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JP-3255802-U - 耐震壁取付構造

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Abstract

【課題】耐震補強効果を確保できる耐震壁取付構造を提供する。 【解決手段】突出外床部101と、枠構造および壁構造の組み合わせからなる耐震壁部と、モルタル層Gおよびアンカーボルト110と、を備える耐震壁取付構造であって、枠構造は、突出外床部101の先端部101aに嵌め込まれることなく先端部101aの外側に配置され、先端部101aと対向する対向面が水平方向に延設される梁部材11と、水平方向に所定間隔を置いて配置され、垂直方向に延設されて梁部材11に連結される柱部材12とを備え、モルタル層Gは、先端部101aと梁部材11の対向面との間の隙間を埋めるように設けられ、アンカーボルト110は、モルタル層Gを貫通するように設けられ、モルタル層Gおよびアンカーボルト110は、突出外床部101に対して梁部材11を固定することを特徴とする。 【選択図】図4

Inventors

  • 岡村 健二

Assignees

  • ロスレス株式会社

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260310

Claims (2)

  1. 建物の突出外床部と、 枠構造および壁構造の組み合わせからなる耐震壁部と、 モルタル層およびアンカーボルトと、 を備える耐震壁取付構造であって、 前記枠構造は、 前記突出外床部の先端部に嵌め込まれることなく前記先端部の外側に配置され、前記先端部と対向する対向面が水平方向に延設される梁部材と、 水平方向に所定間隔を置いて配置され、垂直方向に延設されて前記梁部材に連結される柱部材と、を備え、 前記壁構造は、水平方向の両端が前記柱部材に連結され、 前記モルタル層は、前記突出外床部の前記先端部と前記梁部材の前記対向面との間の隙間を埋めるように設けられ、前記アンカーボルトは、前記モルタル層を貫通するように設けられ、前記モルタル層および前記アンカーボルトは、前記突出外床部に対して前記梁部材を固定する ことを特徴とする耐震壁取付構造。
  2. 前記枠構造は、前記梁部材と前記柱部材との角部に配置されたリブ部材をさらに備える ことを特徴とする請求項1に記載の耐震壁取付構造。

