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JP-2026514945-A - AML及び関連障害の治療のためのCD123 NK細胞エンゲージャの使用

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Abstract

白血病及び骨髄異形成障害を治療又は予防するための、第1及び第2の抗原結合ドメイン並びに免疫グロブリンFc領域又はその変異体の全部又は一部を含む多機能結合タンパク質を含む方法が本明細書で提供され、ここで、第1の抗原結合ドメインはCD123に特異的に結合し、第2の抗原結合ドメインはヒトNKp46に特異的に結合し、免疫グロブリンFc領域又はその変異体の全部又は一部はヒトFc-γ受容体に結合する。

Inventors

  • ピーター・アダムソン
  • サミラ・ズィティ-ヤイチ
  • セリーヌ・アマラ
  • アレクソンドラ・バセ
  • ブリジット・デュメー
  • ドブリン・ドラガノフ
  • ポーラ・フレンケル
  • カイル・ジェンセン
  • チョイ・シアク-レン
  • デルフィン・ヴァレンテ

Assignees

  • サノフイ

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240424
Priority Date
20230424

Claims (20)

  1. 白血病又は骨髄異形成症候群の治療又は予防を必要とする対象における白血病又は骨髄異形成症候群を治療又は予防する方法であって、CD123に対する結合特異性を有する第1の抗原結合ドメインと、NKp46に対する結合特異性を有する第2の抗原結合ドメインと、を含む結合タンパク質を前記対象に投与することを含み、前記結合タンパク質が、少なくとも3μg/kgの用量で前記対象に投与される、白血病又は骨髄異形成症候群の治療又は予防を必要とする対象における白血病又は骨髄異形成症候群を治療又は予防する方法。
  2. 白血病又は骨髄異形成症候群の治療又は予防を必要とする対象において白血病又は骨髄異形成症候群を治療又は予防する方法であって、CD123に対する結合特異性を有する第1の抗原結合ドメインと、NKp46に対する結合特異性を有する第2の抗原結合ドメインとを含む結合タンパク質を前記対象に投与することを含み、前記第1の抗原結合ドメインが、 配列番号1、2及び3のアミノ酸配列にそれぞれ対応する、又は配列番号4、5及び5のアミノ酸配列にそれぞれ対応するCDR-H1、H2及びH3を含む重鎖可変ドメイン(VH1)と、 配列番号7、8及び9のアミノ酸配列にそれぞれ対応する、又は配列番号10、11及び12のアミノ酸配列にそれぞれ対応するCDR-L1、L2及びL3を含む軽鎖可変ドメイン(VL1)と、 を含み、 前記結合タンパク質が、少なくとも3μg/kgの用量で前記対象に投与される、白血病又は骨髄異形成症候群の治療又は予防を必要とする対象において白血病又は骨髄異形成症候群を治療又は予防する方法。
  3. 前記用量が約3μg/kg~約6000μg/kgである、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記用量が約3μg/kg~約30μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記用量が約10μg/kg~100μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記用量が約30μg/kg~100μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記用量が約13μg/kg~約130μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記用量が約15μg/kg~約150μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記用量が約20μg/kg~約200μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記用量が約30μg/kg~約300μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記用量が約40μg/kg~約400μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記用量が約45μg/kg~約450μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記用量が約60μg/kg~約600μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記用量が約100μg/kg~約1000μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記用量が約300μg/kg~約1000μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記用量が400μg/kg~約1300μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記用量が約450μg/kg~約1500μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記用量が約600μg/kg~約1000μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記用量が約600μg/kg~約1500μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記用量が約600μg/kg~約2000μg/kgである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。

