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JP-2026515029-A - オキソピリド脂肪族環又は脂肪族複素環構造を含む化合物及びその医学的使用

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Abstract

本発明は、医薬の技術分野に属し、具体的には、式I(式中、R 2 、R 3 、X 1 、X 2 、X 3 、X 4 、X 5 、Y 1 、Y 2 、A、o及びnが明細書で定義されるとおりである)で示される、オキソピリド脂肪族環又は脂肪族複素環構造を含む化合物を提供する。本発明に係る新規な構造の化合物は、優れたCGRP拮抗活性を有し、CGRPによって媒介調節される疾患、特に偏頭痛又は神経因性疼痛を潜在的に治療する。

Inventors

  • ▲陽▼ 安▲楽▼
  • ▲楊▼ 浩
  • 岳 敬▲梅▼
  • 杜 ▲書▼文
  • 王 震宇
  • ▲蘇▼ 忠▲海▼
  • 朱 ▲軍▼
  • ▲張▼ ▲徳▼▲偉▼
  • 李 ▲澤▼睿
  • 余 攀
  • ▲鄒▼ 廉▲シン▼
  • 周 李波
  • ▲楊▼ 有
  • 何 ▲権▼▲鴻▼

Assignees

  • 成都思倍博医▲薬▼科技有限公司

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20240426
Priority Date
20230428

Claims (20)

