JP-3255784-U - 綱張り機構およびその綱張り機構を用いる親綱張りアッセンブリ
Abstract
【課題】簡易で且つ安価な構成とし得る綱張り機構を提供する。 【解決手段】綱張り機構S1は、綱体10の一端に連結する錘体12と、網体を引掛けて所望の高さまで持ち上げ可能な引掛体20とを備える。レール方向が竿部14の軸心に対して直交する初期モードの引掛部16に、綱体を引掛ける。引掛部の先端側を、枝W1に押付けて回転モードとする。そして、綱体及びその先端の錘体を、枝に引掛けた状態とし得る。次に、引掛体を枝から引張り下げると、綱体及びその先端の錘体のみが、枝W1に引掛けた状態とし得る。即ち、綱体を被対象物に対し引掛けた状態で所望の荷重を加えたり綱体を適宜場所に結ぶなど位置決めできるので、綱張りの手間およびその時間や諸工具が低減し得る。従って、綱体及びその先端の錘体を被対象物に容易かつ確実に引掛けことができるので、簡易で且つ安価な綱張り機構を提供し得る。 【選択図】図1
Inventors
- 川原 勇
- 山田 巧
- 渡邉 龍治
Assignees
- 川原 勇
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260127
Claims (2)
- 綱体を被対象物に張る綱張り機構であって、 上記綱体の一端に連結する錘体と、 長尺状の竿部および上記竿部の先端に連結するレール状の引掛部を有し、上記引掛部のレール方向が上記竿部の軸心に対して直交する初期モードから同軸方向に沿うよう回転可能で且つ上記初期モードにおいて上記網体を上記引掛部に引掛ける状態で上記錘体により上記網体の一端側が移動する引掛体と、を備え、 上記初期モードの上記引掛部を上記被対象物に引掛けた後、上記引掛部を上記竿部に対して回転させることによって上記網体のみを上記被対象物に張る綱張り機構。
- 一端に錘体が連結される網体を先ず被対象物に巻き掛けた後に、上記綱体の他端に連結する上記綱体よりも太い径大な親綱を続けて上記被対象物に張る親綱張りアッセンブリであって、 長尺状の竿部および上記竿部の先端に連結するレール状の引掛部を有し、上記引掛部のレール方向が上記竿部の軸心に対して直交する初期モードから同軸方向に沿うよう回転可能で且つ上記初期モードにおいて上記網体を上記引掛部に引掛ける状態で上記錘体により上記網体の一端側が移動する引掛体と、 上記親綱の先端と連結可能で且つ上記親綱に対して着脱可能に緊締する緊締体と、を備え、 上記初期モードの上記引掛部を上記被対象物に引掛けた後、上記引掛部を上記竿部に対して回転させることによって上記網体のみを上記被対象物に巻き掛けた後、引き続けて上記親綱を上記被対象物に巻き掛ける際に上記緊締体を上記親綱に対し上記被対象物の手前の位置で上記親綱が輪になるよう上記親綱の一端側に緊締し、且つ上記親綱の上記先端である他端を上記緊締体に連結する親綱張りアッセンブリ
Description
本考案は、綱張り機構およびその綱張り機構を用いる親綱張りアッセンブリに関する。 例えば建屋内で工作機械などの最上部を分解整備する場合など、地上高2m以上で作業する場合は安全性を確保するため安全帯のフックを作業者の腰上にある支持物に引掛けることが作業上必須となっている。ところが、この作業近場に支柱・梁などの支持物が無い場合には、足元の支持物に上記フックを掛け(以下、単に「フック掛け」という)るなど行うが、安全帯のロープ(「ストラップ」ともいう)に弛みが生じ不測の事態が生じかねない。 一方、上述したように、支柱などが作業現場から離間している場合には、この離間している支柱などからロープ張りをし、そのロープにフック掛けを行う。これらのフック掛けなどの作業には、椅子・脚立・高所作業車・足場などの設備類を使用したり、その設備類費用および施工計画や事前準備に要する間接的な間接費用が大幅なコスト負担となる。 他方、特許文献1には、親綱を屋根に設置する際に安全性を確保し、コスト負担を低減する「親綱設置用の操作棒」などが開示されている(要約「課題」の欄および「発明の名称」参照)。この操作棒に係る発明は、住宅等の建屋における屋根に親綱を設置する際に用いるものであり(「背景技術」中の段落番号0002参照)、棒本体の延長線上から側方にずれた位置に引掛け部が配置されている(図6並びに「段落番号」0033及び0034参照)。 特開2016‐8434号公報 本考案に係る実施例1の綱張り機構の概略図図1に示す引掛部の底面図図1に示す引掛部の回転状態を説明する図図1に示す綱張り機構の使用状態の概略図図1に示す引掛部の他の実施例の側面図本考案に係る実施例2の親綱張りアッセンブリの概略図図6に示す緊締体の斜視図図6に示す親綱張りアッセンブリの使用状態の概略図 以下、本考案を実施するための形態について、具体化した実施例1及び実施例2をそれぞれ説明する。 