JP-3255801-U - パンツ型吸収性物品
Abstract
【課題】レッグ開口部からの排泄物漏れを抑制するパンツ型吸収性物品を提供する。 【解決手段】パンツ型吸収性物品1は、腹側部3と背側部6と吸収性本体4を備える。腹側部は腹側ウエスト端部101と腹側股下寄り端部107を有する。背側部は背側ウエスト端部102と背側股下寄り端部108を有する。背側部は、腹側ウエスト端部と対応する位置から背側ウエスト端部まで延出した背側延出部60と背側本体部を有する。腹側部は、背側股下寄り端部と対応する位置から腹側股下寄り端部まで延出した腹側延出部32と腹側本体部を有する。パンツ型吸収性物品は、腹側本体部の横方向における側縁部と背側本体部の横方向における側縁部とがそれぞれ接合された一対のサイドシール8を備える。背側延出部、背側本体部、腹側延出部及び腹側本体部は、それぞれ、横方向に延在して配置される横方向に伸縮可能な1以上の弾性体70を有する。 【選択図】図1
Inventors
- 福岡 義宏
- 川口 宏子
- 石橋 京子
Assignees
- 花王株式会社
Dates
- Publication Date
- 20260513
- Application Date
- 20260310
Claims (6)
- 着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側に配される背側部と、前記腹側部と前記背側部に架け渡して固定された吸収性本体と、を備え、着用者の腹側から股間部を通って背側に延びる縦方向と、前記縦方向に直交する横方向と、を有し、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型吸収性物品であって、 前記腹側部は、前記ウエスト開口部を構成する腹側ウエスト端部と、前記腹側ウエスト端部から前記縦方向内側に位置する腹側股下寄り端部と、を有し、 前記背側部は、前記ウエスト開口部を構成する背側ウエスト端部と、前記背側ウエスト端部から前記縦方向内側に位置する背側股下寄り端部と、を有し、 前記背側ウエスト端部は、前記腹側ウエスト端部より、前記縦方向において前記一対のレッグ開口部側から遠くに位置し、 前記腹側股下寄り端部は、前記背側股下寄り端部より、前記縦方向において前記ウエスト開口部側から遠くに位置し、 前記背側部は、 前記縦方向において前記腹側ウエスト端部と対応する位置から前記背側ウエスト端部まで延出した背側延出部と、 前記背側部から前記背側延出部を除いた背側本体部と、 を有し、 前記腹側部は、 前記縦方向において前記背側股下寄り端部と対応する位置から前記腹側股下寄り端部まで延出した腹側延出部と、 前記腹側部から前記腹側延出部を除いた腹側本体部と、 を有し、 前記腹側本体部の前記横方向における側縁部と前記背側本体部の前記横方向における側縁部とがそれぞれ接合された一対のサイドシールを備え、 前記背側延出部、前記背側本体部、前記腹側延出部及び前記腹側本体部は、それぞれ、前記横方向に延在して配置される前記横方向に伸縮可能な1以上の弾性体を有する パンツ型吸収性物品。
- 前記吸収性本体は、前記縦方向の端部である、前記腹側部に位置する吸収性本体腹側端部と前記背側部に位置する吸収性本体背側端部とを有し、 前記背側ウエスト端部から前記吸収性本体背側端部までの前記縦方向の長さは、前記腹側ウエスト端部から前記吸収性本体腹側端部までの前記縦方向の長さよりも長い 請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。
- 前記吸収性本体は、前記縦方向の端部である、前記腹側部に位置する吸収性本体腹側端部と前記背側部に位置する吸収性本体背側端部とを有し、 前記一対のサイドシールは、それぞれ、サイドシール上端部及び前記サイドシール上端部から前記縦方向内側に位置するサイドシール下端部を有し、 前記サイドシール上端部と前記吸収性本体背側端部との前記縦方向の長さは、前記サイドシール上端部と前記吸収性本体腹側端部との前記縦方向の長さと等しい 請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。