  1. 下式Iの化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。 (式中、 X 1 、X 2 は、それぞれ独立して、CH又はNであり、X 2 は、好ましくは、Nであり、 X 3 、X 4 は、それぞれ独立して、C、CH又はNであり、 X 5 は、C、CH、CH 2 、NH又はNであり、 Y 1 は、CH 2 、O又はNHであり、Y 1 は、好ましくは、O又はNHであり、 Y 2 は、O又はSであり、Y 2 は、好ましくは、Oであり、 R 2 は、出現毎に独立して、-H、-(C 1 ~C 6 )アルキル基又は-(C 3 ~C 8 )シクロアルキル基であり、nは、0、1、2、3、4、5又は6であり、 或いは、2つのR 2 は、それらに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、R 2 に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族複素環におけるヘテロ原子は、O、N又はSであり、 或いは、-(R 2 ) n は、それに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、-(R 2 ) n に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族複素環におけるヘテロ原子は、O、N又はSであり、 R 3 は、出現毎に独立して、-H、-(C 1 ~C 6 )アルキル基又は-(C 3 ~C 8 )シクロアルキル基であり、oは、0、1、2、3、4、5又は6であり、 或いは、2つのR 3 は、それらに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、R 3 に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族複素環におけるヘテロ原子は、O、N又はSであり、 或いは、-(R 3 ) o は、それに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、-(R 3 ) o に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族複素環におけるヘテロ原子は、O、N又はSであり、 Aは、下式IIで示される構造であり、 G鎖基は、それに結合された2つの炭素原子と共に5~7員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族複素環における環を構成するヘテロ原子は、-O-、-S-又は であり、 R 1 は、出現毎に独立して、-H、-(C 1 ~C 6 )アルキル基又は-(C 3 ~C 8 )シクロアルキル基であり、mは、0、1、2、3、4、5又は6であり、 或いは、2つのR 1 は、それらに結合された原子と共に3~8員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、R 1 に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族複素環におけるヘテロ原子は、O、N又はSであり、 或いは、-(R 1 ) m は、それに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、-(R 1 ) m に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族複素環におけるヘテロ原子は、O、N又はSである。)
  2. 前記化合物は、下式のI-2又はI-3で示される、請求項1に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  3. Aにおいて、 G鎖基がそれに結合された2つの炭素原子と共に5又は6員の脂肪族環を構成する場合、G鎖基は、任意に、0又は1つの二重結合を有し、残りがいずれも単結合であり、 G鎖基がそれに結合された2つの炭素原子と共に7員の脂肪族環を構成する場合、G鎖基は、任意に、0、1又は2つの二重結合を有し、残りがいずれも単結合であり、 G鎖基がそれに結合された2つの炭素原子と共に5員の脂肪族複素環を構成する場合、G鎖基は、結合がいずれも単結合であり、 G鎖基がそれに結合された2つの炭素原子と共に6又は7員の脂肪族複素環を構成する場合、G鎖基は、任意に、0又は1つの二重結合を有し、残りがいずれも単結合である、請求項1又は2に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  4. AにおけるG鎖基は、 から選択される、請求項1又は2に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  5. Aにおいて、 R 1 は、出現毎に独立して、-H、-(C 1 ~C 3 )アルキル基又は-(C 3 ~C 6 )シクロアルキル基であり、mは、0、1、2又は3であり、 或いは、2つのR 1 は、それらに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、R 1 に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族複素環におけるヘテロ原子は、O、N又はSであり、 或いは、-(R 1 ) m は、それに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、-(R 1 ) m に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族複素環におけるヘテロ原子は、O、N又はSである、請求項1又は2に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  6. Aにおいて、 R 1 は、出現毎に独立して、-H、メチル基、エチル基又はシクロプロピル基であり、mは、0、1又は2であり、 或いは、2つのR 1 は、それらに結合された原子と共にシクロプロパン、シクロブタン又はシクロペンタンを構成し、前記シクロプロパン、シクロブタン又はシクロペンタンは、R 1 に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、 或いは、-(R 1 ) m は、それに結合された原子と共にシクロプロパン、シクロブタン又はシクロペンタンを構成し、前記シクロプロパン、シクロブタン又はシクロペンタンは、-(R 1 ) m に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成する、請求項5に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  7. Aは、下式のII-1、II-2又はII-3で示される構造であり、 式II-1、II-2及びII-3中、X 6 は、-O-、-S-又は であり、 式II-2中の2つの「 」は、いずれも単結合であり、或いは、そのうちの任意の一方が二重結合であり、他方が単結合であり、 式II-3中の3つの「 」は、いずれも単結合であり、或いは、そのうちの任意の1つが二重結合であり、他の2つがいずれも単結合である、請求項1、2、5又は6に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  