JP-2026515049-A - 周囲空気をろ過するための装置
Abstract
本発明は、周囲空気をろ過するための装置(100)に関し、この装置(100)は、反応物を酸化剤と電気化学的に反応させるように設計された反応器(110)であって、電気化学反応による生成物として少なくとも1つの液体(230)が生成され得る、反応器(110)と、 第1の液体貯留部(220)を有するろ過システム(200)とを含み、 第1のライン接続部(170)が反応器(110)と第1の液体貯留部(220)との間に形成され、第1のライン接続部(170)を介して、生成された液体(230)が反応器(110)から第1の液体貯留部(220)に流れることができ、 ろ過システム(200)は、周囲空気を液体貯留部(220)内の生成された液体(230)と接触させ、これにより周囲空気の中の不純物をろ過して除去できるように設計され、 第2の接続ライン(150)が、ろ過システム(200)と反応器(110)との間に形成され、第2の接続ライン(150)を介して、ろ過システム(200)のろ過された周囲空気を電気化学反応のための酸化剤として反応器(110)に供給することができる。
Inventors
- ハオスマン,フィリップ
Assignees
- セルセントリック・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20240508
- Priority Date
- 20230511
Claims (13)
- 周囲空気をろ過するための装置(100)であって、 反応物を酸化剤と電気化学的に反応させるように構成された反応器(110)であって、電気化学反応による生成物として少なくとも1つの液体(230)が生成され得る、前記反応器(110)と、 第1の液体貯留部(220)を有するろ過システム(200)と、 を含むものであり、 第1のライン接続部(170)が、前記反応器(110)と前記第1の液体貯留部(220)との間に形成され、前記第1のライン接続部(170)を通して、前記生成された液体(230)が前記反応器(110)から前記第1の液体貯留部(220)に流れることができ、 前記ろ過システム(200)が、前記周囲空気を前記液体貯留部(220)内の前記生成された液体(230)と接触させて、前記周囲空気の中の汚染物質をろ過して除去できるように構成され、 第2の接続ライン(150)が、前記ろ過システム(200)と前記反応器(110)との間に形成され、前記電気化学反応のために、前記第2の接続ライン(150)を通して、前記ろ過システム(200)のろ過された周囲空気を酸化剤として前記反応器(110)に供給することができる、前記装置(100)。
- 前記ろ過システム(200)は、前記液体(230)によるろ過の前に、前記周囲空気から前記周囲空気の中に含まれる液体または固体粒子を前記粒子の物理的特性に応じて分離し、前記粒子を前記液体(230)と接触させるように構成されているガス分離装置(240)を含む、請求項1に記載の装置(100)。
- 前記ろ過システム(200)に流入する前記周囲空気を加湿するように構成された加湿装置(270)を備える、請求項1または2に記載の装置(100)。
- 前記第1の液体貯留部(220)を加熱するための加熱装置(280)を備える、先行請求項のいずれか1項に記載の装置(100)。
- 前記生成された液体(230)の所定量を前記反応器(110)から前記液体貯留部(220)に移送するための電気制御ポンプを備える、先行請求項のいずれか1項に記載の装置(100)。
- 前記第1の液体貯留部(220)は、閉鎖可能な開口部(260)を有し、前記閉鎖可能な開口部(260)を通って液体(230)が前記第1の液体貯留部から放出され得る、先行請求項のいずれか1項に記載の装置(100)。
- 前記閉鎖可能な開口部(260)は、連続的に開いた状態を有する、請求項6に記載の装置(100)。
- 前記生成された液体(230)のための第2の液体貯留部を備える、先行請求項のいずれか1項に記載の装置(100)。
- 前記反応器(110)が配置されているハウジング(120)であって、第3の接続ラインによって前記ろ過システム(200)に接続される前記ハウジング(120)と、 前記反応器(110)の前記ハウジング(120)からガスを吸引し、前記第3の接続ラインを介して前記ろ過システム(200)にそのガスを供給するように構成されたガスポンプと、 を備える、先行請求項のいずれか1項に記載の装置(100)。
- 前記反応器(110)が少なくとも1つの燃料電池を備える、先行請求項のいずれか1項に記載の装置(100)。
- 先行請求項のいずれか1項に記載の装置(100)を含む電気駆動システム。
- 自動車またはエネルギー供給システム用の非常用発電機を備える、請求項11に記載の電気駆動システム。
- 周囲空気をろ過するための方法であって、 反応器(110)を介して反応物及び酸化剤を電気化学反応させること、ここで少なくとも1つの液体(230)が前記電気化学反応によって生成物として生成されるものであり、 ろ過システム(200)の液体貯留部(220)に前記生成された液体(230)を供給すること、ここで前記ろ過システム(200)によって前記周囲空気を前記生成された液体(230)と接触させて、前記周囲空気から汚染物質をろ過して除去するものであり、 電気化学反応のために、前記ろ過された周囲空気を前記反応器(110)に供給すること、 を含む、前記方法。
Description