本考案は、綱体を被対象物に張る綱張り機構であって、上記綱体の一端に連結する錘体と、長尺状の竿部および上記竿部の先端に連結するレール状の引掛部を有し、上記引掛部のレール方向が上記竿部の軸心に対して直交する初期モードから同軸方向に沿うよう回転可能で且つ上記初期モードにおいて上記綱体を上記引掛部に引掛ける状態で上記錘体により上記綱体の一端側が移動する引掛体と、を備え、上記初期モードの上記引掛部を上記被対象物に引掛けた後、上記引掛部を上記竿部に対して回転させることによって上記綱体のみを上記被対象物に張る綱張り機構である。 また、本考案は、一端に錘体が連結される綱体を先ず被対象物に巻き掛けた後に、上記綱体の他端に連結する上記綱体よりも太い径大な親綱を続けて上記被対象物に張る親綱張りアッセンブリであって、長尺状の竿部および上記竿部の先端に連結するレール状の引掛部を有し、上記引掛部のレール方向が上記竿部の軸心に対して直交する初期モードから同軸方向に沿うよう回転可能で且つ上記初期モードにおいて上記綱体を上記引掛部に引掛ける状態で上記錘体により上記綱体の一端側が移動する引掛体と、上記親綱の先端と連結可能で且つ上記親綱に対して着脱可能に緊締する緊締体と、を備え、上記初期モードの上記引掛部を上記被対象物に引掛けた後、上記引掛部を上記竿部に対して回転させることによって上記綱体のみを上記被対象物に巻き掛けた後、引き続けて上記親綱を上記被対象物に巻き掛ける際に上記緊締体を上記親綱に対し上記被対象物の手前の位置で上記親綱が輪になるよう上記親綱の一端側に緊締し、且つ上記親綱の上記先端である他端を上記緊締体に連結する親綱張りアッセンブリである。なお、本考案の親綱張りアッセンブリは、被対象物に対して親綱で形成される上記輪(いわゆる環状形の輪っか)の振れを防止する振れ防止手段たとえばラッシングなどを構成要素としても良い。 本考案の綱張り機構においては、初期モードの引掛体を被対象物に引掛けた後、その引掛部を竿部に対して回転させることによって綱体のみを被対象物に張り得るので、綱体を被対象物に容易かつ確実に引掛け得る。即ち、本考案の綱張り機構によれば、綱体を被対象物に対し引掛けた状態で所望の荷重を加えたり綱体を適宜場所に結ぶなど位置決めできるので、綱張りの手間およびその時間や諸工具が低減し得る。従って、本考案の綱張り機構によれば、綱体及びその先端の錘体を被対象物に容易かつ確実に引掛けことができるので、簡易で且つ安価な綱張り機構を提供し得る。 (綱張り機構S1に関する構成) 図1に示すように、綱張り機構S1は、上述する綱体10の一端に連結する例えば金属製で20gの錘体12と、綱体10を引掛けて所望の高さまで持ち上げ可能な引掛体20とを備える。この引掛体20は、市販されている長尺状の竿である竿部14と、竿部14の先端14Aに連結されるレール状の引掛部16とを有する。 なお、綱体10は、その長さが例えば12m程度の長尺であるので、その他端側より合成樹脂で一体形成される巻取器11(図1参照)で複数回に亘って巻取り状態とされている。そのため、綱体10の使用時には、綱体10を巻取器11から巻き返して外す。また、この巻取器11・錘体12・綱体10は、従来より市販されている汎用品であるので、その詳細説明は省略する。 (本実施例の作用) 図1に示すように、上述する引掛体20の初期モードにおいて、先ず錘体12を引掛部16の先端側(即ち竿部14が連結されている基端側とは反対側)に垂らす状態(図2参照)での綱体10を、引掛部16に引掛ける状態(そのレール方向すなわち図2に示す一対の回転ローラ18間に綱体10を廻し掛ける状態)で、保持する。そして、竿部14に対する引掛部16を、図3の実線に示すような回転モードにする。この回転モードは、綱体10を引掛部16の基端側に引張り、錘体12を図3に示す回転ローラ18に当接させた状態で回転荷重を加えることによって引掛部16が竿部14に対しネジ軸P1(図2及び図3参照)を中心に回転する状態である。 そして、図3の実線に示すように、引掛部16を被対象物である枝W1付近まで移動させたら、引掛部16が例えば回転モードの場合、綱体10に加わっている張力を保持する保持力を緩めると、綱体10の一端側を錘体12の自重および回転ローラ18の回転によって下降(すなわち移動)する。従って、引掛部16が図3の実線または1点鎖線に示す回転モードから図1または図3の2点鎖線に示す初期モードとなり、引掛部16が迅速且つ確実に被対象物である枝W1に引掛けることができる。 (親綱張りアッセンブリS2に関する構成) 図6に示すように、親綱張りアッセンブリS2は、一端に錘体12が連結される綱体10を先ず被対象物である梁W3(図8参照)などの支持物に巻き掛けた後に、続けて梁W3に対し綱体10の他端に連結する綱体10よりも太い径大な親綱30を張るためのアッセンブリである。この親綱30は、その長さが例えば10m程度の長尺で、直径が約16mとなっている。