8. Y 2 は、Sであり、X 6 は、-S-である、請求項7に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  9. Aは、下式のII-4又はII-5で示される構造であり、 式II-4又はII-5中、X 6 は、-O-、-S-又は であり、 式II-4中の「 」は、単結合又は二重結合であり、 式II-5中の2つの「 」は、いずれも単結合であり、或いは、そのうちの任意の一方が二重結合であり、他方が単結合である、請求項1、2、5又は6に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  10. Aにおいて、G鎖基は、それに結合された2つの炭素原子と共に5~7員の脂肪族環を構成し、mは、0である、請求項1又は2に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  11. Aは、 から選択され、 Aは、より好ましくは、 から選択される、請求項1又は2に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  12. Aは、 から選択され、 Aは、より好ましくは、 から選択される、請求項1又は2に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  13. R 2 は、出現毎に独立して、-H、-(C 1 ~C 3 )アルキル基又は-(C 3 ~C 6 )シクロアルキル基であり、nは、0、1、2又は3であり、 或いは、2つのR 2 は、それらに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、R 2 に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環における2つのR 2 からなる環は、原子がいずれもC原子であり、 或いは、-(R 2 ) n は、それに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、-(R 2 ) n に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環における-(R 2 ) n からなる環は、原子がいずれもC原子であり、 R 3 は、出現毎に独立して、-H、-(C 1 ~C 3 )アルキル基又は-(C 3 ~C 6 )シクロアルキル基であり、oは、0、1、2又は3であり、 或いは、2つのR 3 は、それらに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、R 3 に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環における2つのR 3 からなる環は、原子がいずれもC原子であり、 或いは、-(R 3 ) o は、それに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、-(R 3 ) o に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環における-(R 3 ) o からなる環は、原子がいずれもC原子である、請求項1又は2に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  14. R 2 は、出現毎に独立して、-H、メチル基、エチル基、シクロプロピル基又はシクロブチル基であり、nは、0、1又は2であり、 或いは、2つのR 2 は、それらに結合された原子と共に3~5員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、R 2 に結合された環とスピロ環構造を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環における2つのR 2 からなる環は、原子がいずれもC原子であり、 或いは、-(R 2 ) n は、それに結合された原子と共に3~5員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、-(R 2 ) n に結合された環とスピロ環構造を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環における-(R 2 ) n からなる環は、原子がいずれもC原子であり、 R 3 は、出現毎に独立して、-H、-(C 1 ~C 3 )アルキル基又は-(C 3 ~C 6 )シクロアルキル基であり、oは、0、1、2又は3であり、 或いは、2つのR 3 は、それらに結合された原子と共に3~5員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、R 3 に結合された環とスピロ環構造を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環における2つのR 3 からなる環は、原子がいずれもC原子であり、 或いは、-(R 3 ) o は、それに結合された原子と共に3~5員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、-(R 3 ) o に結合された環とスピロ環構造を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環における-(R 3 ) o からなる環は、原子がいずれもC原子である、請求項13に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  15. X 3 、X 4 は、同時にNではない、請求項1又は2に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  16. 前記化合物は、下式I-1で示され、 式中、X 1 、X 2 、X 3 、X 4 、X 5 、Y 1 、Y 2 は、請求項1で定義されるとおりであり、Aは、請求項6又は11で定義されるとおりであり、 R 2 、R 3 は、出現毎に独立して、-H、-CH 3 であるか又は存在しない、請求項1に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  17. 前記化合物中の1つ以上のHは、Dで置換される、請求項1、2又は16に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  18. R 3 における1つ以上のHは、Dで置換される、請求項17に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  19. X 5 に結合されたR 3 は、-CD 3 である、請求項17に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
  20. 前記化合物中のインダゾリル基におけるピラゾリル環のHは、Dで置換される、請求項1、2又は16に記載の化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。

