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JP-7855673-B2 - III族元素窒化物半導体基板および貼り合わせ基板

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Inventors

  • 齊藤 亜有実
  • 杉山 智彦

Assignees

  • NGK株式会社

Dates

Publication Date
20260508
Application Date
20230119
Priority Date
20220217

Claims (5)

  1. 第一面と第二面とを備えるIII族元素窒化物半導体基板であって、 III族元素窒化物が窒化ガリウムであり、 厚みが200μm以上であり、 該第一面の表面の中央部を含む領域の偏光顕微鏡観察で得られるクロスニコル像の中に引いた長さ2mmの線分中の明暗の切り替わり回数Nが50以上である、 III族元素窒化物半導体基板。
  2. 第一面と第二面とを備えるIII族元素窒化物半導体基板であって、 III族元素窒化物が窒化ガリウムであり、 厚みが200μm以上であり、 該第一面の表面の中央部を含む領域の偏光顕微鏡観察で得られるクロスニコル像の中に引いた長さ2mmの線分中の明暗の切り替わり回数をN回とし、 該第一面の表面を平面方向から見たときに該中央部から右方向であって外周から10mmの距離の地点を含む領域の偏光顕微鏡観察で得られるクロスニコル像の中に引いた長さ2mmの線分中の明暗の切り替わり回数をa回とし、 該第一面の表面を平面方向から見たときに該中央部から左方向であって外周から10mmの距離の地点を含む領域の偏光顕微鏡観察で得られるクロスニコル像の中に引いた長さ2mmの線分中の明暗の切り替わり回数をb回とし、 該第一面の表面を平面方向から見たときに該中央部から上方向であって外周から10mmの距離の地点を含む領域の偏光顕微鏡観察で得られるクロスニコル像の中に引いた長さ2mmの線分中の明暗の切り替わり回数をc回とし、 該第一面の表面を平面方向から見たときに該中央部から下方向であって外周から10mmの距離の地点を含む領域の偏光顕微鏡観察で得られるクロスニコル像の中に引いた長さ2mmの線分中の明暗の切り替わり回数をd回としたときに、 a、b、c、dそれぞれのNに対する変化率がいずれも20%以内である、 III族元素窒化物半導体基板。
  3. 前記明暗の切り替わりの点の間の最大長が700μm以下である、請求項1または2に記載のIII族元素窒化物半導体基板。
  4. 前記基板の直径が45mm以上である、請求項1または2に記載のIII族元素窒化物半導体基板。
  5. 請求項1または2に記載のIII族元素窒化物半導体基板と支持基板とが貼り合わされてなる、 貼り合わせ基板。

