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JP-3255808-U - オーガンレトラクタ

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Abstract

【課題】臓器とアンカー点との間の距離に依らず、臓器を牽引することができるオーガンレトラクタを提供する。 【解決手段】本オーガンレトラクタは、臓器Oを把持するためのクリップ2と、クリップ2に一端が取り付けられた長尺な弾性体3と、弾性体3に取り付けられた複数のニードル4a、4bと、を備える。ニードル4a、4bのうち少なくとも1つは、弾性体3に沿って移動可能となっている。この構成によれば、ニードル4a、4b間の距離を調整することでニードル4aとクリップ2との間の距離が変更可能となっているので、臓器Oとアンカー点Aとの間の距離に依らず、臓器Oを牽引することができる。 【選択図】図2

Inventors

  • 内田 正志

Assignees

  • 株式会社シンクメッド

Dates

Publication Date
20260513
Application Date
20260311

Claims (3)

  1. 臓器を把持するためのクリップと、前記クリップに一端が取り付けられた長尺な弾性体と、前記弾性体に取り付けられた複数のニードルと、を備えたオーガンレトラクタであって、 前記複数のニードルのうち少なくとも1つは、前記弾性体に沿って移動可能となっていることを特徴とするオーガンレトラクタ。
  2. 前記弾性体は、円環状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のオーガンレトラクタ。
  3. 前記ニードルは、前記弾性体に2つ取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオーガンレトラクタ。

Description

本考案は、外科手術、特に腹腔鏡手術や手術支援ロボットを用いた手術等において臓器を牽引するためのオーガンレトラクタに関する。 外科手術では視野や術野を確保するために、臓器の挙上や圧排を必要とすることがある。このような挙上や圧排は、従来、術者や手術助手の手によって行われてきたが、そうすると術者や手術助手の手が塞がってしまい操作性が低下する他、挙上や圧排が長時間に亘ると手が疲労してしまうといった問題があった。また、腹腔鏡手術や手術支援ロボットを用いた手術等では、手で臓器を挙上又は圧排することができない。 そこで、長尺な弾性バンドの一端に臓器を把持するクリップを設け、弾性バンドの他端には腹壁等のアンカー点に取り付けられるニードルを設けたオーガンレトラクタが開発されている(例えば、特許文献1参照)。このようなオーガンレトラクタは、例えば、腹腔鏡下胆嚢摘出術ではクリップを胆嚢底部に取り付け、弾性バンドに張力がかかるようにしてニードルをアンカー点に取り付けることで、術者や手術助手の手を使うことなく胆嚢を挙上した状態で牽引する。 特開2023-504686号公報 本考案の一実施形態に係るオーガンレトラクタの斜視図。(a)乃至(d)は、上記オーガンレトラクタを使用する際の動作を示す斜視図。 本考案の一実施形態に係るオーガンレトラクタについて図面を参照して説明する。図1に示すように、オーガンレトラクタ1は、手術中に臓器を可逆的に把持するためのクリップ2と、クリップ2に一端が取り付けられた長尺な弾性体3と、弾性体3に取り付けられた複数のニードル4と、を備える。 クリップ2は、一対の先端ジョー21と、先端ジョー21の各々と連設された一対の把持部22と、一対の把持部22を互いに接続するバネ23と、を有する。バネ23は、金属製の線状部材を巻きバネ状に加工した部材である。先端ジョー21及び把持部22の間は、図中上方の把持部22が下方の先端ジョー21と連動し、図中下方の把持部22が上方の先端ジョー21と連動するようにX字状に交差している。 バネ23は、外力がかかっていない状態では略平板状に形成された一対の把持部22を互いに平行配置とし、且つ一対の先端ジョー21を互いに噛み合った状態とする。また、一対の把持部22を互いに近づけるように外力を加えると、一対の先端ジョー21は、互いに離れる方向に移動して開き、臓器を把持できる状態となる。そして、同外力が無くなるとバネ23の付勢力によって一対の把持部22は互いに平行な状態へと戻り、一対の先端ジョー21は再び閉じる。 弾性体3は、図例では円環状に形成され、その一端がバネ23に掛け回されることでクリップ2に取り付けられている。弾性体3は、例えば、直径2mmのシリコンリングにより構成される。 複数のニードル4は、図例では2つのニードル4a、4bにより構成されている。ニードル4a、4bは、互いに同じ形状を有し、以下ではまとめてニードル4を呼ぶことがある。ニードル4は、線状部材を折り曲げ加工することで形成され、弾性体3に取り付けられる取付部41と、取付部41から直線状に伸びる直線部42と、直線部42の先端から取付部41に向かうように湾曲した湾曲部43と、を有する。取付部41は、弾性体3が挿通される円環状に形成され、その内径は、ニードル4が弾性体3に沿って移動可能となるような大きさに構成されている。 上記のように構成されたオーガンレトラクタ1は、通常の開腹手術や内視鏡下手術において臓器を挙上又は圧排した状態で牽引するのに好適に使用される。以下では図2(a)乃至(d)を参照して腹腔鏡手術においてオーガンレトラクタ1を使用する際の動作について説明する。 まず、図2(a)に示すように、クリップ2で胆嚢や肝臓等の臓器Oを把持し、鉗子Cを用いてニードル4aの湾曲部43を腹壁等のアンカー点Aに係合させる。このとき、臓器Oを十分に挙上又は圧排できているのであれば、そのまま手術を続行すればよい。一方、臓器Oとアンカー点Aとの距離が近く、弾性体3が弛んで臓器Oを十分に挙上又は圧排できない場合には、図2(b)-(d)に示したステップに進む。 図2(b)は、鉗子Cでニードル4bを掴んだ状態を示す。この状態から、図2(c)に示すように、弾性体3に張力が発生するようにして、ニードル4aから所定距離を置いてニードル4bの湾曲部43をアンカー点Aに係合させる。そうすると弾性体3が三角形状に変形することでニードル4aとバネ23(クリップ2)との間の距離が近くなり、図2(a)に示した状態に比べて臓器Oをより挙上又は圧排することができる。更に臓器Oを挙上又は圧排したい場合には、図2(d)に示すように、ニードル4bをニードル4aからより離れた場所に係合させ、ニードル4aとクリップ2との間の距離を更に縮めればよい。 上記のようにオーガンレトラクタ1によれば、ニードル4a、4b間の距離を調整することで、ニードル4aとクリップ2との間の距離が変更可能となっている。そのため、臓器Oとアンカー点Aとの間の距離が近くて弾性体3に十分な張力がかからない場合には、ニードル4bを引っ張ってニードル4aとクリップ2とを互いに近づければよい。これにより、臓器Oとアンカー点Aとの間の距離に依らず、臓器Oを挙上又は圧排した状態で牽引することができる。このとき、弾性体3が円環状に形成されているので、弾性体3に沿ってニードル4bを容易に移動させることができ、また、小さな力で弾性体3を変形させることができて操作性が良い。 なお、本考案に係るオーガンレトラクタは、上記実施形態に限定されず種々の変形が可能である。例えば、弾性体は、必ずしも円環状に形成される必要はなくベルト状に形成されてもよい。また、弾性体に取り付けられるニードルの数は、必ずしも2つに限定されず3つ以上であってもよい。