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JP-7855279-B1 - 装着型マイクロニードル装置

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Abstract

【課題】装着部位の形状や用途に応じて柔軟に対応可能であり、針の突出量も調整可能である装着型マイクロニードル装置を提供することである。 【解決手段】装着型マイクロニードル装置10は、複数の鍼16と、複数の鍼16を保持する可撓性を有する基材シート部14と、複数の鍼16が基材シート部14を貫通して突出するように構成され、手掌または指腹に装着されることで鍼16が当該部位の皮膚に刺入する貼付シート部12と、を備えることを特徴とする。 【選択図】図1

Inventors

  • 大西 浩史

Assignees

  • 合同会社全日本ダーマリペアセラピー協会

Dates

Publication Date
20260508
Application Date
20250815

Claims (1)

  1. 施術者の手掌に貼付して使用され、施術対象者の皮膚に複数の微細針を刺入させる装着型マイクロニードル装置であって、 手 掌に貼付可能な粘着層を有する貼付シート部と、 前記貼付シート部に積層される少なくとも一枚の 基材シート部と、 複数の微細針と を備え、 前記複数の微細針は、それぞれ独立した粘着片に保持された状態で、前記貼付シート部と前記基材シート部との間に配置され、前記基材シート部を貫通して前記施術対象者側へ先端が突出するように設けられ、前記貼付シート部側には前記微細針の先端が突出しない、 前記基材シート部は、 同一構成の基材シート部を一枚又は複数枚重ねて積層可能であり、当該基材シート部の積層枚数に応じて、前記基材シート部の最外面から突出する前記微細針の突出長が変更される、 ことを特徴とする装着型マイクロニードル装置。