Description

本発明はIII族元素窒化物半導体基板に関する。より詳細には、表裏の関係にある主面と裏面とを備えるIII族元素窒化物半導体基板であって、クラックや割れの発生を抑制し得るIII族元素窒化物半導体基板に関する。 各種半導体デバイスの基板として、窒化ガリウム(GaN)ウエハー、窒化アルミニウム(AlN)ウエハー、窒化インジウム(InN)ウエハーなどのIII族元素窒化物半導体基板が用いられている(例えば、特許文献1など)。 半導体基板は、第一面と第二面とを備える。第一面を主面、第二面を裏面としたとき、主面は、代表的には、III族元素極性面であり、裏面は、代表的には、窒素極性面である。主面上には、エピタキシャル結晶を成長でき、また、各種デバイスを作製できる。 III族元素窒化物半導体基板は、LEDやLDなどの半導体デバイスの下地基板として用いられている。 窒化ガリウム基板においては、デバイス作製時にクラックや割れが発生しやすい。このようなクラックや割れは、基板内の残留応力の差が大きいほど発生しやすいことが知られている(特許文献2~4)。 基板内の残留応力の評価方法としては、従来、基板表面のラマン分析が用いられ、E2 Hフォノンモードに対応するピークの波数により残留応力を評価している。波数の変化が大きいほど残留応力の変化が大きいとされている。 特許文献2では、面積が10cm2以上の表面の周縁から5mm内側までの領域を除いた領域内におけるE2 Hフォノンモードに対応するラマンシフトの最大値と最小値との差が0.5cm-1以下である窒化ガリウム基板が報告されている。 特許文献3では、表面の中央と周縁の4箇所の合計5箇所のE2 Hフォノンモードに対応するピーク波数の最大値と最小値との差が0.1cm-1以上1cm-1以下の、直径150mm以上の窒化ガリウム基板が報告されている。 特許文献4では、E2 Hフォノンモードに対応するラマンシフト量の表面重心位置と裏面重心位置との差が0.1cm-1以上0.5cm-1以下であって、表面重心位置と周縁との差が0.1cm-1以上0.5cm-1以下である、面積が18cm2以上の窒化ガリウム基板が報告されている。 また、基板内の残留応力の評価方法として、従来、基板表面のカソードルミネッセンス法(CL法)も用いられている(特許文献5)。これは、残存応力に影響を及ぼす結晶欠陥を、基板表面に現れる転位として計数する方法である。 ところが、基板に発生するクラックや割れは、基板表面だけでなく、基板裏面や基板内部にも起こる。したがって、基板表面について測定を行う従来の基板表面の評価方法(ラマン分析やCL法)では、基板内の残留応力についての十分な評価が達成できておらず、クラックや割れの発生を抑制したIII族元素窒化物半導体基板を提供できていない。 特開2005-263609号公報特許第4386031号公報特許第6405767号公報特許第6384229号公報特開2017-057141号公報 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板の代表的な概略断面図である。実施例1で得られたウエハー(1)の第一面の表面の中央部を含む領域の偏光顕微鏡を用いたクロスニコル観察におけるクロスニコル像の写真図である。実施例1で得られたウエハー(1)の第一面の表面の中央部を含む領域の偏光顕微鏡を用いたクロスニコル観察におけるクロスニコル像の写真図に基づくプロット図である。比較例1で得られたウエハー(C1)の第一面の表面の中央部を含む領域の偏光顕微鏡を用いたクロスニコル観察におけるクロスニコル像の写真図である。比較例1で得られたウエハー(C1)の第一面の表面の中央部を含む領域の偏光顕微鏡を用いたクロスニコル観察におけるクロスニコル像の写真図に基づくプロット図である。 本明細書中で「重量」との表現がある場合は、重さを示すSI系単位として慣用されている「質量」と読み替えてもよい。 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板は、代表的には、III族元素窒化物結晶からなる自立基板である。本明細書において、「自立基板」とは、取り扱う際に自重で変形または破損せず、固形物として取り扱うことのできる基板を意味する。自立基板は発光素子や電力制御素子等の各種半導体デバイスの基板として使用可能である。 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板は、代表的には、ウエハー状(略真円状)である。しかし、必要に応じて、それ以外の形状、例えば、矩形等の形状に加工してもよい。 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板のサイズ(直径)としては、本発明の実施形態による効果を損なわない範囲で、任意の適切なサイズを採用し得る。このようなサイズとしては、例えば、25mm(約1インチ)、45~55mm(約2インチ)、95~105mm(約4インチ)、145~155mm(約6インチ)、195~205mm(約8インチ)、295~305mm(約12インチ)等である。本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板のサイズ(直径)としては、好ましくは45mm以上であり、より好ましくは50mm以上である。 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板は、その厚み(厚みが一定でない場合は最大厚み箇所の厚み)が200μm以上であり、好ましくは300μm~1000μmである。 III族元素窒化物としては、代表的には、窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化インジウム(InN)またはこれらの混晶が挙げられる。これらは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。 III族元素窒化物は、具体的には、GaN、AlN、InN、GaxAl1-xN(1>x>0)、GaxIn1-xN(1>x>0)、AlxIn1-xN(1>x>0)、GaxAlyInzN(1>x>0、1>y>0、x+y+z=1)である。これらは、各種のn型ドーパントまたはp型ドーパントでドープされていてもよい。 