JP-2026514962-A - TSLPを標的とするモノクローナル抗体の調製
Abstract
胸腺ストローマリンフォポエチン(TSLP)を標的とするモノクローナル抗体調製物。TSLP抗体又はその抗原結合断片を含有する医薬組成物であって、50~ 400mg/mLのTSLP抗体又はその抗原結合断片及びアジュバントを含む、医薬組成物。医薬組成物を含む調製物及びキット、ならびにアレルギー性炎症又は自己免疫疾患の治療におけるその調製物及びキットの使用。 【選択図】なし
Inventors
- ルオ,リャンボ
- ヤン,リウ
- ロウ,ルユン
- シャン,ウェイ
- ヤン,トン
- チェン,ヤン
- ゲ,ジュンユウ
- タン,シャンヤン
- タン,ミャオ
Assignees
- シチュアン ケルン-バイオテック バイオファーマシューティカル カンパニー リミテッド
- ハーバー バイオメド (シャンハイ) カンパニー リミテッド
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20240206
- Priority Date
- 20230223
Claims (11)
- TSLP(胸腺間質性リンホポイエチン)抗体又はその抗原結合断片を含有する医薬組成物であって、50~400mg/mLのTSLP抗体又はその抗原結合断片及びアジュバントを含む、前記医薬組成物。
- 前記TSLP抗体が、配列番号16に示される重鎖アミノ酸配列及び配列番号17に示される軽鎖アミノ酸配列を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記TSLP抗体又はその抗原結合断片が、100~350mg/mLの濃度であり、例えば100~300mg/mL、100~250mg/mL、100~200mg/mL、又は150~200mg/mLの濃度であり、好ましくは100~200mg/mL、より好ましくは150~200mg/mL、さらにより好ましくは135~165mg/mLである、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
- 前記アジュバントが、緩衝剤、安定剤、界面活性剤及び浸透圧調節剤のうちの1つ以上から選択され、 好ましくは、前記緩衝剤が、ヒスチジン/ヒスチジン塩酸塩緩衝液、クエン酸/クエン酸緩衝液及び酢酸/酢酸緩衝液から選択され、好ましくは、前記緩衝剤がpH5.5~6.5、より好ましくは5.5~6.0、さらに好ましくは5.7~6.3、例えば5.5、5.7、6.0又は6.3であり、好ましくは、前記緩衝剤が10~30mMのヒスチジン/ヒスチジン塩酸塩緩衝液、より好ましくは10.4~26.7mMのヒスチジン/ヒスチジン塩酸塩緩衝液、例えば10mM±2mM又は20mM±2mMのヒスチジン/ヒスチジン塩酸塩緩衝液であり、 好ましくは、前記安定剤が、塩化ナトリウム、スクロース、トレハロース及びアミノ酸又はその塩(例えば、アルギニン又はその塩、リシン又はその塩、グリシン、プロリン、アルギニン-グルタミン酸)のうちの1つ以上から選択され、好ましくは、前記安定剤が、スクロースと塩酸アルギニンとの組み合わせであり、各安定剤が15~200mMの濃度であり、例えば50~200mM、60~200mM、50~120mM又は60~120mMであり、好ましくは、前記スクロースが100~200mMの濃度であり、例えば108~132mMであり、前記塩酸アルギニンが45~120mMの濃度であり、例えば54~66mMであり、好ましくは、前記安定剤が108~132mMのスクロースと54~66mMの塩酸アルギニンとの組み合わせであり、 好ましくは、前記界面活性剤が、ポリソルベート20、ポリソルベート80又はポロキサマーなどの非イオン性界面活性剤であり、好ましくは、前記界面活性剤がポロキサマー、より好ましくはポロキサマー188であり、前記界面活性剤が0.01w/v%~0.1w/v%の濃度であり、例えば0.01w/v%~0.03w/v%、0.01w/v%~0.05w/v%、0.02w/v%~0.03w/v%、0.02w/v%~0.05w/v%、0.02w/v%~0.1w/v%、0.03w/v%~0.05w/v%、0.03w/v%~0.1w/v%又は0.05w/v%~0.1w/v%であり、好ましくは、前記界面活性剤が0.01w/v%~0.1w/v%のポロキサマー188であり、例えば0.01w/v%~0.03w/v%、0.01w/v%~0.05w/v%、0.02w/v%~0.03w/v%、0.02w/v%~0.05w/v%、0.02w/v%~0.1w/v%、0.03w/v%~0.05w/v%又は0.03w/v%~0.1w/v%のポロキサマー188であり、又は0.05w/v%~0.1w/v%のポロキサマー188であり、より好ましくは0.045~0.055w/v%のポロキサマー188であり、 