Description

本発明は、マイクロニードル装置に関する。 従来、マイクロニードル装置は、皮膚の表面に微細な針(マイクロニードル)を穿刺し、薬剤の経皮投与や、美容、鍼灸刺激などの目的で利用されている。 従来のマイクロニードル装置は、パッチ状、ローラー状、スタンプ状など様々な構成があるが、その多くは一定の形状で構造的な柔軟性に乏しく、装着部位並びに、施術部位の形状に十分にフィットしないものが多かった。また、鍼の長さや突出量が固定されており、使用者の目的や体部位に応じた柔軟な調整が困難であった。 特許第6452784号公報 本発明に係る実施形態の装着型マイクロニードル装置の構成を示す図である。本発明に係る実施形態の装着型マイクロニードル装置を手掌に貼付した状態を示す説明図である。本発明に係る実施形態の装着型マイクロニードル装置の変形例の構成を示す図である。 以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。 図1は、本発明に係る実施形態の装着型マイクロニードル装置10の構成を示す図である。図1(a)は、装着型マイクロニードル装置10の平面図であり、(b)は斜視図であり、(c)は側面断面図である。 図2は、本発明に係る実施形態の装着型マイクロニードル装置10を手掌に貼付した状態を示す説明図である。使用時には、装着型マイクロニードル装置10の貼付シート部12を掌の所定の部位に位置決めし、軽く押し当てることで、複数の鍼16が皮膚表面に均等に刺入する。 これにより、痛みや不快感を抑えつつ、鍼16の先端が皮膚層に適切な深度で接触し、刺激などの施術効果が得られる。掌の曲面形状にも装置全体が柔軟に追従し、均一かつ安定した装着状態が実現される。 装着型マイクロニードル装置10は、複数の鍼16と、これらの複数の鍼16を保持するための可撓性を有する基材シート部14と、基材シート部14に積層された貼付シート部12とを備える。複数の鍼16は、基材シート部14を貫通して一方向に突出するように設けられており、装着型マイクロニードル装置10を施術者の手掌に貼り付けることで、鍼16が外向きに突出した状態となり、施術対象者の皮膚に鍼先端を当てて施術を行う構成である。 貼付シート部12は、粘着性を有する柔軟なシートから構成されており、使用者の手掌または指腹などの皮膚表面に直接密着させることが可能である。この粘着性により、装着型マイクロニードル装置10は安定して装着され、使用中のズレや剥離を防止することができる。鍼16は装置の外側に突出しており、施術者がこの装置を装着した状態で、施術対象者の皮膚に鍼16を押し当てることで、微細な刺激などの施術が可能となる。 基材シート部14は、鍼16の突出量を調整する可変厚の構造を有しており、これにより鍼16の皮膚への刺入深度を適切に制御することが可能である。具体的には、基材シート部14を一枚または複数枚重ねて貼付シート部12上に装着することにより、全体の厚みを調整できる構成となっている。 例えば、基材シート部14の厚みが1ミリである場合、1枚重ねると鍼16の突出量を1ミリ短縮でき、2枚重ねることで2ミリ短縮するなど、使用者の目的や施術対象部位に応じて段階的な深度調整が可能である。また、複数の鍼16は、基材シート部14上に規則的な行列状、または部位に応じた任意のパターンで分散配置されており、目的に応じた施術領域の柔軟な設計が可能となる。 基材シート部14は、シリコン、ポリウレタン、熱可塑性エラストマー等の柔軟で施術者の皮膚(例:手掌)並びに、施術部位への密着性に優れた材料によって形成されており、装着時に手指の動きを妨げにくく、繊細かつ素早い施術動作にも自然に追従する快適な装着感を実現している。 図1および図2に示される装着型マイクロニードル装置10の構成例では、貼付シート部12がほぼ正方形に成形され、基材シート部14が一体的に積層されている。貼付シート部12と基材シート部14の間には、一定の間隔で配置された複数の鍼16(図1及び図2では9個の鍼16)が、基材シート部14を貫通する形で突出しており、施術対象者の皮膚に対して精密な刺激を与えることが可能である。 装着型マイクロニードル装置10は、軽量かつ柔軟であるため、使用者が手掌などの曲面部に容易にフィットさせることができ、安定的な貼付状態を保持することができる。 鍼16は、微細加工技術により製造された金属製または高強度ポリマー製のマイクロニードルであり、通常0.3~0.9mm程度の長さを有する。これらの鍼16は、いわゆる円皮鍼構造を採用しており、個別の小型粘着シートに保持された状態で貼付シート部12と基材シート部14の間に等間隔で整列配置されている。 各鍼は独立しており、皮膚に均一かつ確実に刺入する構成となっている。先端は滑らかに研磨されており、刺入時の痛みや肌への負担を最小限に抑えながら、十分な刺激効果を発揮するように構成されている。 基材シート部14の厚みは、鍼の有効突出長と連動して設計されており、鍼16が均一な深さで皮膚に刺入するように最適化されている。さらに、基材の構成に工夫を凝らすことで、外力に対するクッション性や弾性復元力を付加することができ、装着中の動作による肌への負担を軽減することも可能となる。 