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JP-2026514949-A - ホスホジエステラーゼ阻害剤による記憶喪失の処置

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Abstract

対象における記憶喪失を処置する方法であって、対象に、鼻スプレーデバイスによってホスホジエステラーゼ阻害剤またはその塩を鼻腔内投与するステップを含む方法が、本明細書において開示される。同様に、それを必要とする対象に、ホスホジエステラーゼ阻害剤またはその塩を投与するためのデバイスおよびキットが、本明細書において開示される。本明細書の鼻スプレーデバイスは、対象における記憶喪失および/または認知低下を処置するために使用することができる投与量単位を送達する。 【選択図】図2

Inventors

  • ジョフリオン, リチャード
  • クッパースミス, ロナルド

Assignees

  • シラノ セラピューティクス, インコーポレイテッド

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240423
Priority Date
20230424

Claims (20)

  1. 記憶喪失の処置を必要とする対象において記憶喪失を処置する方法であって、鼻スプレーデバイスの動作により前記対象に有効量の液体医薬組成物を鼻腔内投与するステップを含み、前記液体医薬組成物が、 ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤またはその塩および薬学的に許容される担体、賦形剤、希釈剤またはそれらの任意の組合せを含み、 前記鼻スプレーデバイスの前記動作による前記対象への鼻腔内投与の際に、前記液体医薬組成物が、複数の液滴を含むプルームを形成し、 前記複数の液滴が、約35μm~約41μmのD 90 であることを特徴とし、前記プルーム中の前記液滴の約90%が前記D 90 未満のサイズを有し、前記有効量の前記液体医薬組成物を前記投与するステップが、前記記憶喪失を処置する、方法。
  2. 前記複数の液滴が、前記プルーム中の前記液滴の約7%未満が約10μm未満のサイズを有することをさらに特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の液滴が、約21μm~約25μmのD 50 であることをさらに特徴とし、前記プルーム中の前記液滴の約50%が、前記D 50 未満のサイズを有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記D 50 が約23μmである、請求項3に記載の方法。
  5. 液滴サイズがレーザー回折によって測定される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記PDE阻害剤または前記その塩が、アプレミラスト、シロミラスト、クリサボロール(AN2728)、イブジラスト、ルテオリン、メセンブレノン、ピクラミラスト、ロフルミラスト、ロリプラム、これらのいずれかの塩またはそれらの任意の組合せを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ロフルミラストまたはその塩を含む前記PDE阻害剤または前記その塩を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記PDE阻害剤または前記その塩が、テオフィリンもしくはその塩、シロスタゾールもしくはその塩、またはそれらの任意の組合せを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記鼻スプレーデバイスの前記動作によって形成される前記プルームが、スプレーの開始から前記スプレーの終了まで、約0.5秒間~約5秒間存続する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記薬学的に許容される担体が水を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記液体医薬組成物が、粘度向上剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記粘度向上剤がセルロースを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記液体医薬組成物が賦形剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記賦形剤がグリセロールを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記液体医薬組成物が保存剤をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記動作が、約10μl~約200μl、約20μl~約80μlまたは約70μlの液体の動作量を含む、請求項1に記載の方法。
  17. 鼻腔内投与が、各鼻孔に、1日1回、2回または3回である、請求項1に記載の方法。
  18. 前記プルームが、鼻のキャストスキャンによって測定する場合、鼻腔の表面積の約15%~約50%、または約10%~約80%、または約5%~約90%、または約5%~約100%を覆う、請求項1に記載の方法。
  19. 前記鼻腔が、鼻中隔、鼻底、鼻腔側壁、下鼻道、中鼻道、上鼻道、嗅裂、嗅部、鼻甲介またはそれらの任意の組合せを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記鼻腔が、鼻中隔、鼻底、鼻腔側壁、下鼻道、中鼻道、上鼻道、嗅裂、嗅部および鼻甲介を含む、請求項18に記載の方法。

