が、 である、実施形態1の化合物、又はその薬学的に許容される塩。 実施形態6.化合物が、 である、実施形態1の化合物、又はその薬学的に許容される塩。 実施形態7.化合物が、 である、実施形態1の化合物、又はその薬学的に許容される塩。 実施形態8.実施形態1~7のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される希釈剤又は賦形剤を含む、ウイルス疾患を予防又は治療するための医薬組成物。 実施形態9.実施形態1~7のいずれか1つに記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態8に記載の医薬組成物と、1つ以上の治療活性剤とを含む、組み合わせ物。 実施形態10.治療有効量の実施形態1~7のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物を対象に投与することを含む、ウイルス疾患を治療する方法。 実施形態11.ウイルス疾患を予防又は治療するための、実施形態1~7のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物の使用。 実施形態12.ウイルス疾患の治療のための医薬の製造のための、実施形態1~7のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物の使用。 実施形態13.ウイルス疾患がポリオウイルスによって引き起こされる、実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物、又は実施形態10に記載の方法、又は実施形態11若しくは12に記載の使用。 実施形態14.ウイルス疾患がコクサッキーウイルスによって引き起こされる、実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物、又は実施形態10に記載の方法、又は実施形態11若しくは12に記載の使用。 実施形態15.ウイルス疾患がエコーウイルスによって引き起こされる、実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物、又は実施形態10に記載の方法、又は実施形態11若しくは12に記載の使用。 実施形態16.ウイルス疾患がエンテロウイルスによって引き起こされる、実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物、又は実施形態10に記載の方法、又は実施形態11若しくは12に記載の使用。 実施形態17.ウイルス疾患がライノウイルスによって引き起こされる、実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物、又は実施形態10に記載の方法、又は実施形態11若しくは12に記載の使用。 実施形態18.ウイルス疾患がピコルナウイルスによって引き起こされる、実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物、又は実施形態10に記載の方法、又は実施形態11若しくは12に記載の使用。 実施形態19.ウイルス疾患が、ポリオ、麻痺、急性出血性結膜炎、ウイルス性髄膜炎、手足口病、水疱性疾患、A型肝炎、筋炎、心筋炎、膵炎、糖尿病、流行性筋痛症、脳炎、インフルエンザ、ヘルパンギナ、口蹄疫、喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺炎、副鼻腔炎、又は中耳炎である、実施形態8に記載の医薬組成物、又は実施形態9に記載の組み合わせ物、又は実施形態10に記載の方法、又は実施形態11若しくは12に記載の使用。 別の実施形態は、医薬として上記の化合物、又はその薬学的に許容される塩を提供する。 また、範囲内には、ヒトにおけるウイルス疾患及び/又は感染症を治療又は予防するための医薬を製造するための、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用もある。 範囲内には、本明細書に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体と、を含む、医薬組成物が含まれる。 この実施形態の更なる態様によれば、医薬組成物は、少なくとも1つの他の抗ウイルス剤の治療有効量を更に含む。 本開示はまた、ウイルス感染症を有するか又はウイルス感染症を有するリスクがあるヒトにおけるウイルス感染症又は他のウイルスを治療するための、上記の医薬組成物の使用も提供する。 本開示はまた、ウイルス疾患を有するか又はウイルス疾患を有するリスクがあるヒトにおけるウイルス疾患又は他のウイルス感染症を治療するための、上記の医薬組成物の使用も提供する。 別の態様は、抗ウイルス的に有効な量の本明細書に記載の化合物、その薬学的に許容される塩、又は上記の組成物を、単独で、又は一緒に若しくは別々に投与される少なくとも1つの他の抗ウイルス剤と組み合わせて、ヒトに投与することによって、ヒトにおけるウイルス疾患及び/又は感染症を治療又は予防する方法に関する。 更に別の態様は、ポリオウイルス疾患及び/又は感染症を治療するのに有効な組成物と、ウイルスによる疾患及び/又は感染症を治療するために当該組成物を使用できることを示すラベルを含む包装材料と、を含む製品であって、当該組成物が、本開示による本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む、製品に関する。 追加の態様は、ヘルペスウイルス疾患及び/又は感染症を治療するのに有効な組成物と、ウイルスによる疾患及び/又は感染症を治療するために当該組成物を使用できることを示すラベルを含む包装材料と、を含む製品であって、当該組成物が、本開示による本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む、製品を指す。 更に別の態様は、ウイルスの複製を阻害する方法であって、当該ウイルスの複製が阻害される条件下において、有