Description

本発明は、医薬の技術分野に属し、具体的には、オキソピリド脂肪族環又は脂肪族複素環構造を含む化合物及びその関連疾患の治療におけるCGRP拮抗薬としての使用に関する。 偏頭痛は、一般的な神経血管疾患であり、主に繰り返し発作し、多くの場合、片側の中重症度拍動性頭痛として現れ、通常、4~72時間持続し、吐き気、嘔吐、音過敏及び光過敏(羞声及び羞明)などの症状[非特許文献1]を伴う。偏頭痛が発作する前に常に感覚障害時間を経験し、このような偏頭痛は、前兆のある偏頭痛と呼ばれ、中国では、1/7の偏頭痛患者が前兆症状を有する[非特許文献2]。前兆の主なタイプは、暗点、輝点及び閃光などの視覚的障害、ならびに嗅覚異常、めまい、耳鳴り、言語障害などの症状を含む。現在、全世界で10億人が偏頭痛の影響を受けている[非特許文献3]。中国の偏頭痛患者の受診率が僅か52.9%であり、医師の診断正確率が僅か13.8%であり、予防的治療が不足であり、鎮痛薬の使用が過剰であるなどの状況が一般に存在する[非特許文献2]。偏頭痛は、発作すると数時間ないし数日間持続する可能性があり、正常な日常活動に深刻な影響を与える可能性があるため、頭痛を迅速に緩和できる急性療法に対して顕著なニーズを有する。近年、中国国内外の偏頭痛の研究が進むにつれて、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)という新しい治療標的が現れ、偏頭痛の治療手段を豊かにする。 カルシトニン遺伝子関連ペプチド(Calcitonin gene-related peptide、CGRP)は、37個のアミノ酸からなるポリペプチドであり、そのN-末端ジスルフィド結合及びアミノ化されたC-末端が受容体の活性化に対して重要な役割を果たす[非特許文献4]。CGRPは、主に、三叉神経節、後根神経節におけるc線維及びAδ線維、ならびに中枢神経系に位置決められる[非特許文献5]。人体には、2つの形態のCGRP、即ちα-CGRP及びβ-CGRPが存在し、両者は、異なる種の間で1~3つのアミノ酸の違いのみがある。α-CGRPは、感覚ニューロンで高度発現する一方、β-CGRPは、主に腸神経系において役割を果たす[非特許文献6]。CGRPは、膜上受容体と結合することでその生物学的機能を発揮する。CGRP受容体は、主に、カルシトニン受容体様受容体(calcitonin receptor-like receptor、CLR)と受容体活性修飾タンパク質1(receptor activity modifying protein、RAMP1)からなり、また受容体成分タンパク質(receptor component protein、RCP)によりシグナル伝達機能を発揮する必要がある[非特許文献7]。CGRPは、体内で主に血管拡張の役割を果たし、研究によれば、CGRPが偏頭痛の発生進行において重要な役割を果たしている。臨床的証拠によれば、偏頭痛患者の発作時にその頸静脈におけるCGRPの含有量が高くなり、CGRPの静脈注射が中度から重度の頭痛の発作を引き起こし、CGRP拮抗薬の使用により偏頭痛の疼痛と関連症状を緩和することができる[非特許文献4]。 現在、偏頭痛の診断治療ガイドラインにおいて急性期治療に用いられる特異的な方式は、トリプタン系、エルゴタミン系、ジタン系及びゲパント系を含む[非特許文献2]。トリプタン系薬物は、5-HT1B/1D受容体アゴニストであり、過去の20年において偏頭痛の急性治療に広く使用されている。トリプタン系薬物は、ガイドラインにおいて証拠レベル及び推奨レベルが高いが、明らかな心血管リスクがあり、かつ多くの患者の応答率が低い場合もある。ジタン系薬物は、5-HT1F受容体アゴニストであり、トリプタン系薬物の血管を収縮させる有害反応がないが、中枢神経系阻害作用を有する[非特許文献8]。CGRP受容体に対して開発された拮抗薬-ゲパント系薬物は、偏頭痛を治療するための新しい方法として、心血管リスク及び中枢阻害作用がない[非特許文献7]。これにより、トリプタン系薬物及びジタン系薬物に応答しない患者に新しい選択肢を提供する。現在、CGRP受容体に対して開発された、市販されているゲパント系薬物としては、ユブロゲパント(ubrogepant)、アトゲパント(atogepant)及びファイザー社製のリメゲパント(rimegepant)があり、これらの3種の薬物は、いずれも経口錠剤であり、偏頭痛患者は、しばしば、吐き気、嘔吐などの症状を発症し、この場合、薬物の経口投与の実現可能性が低い一方、偏頭痛の発作持続時間が長く、日常生活への影響が深刻である。Pfizer社の新規な薬物ザベジェパント(Zavegepant、vazegepant)は、2023年3月に米国に市販されており、市販されている剤形が経鼻スプレーであり、承認された適応症が前兆のある成人偏頭痛又は前兆のない成人偏頭痛の急性治療であるが、偏頭痛の予防に使用できず、そして最も一般的な有害反応(少なくとも2%のZAVZPRET治療患者がプラセボ対照群よりも大きい)である味覚障害、吐き気、鼻部不快感及び嘔吐を有する。 BMSは、2011年に出願されたCN102834388BにZavegepantの化合物構造を開示するとともに、その保護を求めている。CN102834388Bより前に、BMSはさらに、2003~2005年にCN100558728C、CN100558428C、CN1914193A、CN1972929Aなどの関連特許を出願し、それらの中には、偏頭痛の治療に用いられる、Zavegepant構造に関連する一連の複素環系CGRP拮抗薬も開示されている。 