前記浸透圧調節剤が、20~130mMの濃度であり、例えば40~130mM又は60~130mMであり、好ましくは54~66mMの塩化ナトリウムである、請求項1~3のいずれかに記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、135~165mg/mLの前記TSLP抗体、pH5.7~6.3における18~22mMのヒスチジン/ヒスチジン塩酸塩緩衝液、108~132mMのスクロース、54~66mMの塩酸アルギニン、及び0.045~0.055w/v%のポロキサマー188を含み、 好ましくは、前記医薬組成物が、150mg/mLのTSLP抗体、20mMのヒスチジン/ヒスチジン塩酸塩緩衝液(pH6.0)、120mMのスクロース、60mMの塩酸アルギニン、及び0.05w/v%のポロキサマー188を含み、 好ましくは、前記医薬組成物が、150g/Lの前記TSLP抗体、1.09g/Lのヒスチジン、2.73g/Lのヒスチジン塩酸塩、41.08g/Lのスクロース、12.64g/Lの塩酸アルギニン、及び0.5g/Lのポロキサマー188からなる、請求項1~4のいずれか1項に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、注射剤であり、例えば皮下又は筋肉内注射剤であり、 好ましくは、前記医薬組成物が液体溶液であり、 好ましくは、前記医薬組成物が凍結乾燥粉末である、請求項1~5のいずれか1項に記載の医薬組成物。
- 好ましくは、前記容器が、バイアル又はシリンジである、請求項1~6のいずれか1項に記載の医薬組成物と、前記医薬組成物を収容する容器とを含む、調製物。
- 前記調製物が、プレフィルドシリンジ又はオートインジェクターペンである、請求項7に記載の調製物。
- 請求項1~6のいずれか1項に記載の医薬組成物、請求項7又は8に記載の調製物、及びマニュアルを含むキット。
- アレルギー性炎症又は自己免疫疾患を予防及び/又は治療するための薬剤を製造するための、請求項1~6のいずれか1項に記載の医薬組成物、請求項7もしくは8に記載の調製物、又は請求項9に記載のキットの使用であって、 好ましくは、前記アレルギー性炎症は、喘息、特発性肺線維症、アトピー性皮膚炎(AD)、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎(AR)、ネザートン症候群、好酸球性食道炎(EOE)、食物アレルギー、アレルギー性下痢、好酸球性胃腸炎、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、アレルギー性真菌性副鼻腔炎、関節リウマチ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、全身性硬化症、ケロイド、潰瘍性大腸炎、慢性副鼻腔炎(CRS)及び鼻ポリープ、慢性好酸球性肺炎、好酸球性気管支炎、チャーグ‐ストラウス症候群、好酸球増多、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、炎症性腸疾患、蕁麻疹、全身性肥満細胞症、皮膚肥満細胞症、又は再発性特発性血管浮腫のうちの少なくとも1つから選択され、 任意選択で、前記自己免疫疾患は、糖尿病、重症筋無力症、胃炎、天疱瘡、原発性胆汁性肝硬変、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス(ループス)、大腸炎、関節リウマチ、乾癬、及び甲状腺疾患から選択され、 任意選択で、前記使用は、薬剤を1つ以上の追加の治療剤と組み合わせて投与することを含み、追加の治療剤は、以下:免疫抑制剤(例えば、コルチコステロイド、非ステロイド性グルココルチコイド受容体アゴニスト、ロイコトリエンD4アンタゴニスト、ロイコトリエンB4アンタゴニスト、A2Aアゴニスト、A2Bアンタゴニスト、ドーパミン受容体アゴニスト、ピルフェニドン、ニンテダニブ、又はavB6アンタゴニスト)、気管支拡張剤(例えば、β-2アドレナリン受容体アゴニスト、ムスカリンアンタゴニスト、短時間作用性β2受容体アゴニスト、長時間作用性β2受容体アゴニスト、短時間作用性抗コリン薬、メチルキサンチン系薬、及び長時間作用性抗コリン薬)、追加のサイトカイン又はサイトカイン受容体アンタゴニスト又は抗体(例えば、IL-13アンタゴニスト、IL-6アンタゴニスト、IL-1、IL-33、IL-25又はTNF-αアンタゴニスト、抗IgE抗体、抗IL-13抗体、抗IL31R抗体、抗IL13抗体、抗エンドグリン抗体、抗IL1b抗体、別の抗TSLP抗体、又は抗hTSLPR抗体)、抗生物質、放射線治療、ロイコトリエン拮抗薬(例えば、モンテルカスト、ザフィルカスト、又はプランルカスト)、PDE4阻害剤(例えば、ロフルミラスト又はキサンテン)、抗ヒスタミン剤、又は鎮咳薬から選択されるが、これらに限定されず、 任意選択で、前記抗体又は前記抗原結合断片が、さらなる治療剤と同時に、別々に、又は順次投与される、前記使用。