Description

本考案は、建物の突出外床部と耐震壁部とで構成される耐震壁取付構造に関する。 従来から、建物(例えば、マンションやホテル等の中規模建物や大規模建物)に設けられている突出外床部(例えば、共用廊下やベランダ)には、耐震壁部として、建物の耐震補強の用に供する手すりが設けられている。 耐震補強の用に供する手すりとしては、X型、V型またはK型等の筋交いの鋼製耐震手すり構造が存在するが、これらの鋼製耐震手すり構造は、美観や利便性や敷地条件や設置条件的に採用が困難である場合が多い。この問題を解決した鋼製耐震手すり構造としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。 ところで、既存の建物の中には、建設時の施工精度や経年変化により、突出外床部が長手方向にわたって波打っていたり、表面に凹凸等の精度不良が生じていたりする場合がある(以下、これらの状態を総称して「不陸」という)。一方、鋼製耐震手すり構造(耐震壁部)は、突出外床部への取付面が滑らかに精度よく製作されている。 このため、突出外床部に耐震壁部を直接連結しようとすると、両者に隙間が生じて接触面積が減少するため、期待される耐震補強効果が得られないおそれがある。 実用新案登録第3207982号公報 本考案の耐震壁取付構造を備えた建物を示す正面図である。本考案の耐震壁取付構造を示す図であって、(A)は正面図、(B)は斜視図である。(A)は図2のA-A断面図であり、(B)は図2のB-B断面図である。本考案の梁部材と柱部材との連結部分を示す図であって、(A)は斜視図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 以下、図面を参照して、本考案に係る耐震壁取付構造の実施形態について説明する。 図1~図4に示すように、本考案に係る耐震壁取付構造は、建物100の突出外床部101と、枠構造1および手すり2(本考案の「壁構造」に相当)の組み合わせからなる鋼製耐震手すり構造(本考案の「耐震壁部」に相当)と、突出外床部101と鋼製耐震手すり構造との間に設けられたモルタル層Gおよびアンカーボルト110とを備える。 図1に示すように、建物100は、複数階層で構成されている。建物100は、例えば、マンションやホテル等の中規模建物や大規模建物である。建物100の各階には、突出外床部101が設けられている。突出外床部101は、コンクリート躯体であり、例えば、共用廊下またはベランダである。突出外床部101には、モルタル層Gおよびアンカーボルト110を介して、鋼製耐震手すり構造が連結される。 枠構造1は、図2~図4に示すように、梁部材11と、柱部材12と、リブ部材13とを備える。 梁部材11は、突出外床部101の先端部101aに嵌め込まれることなく先端部101aの外側に配置され、先端部101aと対向する対向面が水平方向に延設される。本実施形態の梁部材11は、断面コ字状に構成されるが、その形状は適宜変更することができる。本実施形態では、コ字状の開口と反対側の対向面がモルタル層Gおよびアンカーボルト110を介して先端部101aに連結される。 柱部材12は、垂直方向に延設されており、水平方向に所定間隔を置いて配置される。柱部材12の上端部は、締結部材(例えば、ボルト)により、上方の梁部材11の下面に直接連結され、柱部材12の下端部は、締結部材(例えば、ボルト)により、下方の梁部材11の上面に直接連結される。本実施形態では、水平方向における所定間隔は、建物100の部屋の幅に相当する。 リブ部材13は、梁部材11と柱部材12との角部に配置される。リブ部材13は、締結部材(例えば、ボルト)により、梁部材11および柱部材12の少なくとも一方に直接連結される。リブ部材13の形状は、本実施形態ではアーチ型であるが、適宜変更できる。 手すり2は、締結部材(例えば、ボルト)により、水平方向の両端が柱部材12に直接連結される。手すり2の下端は、締結部材(例えば、ボルト)により、下方の梁部材11の上面に直接連結される。 本実施形態では、手すり2の前側(建物100の外側)に、建物100のデザイン性を向上させるための鉄製柵14が設けられている。ただし、鉄製柵14は、必須の構成ではないため、必ずしも設ける必要はない。 図2(A)に示すように、鋼製耐震手すり構造において、梁部材11には、水平方向に隣り合うリブ部材13の間(距離L)に曲げ応力が作用する。柱部材12には、リブ部材13と手すり2との間(距離H)に曲げ応力が作用する。本実施形態の鋼製耐震手すり構造では、リブ部材13および手すり2によって、応力が作用する距離が短くなるため、梁部材11および柱部材12に作用する曲げ応力を小さくできる。すなわち、本実施形態の鋼製耐震手すり構造では、枠構造1と手すり2とを組み合わせてなる構造によって、水平耐力(耐震性能)が向上する。 図3および図4に示すように、鋼製耐震手すり構造の梁部材11は、モルタル層Gおよびアンカーボルト110を介して、突出外床部101の先端部101aに連結される。 アンカーボルト110は、モルタル層Gを貫通するように設けられ、突出外床部101の先端部101aに対する梁部材11の対向面の位置決めや、モルタル層Gが形成(硬化)されるまでの仮固定のために用いられる。また、アンカーボルト110は、地震時のせん断力や引張力に抵抗し、突出外床部101に対する梁部材11の固定を維持する。 モルタル層Gは、無収縮モルタル(グラウト材)で構成された層である。ここで、無収縮モルタルとは、セメントを主成分とし、硬化時の体積収縮が生じない(または極めて少ない)性質を有する材料である。この無収縮モルタルは、一般的なコンクリートより高い圧縮強度(例えば、3倍程度の圧縮強度)を有する。 モルタル層Gを形成する際、無収縮モルタルは、高い流動性を有する状態で隙間(本実施形態では、突出外床部101の先端部101aと梁部材11の対向面との間の隙間)に充填される。このため、突出外床部101の先端部101aに不陸が生じていても、無収縮モルタルはその形状に追従して隅々まで行き渡り、隙間を良好に埋めることができる。そして、充填された無収縮モルタルが硬化することにより、梁部材11は、モルタル層Gを介して対向面全体で突出外床部101の先端部101aに固定される。 本考案に係る耐震壁取付構造によれば、モルタル層Gおよびアンカーボルト110により、突出外床部101に対する梁部材11の構造的な一体化・固定化が行われるので、突出外床部101の先端部101aに不陸が生じていても耐震補強効果を確保できる。 なお、モルタル層Gは、無収縮モルタルで構成された層に限定されるものではない。モルタル層Gは、例えば、無収縮モルタル以外のモルタル(硬化時に収縮するモルタル)で構成された層であってもよい。硬化時に収縮するモルタルを用いた場合であっても、アンカーボルト110とともに、突出外床部101に対する梁部材11の構造的な一体化・固定化が行われるので、突出外床部101の先端部101aに不陸が生じていても耐震補強効果を確保できる。 以上、本考案に係る耐震壁取付構造の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。 本考案に係る耐震壁取付構造は、建物の突出外床部と、枠構造および壁構造の組み合わせからなる耐震壁部と、モルタル層およびアンカーボルトと、を備える耐震壁取付構造であって、枠構造は、突出外床部の先端部に嵌め込まれることなく先端部の外側に配置され、先端部と対向する対向面が水平方向に延設される梁部材と、水平方向に所定間隔を置いて配置され、垂直方向に延設されて梁部材に連結される柱部材と、を備え、壁構造は、水平方向の両端が柱部材に連結され、モルタル層は、突出外床部の先端部と梁部材の対向面との間の隙間を埋めるように設けられ、アンカーボルトは、モルタル層を貫通するように設けられ、モルタル層およびアンカーボルトは、突出外床部に対して梁部材を固定する構成であれば、その他の構成について適宜変更することができる。 例えば、本考案の壁構造は、手すり2に限定されるものではない。本考案の壁構造は、例えば、X型、V型またはK型等の筋交いの鋼製耐震手すりであってもよいし、腰壁等の鋼製耐震壁であってもよい。