続いて、上記構成の装着型マイクロニードル装置10の作用効果について説明する。従来のマイクロニードル装置においては、装着対象となる施術者の手掌等並びに施術対象部位にフィットするような構造ではなかったため、刺入の不均一性や操作時の違和感、さらには十分な施術効果を得にくいといった課題が存在していた。 本発明に係る装着型マイクロニードル装置10は、これらの課題を解消すべく、基材シート部14に高い可撓性を持たせ、施術者の手掌などの装着対象部位に柔軟に追従する構造としたことにより、鍼16を施術対象者の皮膚に対して安定して押し当てることが可能な、施術操作性に優れた構成を実現している。 その結果、鍼16の全体が皮膚面に均一に接触し、刺入の深さにもばらつきがなく、確実かつ均一な施術効果が得られる。特に、図2に示すように掌に装着型マイクロニードル装置10を貼付する場合、柔軟な貼付シート部12と基材シート部14が掌の湾曲に自然に追従し、鍼16が皮膚面に対して均一かつ垂直に刺入されるため、圧力調整や位置調整を施術者が意識せずとも、直感的で安定した施術操作が可能となる。 さらに、基材シート部14の厚みを部分的に変化させる可変構造とすることで、鍼16の突出量、すなわち刺入深度を調整することが可能となり、使用者の肌質や部位特性、目的(刺激・薬剤導入・美容処置等)に応じた最適な施術設定が可能となっている。これにより、安全性と効果性のバランスを個別に最適化でき、パーソナライズド施術にも対応する。 また、複数の鍼16が行列状または任意のパターンで配置可能であることにより、広範囲施術から局所刺激まで、対象とする部位や用途に応じた柔軟な施術設計が可能である。例えば、行列状配置は刺激の均一性を重視する場合に適し、任意分散状配置は経絡刺激や経穴処置、あるいは狭小部位のピンポイント施術に適している。 加えて、鍼16には痛覚神経を回避しやすい寸法設計と滑らかな先端加工が施されており、痛みや出血のリスクが低減されている。これにより、医療現場における使用だけでなく、美容目的の一般消費者によるセルフケア用途にも安心して導入可能な構成となっている。 このように、本発明の装着型マイクロニードル装置10は、従来装置では困難であった柔軟性、密着性、施術の精密性、安全性を高次元で両立することに成功しており、皮膚への刺激に対する信頼性と効率性を著しく向上させるものである。よって、本装置は、美容、医療、健康管理分野において極めて有用な施術ツールとして、多岐にわたる用途への展開が期待される。 このような構成により、装着型マイクロニードル装置10は、使用者が装置を皮膚に押し当てるだけで、特別な技能や補助具を必要とせずに容易に施術を行うことができる。操作が簡便であるため、医療従事者だけでなく、セルフケア用途や美容クリニックなどの現場でも幅広く応用可能である。 加えて、鍼16の刺入による物理的刺激により、コラーゲン生成の促進やターンオーバーの活性化など、複合的な美容・治療効果が期待できる。 図3は、本発明に係る実施形態の装着型マイクロニードル装置10の変形例である装着型マイクロニードル装置11の構成を示す図である。図3(a)は装着型マイクロニードル装置11の斜視図であり、(b)はその断面図である。 また、鍼17は可撓性を有する粘着シートによって保持されており、鍼の刺入角度や方向が一定の可動性を有する。これにより、貼付部位が曲面や凹凸を有する場合であっても、適切にフィットし、均一な施術効果が得られる。 また、鍼17は、1枚の柔軟な粘着シート上に9本の鍼が一体的に配置された一体型構造となっており、各鍼は所定の位置に固定された状態で装着される。一方、図1および図2に示した装置10に用いられる鍼16は、個別の円皮鍼構造を採用しており、それぞれが独立して基材シート部14上に9個整列配置されている。 この構造により、鍼16は個々に皮膚に刺入する形式で、局所的な圧刺激に適するのに対し、鍼17は一体的な支持構造により貼付の一括性と安定性が高く、広範囲かつ均一な刺激を目的とする使用に適している。 本発明に係る装着型マイクロニードル装置は、手作業による貼付運用に適するのみならず、今後の量産化を見据えた製造工程への適用も考慮されている。具体的には、可撓性シート上に自動配置装置を用いて鍼を一体的に固定するプロセスや、接着技術、射出成形技術などを組み合わせた一体成形技術によって、製品の一貫製造が可能である。このような製造面での拡張性とスケーラビリティは、本発明の工業的利用可能性において極めて重要な特長である。 また、消費者の衛生意識の高まりに対応して、本発明の装置はディスポーザブル(使い捨て)として設計されることが多く、そのための低コストな材料選定や成形技術が採用されている。たとえば、環境に配慮したバイオプラスチックやリサイクル可能な構成要素を導入することで、持続可能な医療および美容製品の提供が可能となる。 さらに、ICT技術との融合により、マイクロニードル装置の施術履歴や装着圧、施術時間などをセンシングし、スマートフォン等の外部機器と連携させる構成も想定されている。このように、本発明の装置は、今後のスマートヘルスケア分野への展開においても高い発展性を有している。