- アレルギー性炎症又は自己免疫疾患を予防及び/又は治療する方法であって、必要とする対象に、請求項1~6のいずれか1項に記載の医薬組成物、請求項7又は8に記載の調製物、又は請求項9に記載のキットの予防的又は治療的有効量を投与することを含み、 好ましくは、前記アレルギー性炎症は、喘息、特発性肺線維症、アトピー性皮膚炎(AD)、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎(AR)、ネザートン症候群、好酸球性食道炎(EOE)、食物アレルギー、アレルギー性下痢、好酸球性胃腸炎、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、アレルギー性真菌性副鼻腔炎、関節リウマチ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、全身性硬化症、ケロイド、潰瘍性大腸炎、慢性副鼻腔炎(CRS)及び鼻ポリープ、慢性好酸球性肺炎、好酸球性気管支炎、チャーグ‐ストラウス症候群、好酸球増多、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、炎症性腸疾患、蕁麻疹、全身性肥満細胞症、皮膚肥満細胞症、又は再発性特発性血管浮腫のうちの少なくとも1つから選択され、 任意選択で、前記自己免疫疾患は、糖尿病、重症筋無力症、胃炎、天疱瘡、原発性胆汁性肝硬変、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス(ループス)、大腸炎、関節リウマチ、乾癬、及び甲状腺疾患から選択され、 任意選択で、前記方法は、1つ以上の追加の治療剤と組み合わせて投与する工程を含み、前記追加の治療剤は、以下:免疫抑制剤(例えば、コルチコステロイド、非ステロイド性グルココルチコイド受容体アゴニスト、ロイコトリエンD4アンタゴニスト、ロイコトリエンB4アンタゴニスト、A2Aアゴニスト、A2Bアンタゴニスト、ドーパミン受容体アゴニスト、ピルフェニドン、ニンテダニブ、又はavB6アンタゴニスト)、気管支拡張剤(例えば、β-2アドレナリン受容体アゴニスト、ムスカリンアンタゴニスト、短時間作用性β2受容体アゴニスト、長時間作用性β2受容体アゴニスト、短時間作用性抗コリン薬、メチルキサンチン系薬、及び長時間作用性抗コリン薬)、追加のサイトカイン又はサイトカイン受容体アンタゴニスト又は抗体(例えば、IL-13アンタゴニスト、IL-6アンタゴニスト、IL-1、IL-33、IL-25又はTNF-αアンタゴニスト、抗IgE抗体、抗IL-13抗体、抗IL31R抗体、抗IL13抗体、抗エンドグリン抗体、抗IL1b抗体、別の抗TSLP抗体、又は抗hTSLPR抗体)、抗生物質、放射線治療、ロイコトリエン拮抗薬(例えば、モンテルカスト、ザフィルカスト、又はプランルカスト)、PDE4阻害剤(例えば、ロフルミラスト又はキサンテン)、抗ヒスタミン剤、又は鎮咳薬から選択されるが、これらに限定されず、 任意選択で、前記医薬組成物、前記調製物、又は前記キット抗体、及び前記治療剤は、同時に、別々に、又は順次に投与される、前記方法。
Description
本出願は、2023年2月23日に出願された中国出願番号202310159488.1の出願に基づき、その優先権を主張し、この中国出願の開示内容全体を引用により本明細書に組み込まれる。 本出願は、医薬調製物の分野に関し、より具体的には、TSLPを標的とするモノクローナル抗体調製物に関する。 胸腺間質性リンホポイエチン(TSLP)は、IL7と同様の炎症性サイトカインである。TSLPは、微生物、物理的損傷、又は炎症性サイトカイン(例えば、IL-1β及びTNF)に応答し、主に皮膚、肺、胸腺、胃腸管などの上皮細胞によって分泌される。また、炎症などの病的状態下では、間質細胞、ケラチノサイト、樹状細胞(DC)、及び肥満細胞などによっても分泌され得る。TSLPは、アレルギー性及び適応性気道炎症の最初の誘発において重要な役割を果たす。健常対照と比較して、TSLPは喘息患者の気道で高度に発現されており、そのレベルはTH2サイトカイン及びケモカインの発現、ならびに疾患の重症度に直接関連している。TSLPは、樹状細胞(DC)の成熟を誘導し、OX40Lの発現を上方制御することができる。OX40-OX40Lの相互作用は、初期T細胞によって誘導されるTH2細胞の分極化に関与する。分化後、これは、IL-4、IL-5、及びIL-13などのサイトカインを放出し、それにより肥満細胞の関与、好酸球の浸潤、一連のアレルギー性炎症反応、気道の病理学的変化、及び喘息発作が引き起こされる。