- 前記背側本体部の前記横方向の伸縮応力は、前記腹側本体部の前記横方向の伸縮応力と等しい 請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。
- 前記背側ウエスト端部から前記腹側股下寄り端部までの前記縦方向の長さを100%としたときに、前記パンツ型吸収性物品における前記背側ウエスト端部から40~85%の長さの領域の一部が、前記腹側部にのみ前記弾性体が配され、前記背側部には前記弾性体が配されない腹側高伸縮領域である 請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。
- 前記背側延出部は、 前記横方向の両端に位置する、それぞれが前記縦方向に延びる一対の背側延出側縁部と、 前記一対の背側延出側縁部にそれぞれ設けられた一対の背側サイド補強部と を有し、 前記腹側延出部は、 前記横方向の両端に位置する、それぞれが前記縦方向に延びる一対の腹側延出側縁部と、 前記一対の腹側延出側縁部にそれぞれ設けられた一対の腹側サイド補強部と を有する 請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。
Description
本考案は、使い捨ておむつ等のパンツ型吸収性物品に関する。 パンツ型吸収性物品は、一般に、吸収性本体、腹側部及び背側部を備える。腹側部と背側部とが横方向側縁部でサイドシールによって接合されることで、パンツ型吸収性物品の胴回り部が形成される。 特許文献1及び2には、背側部のウエスト側に、腹側ウエスト端部から延出する延出部を設けることで、背側のウエスト側からの軟便等の排泄物の漏れを防止するパンツ型吸収性物品が記載されている。 特許文献3及び4には、背側部のレッグ側に、レッグ開口部付近から延出する延出部を設け、臀部を覆うことで衣類らしい見た目とするパンツ型吸収性物品が記載されている。 特開2012-029816号公報特開2012-192115号公報特開2016-047225号公報特表2008-508082号公報 本考案の実施形態に係るパンツ型吸収性物品を示す模式的な斜視図である。上記パンツ型吸収性物品の肌対向面を示す模式的な平面図であり、上記パンツ型吸収性物品を展開し、各部の弾性体を伸長させて平面状に広げた態様を示す図である。図1の円IIIで囲まれた領域の模式的な拡大図であり、パンツ型吸収性物品の背側サイド補強部付近の図である。図1の円IVで囲まれた領域の模式的な拡大図であり、パンツ型吸収性物品の腹側サイド補強部付近の図である。上記パンツ型吸収性物品のサイドシールで接合される腹側部及び背側部に配置される弾性体、背側延出部に配置される弾性体、腹側延出部に配置される弾性体の配置位置関係を説明する模式的な部分平面図であり、各部の弾性体を伸長させて平面状に広げた態様を示す図である。上記パンツ型吸収性物品のサイドシール、背側サイド補強部及び腹側サイド補強部の模式的な断面図である。上記パンツ型吸収性物品のサイドシール、背側サイド補強部及び腹側サイド補強部を示す模式的な部分平面図である。 以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態を説明する。尚、既出の構成については同様の符号を付し、説明を省略する場合がある。 <パンツ型吸収性物品の全体構成> 図1及び図2は、本考案の実施形態に係るパンツ型吸収性物品として、パンツ型使い捨ておむつ1が示されている。パンツ型使い捨ておむつ1は、以下、おむつ1と称する。 図1に示すように、おむつ1は、ウエスト開口部1W及び一対のレッグ開口部1Lを備え、着用時に、着用者の胴回り及び股間部に着用される。ウエスト開口部1Wは、ウエスト開口端Waを有する。おむつ1は、縦方向X、横方向Yを有する。縦方向Xは、着用者の腹側から股間部を通って背側に延びる方向に対応する。横方向Yは、縦方向Xに直交し、着用者の左右方向に対応する。図2に示すように、展開伸長状態のおむつ1の縦方向X及び横方向Yに直交する方向を厚み方向Zとする。 図1に示すように、おむつ1の胴回り部10において横方向Yは胴回り部10の周方向と一致する。着用状態のおむつ1において縦方向Xは上下方向と前後方向を含み、横方向Y、上下方向、前後方向は互いに直交する。前後方向軸において、前方向は腹側を意味し、後方向は背側を意味する。