p型ドーパントとしては、代表的には、亜鉛(Zn)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、ベリリウム(Be)、マグネシウム(Mg)、ストロンチウム(Sr)、およびカドミウム(Cd)が挙げられる。これらは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。 n型ドーパントとしては、代表的には、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、スズ(Sn)、および酸素(O)が挙げられる。これらは、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。 III族元素窒化物半導体基板の面方位は、c面、m面、a面、およびc面、a面、m面それぞれから傾斜した特定の結晶面とすることができ、特に、c面とした際に本発明の実施形態による効果がより発現され得る。c面、a面、m面それぞれから傾斜した特定の結晶面としては、{11-22}面や{20-21}面といった、いわゆる半極性面が例示できる。また、面方位としては、c面、a面、m面あるいはこれらから傾斜した特定の結晶面に対して、垂直ないわゆるジャスト面だけでなく、±5°の範囲でのオフ角を含むことが許容される。 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板は、第一面と第二面とを備えるIII族元素窒化物半導体基板である。第一面を主面、第二面を裏面としたとき、III族元素窒化物半導体基板の面方位がc面であれば、主面は、代表的には、III族元素極性面であり、裏面は、代表的には、窒素極性面である。しかしながら、主面を窒素極性面としてもよいし、裏面をIII族元素極性面としてもよい。主面上には、エピタキシャル結晶を成長させることができ、また、各種デバイスを作製することができる。裏面は、サセプタなどによって保持させて、本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板を移送できる。 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板の説明においては、第一面を主面、第二面を裏面として説明する。したがって、本明細書において、「主面」とあるものは「第一面」と読み替えてもよく、「第一面」とあるものは「主面」と読み替えてもよく、「裏面」とあるものは「第二面」と読み替えてもよく、「第二面」とあるものは「裏面」と読み替えてもよい。 主面は、鏡面であっても非鏡面であってもよい。好ましくは、主面は鏡面である。 主面は、デバイス層をエピタキシャル成長させて、作製するデバイスの特性が良好で、デバイス間のデバイス特性のバラツキの少ない半導体デバイスを得る観点からは、加工変質層が実質的に除去され、かつ、ミクロな領域での表面粗さが小さい面が好ましい。 裏面は、鏡面であっても非鏡面であってもよい。 鏡面とは、鏡面加工された表面であり、鏡面加工後に、光が反射して鏡面加工された表面上に物が映っていることを目視で確認することができるまで表面の粗さやうねりが低減されている状態の表面を指す。つまり、鏡面加工後の表面の粗さやうねりの大きさが、可視光の波長に対して十分無視できる程度にまで低減されている状態の表面である。鏡面加工されている表面上にはエピタキシャル結晶成長が十分可能である。 鏡面加工の方法としては、本発明の実施形態による効果を損なわない範囲で、任意の適切な方法を採用し得る。このような方法としては、例えば、テープを用いた研磨装置、ダイヤモンド砥粒を用いたラッピング装置、コロイダルシリカ等のスラリーと不織布の研磨パッドとを用いたCMP(Chemical Mechanical Polish)装置などを、1つまたは組み合わせて用いて鏡面加工する方法などが挙げられる。加工後の表面に加工変質層が残る場合は、加工変質層を除去する。加工変質層を除去する方法としては、例えば、RIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)や薬液を用いて加工変質層を除去する方法、基板をアニールする方法、などが挙げられる。 非鏡面とは、鏡面加工されていない表面であり、代表的には、粗面化処理によって得られる粗面が挙げられる。 粗面化処理の方法としては、本発明の実施形態による効果を損なわない範囲で、任意の適切な方法を採用し得る。このような方法としては、例えば、砥石を用いた研削加工、レーザーテクスチャ加工、各種薬液やガスを用いたエッチング処理、物理的あるいは化学的なコーティング処理、機械加工によるテクスチャリングなどが挙げられる。 図1は、本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板の代表的な概略断面図である。図1に示すように、本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板100は、代表的には、主面(III族元素極性面)10と裏面(窒素極性面)20を有する。本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板100は、側面30を有していてもよい。 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板の端部は、本発明の実施形態による効果を損なわない範囲で、任意の適切な形態を採り得る。本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板の端部は、例えば、主面側と裏面側が平坦面となるように面取りされた形状、主面側と裏面側がR状に面取りされた形状、端部の主面側だけが平坦面となるように面取りされている形状、端部の裏面側だけが平坦面となるように面取りされている形状などが挙げられる。 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板の端部が面取りされている場合、その面取りされた部分は、外周部の1周全部にわたって設けられていてよく、あるいは、外周部の一部のみに設けられていてもよい。 本発明の実施形態によるIII族元素窒化物半導体基板は、第一面の表面の中央部を含む領域の偏光顕微鏡観察で得られるクロスニコル像の中に引いた長さ2mmの線分中の明暗の切り替わり回数Nが、好ましくは30以上であり、より好ましくは50以上であり、さらに好ましくは80以上であり、