Description

関連出願への相互参照 本出願は、米国特許法第119条の下で、その開示の全体が参照により本明細書に組み込まれている、2023年4月24日出願の米国仮出願第63/461,360号の優先権を主張する。 図1は、ソフトミスト鼻スプレーデバイス、低速標準鼻スプレーデバイスおよび標準鼻スプレーデバイスによるスプレー後の鼻腔モデルの画像を示す。セルロース(すなわち、カルボキシメチルセルロース)粘度向上剤を含む、およびこれを含まない、スプレーデバイス中の液体製剤を試験した。ソフトミスト鼻スプレーデバイスは、鼻腔モデルの嗅部に、より多量の製剤を堆積させた。 図2は、3種のスプレーデバイス:ソフトミスト鼻スプレーデバイス、低速標準鼻スプレーデバイスおよび標準鼻スプレーデバイスの鼻スプレー特徴を示す。ソフトミスト鼻スプレーデバイスは、粒子の約50%が、より大きな粒子径を含むスプレーを有する標準鼻スプレー(すなわち、標準鼻スプレーおよび低速標準鼻スプレー)に比べて、直径が約20μm未満となる、スプレー分布を示した。 図3は、様々な動作速度(1、2、3および4ミリメートル毎秒(mm/s))ならびに4.6mm、4.8mmおよび4.9mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから計量されたショット重量(shot weight)(ミリグラム(mg)単位の放出量)を示す箱ひげグラフを図示する。 図4は、様々な動作速度(1、2、3および4ミリメートル毎秒(mm/s))ならびに4.6mm、4.8mmおよび4.9mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから送達されたショット重量(mg単位で送達される量)を示す箱ひげグラフを図示する。 図5は、様々な動作速度(1、2、3ミリメートル毎秒(mm/s))および4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから60mmのパターン距離における、プルーム幾何学の性能(プルーム角(度)およびプルーム幅(mm))を示す箱ひげグラフを図示する。 図6は、様々な動作速度(2および3mm/s)および4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから30mmおよび60mmのパターン距離における、スプレーパターン(Dmax(mm)、Dmin(mm)、楕円率および面積(mm^2))を示す箱ひげグラフを図示する。 図7は、様々な動作速度(2および3ミリメートル毎秒(mm/s))および4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイス(デバイス12)から30mmおよび60mmのパターン距離における、スプレーパターンを示す画像を図示する。図7は、様々な動作速度(2および3ミリメートル毎秒(mm/s))および4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイス(デバイス12)から30mmおよび60mmのパターン距離における、スプレーパターンを示す画像を図示する。 図8は、様々な動作速度(2および3mm/s)および4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから30mmおよび60mmのパターン距離における、液滴サイズ分布(%体積<10μm;スパン;D90値(μm);およびD50値(μm))を示す箱ひげグラフを図示する。 図9は、様々な動作速度(1、2、3ミリメートル毎秒(mm/s))、ならびに4.6および4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから60mmのパターン距離における、プルーム幾何学の性能(プルーム角(度)およびプルーム幅(mm))を示す箱ひげグラフを図示する。 図10は、様々な動作速度(2および3mm/s)、ならびに4.6mmおよび4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから30mmのパターン距離における、スプレーパターン(Dmax(mm)、Dmin(mm)、楕円率および面積(mm^2))を示す箱ひげグラフを図示する。 図11は、様々な動作速度(2および3mm/s)、ならびに4.6mmおよび4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから60mmのパターン距離における、スプレーパターン(Dmax(mm)、Dmin(mm)、楕円率および面積(mm^2))を示す箱ひげグラフを図示する。 図12は、様々な動作速度(2および3mm/s)、ならびに4.6mmおよび4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから30mmのパターン距離における、液滴サイズ分布(%体積<10μm;スパン;D90値(μm);およびD50値(μm))を示す箱ひげグラフを図示する。 図13は、様々な動作速度(2および3mm/s)、ならびに4.6mmおよび4.8mmのストローク長さで、ソフトミストポンプデバイスから60mmのパターン距離における、液滴サイズ分布(%体積<10μm;スパン;D90値(μm);およびD50値(μm))を示す箱ひげグラフを図示する。 詳細な説明 定義 特に定義されない限り、本明細書において使用される、当技術の用語、表記、ならびに他の技術用語および科学用語または専門用語はすべて、特許請求されている主題に関する当業者によって一般に理解される、同じ意味を有することが意図されている。一部の場合、一般的に理解される意味を有する用語は、明確にするためおよび/または容易な参照のため、本明細書において定義されており、本明細書におけるこのような定義の包含は、当分野において一般に理解されているものと実質的な差異を表すと必ずしも解釈されるべきではない。 本出願の全体にわたり、様々な実施形態が、範囲形式で示されていることがある。