上下方向軸において、上方向はウエスト開口部1W側を意味し、下方向はレッグ開口部1L側(股下側)を意味する。上記胴回り部10は、サイドシール8(後述する)によって背側本体部61(後述する)と腹側本体部31(後述する)が接合された筒状の部位である。 本明細書において、「ウエスト側」、「上側」とは、縦方向X(上下方向)において、ウエスト開口部1Wのウエスト開口端Waに近づく側、レッグ開口部1Lから遠ざかる側を意味する。「レッグ側」、「下側」とは、縦方向X(上下方向)において、ウエスト開口端Waから遠ざかる側、レッグ開口部1Lに近づく側を意味する。 本明細書において、「横方向Y内側」とは、おむつ(パンツ型吸収性物品)を横方向Yに2等分する縦中心線CL1に近づく側を意味する。「横方向Y外側」とは、縦中心線CL1から遠ざかる側を意味する。 本明細書において、「縦方向X内側」とは、展開したおむつ(図2参照)を縦方向Xに2等分する横中心線CL2に近づく側を意味する。 本明細書では、厚み方向Zに関しては、おむつの着用状態において着用者の肌に近い側を肌側、着衣に近い側を非肌側という事がある。また、「肌対向面」とは、おむつ又はその構成部材における、着用者の肌側に向けられる面、すなわち相対的に着用者の肌に近い面を意味する。「非肌対向面」とは、おむつ又はその構成部材における、肌対向面とは反対側(着衣側)に向けられる面、すなわち相対的に着用者の肌から遠い面を意味する。 乳児や幼児等のおむつ1の着用者がおむつ1を着用する際には、まず、一対のレッグ開口部1Lに脚を通し、おむつ1を引き上げ、おむつ1を着用者の胴回り及び股間部に配置する。本明細書において、この一連の動作を、「着用動作」と称する。着用動作は、おむつ1の着用者ではなく、介助者によって行われることもある。このため、本明細書では、着用動作の主体を、「介助者」とする。また、介助者がおむつ1を引き上げる動作を「引き上げ動作」と称する。 図1及び図2に示すように、おむつ1は、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部3と、着用者の背側に配される背側部6と、腹側部3と背側部6に架け渡して固定される吸収性本体4と、を備える。吸収性本体4は、腹側部3と背側部6との間に位置し着用者の股間部に配される股下部9を形成する。吸収性本体4は、おむつ1の腹側部3から背側部6に向かう縦方向Xに平行な長手方向と横方向Yに平行な幅方向とを有する略矩形状を有する。また、おむつ1は、腹側部3及び背側部6それぞれに配される複数の弾性体70、レッグ用弾性体11、防漏カフ形成用弾性体25を備える。 さらに、おむつ1は、腹側本体部31の横方向Yにおける側縁部54と、背側本体部61の背側本体部61の横方向Yにおける側縁部55とがそれぞれ接合された、一対のサイドシール8を有する。つまり、右側のサイドシール8は、腹側本体部31の右側の側縁部54と、背側本体部61の右側の側縁部55とが、厚み方向Zに重ねられて接合された構成を有する。左側のサイドシール8は、腹側本体部31の左側の側縁部54と、背側本体部61の左側の側縁部55とが、厚み方向Zに重ねられて接合された構成を有する。 腹側本体部31の側縁部54は、腹側本体部31の横方向Yにおける側縁(左右に位置する側縁)である側縁540を含む所定の横幅を有する部位である。 背側本体部61の側縁部55は、背側本体部61の横方向Yにおける側縁(左右に位置する側縁)である側縁550を含む所定の横幅を有する部位である。 また、詳細については後述するが、図1に示すように、おむつ1の背側部6は背側延出部60を備え、腹側部3は腹側延出部32を備えている。背側延出部60は、背側部6が腹側部3よりも縦方向X上側に突出した部分である。腹側延出部32は、腹側部3が背側部6よりも縦方向X下側に突出した部分である。 なお、図2は、おむつ1を展開し、各部の弾性体を伸長させて、弾性体の影響を一切排除した状態の設計寸法となるように平面状に広げた形態を示す。この形態をおむつ1の「展開伸長状態」とも称する。おむつ1を展開するとは、サイドシール8の腹側本体部31及び背側本体部61を分離することを意味する。 図6は背側サイド補強部105、腹側サイド補強部125及びサイドシール8の模式的な断面図である。