ベーリンガーインゲルハイムは、2005~2006年にCN101146799A、WO2005084672Aも出願し、それらの中にも、疼痛などの関連疾患の治療に適用することが期待されるCGRP拮抗薬がそれぞれ開示されている。 以上のCGRP作用に関連する先行して市販されている薬物又は文献に開示された化合物はいずれも本発明に化合物と異なり、偏頭痛、神経因性疼痛の治療の現状を考慮して、臨床的ニーズを満たして臨床的選択肢を豊かにするために、偏頭痛、神経性頭痛を特異的に治療する新規な構造の化合物に対するニーズが依然として存在する。 中国特許第102834388号中国特許第100558728号中国特許出願第100558428号中国特許出願公開第1914193号中国特許出願公開第1972929号中国特許出願公開第101146799号国際公開第2005084672号 Ashina M, Terwindt GM, Al-Karagholi MA, et al. Migraine: disease characterisation, biomarkers, and precision medicine.Lancet.2021;397(10283):1496-1504.doi:10.1016/S0140-6736(20)32162-0中国医師協会神経内科医師分会、中国研究型病院学会頭痛と感覚障害専門委員会.中国偏頭痛診断治療ガイドライン(2022版)[J].中国疼痛医学雑誌、2022,28(12):881-898.Ashina M, Katsarava Z, Do TP, et al. Migraine: epidemiology and systems of care.Lancet.2021;397(10283):1485-1495.doi:10.1016/S0140-6736(20)32160-7Russo AF.Calcitonin gene-related peptide (CGRP): a new target for migraine.Annu Rev Pharmacol Toxicol.2015;55:533-552.doi:10.1146/annurev-pharmtox-010814-124701Iyengar S, Ossipov MH, Johnson KW.The role of calcitonin gene-related peptide in peripheral and central pain mechanisms including migraine.Pain.2017;158(4):543-559.doi:10.1097/j.pain.0000000000000831Hargreaves R, Olesen J.Calcitonin Gene-Related Peptide Modulators - The History and Renaissance of a New Migraine Drug Class.Headache.2019;59(6):951-970.doi:10.1111/head.13510Russell FA, King R, Smillie SJ, Kodji X, Brain SD. Calcitonin gene-related peptide: physiology and pathophysiology.Physiol Rev. 2014;94(4):1099-1142.doi:10.1152/physrev.00034.2013Clemow DB, Johnson KW, Hochstetler HM, Ossipov MH, Hake AM, Blumenfeld AM.Lasmiditan mechanism of action - review of a selective 5-HT1F agonist.J Headache Pain.2020;21(1):71.Published 2020 Jun 10.doi:10.1186/s10194-020-01132-3. 従来技術に存在する上記問題を解決し、臨床的ニーズを満たして臨床的選択肢を豊かにするために、本発明は、先行して市販されている薬物又は文献に開示された化合物の構造とは異なり、CGRP媒介性関連疾患、特に偏頭痛及び神経性頭痛を予防して治療するための、オキソピリド脂肪族環又は脂肪族複素環構造を含む、CGRP拮抗薬としての新規な化合物を提供することを目的とする。 まず、本発明は、下式Iの化合物、又はその異性体、薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を提供する。 式中、 X1、X2は、それぞれ独立して、CH又はNであり、X2は、好ましくは、Nであり、 X3、X4は、それぞれ独立して、C、CH又はNであり、選択として、X3、X4は、好ましくは、同時にNではなく、 X5は、C、CH、CH2、NH又はNであり、 Y1は、CH2、O又はNHであり、Y1は、好ましくは、O又はNHであり、 Y2は、O又はSであり、Y2は、好ましくは、Oであり、 R2は、出現毎に独立して、-H、-(C1~C6)アルキル基又は-(C3~C8)シクロアルキル基であり、nは、0、1、2、3、4、5又は6であり、 或いは、2つのR2は、それらに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、R2に結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂肪族複素環におけるヘテロ原子は、O、N又はSであり、 或いは、-(R2)nは、それに結合された原子と共に3~6員の脂肪族環又は脂肪族複素環を構成し、前記脂肪族環又は脂肪族複素環は、任意に、-(R2)nに結合された環とスピロ環構造、縮合環構造又は橋かけ環構造を構成し、前記脂