本発明は、周囲空気をろ過するための装置、電気駆動システム、及び周囲空気をろ過するための方法に関する。 酸化剤及び燃料を用いた電気化学反応によって、電気エネルギーを発生させることができるエネルギー変換システムが知られている。これらのシステムは、燃料電池システムを含む。 燃料電池システムは、例えば、電動車両の電動モータを動作させるための電気エネルギーを発生させるために使用することができる。燃料電池システムは、横並びに配置された複数の燃料電池を有する燃料電池スタックを含み得る。燃料電池では、電解質層、特にプロトン伝導性高分子電解質膜が、2つの電極、カソードとアノードとの間に配置される。燃料電池では、電気エネルギーは、燃料と酸化剤、特に酸素との反応によって生成され得る。 酸化剤を提供するために、周囲空気が最初に燃料電池に供給され得る。所望の酸化剤に加えて、周囲空気は汚染物質または不純物を含んでいる。これらの汚染物質には、アンモニア、窒素酸化物、オゾン、硫黄酸化物、一酸化炭素、硫化水素などが含まれ得る。さらに、周囲空気は、細粉及び塩化ナトリウムなどの塩も含み得る。 これらの汚染物質は、燃料電池内の電気化学反応、ひいては燃料電池の動作に悪影響を及ぼすことがあり、燃料電池への損傷をもたらすこともある。 したがって、燃料電池システムは、燃料電池における電気化学反応を目的として使用される前に、周囲空気から有害な汚染物質をろ過して除去するように設計されたろ過システムを有することが重要である。 エアフィルタ、特に紙フィルタまたは活性炭フィルタを使用して、汚染された周囲空気から、例えば、微粒子状不純物及び他の不純物を除去することができる。これらのエアフィルタは、定期的に洗浄または交換する必要がある。これにより、追加の労力及び追加のコストが発生する。さらに、エアフィルタを交換するときに追加の材料が必要になることがある。 図は、実施形態による、燃料電池110とろ過システム200とを有する燃料電池システム100を概略的に示す。 燃料電池110は、ハウジング120内に配置されている。燃料電池110は、アノードチャンバ130及びカソードチャンバ140を含む。アノード(ここでは図示せず)はアノードチャンバ130内に配置され、カソード(ここでは図示せず)はカソードチャンバ140内に配置される。プロトン伝導性膜、特に高分子電解質膜(ここでは図示せず)が、アノードとカソードとの間に配置される。酸化剤は、酸化剤ライン150によってカソードチャンバに供給される。燃料は、燃料ライン160によってアノードチャンバ130に供給される。燃料電池110では、酸化剤と燃料との間で電気化学反応が起こり、電気エネルギーが、反応生成物として水と共に発生する。この水は、ろ過システム200の制御されたポンプ(ここでは図示せず)により、給水ライン170により液体貯留部220に供給される。給水ラインは、耐食性材料、特にステンレス鋼で作られている。 ろ過システム200は、液体貯留部220が配置されたろ過ハウジング210をさらに備える。周囲空気は、周囲空気ライン250によってろ過ハウジング210の開口部を通して供給される。この目的のために、適切な空気搬送装置(ここでは図示せず)が使用され得る。供給された周囲空気は、遠心分離器240によって予めろ過され、それによって、周囲空気の中の汚染物質、特に周囲空気のガス分子よりも重い塩粒子などの液体または固体粒子が水を有する液体貯留部220に供給される。そこで、これらの汚染物質は水に結合するか、または水中に溶解する。対応するガス流は、水面に向けるだけでなく、水230を通ることもでき、それによって残留する汚染物質から周囲空気を特に効果的に分離することができる。これらの汚染物質は、特にアンモニアまたは塩を含み得る。 汚染物質、特に酸素よりも軽いガス分子は、再び上昇し、酸化剤ライン150によって酸化剤としてカソードチャンバ140に供給される。 液体貯留部220は、さらに、水230を排出することができる閉鎖可能な開口部260を備える。このことは、周囲空気からの汚染物質が、より長い期間にわたって水230によってすでにろ過して除去され、結果として水230によって結合されており、水がこのように飽和している場合に有利であり得る。飽和水またはろ過水は、可能な限り、閉鎖可能な開口部260を通って液体貯留部220から排出され、不飽和水230で置き換えられ得る。 水230が連続的に置き換えられること、すなわち、液体貯留部220を通って連続的に流れることも可能である。 さらに、ろ過システム200は、ろ過システム200に供給される周囲空気に水滴を噴霧することができる噴霧装置270を含み得る。したがって、ろ過システム200は噴霧装置270なしでも機能する。この目的に必要な水230は、給水ライン170を介して噴霧装置280に供給される。水溶性である物質は、水滴により結合され、その結果液体貯留部220に供給される。 さらに、ろ過システム200は、必要に応じて液体貯留部220に熱を供給するために、図面の平面に対して液体貯留部220の下に配置された加熱装置280を備える。これは、水230が凍結するのを防ぐために、水230の氷点を下回る外部温度で特に有利である。同様に、加熱装置280は、例えば、燃料電池システムを有する車両が氷点下の温度でより長時間停車し、その結果として水230が凍結した場合、水230が解凍されることを可能にし得る。その結果、水230は、加熱装置280によって液体状態に保つことができるか、または液体状態にすることができ、それによってろ過システムによる周囲空気のろ過を確実にすることができる。 液体槽フィルタとも呼ばれるろ過システム200において、供給された周囲空気は、水230によってろ過され、電気化学反応を使用して電気エネルギーを生成するために燃料電池110に供給される。水230はまた、この電気化学反応の生成物であり、その結果、本燃料電池システム100は自己再生する。 少なくとも1つの例示的な実施形態が上記で説明されたが、それに対して多数の変形例が存在することが留意されよう。また、説明される例示的な実施形態は、非限定的な例を表すにすぎず、本明細書に説明される装置及び方法の範囲、適用可能性、または構成を限定することを意図しないことにも留意されたい。むしろ、前述の説明は、当業者に、少なくとも1つの例示的な実施形態を実施するためのガイダンスを提供することになり、例示的実施形態に記載の要素の動作及び配置には、添付の特許請求の範囲及びその法的同等物によって定義される主題の範囲を逸脱することなく、種々の変更を加えることができることは明らかである。