サイドシール8には吸収性本体4は存在しないが、図6では、吸収性本体4と、腹側部3及び背側部6との物品厚み方向(Z軸方向)での配置関係を説明するために、吸収性本体4を便宜的に図示している。また、図6において、便宜的に腹側部3と背側部6とを離間して図示しているが、腹側部3の腹側本体部31と背側部6の背側本体部61とはサイドシール8によって接合されている。 <各構成の詳細> [背側部の構成] 背側部6は、着用時に着用者の背側に配される。図1及び図2に示すように、背側部6は、背側延出部60と背側本体部61とを有する。図2に示すように、背側部6は展開伸長状態で矩形状を有し、背側ウエスト端部102と、背側ウエスト端部102から縦方向X内側に位置する背側股下寄り端部108を有する。また、背側延出部60及び背側本体部61はそれぞれ矩形状を有する。背側延出部60と背側本体部61との境界に仮想的に設定した横方向Yに平行な線を第1仮想境界線131と称する。背側ウエスト端部102はウエスト開口部1Wを構成する。 図1及び図6に示すように、背側延出部60は、縦方向X(上下方向)において腹側ウエスト端部101と対応する位置から背側ウエスト端部102まで延出する。おむつ1において、背側延出部60は、腹側ウエスト端部101から上側に突出した部位である。おむつ1において、背側ウエスト端部102は、腹側ウエスト端部101より、縦方向Xにおいて一対のレッグ開口部1L側から遠くに位置する。おむつ1の着用時、背側延出部60によっておむつ背側のウエスト側からの軟便等の排泄物の漏れを抑制することができる。 背側本体部61は、背側部6から背側延出部60を除いた部分である。背側本体部61は縦方向Xにおいて腹側本体部31と同じ位置にある部分であり、背側延出部60は腹側部3に対向せず縦方向X上側にはみ出た部分である。 本明細書において、腹側本体部31と背側本体部61とが「縦方向Xにおいて同じ位置にある」とは、図5に示す伸長状態で、腹側本体部31と背側本体部61とが縦方向Xの位置及び長さが一致し隣接することを意味する。 図1に示すように、おむつ1において、背側本体部61は、サイドシール8によって腹側本体部31と接合して筒状の胴回り部10を形成する。一方、背側延出部60は、縦方向Xにおいて同じ位置に腹側部の部位が存在しないため、輪状となっておらず、横方向Yの左右両側(横方向Yの両端)に位置する一対の自由端となる背側延出側縁部104を備える。一対の背側延出側縁部104は、それぞれが縦方向Xに延びる。 図2及び図3に示すように、背側延出側縁部104は、背側延出部60の横方向Yにおける側縁(左右に位置する側縁)である背側延出側縁1040を含む所定の横幅を有する部位である。 図1~図3に示すように、背側延出部60は、一対の背側延出側縁部104にそれぞれ設けられた一対の背側サイド補強部105を有してもよい。一対の背側延出側縁部104はそれぞれ縦方向Xに延びる。 背側サイド補強部105及び後述する腹側サイド補強部125は、剛性が高められて補強されている部位である。 図2において、サイドシール8の領域をドットで埋めて示し、背側サイド補強部105及び後述する腹側サイド補強部125の領域を斜線で埋めて示している。背側サイド補強部105、腹側サイド補強部125及びサイドシール8の詳細については後述する。 図6に示すように、背側部6は、複数の弾性体70と、複数の熱可塑性シートが積層された背側シート部材5Bと、を有する。背側シート部材5Bは、複数の熱可塑性シートとして、例えば外層シート51と内層シート52を含むことが好ましい。外層シート51は、内層シート52よりも非肌側に配置され、背側部6の非肌対向面を形成する。内層シート52と外層シート51との間に、複数の弾性体70が配置される。 本実施形態のおむつ1では、背側シート部材5Bの少なくとも一部がウエスト開口端Waから肌側に折り返されることにより、背側シート部材5Bが折り返し構造を有している。 おむつ1の背側部6では、積層された外層シート51及び内層シート52が背側ウエスト端部102から肌側に折り返されている。背側部6において、背側シート部材5Bが折り返されて背側シート部材5Bが2層積層されている箇所では、2層の背側シート部材5Bはホットメルト接着剤(