TSLPは、肥満細胞及びナチュラルキラーT(NKT)細胞を効果的に活性化し、IL-13などのTH2サイトカインを産生し、気道炎症の発生及び進行を悪化させる可能性がある。 TSLP受容体は、IL-7Rαと固有のTSLPR鎖(CRFL2)から構成されるヘテロ二量体受容体複合体である。TSLPがヘテロ二量体受容体に結合すると、STAT5の活性化及び細胞増殖が引き起こされる。DC細胞は、TSLPR及びIL-7Rαを高度に発現している。 国際公開第2021115240A1号は、ヒトTSLPに結合することができる完全ヒト抗体を開示している。この抗体は、TSLPに対する高い親和性を有し、Ba/F3細胞に対するTSLPの増殖作用を効果的に阻害し、PBMCにおけるTSLPの活性化を阻害し、サイトカインの分泌を抑制する能力を有する。 抗体などの治療用タンパク質の調製物、特に高濃度調製物は、安定性などの問題により技術的な課題に直面している。本発明の目的は、高い安定性を有する上記TSLP抗体の高濃度調製物を提供することである。 第1の態様では、本出願は、TSLP(胸腺間質性リンホポイエチン)抗体又はその抗原結合断片を含有する医薬組成物を提供する。この医薬組成物は、50~400mg/mLのTSLP抗体又はその抗原結合断片及びアジュバントを含む。 いくつかの実施形態では、TSLP抗体又はその抗原結合断片は、以下の相補性決定領域(CDR)を含む: 配列番号12に示される重鎖可変領域(VH)に含まれるCDR-H1又はそのバリアント、CDR-H2又はそのバリアント、CDR-H3又はそのバリアント、及び/又は 配列番号13に示される軽鎖可変領域(VL)に含まれるCDR-L1又はそのバリアント、CDR-L2又はそのバリアント、及びCDR-L3又はそのバリアント。 いくつかの実施形態では、バリアントは、そのバリアントが由来するCDRと比較して、1つ又は複数のアミノ酸の置換、欠失、又は付加(例えば、1、2、又は3個のアミノ酸の置換、欠失、又は付加)を有する。いくつかの実施形態では、置換は、保存的置換である。 いくつかの実施形態では、TSLP抗体又はその抗原結合断片は、以下を含む: (I-1)IMGT番号付けシステムで定義されるVH及び/又はVLであって、VHが、配列番号1の配列を含むCDR-H1、配列番号2の配列を含むCDR-H2、配列番号3の配列を含むCDR-H3を含む、及び/又は VLが、配列番号4の配列を含むCDR-L1、配列番号5の配列を含むCDR-L2、及び配列番号6の配列を含むCDR-L3を含む、 (I-2)AbM番号付けシステムで定義されるVH及び/又はVLであって、VHが、配列番号7の配列を含むCDR-H1、配列番号8の配列を含むCDR-H2、及び配列番号9の配列を含むCDR-H3を含む、及び/又は VLが、配列番号10の配列を含むCDR-L1、配列番号11の配列を含むCDR-L2、及び配列番号6の配列を含むCDR-L3を含む、 又は (I-3)(I-1)又は(I-2)のいずれか1つに記載されるVH及び/又はVLと比較して、変異を含む少なくとも1つのCDRであって、変異が、1つ又は複数のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ(例えば、1、2、又は3個のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ)を含む。 いくつかの実施形態では、置換は、保存的置換である。 いくつかの実施形態では、TSLP抗体又はその抗原結合断片は、ヒトTSLP及び/又はサルTSLPに結合する。 いくつかの実施形態では、TSLP抗体又はその抗原結合断片は、以下を含む: (II-1)配列番号12に示されるVH及び/又は配列番号13のいずれか1つに-示されるVL、 (II-2)(II-1)のVLと比較して、少なくとも70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%の配列同一性を有するVHを有し、及び/又は(II-1)のVLと比較して、少なくとも70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%の配列同一性を有するVHを有する、又は (II-3)(II-1)のVHと比較して、1つ又は複数のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ)を有するVHを有し、及び/又は(II-1)のVLと比較して、1つ又は複数のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ)を有するVLを有し、好ましくは、置換が保存的置換である。 