Description

関連出願の相互参照 本出願は、2023年4月24日出願の米国仮特許出願第63/461,480号;2023年5月5日出願の同第63/464,404号;2023年5月9日出願の同第63/465,218号;2023年5月24日出願の同第63/468,634号;2023年7月13日出願の同第63/526,661号;2023年7月24日出願の同第63/528,509号;2023年7月31日出願の同第63/529,919号;2023年9月13日出願の同第63/538,210号;2023年11月9日出願の同第63/597,622号;2024年2月29日出願の同第63/559,491号明細書の優先権を主張し、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。 急性骨髄性白血病(AML)、B細胞急性リンパ性白血病(B-ALL)、及び骨髄異形成症候群(MDS)は、異種クローン性新生物性疾患であり、白血病幹細胞の亜集団から生じると考えられており、慣習的な化学療法に抵抗性である傾向があり、更に疾患再発の原因となり得る。再発性又は難治性HR-MDSと診断された患者は、低メチル化剤(HMA)による治療が不成功に終わった後、全生存期間(OS)の中央値の悪化に直面する。 芽球性形質細胞様樹状細胞新生物(BPDCN)は、形質細胞様樹状細胞前駆体から生じる稀な侵襲性血液悪性腫瘍である。過去には、世界保健機関(WHO)分類がBPDCNを急性骨髄性白血病(AML)及び関連新生物のファミリの実体として記載した2008年まで、いくつかの異なる命名法がBPDCNを記載するために使用されてきた。それは後に、その固有の病理生物学を反映して、WHO再分類における骨髄性新生物の下でそれ自体の別個のカテゴリを与えられた。BPDCNは、一般に、骨髄浸潤を伴う又は伴わない皮膚病変、リンパ節症、脾腫、血球減少を呈し、時には髄外浸潤を伴う。 ナチュラルキラー(NK)細胞は、非従来型免疫に関与するリンパ球の亜集団である。NK細胞は、腫瘍又はウイルス感染細胞等の望ましくない細胞を排除することができる効率的な免疫監視機構を提供する。NK細胞の特徴及び生物学的特性は、CD16、CD56及び/又はCD57を含む表面抗原の発現、細胞表面上のα/β又はγ/δ TCR複合体の非存在、MHC非拘束的に細胞に結合して死滅させる能力、特に特定の細胞溶解酵素の活性化によってMHC/HLA抗原を発現しない「自己」細胞、腫瘍細胞又はNK活性化受容体に対するリガンドを発現する他の疾患細胞を死滅させる能力、及び免疫応答を刺激するサイトカインと呼ばれるタンパク質分子を放出する能力を含む。 1つのヒトNKp46結合部位及び1つのヒトCD123結合部位を含む、二重特異性F5フォーマットの変異体であるF25フォーマットの三次元概略図を示す図である。図1に示すように、ポリペプチドのC末端は左側にあり、N末端は右側にある。各ポリペプチド鎖の関連ドメインをそれぞれ含むF25、F5、F26及びF6フォーマットの二次元概略図を示す図である。図2A~図2Dにおいて、ポリペプチドのC末端は左側であり、N末端は右側である。ヒトNKp46結合ドメインは、左側のVH/VL対によって形成される。ヒトCD123結合ドメインは、右側のVH/VL対によって形成される。図2Aは、F25フォーマットの二次元概略図を示す。この表示は、特許請求される「NKp46-CD123_F25」結合タンパク質を表す。図2Bは、F5フォーマットの二次元概略図を示す。F25と比較した場合、F5は、NKp46結合ドメインのCL及びCH対が、CH1ドメイン及びVLドメインを含む第3のポリペプチド鎖と交換されているという点で異なる。図2Cは、F26フォーマットの二次元概略図を示す。このF26は、各CH2ドメイン上にFcサイレントN297S突然変異を含むという点で、図2AのF25とは異なる。図2Dは、F6フォーマットの二次元概略図を示す。このF6は、各CH2ドメインにFcサイレントN297S突然変異を含むという点で、図2BのF5とは異なる。F25フォーマットの変形例の二次元詳細図を示す。このF25フォーマット表現は、図2Aのものに対応する。CD123を発現する腫瘍細胞(すなわち、AML細胞株;すなわち、MOLM-13)と、NKp46及びFcγ受容体(CD16a)を発現するNK細胞との共同結合後の、殺滅のためのNK細胞エンゲージャ(NKCE)の提案された作用機序を示す図である。Gauthier,L.et al.(“Multifunctional natural killer cell engagers targeting NKp46 trigger protective tumor immunity”.Cell 177,1701-1713(2019))からの再産生及び適合MOLM-13細胞におけるシナプス駆動PK/PDインビトロモデル(図4A)、シナプス駆動PK/PDインビボNHPモデル(図4B)及び翻訳AMLシナプス駆動PK/PDモデル(図4C)を例示する概略図のセットを示す図である。MOLM-13細胞におけるシナプス駆動PK/PDインビトロモデル(図4A)、シナプス駆動PK/PDインビボNHPモデル(図4B)及び翻訳AMLシナプス駆動PK/PDモデル(図4C)を例示する概略図のセットを示す図である。MOLM-13細胞におけるシナプス駆動PK/PDインビトロモデル(図4A)、シナプス駆動PK/PDインビボNHPモデル(図4B)及び翻訳AMLシナプス駆動PK/PDモデル(図4C)を例示する概略図のセットを示す図である。インビトロモードでのMOLM-13のインキュベーション時間及びE:T比によって層別化されたインビトロシステムにおけるCD123 NKCE濃度の細胞毒性(%)プロフィールを示す図である。