範囲形式での説明は、単に便宜上かつ簡潔さのためのものに過ぎないこと、ならびに本開示の範囲に対する柔軟性のない制限として解釈されるべきではないことが理解されるべきである。したがって、範囲の説明は、すべての可能な部分範囲、ならびにその範囲内の個々の数値を具体的に開示しているとみなされるべきである。例えば、1~6などの範囲の記載は、1~3、1~4、1~5、2~4、2~6、3~6などの部分範囲、およびその範囲内の個々の数、例えば、1、2、3、4、5および6を具体的に開示しているとみなされるべきである。これは、その範囲の幅に関わらず適用される。 単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が特に明確に指示しない限り、複数の参照物を含むよう本明細書において使用される。したがって、反対のことが示されていない限り、本出願に説明されている数値パラメータは、得ようとする所望の特性に応じて、様々になり得る概数である。 用語「決定すること」、「測定すること」、「評価すること」、「アセスメントすること」、「アッセイすること」および「分析すること」は、本明細書においてしばしば互換的に使用されて、測定の形態を指し、要素が存在することがあるか否かを決定すること(例えば、検出)を含む。これらの用語は、定量的決定および定性的決定を含むことができる。アセスメントすることは、代替として、相対的または絶対的であり得る。「の存在を検出すること」は、存在する何かの量を決定すること、および存在することがあるかまたは存在しないことがあるかどうかを決定することを含む。 用語「実質的に」または「本質的に」とは、目的の特性もしくは特徴の全範囲もしくはほとんど全範囲または全程度もしくはほとんど全程度を示す、定性的状態を指す。一部の場合、実質的に、とは、目的の特性もしくは特徴の全範囲または全程度の少なくとも約:70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、99.9%または99.99%を指す。一部の場合、実質的にまたは本質的にとは、総量の約100%とすることができる量を指す。 用語「少なくとも部分的に」とは、目的の特性もしくは特徴の部分範囲または部分程度を示す、定性的状態を指す。一部の場合、少なくとも部分的にとは、目的の特性もしくは特徴の全範囲または全程度の少なくとも約:5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%または100%を指す。 特に示さない限り、オープンな用語、例えば、「含む(contain)」、「含むこと(containing)」、「含む(include)」、「含むこと(including)」などは、包含することを意味する。 本明細書において使用する場合、用語「約」または「ほぼ」は、当業者によって決定された特定の値に対して許容される誤差範囲内であって、その値が測定または決定された方法に対して、例えば、その測定システムの限界に一部依存する、誤差範囲内にあることを意味する。例えば、「約」は、当分野では、実施あたり、プラスまたはマイナス10%を意味する。代替的に、「約」は、所与の値のプラスもしくはマイナス20%、プラスもしくはマイナス10%、プラスもしくはマイナス5%、またはプラスもしくはマイナス1%の範囲を意味する。代替的に、特に生物系またはプロセスに関すると、この用語は、ある値の1桁以内、5倍以内、または2倍以内を意味する。具体的な値が、本出願および特許請求の範囲に記載されている場合、特に明記しない限り、特定の値に関して許容される誤差範囲内を意味する用語「約」が、前提とされるべきである。同様に、値の範囲および/または部分範囲が提示されている場合、その範囲および/または部分範囲は、その範囲および/または部分範囲の端点を含むことができる。 本明細書において使用される場合、組成物の化合物の百分率は、組成物の総重量または総体積に対するものである。一部の場合、組成物の構成成分の百分率は、組成物の総重量または総体積に対するものである。 用語「投与する」、「投与すること」、「投与」などは、本明細書において使用する場合、生物学的作用の所望の部位に、化合物またはそれらの塩または組成物の送達を可能にするために使用される方法を指す。送達は、身体の組織または領域に影響を及ぼすよう、直接適用を含むことができる。本明細書において提供される組成物は、任意の方法によって投与され得る。投与の方法は、鼻スプレーによる。一部の場合、投与の方法は、吸入、動脈内注射、脳室内注射、嚢内注射、筋肉内注射、眼窩内注射、実質内注射、腹腔内注射、脊髄内注射、髄腔内注射、静脈内注射、心室内注射、定位固定注射、皮下注射、またはそれらの任意の組合せによることができる。送達は、非経口投与(静脈内、皮下、髄腔内、腹腔内、筋肉内、血管内または注入を含む)、経口投与、鼻投与、吸入投与、十二指腸内投与、直腸投与を含むことができる。送達は、皮膚などの表面の外部表面への局所投与(ローション剤、クリーム剤、ゲル剤、液体、固体、散剤、軟膏剤など)を含むことができる。一部の例では、対象は、管理なしに、化合物を含む鼻腔内スプレーを投与する。一部の例では、対象は、医療専門家(例えば、医師、看護師、医師の補助員、用務員、ホスピス職員など)の管理下で、鼻腔内製剤を投与する。一部の場合、医療専門家は、鼻腔内製剤を投与する。 本明細書において使用する場合、記憶喪失を「処置すること」は、1つもしくは複数の症状の頻度または重症度の低減、1つもしくは複数の症状またはそれらの根本原因の予防、1つもしくは複数の症状またはそれらの根本原因の排除、あるいは損傷の改善または修復のうちの1つまたは複数を含む。例えば、睡眠不足に関連する記憶喪失の処置は、睡眠不足に関連する記憶喪失に罹患している患者から記憶回想を増大することを含むことができる。 「治療有効量」とは、その所期の目的を達成するために有効な追加剤を含む、またはこれを含まない、化合物またはその塩の量を指す。個々の患者の必要量は、様々になり得る。一般に、化合物、その塩、またはこれらの一方もしくは両方を含有する組成物の有効量を供給するために必要な投与量は、レシピエントの年齢、健康、身体状態、性別、体重、機能不全の程度、処置の頻度、ならびに記憶喪失