いくつかの実施形態では、TSLP抗体又はその抗原結合断片は、以下を含む: (III-1)配列番号12に示される配列のVH及び配列番号13に示される配列のVL、 (III-2)VH及びVLであって、(III-1)のVH及びVLと比較して、VHが少なくとも70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%の配列同一性を有し、及び/又はVLが少なくとも70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%の配列同一性を有する、又は (III-3)VH及びVLであって、(III-1)のVH及びVLと比較して、VHが1つ又は複数のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ)を有し、及び/又はVLが1つ又は複数のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ)を有する。いくつかの実施形態では、置換は、保存的置換である。 いくつかの実施形態では、抗体又はその抗原結合断片は、キメラ抗体、ヒト化抗体、又は完全ヒト抗体である。 いくつかの実施形態では、TSLP抗体又はその抗原結合断片は、以下: (i-1)ヒト免疫グロブリン又はそのバリアントの重鎖定常領域(CH)、及び/又は (i-2)ヒト免疫グロブリン又はそのバリアントの軽鎖定常領域(CL)をさらに含む、 ここで、バリアントは、バリアントが由来する野生型配列と比較して、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の配列同一性を有する、又はバリアントは、バリアントが由来する野生型配列と比較して、1つ以上のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ(例えば、最大で50個、最大で45個、最大で40個、最大で35個、最大で30個、最大で25個、最大で20個、最大で15個、最大で10個、又は最大で5個のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ;例えば、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、又は10個のアミノ酸の置換、欠失、もしくは付加、又はそれらの任意の組み合わせ)を有し、好ましくは、置換は保存的置換である。 いくつかの実施形態では、重鎖定常領域は、IgG1、IgG2、IgG3、又はIgG4重鎖定常領域などのIgG重鎖定常領域である。いくつかの実施形態では、抗体又はその抗原結合断片は、ヒトIgG1重鎖定常領域を含む。いくつかの実施形態では、軽鎖定常領域は、κ又はλ軽鎖定常領域である。いくつかの実施形態では、抗体又はその抗原結合断片は、ヒトκ軽鎖定常領域を含む。 いくつかの実施形態では、重鎖定常領域又はそのバリアントは、配列番号14に示されるCH又はそのバリアントを含み、バリアントは、配列番号14と比較して、最大で20個のアミノ酸の保存的置換を有する(例えば、最大で20個、最大で15個、最大で10個、又は最大で5個のアミノ酸の保存的置換;例えば、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、又は10個のアミノ酸の保存的置換)、又は、配列番号14と比較して、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の配列同一性を有する。 いくつかの実施形態では、軽鎖定常領域又はそのバリアントは、配列番号15に示される軽鎖定常領域(CL)又はそのバリアントを含み、バリアントは、配列番号15と比較して、最大で20個のアミノ酸の保存的置換を有する(例えば、最大で20個、最大で15個、最大で10個、又は最大で5個のアミノ酸の保存的置換;例えば、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、又は10個のアミノ酸の保存的置換)、又は、配列番号15と比較して、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の配列同一性を有する。 いくつかの実施形態では、抗体又はその抗原結合断片は、配列番号14に示される重鎖定常領域(CH)及び配列番号15に示される軽鎖定常領域(CL)を含む。 いくつかの実施形態では、抗体は、配列番号12に示されるVH及び配列番号14に示されるCHを含む重鎖と、配列番号13に示されるVL及び配列番号15に示されるCLを含む軽鎖とを含む。 いくつかの実施形態では、TSLP抗体は、配列番号16に示される重鎖アミノ酸配列及び配列番号17に示される軽鎖アミノ酸配列を含む。 いくつかの実施形態では、TSLP抗体又はその抗原結合断片は、100~350mg/mLの濃度であり、例えば