実線は典型的なモデルシミュレーションを表す;黒丸は、インビトロ細胞毒性の個々の観測値である。3000μg/kg SD、100及び3000μg/kg QWのIV投与、並びに3.6μg/kg SDのSC投与についてのPK(図6A)、総CD123+細胞(図6B)及びNKp46+NK細胞(図6C)についてのインビボNHP PK/PDモデルの視覚的予測チェック、並びに100μg/kg及び3000μg/kg b.i.w.のIV投与からのPKデータを実証しており、3000μg/kg b.i.w.のSC投与も含めた。3000μg/kg SD、100及び3000μg/kg QWのIV投与、並びに3.6μg/kg SDのSC投与についてのPK(図6A)、総CD123+細胞(図6B)及びNKp46+NK細胞(図6C)についてのインビボNHP PK/PDモデルの視覚的予測チェック、並びに100μg/kg及び3000μg/kg b.i.w.のIV投与からのPKデータを実証しており、3000μg/kg b.i.w.のSC投与も含めた。b.i.w.レジメンを用いた患者内用量漸増スキーム後のCD123 NKCEの予測であり、10μg/kg及び30μg/kgを第1週の第1及び第2の用量とし、続いて100μg/kg(10/30/100)、及び100μg/kg(固定100)b.i.w.レジメンの固定用量とした。図7Aは、半対数スケールでの経時プロットのPK予測である。破線の水平線は、全血サイトカイン放出アッセイ(1.7nmol/L)における軽度のサイトカイン放出を示す最小濃度を表す。図7Bは、CD123+細胞数予測における%CFBである。水平の破線は、0及び-95%(有効性について定義された目標レベル)でのベースラインからの変化を表す。代表的な個体からのNHP PK/PDモデルの個々のモデル適合を示す図である。ドットは観測値を表し、線は個々の予測を表す。同上。b.i.w.投与後の総CD123+及びNKp46+NK細胞数の観測値と比較することによるインビボNHP PK/PDモデルシミュレーションの外部検証を実証する一連のプロットであり、一方、この投与レジメンからのPKデータを、PKパラメータを推定するために適合させた。実線は典型的なモデルシミュレーションを表し、網掛け領域は90%予測区間(N=100)を表す。黒丸は、標準偏差をエラーバーとして観測値の平均を表す。観察されたPKデータ(赤丸)を使用してPKパラメータを推定し、一方、観察された総CD123+及びNKp46+NK細胞数(青丸)をモデルシミュレーションプロファイルと比較した。注:CD123+細胞数データ>200細胞/μLを除外した。全体的(GSA)及び局所的感度分析(LSA)を示す図である。図10Aは、選択されたFIH開始用量(10/30/100μg/kg)でのCD123+細胞の予測されたAUCを用いて、並進AML PK/PDモデルにおけるパラメータ(kg、α[α]、kinTP、ガンマ[γ]、kmax、ベータ[β]、kint、EC50、TCmax、RTdE、EF0、TA0、kout、SlpNK、RTdT、KD1、KD2、koff1及びkoff2)の感受性を評価するために拡張フーリエ振幅感受性試験(eFAST)を使用する。図10B(LSA)は、FIH開始用量でのCD123+細胞数プロファイルのベースラインからのパーセント変化を用いて、GSAで同定された感受性パラメータを評価する。CD123 NKCEで治療したマウスと抗CD123抗体-薬物コンジュゲートで治療したマウスとの間のカプラン・マイヤー曲線及び生存率の差を示す図である。muNKp46-huCD123、X-huCD123アイソタイプ対照、及びmuNKp46-Xアイソタイプ対照治療NK枯渇SCIDマウスのカプラン・マイヤー曲線を示す図である。治療後の様々な時点におけるレスポンダーの結果を示す図である。上のチャートは、DL3及びDL4でCD123 NKCEを投与された患者を示す。2人のレスポンダーは、8.8ヶ月及び12.2ヶ月の治療後も寛解(CR)のままである。下のチャートは、他の用量レベルの患者を示す。治療後の様々な時点におけるレスポンダーの結果を示す図である。上のチャートは、DL3及びDL4でCD123 NKCEを投与された患者を示す。2人のレスポンダーは、8.8ヶ月及び12.2ヶ月の治療後も寛解(CR)のままである。下のチャートは、他の用量レベルの患者を示す。治療後の様々な時点におけるレスポンダーの結果を示す図である。上のチャートは、DL3及びDL4でCD123 NKCEを投与された患者を示す。2人のレスポンダーは、8.8ヶ月及び12.2ヶ月の治療後も寛解(CR)のままである。下のチャートは、他の用量レベルの患者を示す。CD123 NKCEによる治療の前後の全血(図14A及び図14D)及び骨髄(図14B及び図14C)における白血病性芽球数を示す図である。CD123 NKCEによる治療の前後の全血(図14A及び図14D)及び骨髄(図14B及び図14C)における白血病性芽球数を示す図である。CD123 NKCEによる治療の前後の全血(図14A及び図14D)及び骨髄(図14B及び図14C)における白血病性芽球数を示す図である。サイクル1全体にわたる患者(ng/mLとして測定)におけるDL1-DL6でのCD123 NKCEのCmax(図15A)及びCtrough(図15B)を示す図である。用量レベルDL1~DL6でのサイクル1中の平均血漿濃度を示す図である。直線性は、3000μg/kg(DL5及びDL6)の毎週の用量で達成された。用量レベルDL1~DL6におけるサイクル1中の血漿サイトカインレベルを示す図である。重要な炎症促進性サイトカインレベルは、最初の投与後1時間~3時間でピークに達し、24時間までにベースラインに戻った。同上